USA Diary

September, 2002

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9月1日(日)教会の昼食は、男性方が作ってくれた「冷やしそば」。ゆでかげんも、スープもおいしく良く出来ていました。みんなは「ざるそば」だと言っていましたが、「ざるそば」というのは「ざる」に乗っていなければならないので、私は「冷やしそば」だと思います。ところが、今日、久しぶりにきてくださった人は「そば」が苦手。お気の毒でした。
9月2日(月)今日は「レイバー・デー」。日本の「勤労感謝の日」のようなものです。でも、ゴミの収集は休みなく来てくれました。ご苦労さまでした。
9月3日(火)今朝、私たちのシニア・メンバーのひとりが亡くなりました。昨日の連鎖祈祷で、彼のために祈っていたのですが、祈りに答えられて、彼は安らかに天に帰っていかれました。二週間足らずだったでしょうが、奥様と同じケア・センターにいることができたのは、恵みだったと思います。
9月4日(水)「天声人語」を文庫本で読んでいます。このコラムの著者は、原稿用紙にして二枚半のコラムを書くのに、ほぼ丸一日かけ、毎日それと苦闘しているのだそうです。読むのに、三分とかからない文章でも、それだけの労力がこめられているのですね。
9月5日(木)あるテレビ番組で、癌が体内から血液を呼び集め、それによって増植していく様子をアニメーションでやっていました。これを発見した人は、実験によって確かめたうえで、学会に発表したのですが、最初は、彼の専門外のことだったので、誰からも相手にされなかったとのことでした。科学の世界にも、誰が学説を言いだしたかということが、実験結果よりも重視されるという「非科学的」なことがまかり通ることがあるのですね。そういえば、植物分類の大家、牧野博士も、正規の教育を受けていなかったとかいう理由で随分ないがしろにされたとも聞いています。
9月6日(金)教会の英語会話クラスが再開しました。いつも第一金曜日は、短いお話をすることになっているので、今日は、「ことば」についてお話ししました。
9月7日(土)あすは、9/11 について話すことになっており、今まで準備をしてきたのですが、準備してきたものをメッセージを全面的に書き直すことにしました。準備してきたものには、ニューヨークの人々とのこころのつながりが薄かったような気がしますので。それで、今週はメッセージの準備に随分時間をかけることになりました。
9月8日(日)私たちの数少ない一世のひとりが天に召され、今日夕方、お葬式をしました。午後には、以前から予定されていた昼食会もあり、大変忙しい日でしたが、無事に守られました。明日は、英語部の方のメモリアル・サービスがあります。英語部の先生はもっと大変です。
9月9日(月)動物の体温の調節についてのテレビ番組がありました。ペンギンなどがあんなに寒いところでも生きていけるのは、体内に「ヒーター」のようなものを持っているからで、逆にアフリカにいる動物たちは、体内に「エアコン」のようなしくみをもっていて、あまり汗をかかないでからだを冷やすことができるのだそうです。人間は汗をかいて体温を調整していますから、たくさん水を飲む必要があるのですね。それぞれの環境に適したように、神私たちのは生き物をおつくりになりました。その知恵の深さには、いつもながら、驚かされます。
9月10日(火)明日は 9/11。教会があるキャンベル市でも催しがあるのですが、教会では定例の祈り会と聖書クラスがあるので、出られませんでした。来年は出られるかなと思ったのですが、第二の木曜日で家庭集会があります。ところで、9月11日は「愛国の日」と名づけられ、来年のカレンダーには、この日、国旗をかかげるよう、マークされてありました。明日はもちろん、国旗をかかげます。
9月11日(水)あの日から一年。大統領は、そのメッセージを「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」という聖書のことばからの引用でしめくくりました。
9月12日(木)午前中は国際結婚者のための「ルツ会」。新しいリーダのもと、新しい場所で始まりました。すこし早めに行って、新しい場所での新しいスタートが祝福されるようにと祈りました。午後、お葬式をした方の納骨式をしました。夜は宣教委員会。時計を見すごして、これには、少し遅れてしまいました。
9月13日(金)「恵みのメッセージ」を読んだある人から、「先生も、あちらこちらに原稿をいっぱい書かなければならなくて大変ですね」と言われました。それで、数えてみましたら、「教会報」「マンスリーレポート」、「恵みのメッセージ」、ウェブページの「今月のメッセージ」、「聖書日課」、「詩篇味読」、そして、英語で書く "Pastor's Report" がありました。他に、このダイアリーやコンピュータ関係の記事も書いています。来月の「恵みのメッセージ」の原稿も頼まれました。
9月14日(土)明日のメッセージの原稿を読みかえしていましたら、「目の見えない人」と書くべきところを「目に見えない人」と書いてしまっていました。これでは、「透明人間」になってしまいます。たった一字でも、意味が変わってしまうのです。ことばって難しいですね。
9月15日(日)朝、車の窓ガラスに霜がおりていましたが、お昼には気温もあがり、さわやかな日よりとなりました。ガス会社がガス暖房の点検とパイロットの点火サービスをしてくれるのですが、「申し込んでください」との電話がありました。遅くなると込み合いますので、早めに頼んだほうがいいでしょうね。暖房を入れたらエアコンをとりはずすことになっているのですが、10月には暑い日が戻ってくることもあります。エアコンはしばらくそのままにしておいたほうが良いようです。
9月16日(月)月曜日は私のデイオフなので、家内とふたりで、お昼ごはんに招待していただきました。「日替わり定食」でしたが、今日のメニューはとてもおいしく、畳の間でゆっくりいただきました。帰りに韓国のお店に寄りましたが、代金まで韓国語で話しかけられましたが、レジスターの数字を見て、カードで払いましたから、別に困りはしませんでした。私は、中国の店に行けば中国語で、韓国の店に行けば韓国語で話しかけられます。日本人には見えないようです。
9月17日(火)今日は 1787年に「アメリカ憲法」が制定された日。「シティズンシップ・デー」とも呼ばれ、やはり、国旗をかかげる日です。憲法は翌年までに九つの州が承認して発効し、1790年に13の州すべてが連邦に加入しました。1776年の独立から14年後のことで、アメリカ合衆国は形を整えていったのでした。
9月18日(水)昨晩のテレビ委員会では、福音番組「みえますか愛」の継続を決めましたが、そのためには大きな額の経費が必要です。もっと多くの教会や団体、企業や個人にサポートしていただきたいと思っています。そのための具体的な方法をこの次の委員会では考えあうことになっています。
9月19日(木)今日は Eメールで使う「顔文字」が最初に使われて20年目なのだそうです。初めて顔文字を使ったのは当時IBMのコンピュータ技術者のスコット・ファールマンという人で、:-) という「スマイリー」を1982年9月19日のメールに使ったそうです。
9月20日(金)教会の「ゴーゴー・グループ」がギルロイの公園に出かけました。「ゴーゴー・グループ」というのは 55+ というシニアのグループで、実際は 75+ ぐらいの年齢の人々が集まっていますが、みな、元気で若々しくしておられます。シニアの方々は家に閉じこもりがちですが、こうやって、教会の仲間と出かけるのは、精神的にも健康にもとても良いことと思います。
9月21日(土)今晩の「みえますか愛」では、私が榊原先生にかわってメッセージをします。番組にローカル色を出そうというので、やってみたのですが、評判はいかがでしょうか。
9月22日(日)「秋の日はつるべおとし」と言われるように急に日が短くなりました。そういえば明日は「秋分の日」、アメリカでは「秋の第一日」(First Day of Autumn) なんですね。
9月23日(月)家内が日本に行きますので、JR のレールパスを買うことにしました。東日本だけ有効なパスで、1か月のうち、四日だけ使うことのできるパスがいちばん安く 2000円でしたので、それを買うことにしました。レールパスは、グリーンカードを持っている人も買えるのですが、この種類のパスは、アメリカ国籍でないと買えないとのこと、アメリカ市民であることの直接のベネフィットを実感しました。
9月24日(火)今朝の牧師会で、私がかかわっている集会があまりに多いので、英語部の先生がずいぶん心配してくださいました。数えてみれば、一週間に十回ぐらい集会がある時もあります。今までの牧師たちも、数多くの集会のため多忙をきわめていたようですが、私が赴任してから、集会が減るどころか、いくつも増えてしまいました。それは前向きでうれしいことなのですが、集会をリードできる人たちをもっと育てなければと思っています。
9月25日(水)サンホゼも秋の気配を感じさせるようになりました。夏の間葉をいっぱいにつけていた樹々もすこしづつ葉を落しはじめました。でも、町の中ではあまり紅葉を見られません。来月は、サンタクルーツ方面で恒例の教会リトリートがあります。そこなら、少しは紅葉を楽しめるでしょうか。
9月26日(木)「恵みのメッセージ」に私が「新・米国民」ならぬ「新米・国民」になったということを書きましたら、何人かの方から「良く決心できましたね。」と言われました。それは、「私たちの国籍は天にあります。」と聖書にあるように、天の国籍を持つものには、地上の国籍はそんなに未練にならないからかもしれません。「植えられたところで実を結ぶ」ために、アメリカ国籍は必要だったのです。
9月27日(金)「白百合会プラス」のミーティングに行きましたら、Linux を使っている人に会い、とても気を良くしました。その時、「ダイアリーを読んでいますが、更新されていないので残念です。」と言われました。さっそく更新にとりかからなくてはという気持にさせられました。すぐそういう気持になるのは、根が単純なからなのでしょうね。
9月28日(土)英語部の牧師は相撲が好きで、いつもビデオをとってもらって見ています。日本人とは違って、相撲のひいきも違います。人気のある人よりも、実力のある人を応援しているようです。彼は、まだ大相撲を国技館で見たことがないので、「いつか行けるといいね」と話しいました。アメリカでも大相撲のチケットは買えるのでしょうか。どなたかご存じでしたら、教えてください。
9月29日(日)教会の帰り、RV の展示会がありました。好奇心からいくつかを覗いてみました。アパートの一部屋とかわらないほど広いものから、ミニバンより一回り大きいぐらいのものまでいろいろありました。いちばん小さいものでも、台所、シャワールーム、冷蔵庫など、すべて整っています。それで 5万ドルでした。家を買えなければ、こういうものでも買おうかな、ホームレスよりうんとましだろうと、冗談で家内と話していました。
9月30日(月)良いお天気なので、外で仕事をしていましたら、とつぜん気分が悪くなりました。風邪で熱があったようです。タイロノールを飲んで休みました。明日から家内が日本に行きますので、病気などしていられないのですが、病気はどんなタイミングでやってくるか予想がつきません。
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