USA Diary

September, 2008

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9月1日(月)今日はレイバー・デー。夏休みの延長で、車も少なく、静かな一日でした。レイバー・デーは日本の「勤労感謝の日」のようなものですが、きょうはどの店も「レイバー・デー・セール」をしており、お店で働く人たちにとっては忙しい日になったことでしょう。
9月2日(火)オバマ氏は経験豊かなバイデン氏を、マケイン氏は若いペイリン氏を副大統領候補に選びました。ペイリン氏のおかけで共和党への献金が増えたとも言われています。両大統領候補とも自分に欠けたものを補ってくれる人物を選んだのですが、オバマ氏の選択には彼の謙虚な姿勢が見られます。
9月3日(水)私はここ数年、本来の意味での「リトリート」を求めてきましたが、ようやくそれが何であるかをつかむことができ、日本語または日英両語のリトリートを始めようと計画してきました。10月11日に会場を確保することができたので、その案内をつくりました。来週の日曜日に教会で、火曜日には牧師会で配布できたらと願っています。
9月4日(木)昨日、ペイリン氏の副大統領候補の受諾演説がありましたが、祈り会があってテレビで観ることができなかったので、今日、Youtube で見ました。共和党大会ではすごい歓迎振りで、マケイン氏よりも人気があったように思いました。民主党では、彼女の演説には具体的な政策がないと批判していますが、国政経験の無い彼女にそれを求めるのは無理なことで、彼女の地方行政の経験がにじみ出たとても良い演説であったように思います。説教と、政治の演説とは全く違ったものですが、説教でも、聴衆のあのような熱心な反応があっても良いのではないかと思いました。
9月5日(金)暑さがぶり返しています。サンホゼの気温は百度近くまで上がり、9月の気温としては記録を更新しているそうです。
9月6日(土)昨日から教会リトリートがはじまっていたのですが、日曜日は教会での礼拝があるため、きょう一日だけの参加となりました。サンタクルーツの山の中で、例年は涼しいのですが、今年は、ここも暑く、昼休みに散歩するつもりが、冷房の入ったブックストアとティールームで過ごしてしまいました。
9月7日(日)今週の礼拝メッセージは「リトリート!」でした。といっても、教会リトリートについてではなく、イエスさまが弟子たちに与えた最初のリトリートのことでした。私は来月、祈りのための一日リトリートを計画していますので、これによって本来のリトリートについて理解してもらえればと願っています。
9月8日(月)夕方のニュースで、「各家庭で期限切れになった薬がたくさんあって、捨てられる薬を集めると大きな金額になる」と言っていました。それを防ぐためには、薬を買うときにいつ期限切れになるかを確か、大量に買わずに少量だけにすること、などを勧めていました。私も、以前ビタミン剤の大きな瓶を買ったのはいいのですが、ほとんど飲まないままで期限切れになったことがあります。痛み止めの薬もいつか使うだろうと思って取っておいたのが、期限切れになっていました。あまり薬を飲まなくて済むのはさいわいなことなのですが、わが家にある薬の期限を調べてみる必要がありそうです。
9月9日(火)私はときどき「迷惑な話だ。」と口にします。隣の家がキッチンのリモデルをしています。それ自体は「迷惑な話」でも何でもないのですが、工事中のゴミを入れるために大きなトラックを家の前にずっと停めてあります。そのため、視界がふさがれ、ドライブウェーから車を出すときにとても危ないのです。ふつうはゴミを入れるコンテナだけを家の前に置き、一杯になったらトラックで運ぶのですが、隣の家にはトラックごとおいてあるので、私たちもとても不便をしています。世の中にはもっと迷惑な話があるので、この程度のものは今のところ我慢しています。
9月10日(水)明日は9/11。あれから七年が経とうとしています。あのときに人々がささげた神への祈り、アメリカ人としての一体感はどこへ行ったのでしょうか。あのときからアメリカは信仰的にも、道徳的にも、経済的にも、疲弊してきているように思います。
9月11日(木)ペイリンさんが、ABCニュースのチャールズ・ギブソンさんのインタビューを受けているのを見ました。ペイリンさんの姿は、私の目には、口頭試験で懸命に教授に答えている学生のように見えました。ペイリンさんは何度も "I'm ready." と言っていましたが、副大統領職に就くには準備不足という感はぬぐえませんでした。
9月12日(金)私はひとりで車を運転しているときは、たいていラジオをかけていますが、家に帰る道に来るとひどい雑音が入って聞こえなくなります。家の近くだけでなく、その通り全体がそうで、「迷惑な話」だなと思っていたのですが、最近、どういうわけかその雑音が消えました。雑音源になるものがなくなったか、修理されたのかもしれません。わたしにとってこれは「うれしい話」でした。
9月13日(土)昨日の Pastor's Bible Study では、私たちの信仰が「キリストの出来事」にもとづいており、この「キリストの出来事」を記念するために教会暦ができたことを話しました。教会暦の資料を配るとともに、典礼色を示すために、メンバーのひとりに白いアルブを着せ、四色のストールをかけて、デモンストレーションをしました。実験台になった人には「迷惑な話」かと思いましたが、彼はアルブをとても気に入って、「司会のときはこれを着ようか」と言っていました。それもまたいいかもしれません。
9月14日(日)昨日は、近所の家が12時ごろまでドラムをドンドンとたたいていたそうで、家内は「眠られなかった。」と言っていました。私は、昨日はたくさんの仕事があり、朝9時から夜6時まで根をつめて働き、帰ってきてからもしなければならないことがいっぱいあって、疲れてしまい、すぐ眠ってしまい、そんなに遅くまでうるさかったとはわかりませんでした。
9月15日(月)日本のグロッサリ・ストアでは、買ったものを自分で袋に入れなければならないところが増えてきたと聞きますが、こちらでは、店員が袋に入れてくれるだけでなく、カートを押して車のトランクに入れるのを手伝ってくれます。ただ、品物を袋に入れるとき、ぞんざいに入れる店員が多いので、困ることがあります。けれども、今日行った店では、私が差し出したリサイクル用の紙袋よっつに、野菜は野菜、冷凍物は冷凍物などと、きちんと分けて入れてくれました。とても気持ちよく買い物ができました。リサイクル用の袋を持っていくと、袋代がドネーションに回るので、私はどの店の紙袋もとっておいて何回か使うようにしています。
9月16日(火)ひさしぶりに教会のスタッフ・ミーティングがありました。いろんな話が出て、時間を使いましたが、教会の執事会のまえに牧師たちがよく話し合っておくことはとても良いことだと思っています。
9月17日(水)朝の祈り会のときには、先週に続いて「断食の祈り」について学びました。教会全体での特別な断食の祈りのとき、何をどう祈るかというガイドラインを日本語にして紹介しました。そのとおりにはできませんが、ちいさな規模でやってみることができたらと願いました。
9月18日(木)Go Go Plus の集まりに、日本の歌を楽しんでいるグループを招き、にぎやかな集まりがありました。私は、サウンド係をボランティアしたのですが、ちょうど日本から遊びにきていた若い人もいっしょだったので、彼がコンピュータでカラオケDVDなどを操作してくれ、パフォーマンスがうまくいき、とても助かりました。けれども、にぎやかな歌を聴いたあとは、静かな音楽が恋しくなく、夜はインターネットの Acient Faith Radio で東方教会の音楽を楽しみました。
9月19日(金)ある若い人が、統計によると、カリフォルニアで若い人にいちばん人気のある町はサンディエゴで、いちばん不人気な町がサンノゼだと言っていました。シリコンバレーはハイテックの町で、収入のあるヤングファミリーには良くても、若い人には暮らしにくいだけでなく、人間まで機械的で嫌だというのだそうです。私はそれに同意できなくもありませんが、自分の住んでいる町を悪くは思いたくありませんので、「サンノゼを温かくする運動」を教会の中からはじめていけたらと思います。
9月20日(土)ペイリン効果で一時盛り上がったマケインさんの人気が、アメリカの金融危機のため、再び下がったと報道されています。金融危機は、両候補とも予想していなかったことだったでしょう。これがどちらに有利になるか、不利になるかということではなく、両候補とも、これを真剣に受け止めて、きちんとした政策を立ててほしいいと思います。
9月21日(日)夜散歩の途中、あすのゴミの収集のため、近所の人が枯れ葉を集めていました。彼は足が不自由でほとんど仕事がはかどっていないので、手伝いました。「何か必要なことがあったら、電話してください。」と、私の電話番号を残し、私も彼の電話をもらってきました。このあたりは、どの家もきれいにしてあるのですが、彼の家だけはフロントヤードが荒れていて、どんな人が住んでいるのかなと気になっていたのですが、身体の不自由な高齢の夫婦だけと聞いて、とても気の毒に思いました。ときおり、声をかけてあげたいと思います。
9月22日(月)近くの遊園地のチケットをもらったので、行くつもりでしたが、調べてみたら、9月はウィークエンドしか開いていないということで、それを見送って、家内の買い物につきあいました。私は買い物が好きな方ではないので、ちょっと疲れて帰ってきました。
9月23日(火)アメリカ経済は「リセッション」(景気後退)だけでなく、「デプレッション」(不況・恐慌)に向かっていると言われています。リタイアの年齢を迎える高齢者にとって痛手となるでしょう。かつての不景気の時は、若い人たちが親の家でやっかいになりましたが、今度は、親がこどもの家でやっかいにならなければならなくなるかもしれません。ちょっと怖い話です。
9月24日(水)賛美とメッセージの CD の2008年版をつくろうと、作業をはじめています。今まで録音したものをきょうミキシングしたのですが、機械も技術も貧しいので、うまくはできませんでした。でも、収録する賛美が決まったので、これでメッセージの準備にとりかかれそうです。
9月25日(木)マケインさんとオバマさんの討論会をテレビで見ました。司会者の質問にたいして両者が答え、その答にたいして両者が討論するというルールで進められました。私にはマケインさんの答のほうが現実味があるように思えましたが、コメントをする人たちはオバマさんをほめていました。司会者は、聴衆に賛成の拍手をしたり、反対のブーイングをしたりしないようにと言いましたが、聴衆はそれを守って、粛々と討論会が進みました。ふだん、演説に立ち上がって拍手する人たちが、きちんとルールを守っていたことに、とても好感を覚えました。
9月26日(金)以前から翻訳したいと思っていた本があるのですが、なかなか手をつけることができませんでした。毎日すこしづつやれば、年内には完成できるだろうと思い、きょうからはじめました。最後まで根気よくやりつづけたいと願っています。
9月27日(土)せっかくチケットをもらったので、その遊園地に行ってきました。自然を楽しむつもりでしたが、どこででも音楽が鳴っていて、ちょっとうるさい感じでした。暑い日に、暑いところに行ったのですが、この遊園地では暑さを和らげるような工夫がいくつかあって、遊園地を2周しましたが、暑くて倒れるようなことはありませんでした。
9月28日(日)教会の出版物を読み直してみたら、タイプミスのところがたくさんありました。ちょっと急いでやったのが良くなかったと思います。記録に残るものは訂正しておきたいと思っています。
9月29日(月)午後から買い物に行きました。その店から買った果物が腐っていてたべられませんでした。良く見て買わなかったほうも悪いのですが、商品管理をよくしてもらいたいので、そのお店には、電話で知らせておきました。
9月30日(火)脳内出血で倒れていた人が退院したので、家に訪ねました。私と同年代の方なので同情を深くしました。病気はいつおそってくるかわかりません。それだけに、神の守りと助けの中に生きていきたいと思いました。
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