USA Diary

May, 2019

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5月1日(水)日本の新元号が「令和」となりました。万葉集から二つの漢字をとって作られました。聖書ではイザヤ書60:17(新共同訳)に「わたしがあなたに与える命は平、あなたを支配するものは恵みの業」とあって、「令」と「和」が出てきます。「平成」ならイザヤ書9:7に「その主権は増し加わり、その和は限りなく、ダビデの王座に就いて、その王国を治め、さばきと正義によってこれを堅く立て、これを支える。今よりとこしえまで。万軍の主の熱心がこれをし遂げる」とあり、ローマ14:19に「ですから、私たちは、和に役立つことと、お互いの霊的長に役立つことを追い求めましょう」とあります。
5月2日(木)テキサスの5月はまだ暑くならないので、とても過ごしやすい時です。多くの人がアウトドアのレクレーションを楽しんでおり、この週末には、少し遠い公園ですがアートフェスティバルなどの催しがあります。第二日曜日は「母の日」ですし、また、17〜19日には、大掛かりなロックコンサートがあり、月末はメモリアル・デーで、たくさんの行事が続きます。
5月3日(金)5月は蚊が増える時期でもあり、ウェスト・ナイルのウィルスに感染しないよう、注意が必要です。市では夜9時から朝4時までの間に駆除のための薬品散布をするようですが、次のようにして、蚊にさされないように工夫をするよう呼びかけています。①たまり水を取り除く。②夕方と明け方を避ける。③長いパンツ、長袖のシャツを着る。④蚊よけを使う。私も、こちらに来た最初の年は蚊にさされたところがずいぶん腫れましたが、このごろは耐性ができたのか、大丈夫になってきました。でも、できるだけ蚊にさされないようにしたいと思っています。
5月4日(土)私たちが日本語バイブルスタデーを手伝っている教会で食べ物のバザーがありました。収益は世界宣教にささげられるので、「ミッショナリー・バザー」と呼んでいるようです。私は、6月の「黙想の手引」の仕事があったので、家内に参加してもらいました。家内は、ボリュームたっぷりの韓国料理をいくつか持って帰ってきました。
5月5日(日)日本では長い十連休がやっと終わったようです。天皇の代替わりで、天皇制賛美一色の報道がなされたようです。教会が皇室の宗教行事を国事として行うことによって、日本が「天皇」という「祭司」を持つ「宗教国家」となってくことへの危惧を訴えていましたが、そういうことは、一般にはほとんど報道されていなかったようです。
5月6日(月)宗教学者・島薗 進氏が『神聖天皇のゆくえ』という本を天皇の退位と即位を前にして、先月末に出版していたことを知りました。その本では明治期に急速に天皇崇敬が促された経緯がしるされているようです。天皇制に触れることがタブー視されている中で、勇気ある出版だと思いました。島薗氏は「科学と宗教」に関する論客でもあり、福島原発事故による健康被害をきちんと検証することを、別の雑誌でも訴えています。これもまたタブー視されていることなのですが、きちんとした科学的データを残すことは、今後のため必須のことと、私も思います。
5月7日(火)カリフォルニアの友人がリタイア後の生活はどうかと聞いてきたので、毎日聖書の黙想を書き、毎週メッセージを準備していると答えたら、「そんなのリタイアじゃないよ」と言われてしまいました。確かにそうかもしれませんが、「仕事」からはリタイアしましたが、「ミニストリー」からはリタイアしたつもりはありませんので、生涯、聖書の学生また教師として、学び続け、また教え続けていきたいと願っています。彼は、ときおり頼まれる説教で声が衰えてはいけないというので、コワイアに加わってボイストレーニングに励んでいるようです。私は声が弱いので、私も何らかのボイストレーニングが必要だと思いました。「チャント」を習いたいのですが、習える場所をまだ見つけていません。
5月8日(水)インターネットにアップロードしているメッセージは「使徒信条」より題材をとっています。今度は「我は聖霊を信ず」です。「分かりにくい」と言われている聖霊について、何とか解き明かすことができればと、何度も書き直しながらメッセージを準備しています。
5月9日(木)きょうはヤードトラッシュの収集日ですが、雨が降ると、紙のバッグにいれたものを出せないので、ずっとガレージに入れたままだったのですが、きょうは雨があがり、やっと出すことができました。要らない木を切ったので、ヤードがすこしすっきりしました。
5月10日(金)6月の聖句日課が出来上がり、発送できるようにしました。毎月この作業に追われていますが、私にとっては楽しい義務です。いろんな方に案内しているのですが、興味を持ってくださる人が少ないのが残念です。
5月11日(土)久しぶりのバイブル・スタデーを持ちました。終わるころには雨もあがり、久しぶりで晴れた空を見ました。教会から帰ってから、明日の礼拝メッセージの英語翻訳を終えて、アップロードしました。
5月12日(日)きょうは聖パウロ教会で礼拝を守りました。広い会堂なので、音が反響しすぎて聞きにくいかなと心配しましたが、音響設備がとても良く、ソングリーダのきれいな声、しっかりした聖書朗読、そして力強いメッセージを、うるさくなく、はっきりと耳に入ってきたのをうれしく思いました。パウロが御言葉を剣を持ち、書簡を握りしめているステンドグラスが印象的でした。先週礼拝を守った教会は劇場形式でしたので、昔ながらの教会堂に入ると、ほっとします。窓のない劇場型の教会堂に行くと、礼拝堂の回りに木を沢山植え、窓を大きくして、自然に囲まれた形の礼拝堂があったらいいなと、いつも思います。
5月13日(月)今年ノーステキサス大学を卒業したメイソンさんは、一年生のとき交通事故で左の人差し指と中指を失くしました。彼女は音楽部の作曲専攻でしたが、それでもピアノの科目をとらないと卒業できませんでした。二年間保険会社とかけあって、指の再生手術をし、ピアノの科目を履修して、無事卒業しました。卒業後はボストンに行ってさらに勉強し、将来は映画音楽の作曲をしたいと、新聞記者のインタビューに答えていました。
5月14日(火)メッセージの例話に使った小さなお話をまとめています。自分で読んでも感動するものが多くあります。史実もあれば、童話のようなものもありますが、ストーリーの持つ力が福音の証しのため用いられたらうれしく思います。
5月15日(水)コンピュータを使って録音していると、息を吸う時の雑音がよく分かります。プロのアナウンサーでも、若いときには雑音が入らなかったのに、年取ってからは「スー」とか「ズー」とかいう雑音が入り、コンピュータに表示される波形グラフにも表われます。私は、あまりに聞きにくいところは、あとで切り取っていますが、息継ぎの雑音が入らないよう、体力づくりと練習が必要だと思っています。
5月16日(木)きょうの「ダラス・モーニング・ニュース」の一面は、「セクシャル・アビュースの証拠固めのため、カトリックのダラス教区から捜査員が書類を押収した」というものでした。教会から処分された「元司祭たち」の写真が別の紙面に載せられていました。ダラス教区は捜査に全面的に協力すると言っていますが、この問題で教会に対する信頼が揺らいでいるのはとても残念なことです。
5月17日(金)「使徒信条」にそっての聖書のメッセージは、今週から「教会」に入りました。使徒信条には「聖なる公同の教会」と、教会について二つの属性しかあげられていませんが、私の聖書メッセージは、ニケア信条にそって「ひとつの」から始めました。今回は、教会の一致への呼びかけのようなメッセージになりました。
5月18日(土)このところ、土曜日はいつも天気が悪く、午後からすごい嵐になりました。それでも、夕方には嵐が去って、昼間よりも明るくなりました。雹が降り、木の枝が折れて散らばりましたが、建物には被害はありませんでした。
5月19日(日)教会から帰ってから、散らばった枝を片付けました。葉のついた枝も折れていましたが、枯れた枝のほうがたくさん折れていました。枯れ枝を切ろうかと思っていた矢先でしたので、手間が省けましたが、それを見て、命のあるものとないものとの違いを感じました。キリストという幹と命でつながっていないクリスチャンは、嵐の日には切り離されてしまいかねないのだと思いました。
5月20日(月)ある人から、英文で書いた自己紹介を欲しいといわれたので、信仰の証しの他、教会での奉仕歴や学歴などを書いたものを作って、送りました。私は Linkdin にアカウントを持っていて、そこにプロフィールを載せてあったので、それをコピーして、手早く作ることができました。Linkdin は私が加入している唯一の SNS です。
5月21日(火)朝バックヤードを見たら、バックヤードにある大きな木から、大きな枝が折れて、木の根元に横たわっていました。土曜日の嵐のときは大丈夫だったのですが、きのうの夕方、かなり強い風が吹いたので、それで折れたのでしょう。ノコギリで細かく切って、表に出しました。昨年、冬になる前に、屋根に近い枝を切っておいてもらったので、枝が建物に落ちることがなかったのは幸いでした。また、ノコギリも、家の脇にあった木を切ったときに買っておいたので、すぐに使うことができました。
5月22日(水)家内の歌と、私の短いメッセージで、今まで4枚の CD を作ってきましたが、今回 5枚目を作ることになりました。先に録音した伴奏に歌を入れていくのですが、7年ぶりのことで、録音機の操作方法を忘れてしまっていました。マニュアルを見ながらやっています。全部で10曲ほどあるので、時間がかかるかと思いますが、すこしづつやっていきたいと思います。
5月23日(木)広沢虎造の浪曲「清水次郎長」をインターネットで楽しんでいます。「石松三十石船道中」の「広沢虎造 「石松三十石船道中」の「枕」、「旅ゆけば、駿河の里に茶の香り」は誰もが知っている名セリフ。浪曲は、盛り上がったところで「ちょうど時間となりました」で終わり、「次も聞きたい」と期待させます。説教でも、そうしてみたらどうでしょうか。聖書には浪曲や講談になる話がたくさんあり、「聖書講談」をやっている人がいるようですが、「聖書浪曲」をやっている人はいないものでしょうか。
5月24日(金)毎日風が強いのですが、ようやく収まりかけてきました。散らばった小枝を片付けていますが、気温も上がっていますので、外での仕事は30分もすると、疲れます。毎日少しづつやっていこうと思っています。
5月25日(土)庭の蛇口の水漏れを修理するため、水道の元栓を閉じようとしたのですが、うまくいきませんでした。それで、元栓を操作するための道具を買いにいきました。今は庭仕事の時期ですので、この道具は、店の季節もののコーナーに、スプリンクラーの材料と一緒にたくさんおいてありました。
5月26日(日)きょうは、「シニア・フレンドリー」を謳っている教会を訪ねました。明日が「メモリアルデー」ということもあって、愛国的な歌をたくさん歌いました。牧師は「無益な戦争もあったが、兵士たちの忠誠や献身などの精神は賞賛され、生かされなければならない。今日の霊の戦いを戦い抜こう」といったものでした。きょうは、メモリアルデーのためありませんでしたが、通常は日曜日の夕方、「賛美を歌う会」があるので、今度、行ってみようかと思っています。日本では、教会が「高齢者ばかり」といって嘆いていますが、この教会は「高齢者の教会」であることを誇り、成り立っているようです。高齢化する日本での教会のあり方についてのヒントになるかと思います。
5月27日(月)きょうはメモリアル・デーでみんなが静かにしていましたが、涼しいうちにと、フロントヤードの草を刈っておきました。あとは床の掃除など、少し家をきれいにしました。私たちは靴を脱いで生活しているので、あまり汚れないはずなのですが、日本の家のように、玄関と床との境目がないので、出入り口付近はどうしても汚れがたまりやすくなっています。
5月28日(火)日本に帰る人を招待して、いっしょに食事をしました。日本でも、神さまから離れずに、信仰を成長させて欲しいと願い、また、祈りました。
5月30日(木)賛美の CD を作るために作業をしています。デジタル・レコーダーに同じ名前の "song" を作ってしまい、以前のものを消してしまったかと、あわてましたが、ちゃんとありました。間違えて消すようなことがあれば困るので、さっそくコンピュータにバックアップを取りました。
5月31日(金)日曜日に訪ねた教会のメンバーが、教会の一室を借りてバーバーショップをしているのを知りました。ちょうどヘヤーカットの時期となったので、今日、電話をして行ってみました。「教会に来て、ここを知りました」と言ったら、カットを無料にしてあげると言ってくれましたが、あまり気の毒なので、料金を払ってきました。丁寧にしてくれたので、この次も行ってみようかと思っています。
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