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Philip's Bookcase

Longing for God

この本は Foster と Beebe の共著となっていますが、実際の著者は、カリフォルニア、サンタバーバラにあるウェストモント大学の学長 Beebe です。Beebe は Foster の学生であって、この本の構成が Foster が主宰する Renovare の霊性に基づいているので、Foster の名もつけられたのでしょう。

著書は、キリスト者が神に近づこうとしてとる道を次の七つに分けています。

1. 正しい生活

2. 旅としての霊的生活

3. 失われた神の知識の回復

4. イエス・キリストとの親密な交わり

5. 神体験の秩序化

6. 行動と観想

7. 天的上昇

そして、第6の道には3名、他には4名づつの代表的な人物、合計27名をとりあげ、その生涯と思想を解説しています。27名のうち、ジョン・バンヤン、ルター、カルバン、ジョージ・フォックス、ウェスレー、シュライエルマッハーの6名がプロテスタントで、あとはカソリックです。霊性の分野では、なんといっても、カソリックの豊かさを感じますが、著者が扱っているように、これらの人々を「カソリック」のカテゴリーの中に押し込めるのでなく、すべてのキリスト者の共通の教師、先達として受け入れるのが正しいと思います。福音派の指導者たちがこのように歴史的、霊的資産に目を向けていることが、主の教会を豊かにし、ひとつとすることに寄与してくれると信じます。こうした著作が広く読まれ、福音派のキリスト者が、次の世代に受け継ぐべき信仰の資産に対して目を開いてくれるよう願っています。

著者Foster, Richard J. and Beebe, Gayle D.
書名Longing for God: Seven Paths of Christian Devotion
出版社・出版年InterVarsity Pess, 2009
ISBN978-0-8308-3514-0

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