USA Diary

July, 2021

Home Prev Year Prev Month Curent Next Month Next Year
7月1日(木)まだ7月4日にならないのに、夜遅くまで花火の音が聞こえ、あまりよく眠られませんでした。花火は見て楽しむもので、音だけ聞いてもなんにもなりません。
7月2日(金)日曜日のメッセージに使うため、ジョージ・ワシントンがヴァレー・フォージで雪道に跪いて祈っている絵の画像を、スライドを作ってくれる人に送りました。ワシントンは祈りの人で、独立軍の司令官だったときも、大統領だったときもよく祈りましたが、退任後は一層祈りに励んたと伝えられています。この絵は、「祈るアメリカ」を象徴しています。ヴァレー・フォージの祈りの絵は、「アメリカが祈っている」という印象を私に与えてくれます。
7月3日(土)隣の人が星条旗の小旗をヤードに飾りました。以前は祝祭日にはもっと星条旗が掲揚されたのですが、最近はとても少なくなりました。かく言う私も、国旗の掲揚を怠けています。
7月4日(日)きょうは11年ぶりに7月4日が日曜日になりました。それで礼拝を“America the Beautiful”と“Pledge of Allegiance”で始めました。メッセージでは、アメリカの建国の父たちをひきあいに、自由と平等が神への信頼によって成り立つことを話しました。
7月5日(月)東京都議会選挙の結果が出ました。アメリカでは投票のたびごとに集計に手間取り、出てきた数字に疑念が抱かれるのに、日本の選挙は、なんと正確で迅速なんだろうと思います。アメリカでは投票機を使いますが、機械に頼るところに問題があるように思います。いっそのこと手作業にすればいいのかもしれませんが、アメリカでは、大統領や議員の選挙に加えて、他の法案の賛否も、一緒に投票しますので、投票用紙が大きく、また、項目も多いので、手作業では難しいのかもしれません。より、公正な選挙ができるよう、各州でしっかりした法案を作り、対策を講じてほしいと思います。
7月6日(火)7月4日の礼拝メッセージがアップロードされていることをお知らせしたら、「こういった話は今まで聞いたことがありませんでした」といった返事をいただきました。一般に、アジア系の教会はあまりアメリカの歴史に関して話しませんが、私は、日本語のミニストリーをしていても、自分たちは「日本の教会」ではなく、「アメリカの教会」という意識をずっと持ってきましたので、おりにふれてアメリカの歴史から例話をとることがあります。教会はもちろん、「神の」教会、「キリストの」教会ですが、「アメリカの」教会であるという意識を持つことは大切だと思っています。
7月7日(水)毎日暑い日が続いていますが、家にいる分には暑さを感じることはありません。薄着をしているとかえって寒かったりします。調子の悪い日が何日かありましたが、夏風邪を引いていたようです。
7月8日(木)コロナ感染拡大のため受診を控えていた定期検診ですが、先週血液検査を受け、きょう、身体検査を受けました。コロナのせいで運動不足になっていたわりにはコレステロールも血糖値も悪くはなっていなかったので、安心しました。破傷風の予防接種と腸の検査を近いうちにすることになっています。予防接種は薬局で受け、腸の検査は、送られてくる検査キットにサンプルを入れて返送します。
7月9日(金)きょうから、ダラスのヒルトン・ホテルで CPAC が始まりました。チケットは3日間で 270ドルほどで、そんなに高くはありませんが、C-SPAN にビデオがアップロードされるので、あとで興味のあるものを観ようと思っています。
7月10日(土)一時は一日の COVID 感染者数が百人以下になったダラス郡でも、二百人にまで増えています。4th of July 休日明けだからでしょうか。今年1月に感染者数のピークを記録したのも、クリスマス開けでした。テキサスでは諸活動への制限が取り払われ、人の行き来も以前と変わらない中で再拡大が起こっていないのは幸いなことですが、ほとんどの人はマスクをしていますし、まだまだ安心できない状況にあります。
7月11日(日)ハイチで大統領が暗殺されました。その混乱に乗じてそこにいる四人の宣教師が身代金目的で暴徒に拉致されたということを聞き、礼拝後皆で祈りました。私どもの教会からもハイチに宣教師を派遣しており、その夫人はしばらくの間日本語礼拝でピアノを弾いてくださったので、おふたりのためにも祈りました。
7月12日(月)投票はアメリカ国籍を持ち、選挙人として登録された人にだけ与えられるものです。ところが、昨年の選挙では、「コロナ対策」のためという理由で、議会での選挙法の改正を待たずに、行政側で不適切な手段での選挙が行なわれました。資格のない人や、亡くなった人、ペットまで投票したのです。それで、多くの州で選挙法をきちんとしようという声があがり、テキサスも、コロナのような状況下でも問題なく投票ができるようにと議会が法案を作り、審議しています。ところが、民主党下院議員がそれに反対し、議員数が満たずに議会が成立しないようにするため、集団で州外に出ています。知事はきょう、党派的な行動をやめて州民のために仕事をしょうと、民主党議員に職場復帰を呼びかけました。
7月13日(火)CPAC では、日曜日にサウスダコタの Kristi Noem 知事が話しました。彼女は父の死後、大変苦労して仕事をしてきた人で、庶民感覚を持った人のように思いました。静かにですが、しっかりした口調で、アメリカの良き伝統を守りたいと話していました。
7月14日(水)「日々の聖句」8月号の発送を終えました。20日が10月号の初稿締切ですので、続いてその仕事にとりかかっています。それにしても、インクタンク方式のプリンターは大量の印刷をよくこなしてくれ、不具合がなく順調です。レーザプリンターに比べ印刷速度が遅いのと音がうるさいことを除けば、ランニングコストが低いので、ほぼ満足しています。
7月15日(木)ハイチで拉致されていた宣教師たちが解放されたとの知らせを受けました。殺害されたハイチの大統領は台湾を支援していたので、CCP に狙われたのではないかと取り沙汰されていますが、事実は分かりません。キューバでもデモが行なわれいます。どこででも、政治的な混乱が起こっています。独裁的な権力で保たれた秩序はやがて混乱に陥ります。人が人としての自由を正しく用いるところにしか秩序と調和は生まれません。Pax Romana(覇権的平和)でなく、神がくださる平和(Pax Domini)を待ち望みます。
7月16日(金)日本ではオリンピックまであと一週間になりました。オリンピックはもともと世界の国々との交流のためにあると思うのですが、非常事態宣言下でのオリンピックでは、選手は宿舎に缶詰になり、選手間の交流どころか、日本の一般の人々との交流も行えません。日本人も、自国開催でありながら、家に閉じこもってテレビで試合を観戦しなければならないのです。せっかく作った競技施設や、用意した仮設の拡張座席も無意味なものとなりました。これは、原発事故の処理が完了したと偽り、オリンピックを政権高揚のために利用しようとした誰かの罪がもたらしたものなのでしょうか。
7月17日(土)しかし、オリンピックが始まって、日本選手がメダルを取ると、COVID の感染が広がったとしても、人々の心はそのことで沸き立つでしょう。今までうっとおしい生活を強いられてきた鬱憤ばらしになるからです。何かに熱中するというのは人間だけにできることで、それ自体は良いことだと思います。しかし、集団心理を操って自分の益にしようとする行為には警戒したいと思います。
7月18日(日)きょうの礼拝後、教会の若者たちがメキシコにミッション・トリップに行ったこと、ダラスの公園で難民の人たちのために VBS をしていることなどのレポートを聞きました。こうした夏の宣教・伝道活動が徐々に戻ってきたことをうれしく思いました。
7月19日(月)年をとっても何か新しいことを習うとよいと言われます。私の場合、まったく新しいことではありませんが、プログラミング言語に長いあいだ Perl を使ってきました。ウェブの技術者の間では Perl を使っているのは年配者だけといわれるほどになりましたので、次に Python を使うようになりました。そして、今回は Google が開発した Go を習いはじめました。Perl や Python のように融通のきく言語ではなく、いろいろ面倒な手順が必要ですが、分からないことがあれば、簡単にウェブで調べることができるので、習いやすいものだと思いました。
7月20日(火)Go と Python の本が Kindle で無料で手に入りましたので、それも参考にしています。「日々の聖句」をはじめ、私の書いたものも、Kindle で出版する予定なのですが、それに先立って MOBI ファイルを無料で提供しているのですが、ほとんど欲しいという人がいません。Kindle はとても便利だと思うのですが、私が知る人たちの間ではポピュラーでないようです。
7月21日(水)以前書いて、何度か校正のために目を通した本ですが、印刷のためにファイルを開くたびに、直さなければならないところを見つけます。まずは記述の正確さが大切なのですが、次に文章が明瞭かどうか、それから誤字、脱字、表記ゆれなどの校正と続きます。この作業はほとんどエンドレスです。しかし、「書く」という方法でしか残せないもの、伝えられないものがあるので、非力な者ですが、これからも取り組んでいきたいと思います。
7月22日(木)まだ、家のまわりの草は伸びてはいませんでしたが、来週は100℉をこえる暑さになるので、午前中にざっと、刈っておきました。今年は、こまめに草刈りをしているので、わが家のヤードも少しは見た目がよくなりましたし、芝も少しはひろがってきたようです。
7月23日(金)私たちは毎朝納豆を食べています。それがなくなると、韓国の食料品店に行って納豆などを仕入れてきます。数週間前、玄米を切らしたとき、ベトナムの店のほうが近いので、そこで玄米を買いました。安かったのですが、古い米だったようで、韓国の店で買うものよりもうんと味が落ちました。きょうは、いつもの玄米も買っておきました。
7月24日(土)8月1日は、日本語礼拝2周年になるので、私の書いた本を記念品にしたいというので、数日前からそれを作りはじめたのですが、夜までに、なんとか完成することができました。
7月25日(日)日本語礼拝ではきょうで「使徒の働き」からのメッセージが終わりました。来月は「ヨハネの黙示録」に移るのですが、歴史書としては、ヨハネの黙示録は使徒の働きの後のローマ皇帝によるキリスト者への迫害を書いていますから、順序としてはそれでよいのですが、ヨハネの黙示録は同時に預言書であり、終末のことを書いていますので、それを解き明かすのはとても困難です。しかし、ヨハネの黙示録が最後の聖書として書かれ、聖書の最後に置かれていることには神学的な意味があります。創世記にはじまった神の救いの完成というテーマがそこにあるのです。ヨハネの黙示録は二重・三重の構造を持っていますので、じっくりと学びたいのですが、礼拝ではそういうわけにはいかないので、「共におられる主」を中心に語りたいと願っています。
7月26日(月)機能から100℉を越える暑い日になっています。きょうは家の冷房が回りっぱなしでした。冷房が壊れないでいることや、停電にならないでいることを感謝しています。
7月27日(火)家内のために PC を注文し、それがきのう届きました。さっそく初期設定をしたのですが、そのあと電源が入らなくなりました。それで今朝、交換をお願いするメールを出しました。ニューヨークの会社なので、メールは営業時間前に出したのですが、営業時間になるとすぐに交換のための手続きをとってくれ、無料の返送ラベルを送ってくれました。午前中に FedEx に持っていくことができました。何事も、すぐにやってくれると、気持ちのよいもので、その会社への信頼も増します。
7月28日(水)暑い日が続いていますが、それはテキサスだけではなさそうで、南部一帯がそうらしいです。幸い草が伸びていないので、この暑さの中で草刈りをしなくて済むのはありがたいです。あまり暑いと草も伸びないのかもしれません。それとも雨が降らないからでしょうか。
7月29日(木)たまりにたまったEメールを整理しました。宣伝・広告のメールを削除し、業務連絡の類をアーカイブにとやっているうちに、個人的なEメールがとても少ないことに気付きました。Eメールとは、もともと業務連絡のためのものなのかもしれませんが、近況を知らせ合ったり、安否を問いあったりするものもあって良いでしょうが、あまりありません。パーソナルな言葉のやりとりが少なくなったのは COVID のためばかりではなさそうです。
7月30日(金)8年ほど使ったトースターが壊れたので、新しいものを買いにいきました。午前中、少しは気温が低かったので、ひさしぶりにターゲットまで歩いて行きました。今回買ったのは、ターゲット・ブランドでしたが、2年間の保証がありました。そんなに高くないので、2年もてば十分だと思いました。
7月31日(土)全米で COVID の新規感染者が増えています。「ワクチンを受けたらマスクはいらない」と言っていましたが、今は、「マスクが必要」と言っています。私たちの町では、病院以外はマスクはいりませんし、店員もマスクをしなくなりました。いったん「マスクはいらない」と言ってしまった以上、もういちどマスクをさせるのは難しいと思います。
Home Prev Year Prev Month Curent Next Month Next Year