8月1日(火)バイデン親子の不正に関する議会証言がなされた後すぐに、ジャック・スミス特別検察官はトランプ氏を共謀罪で訴えました。こうした見え透いた訴追のタイミングは、バイデン家族をかばうためのであることは明らかです。こういうことが繰り返されると、人々は、泥仕合にうんざりして、真実を追求する意欲をなくしてしまうでしょう。私はそれを恐れます。
8月2日(水)この日曜日はアメリカで起こった「グレート・アウェイクニング」をとりあげて話します。歴史資料を調べていたら、第一次大覚醒のときリバイバルを導いたジョナサン・エドワーズの祖父がソロモン・ストダートの孫であることを知りました。ストダートはエドワーズが20年牧会したノーサンプトンの会衆派教会(ピューリタンの流れを汲む)の前任者で、ノーサンプトンに「ハーフウェー・カベナント」を導入した人でした。その孫のエドワーズは、「ハーフウェー」に反対したため、教会から追い出されています。歴史のめぐりあせは興味深いものです。
8月3日(木)ニュー・イングランド植民地のマサチューセッツ地域は、ピューリタンが作ったもので、彼らは、教会員に回心の体験とそれを表明することを求めました。言葉と行いで信仰を告白する者たちによる教会と社会を作ろうとしたのです。しかし、第二世代の人たちは幼児洗礼は受けていても明確な信仰告白に至っていませんでした。それで、そうした人々が自分たちの子どもに洗礼を受けさせることができるかどうかの議論が起こりました。もし、子どもたちが洗礼を受けて教会に結びつけられなければ、彼らはこの世に呑み込まれ、教会は会員を失うであろうこが目に見えていました。それで、明確な信仰告白に至っていない人たちの子どもも洗礼を受けられるようにしたのが「ハーフウェー・カベナント」でした。ストダートは、「ハーフウェー」の考えをさらに推し進め、マサチューセッツのすべての市民は子どもに洗礼を受けさせることができ、聖餐にも与ることができるとしました。マサチューセッツは第一世代の人たちのゆえにキリスト教社会となったのだから、その市民もその契約に与っているとし、教会を「市民コミュニティ」としたのです。しかし、これに反対する人たちは、会衆派とたもとを分かち、新しい教派を作ることになりました。
8月4日(金)ジョナサン・エドワーズは、カルヴァン派の神学を堅持していましたが、人は内面の光により回心に導かれることを信じ、それを「リバイバル」によって実証しました。彼の導いたリバイバルのあと、英国からジョージ・ホイットフィールドがやってきて、ニューイングランドを縦断する伝道旅行をしました。当時、牧師たちは説教を出版して人々に教えていましたが、ホイットフィールドはまれに見る雄弁家であり、文筆によらず、人々に大きな影響を与えました。エドワーズはその学者的な分析力によって、リバイバルを記録に留め、その神学的基礎を提供しました。しかし、「ハーフウェー」のことで、牧師を罷免され、先住民伝道などをしたのち、ニュージャージ大学(今日のプリンストン大学)の学長に招かれましたが、着任してまもなく病を得て世を去りました。54歳でした。私はジョナサン・エドワーズに共感を覚えていますので、彼の早い死を残念に思います。
8月5日(土)きょうは日本では「ヒロシマ」の日でした。日本で行われた G7 の集まりでは、各国の首脳が原爆資料館を訪れ、それぞれにメッセージを残していますが、言葉だけでなく、ほんとうに戦争を終わらせる努力をして欲しいと思います。
8月6日(日)きょうの礼拝は、日本語礼拝4周年の礼拝でした。礼拝後、リーダーの家で昼食会を持ちました。そのとき、「Google 翻訳より DeepL のほうが正確に翻訳してくれる」ということを耳にしましたので、DeepL で英語から日本語への機会翻訳を試してみましたが、どちらも "the cost of discipleship" を「弟子化のための費用」などと訳してありました。これは、ボンヘッファーの著書 "The Cost of Disciple" から来た言葉で、「キリストの弟子となるために払うべき代価や犠牲」を意味します。これらの翻訳プログラム AI にはボンヘッファーに関する情報が入っていなかったようです。"DeepL" は "Deep Learning" の略なのでしょうが、キリスト教の歴史に関しての学習は「深く」はありませんでした。
8月7日(月)昔の日本では、誰もが学ぶべきものとして、「読み・書き・そろばん」がありました。本を読むこと、文章を書くこと、計算することは、知識の基礎であることは今も変らないと思います。現代の「そろばん」にあたるのは PC かもしれません。今、PC は画面を触れるだけでいろんなことができるようになり、特に使い方を習う必要もなくなりましたが、あまりにも便利になりすぎで、アプリの背後でどんなことが行われているのか、原理が分からなくなってきました。それで、一般の学校でもプログラミングを教えるようになりました。ターミナルを開いて、コマンドを打ち込むことから始めて、簡単なプログラミングを理解できたら良いかもしれませんが、人生の問題は PC プログラミングや AI では解けないものがあります。プログラミングでは「真・偽」の判定はできますが、何が「真」で、何が「偽」であるかは教えてくれません。条件式があり、選択式もありますが、人生での選択までは教えてくれません。プログラミングには「善」や「美」の概念はありません。プログラミングは役に立ちますが、プログラマー的な思考だけでは、人間としての成長は得られないと思います。
8月8日(火)日本語礼拝のリーダーが 4周年のビデオを YouTube にアップロードしてくれました。私の知人に紹介したら、数名の人々から「観ました」との返事をもらいました。とてもよくできたビデオで、多くの人に知らせ、祈ってもらうよいツールになりました。
8月9日(水)暑いので、家に閉じこもっています。コロナの時の閉じこもりがもどってきたようです。カリフォルニアの Death Valley はその名の通り、120℉を超えるほどの暑さで、その暑さに挑戦してそこをハイキングしていた方が亡くなりました。高齢になっていたのに、無茶なことをしたものだと思います。テキサスは Death Valley につぐ暑さです。
8月10日(木)カリフォルニアからテキサスに移った10年前は、いくら暑いといっても、こんなではありませんでした。冬がうんと寒く、大きな木の枝が凍りついて折れたり、植え込みが死んでしまったりしたほどでした。100℉を超えるのは時たまでしたが、今年は6月からずうっと暑い日が続いています。
8月11日(金)治安の悪化や物価の高騰で、カリフォルニアから人が移動していますが、カリフォルでは海あり、山ありで自然を楽しめ、夏涼しく、冬暖かく、気候はとても良いです。けれども、こちらで家を売っても、カリフォルニアではモービル・ホームしか買うことができません。ごく普通の家が何億ドルもします。
8月12日(土)日本では、お盆のシーズンに入りましたが、台風も近づいており、帰省や∪ターンに、列車や道路は混雑することでしょう。日本でも国内の移動に飛行機を使う人が増えたようですが、台風の影響で欠航も多くなることでしょう。
8月13日(日)礼拝メッセージでは「山上の説教」から話しています。「山上の説教」を改めて読み直し、気づいたことがいくつもあります。礼拝メッセージでは取り上げることのできないものがほとんどなので、別に釈義ノートにまとめたいと思っています。
8月14日(月)ハワイの山火事は行方不明者が 1,000 人を超えており、発見された死者について身元確認もままならない悲惨な状況です。「ハリケーンで電柱が倒れ発火した」というのが、今のところ原因とされていますが、それに対する対応、消防設備と消防士の不足など、数多くの問題が、これから明るみに出てくるでしょう。この火災に乗じて開発会社が土地の買い占めに走っているようです。マウイまでオアフと同じように都会化してはいけないと思います。復興には年月がかかるでしょうが、マウイの自然を残しての復興であってほしいと願っています。
8月15日(火)比較的涼しかったので、少しだけ庭仕事をしました。草が枯れて伸びないので、草刈りは要りませんが、歩道にはみ出したものだけ、切り取っておきました。今年の春、芝生を植え替えようかと思っていたのですが、しませんでした。せっかく新しく植えても、この夏の熱波で駄目になったかもしれません。
8月16日(水)3日ほど少し気温が下がったので、きょうは、少し遠い店まで、一家三人で行きました。この店の近くには森林公園があって、ジョギングしている人が見えました。ジョギングできるのも、きょうの午前中だけでしょう。明日からはまた100℉超えの日が続きます。
8月17日(木)きのう買い忘れたものを近くの Target に買いに行きましたが、屋根工事のためか、ミルク、チーズ、卵、ヨーグルト、アイスクリームなどの売り場が閉鎖され、床掃除をしていました。いつ、開くのか聞いたら、「何時間もかかるだろう、もしかしたら一日中…」と言われたので、乳製品は買わないで帰ってきました。
8月18日(金)毎日、「暑い」、「暑い」ばかり言って過ごしていますが、冷房もあるし、停電もないし、そんなに困ることはありません。雨がないので、樹木に元気がありません。テキサスの南のほうは、来週、雨が降るそうですが、私どもの住む北のほうは降りそうにもありません。テキサスの北に高気圧がどかりと居座っているようです。
8月19日(土)きょうの引退牧師の会は、レギュラーメンバーのうち 2名が参加できなくて、少人数になりましたが、様々な話題を話すことができました。
8月20日(日)きょうは、毎週礼拝に参加している 2名が健康を損ねて休みましたが、先週参加した韓国語礼拝からの2名が参加してくれ、礼拝がそんなに寂しくなりませんでした。日本が好きで、日本に滞在して、日本語ができる人が結構います。その多くが、日本に行って伝道を手伝いたいという気持ちを持っています。日本を愛し、日本のために祈ってくださる方々がいるのは、とても感謝なことです。
8月21日(月)Lowe's で、ある品物を買おうとしたら、箱が開いたものしかなく、しかもパーツがなくなっていました。それで、店員に交渉したら、マネージャに話してくれ 5ドルの割引をもらったので、それを買いました。これは、以前から使っているもので、パーツはなくてもよかったのです。何事も、交渉してみるものだと思いました。
8月22日(火)「日々の聖句」11月号の原稿が揃ったので、編集作業をしました。「日々の聖句」は12月〜11月が一年分になるので、各執筆者の執筆回数を計算しました。私は、111日分も執筆していました。
8月23日(水)明日、健康診断のためドクターに行きます。それで、最近のメディカル・レコードを整理してホルダーに入れました。ほとんどのことは、メディカル・ポータルに入っていて、インターネットでアクセスできるのですが、メディケア・オフィスからの書類や、薬局で予防摂取をしたときの記録など、念のため持っていくことにしました。
8月24日(木)健康診断に行きました。持って行ったメディカル・レコードが役に立ちました。背中と腰が痛いと言ったら、X線検査を勧められました。すぐ予約を取ろうとしたら、1ヶ月後まで空きかありませんでした。ダラスには医療施設がたくさんあるのですが、それでも、予約が取れないのですから、それほど具合の悪い人が多いのか、過剰な検査が多いのかのどちらか、あるいは両方かもしれません。
8月25日(金)共和党の大統領候補討論会がありました。トランプ氏は欠席しましたが、さまざまな主張を聞くことが出来ました。異色だったのは、Vivek Ramaswamy で、先輩たちから「アマチュアだ」、「オバマみたいに弁舌だけだ」、「ここは訓練所じゃない」などと言われていましたが、自分でも、「私は政治家じゃない」と言い、笑顔で反論していました。彼は 10 の政策をかかげ、家族を大切にし、教育を親の手に、アメリカはウクライナから手を引いて平和を求め、自国のボーダを守るようにと訴えています。若い世代には人気があるようです。
8月26日(土)朝はそんなに暑くなかったので、少し草を刈りましたが、そのあとは気温が上がって、きょうの最高気温は 109℉でした。カリフォルニアの友人から、「こちらは 80℉だよ」というメールが来て、うらやましく思いました。
8月27日(日)教会に向かってドライブしていて、信号待ちのとき、前の車に〝Jesus〟と書いたスティッカーが貼ってありました。よく見ると、〝Do you follw Jesus this close?〟とありました。〝Jesus〟以外の文字は小さく書かれていて、近づかないと見ることができません。停車中はいいかもしれませんが、その文字が読めるほど近づくと危ないので、これは、「そんなに近づかないで!」というメッセージにもなっています。よく出来たスティッカーだと思いました。
8月28日(月)ジョージア州フルトン郡といえば、大都市アトランタを含むところで、2020年の大統領選投票で、怪しげな票の動きがあったところです。Voter GA などの団体は数々の不正の証拠を挙げましたが、それらは認められませんでした。逆に、フルトン郡地区検事のウィリス氏は、トランプ氏が、その一味が徒党を組んで選挙結果を覆そうとしたというので、マフィアの取り締まりに使われた RICO 法を使って起訴しました。8月23日、トランプ氏は「マグショット」という写真を撮られましたが、トランプ陣営は、さっそくにも、それをプリントしたマグカップや T シャツを売り出しています。
8月29日(火)近隣コミュニティの SNS に "Rain, please God!" という書き込みがありました。連日の熱波と晴天のため、植え込みや木が枯れていています。それに、同じ市内で火災もありました。フロリダにはハリケーンが来て、ジョージア、サウスカロライナ、ノースカロライナには雨をもたらしましたが、私たちの地方には、この先10日間、雨はなさそうです。
8月30日(水)"The Hill" は政治専門のメディアです。「中立的」と言われているが、党派的な偏りがあるのかどうかはわかりません。そこが、「ロシアやハンガリーはキリスト教国なので、攻撃されている」と、タッカー・カースソンが言ったことについて、コメントをつけていました。タッカーの言うようなことは、現実としてあるのかもしれません。
8月31日(木)タッカーがハンガリーの首相をインタビューした動画が公開されています。FOX を追い出されたあと、タッカーはネットの世界で、以前にも増して、多くの視聴者を獲得しているのは皮肉です。オルバン・ヴィクトル氏は2010年から長期にわたってハンガリーの首相を努めており、「強権的だ」などの非難も受けていますが、自国と自国の文化を守ろうとする決意をしっかりと持った政治家だと思います。彼がインタビューの中で、「家族と国家と神に価値を置く」と明言していたのをうれしく思いました。
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