USA Diary

October, 2018

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10月1日(月)わたしが日本で卒業した神学校の卒業生たちが、アメリカに何名かいます。その中でいちばん近い州にいる牧師と月に一度、スカイプで神学的なことやミニストリーに関することを話し合っています。きょうは、彼から、R. C. Sproul の本が日本で翻訳出版されていることを教えてもらいました。日本でどんな本が出ているのか、ほとんど知らなかったので、よい情報をいただいて感謝しました。
10月2日(火)AC のフィルターを交換しました。通常のフィルターの倍、2インチもあるもので、Home Depot に注文して買っています。埃っぽい空気を吸いたくないので、三ヶ月に一度交換しています。それでも、古いものは埃で灰色になっています。何かをきれいにするためには、別の何かが汚れを引き受けなければならないのです。キリストの十字架も、それと同じで、キリストは信じる者を「義」とするために、ご自分が「罪」となれたのです。
10月3日(水)このところ祈り会の人数が少なく、「きょうは出られません」との電話がありましたが、ひとりでも教会に行ってきました。祈りのために集まることを喜びとする教会でありたいと思いますが、なかなかそうなりません。
10月4日(木)説教の準備を終えましたが、今回は少し長くなりました。「霊」と「肉」のことを話すので、短くというわけにはいきませんでしたが、「霊」と「肉」のことは長く話せば分かってもらえ、短いと分からないという性質のものではないように思います。「霊」のことは「霊」によらなければ分からないのですが、なんとか、分かってもらいたい、それが無理なら「分かっていないこと」を分かってもらいたいと思いながら準備をしました。
10月5日(金)今週は何かと忙しいのですが、娘が歯医者に予約があったので、連れていくことになりました。コンピュータを持ち込んでロビーで仕事をしましたが、家でしているときよりもかえって仕事がはかどりました。家にいると、休みなしにやっているので、効率が下がるのでしょう。休みを入れながらのほうが効率が良くなることを学びました。
10月6日(土)北の空に虹をみました。180度の四分の一、水平線から45度ぐらいまではあったと思います。虹はめったに見ないので、神がノアとその子孫、つまりはわたしたちに与えられたあわれみといつくしみを覚えることができ、うれしく思いました。
10月7日(日)きょうの説教でガラテヤ3:1を引用しました。「ああ愚かなガラテヤ人。十字架につけられたイエス・キリストが、あなたがたの目の前に、あんなにはっきり示されたのに、だれがあなたがたを迷わせたのですか。」使徒パウロがガラテヤのクリスチャンのゆえに嘆いているのですが、今回引用した目的は、その嘆きの部分ではなく、「目の前に、はっきり示された」という部分に注目するためでした。わたしはこれは、主の晩餐において、パンとぶどう酒の形の中に示された十字架のキリストではないかと思っています。主の晩餐は、二千年前の十字架を思い起こすだけのものではなく、晩餐式を守る群れのうちに十字架が立てられることではないかと思います。主の晩餐は、十字架を知識としてでなく、体験として届けてくれるものだと信じています。
10月8日(月)地方によっては、もうお暖房を使っているところもあるでしょうが、ここではまだ冷房を使っています。昨夜、寝る前に冷房が動かないことに気がつきました。コントローラーの電池が無くなっていたのです。新しい電池ととりかえて、もとどうにしましたが、ふつうは、電池切れを知らせるサインが出るはずなのですが、それを見逃していたようです。聖書に教えられているように、「時のしるし」を見失うことがないようにしたいと思いました。
10月9日(火)日本からいらっしゃる牧師先生を迎えに DFW 空港に行きました。空港に少し早く着いたので、国際線の扉から出てくる人、それを迎える人を眺めながら待っていました。花束や風船を持って迎える人、ハグをして再会を喜ぶ人など、国際線の出口の光景は見ていて飽きませんでした。
10月10日(水)きのうおいでになった先生といっしょに電車とバスを使ってダラス神学校に行きました。電車とバスの接続が良く、とても快適でした。ダラス神学校のブックストアには本がたくさんあって、ゆっくり見たかったのですが、時間がありませんでした。今度また訪ねてみたいと思いました。
10月11日(木)今度の日曜日、私は説教の担当がありませんので、11月の説教予定を準備しました。「霊的訓練」の八項目を11月中に終えたいと思っています。おさらいになるようなハンドブックも作ることができたらと思っていますが、したいことはたくさんあっても、時間が取れないので、できないでいることが多くあります。
10月12日(金)日曜日の午後、「武士道とキリスト教」の講演で、英語から日本語への通訳をします。通訳を最低限にするため、スライドを使うことにしましたので、そのためのスライド作りもしました。講師のアーモー先生のことを多くの人に知ってもらいたいと思い、他の教会での講演をお願いしました。
10月13日(土)明日は三つの教会の合同礼拝です。私たちの教会からの参加者が少ないので、会場教会の礼拝に参加するような形にならないようにしたいと思います。今年は、まだ二回目ですが、このあともこれが続き、より充実するようにと願っています。
10月14日(日)日本語合同礼拝をしました。よき御言葉に励まされました。午後からの「武士道とキリスト教」の講演の通訳をしました。英語を話す人には興味深かったようですが、日本の方の中には疲れて休んでいる方もありました。通訳なしでも良かったかもしれません。
10月15日(月)急に気温が下がり、わが家でも AC を冷房から暖房へ変えました。着るものも、温かいものを引っ張り出してきました。いつも、10月になると教会に着ていくスーツを替えるのですが、今年は来週から別のスーツにしますので、それも出しておきました。
10月16日(火)ガレージセールの準備がありました。ガラージセールのための品物を保管する倉庫に棚を作り、ドネーションを受け付けた時に、分類して並べておけば、こうした作業も、もっと効率が良くなるのではと思いました。
10月17日(水)10月は雨の日が多く、例年とはまったく違った気候になりました。去年の冬は暖かくて助かったのですが、今年の冬、寒くなると道路が凍って、とても不便になるので、そうならないようにと願っています。
10月18日(木)説教の準備のために、ギリシャ語で「互いに」という言葉を調べました。多くの箇所で、「互いに殺し合い、傷つけ合い、つぶやき合い、…」などと、悪い行為をするのに使われていました。神から離れたとき、「互いに」という本来は良いはずの人と人とのかかわりが悪いものになってしまうのは、悲しいことです。しかし、キリストにある人間関係には「互いに愛し合う、重荷を負い合う、建て合う、訓戒し合う、…」などという素晴らしいことが起こります。
10月19日(金)私の仕事部屋もずいぶん散らかってきたので、そろそろ片付けなければと思っています。ほんとうは、こまめにやっていれば良いのですが、ついつい「後で…」となってしまいます。「すぐに…」という習慣が、この年齢になってもなかなか身に着きません。
10月20日(土)雨続きの日々でしたが、きょうは晴れて、無事に教会のガレージ・セールを終えることができました。収益は多くはありませんでしたが、場所を塞いでいた大きな品物が無くなったのがなによりだと思いました。
10月21日(日)ダラス・バプテスト協力会(DBA)の年会に行きました。何人か、ぞんじあげている方々に会いました。DBA では祈りと開拓伝道、外国生まれの人々への伝道、若者の教育、さまざまなサポート活動に力を入れています。どれも興味深いものばかりです。こうした集まりに、もっと多くの人が参加して欲しいと思いました。
10月22日(月)草刈りをしていたら、近所の人が「使っていない草刈り機を40ドルで買わないか」と声をかけてきました。それを試してみましたが、40ドルは高いと思ったので、「30ドルでどうだ」と言ったら、「それじゃ、売らない」ということになって、この取引はなくなりました。草を刈る人間はひとりだけなので、機械がふたつあってもしょうがないので、買わなくてよかったと思っています。
10月23日(火)新改訳聖書2017を欲しいと思っていたので、Amazon で調べてみました。Kindle版が出ていました。旧約と新約の二冊に分かれていましたので、さっそく両方とも購入しました。すこしづつ読んでいこうと思っています。
10月24日(水)アメリカ人から「日本語の聖書はどうやったら手に入りますか」という問い合わせがよく来ます。そんなとき、今までは、無料で聖書を読むことができるサイトやアプリを紹介してきましたが、これからは「新改訳2017」の Kindle 版も紹介したいと思います。
10月25日(木)いちおう、説教の準備を終え、翻訳をしてくださる方々に原稿を送りました。今回は「神のかたち」であるキリストが「しもべの姿」になられたことを取り上げましたが、これは、とても深遠な真理であると思います。人は、罪によって「神のかたち」を失いましたが、そのとき同時に「しもべの姿」を失くしたのです。人はキリストに倣い、「しもべの姿」となることによって「神のかたち」を取りもどすのです。このことが、どんなに大切なことかをよく語れるようにと願っています。
10月26日(金)ようやく良い天気になりましたので、ひさしぶりに散歩に出ました。青空に鳥が飛び、高い木の枝から「ピ、ピ、ピ、ピーッ」と大きな声で鳴いていました。裏道はまだ水で濡れており、土はまだやわらかかったですが、これから徐々に乾いていくことでしょう。
10月27日(土)ペンシルヴァニア州ピッツバーグのシナゴグで乱射事件があり、多くの人が亡くなりました。犯人が逮捕され、特定の民族に対する憎悪からの犯罪であろうと言われています。こういう事件が起こるたびに、トランプ大統領による「アメリカ社会の分断」のせいであると言われるのですが、それとこれとは違うと思います。
10月28日(日)礼拝後、教会のピクニックがありました。大勢の人にお知らせしたのですが、新しい人はどなたも見えませんでした。私は早めに帰りましたが、帰ってからとても疲れて、一時間ほど休んでしまいました。気温のアップダウンのせいかもしれません。
10月29日(月)キンドルの新しい機種が11月7日に発売されることを知りました。今、「下取りセール」をしていて、新しい機種を 25パーセント引きで買うことができます。それで、古い機種を手放すことにしました。長く使って愛着があるのですが、今度の機種は、私が願っていたスペックを満たすものなので楽しみにしています。
10月30日(火)今月は雨の日が多く、野外のいろいろな催しのキャンセルが相次ぎました。テキサスの10月は、短い秋を楽しむ絶好の時期なので、多くの人は残念に思ったでしょう。「テキサス・フェア」も終わりましたが、たぶん、人出が少なかったのではないかと思います。私は「ザ・プロミス」を観に行きたかったのですが、野外劇なので、とうとう行けないままになってしまいました。来年こそはと思っています。
10月31日(水)きょう、祈り会の帰りに、50州をアルファベット順にとりあげて、アメリカのリバイバルを祈る、ロザリーの祈りをカトリック・ラジオで聞きました。ロザリーには50のビーズがあるので、ちょうどよいわけです。オール・セインツ・デーのイヴにふさわしい祈りだと思いました。
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