USA Diary

July, 2010

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7月1日(木)夏期修養会二日目となりました。朝、洗面所にいくと男たちが一斉に歯を磨いています。この光景を見て、私は「なぜ朝、歯を磨くんだろう」と不思議に思いました。歯を磨くのは、食事が済んでからというのが私の習慣だからです。たしかに朝、歯を磨くとすっきりしますが、寝ている間は何も食べていないのだから、朝食をとってから磨けばいいのに思いながら、私は顔を洗ってからマウスウォッシュを使うだけでさっさと洗面所から出てきました。
7月2日(金)きょう聖書講義でお話ししたところ、みなさんからとてもよい反応をもらいました。もっと聖書を学びたいという若い人たちの声を聞くのはとてもうれしく思います。そんな人たちといっしょにもっと深く聖書に取り組みたいという願いがいっそう強くなりました。
7月3日(土)サンタバーバラの帰り、フリーウェーの入り口を間違えてしまい、少し余分な時間がかかりましたが、おかげでサンタバーバラの海辺の景色を楽しむことができました。それでも、そんなに遅くならず、夕食までには家に帰ることができました。
7月4日(日)今日は六年ぶりで、7月4日が日曜日になる日です。この次に7月4日が日曜日になるのは2021年までしかありません。サンディエゴにいたときは、フラッグの入場式をしまたが、ここでは、それは馴染まないと思い、きょうはクリスチャンフラッグと、それに対する誓いのことばを皆さんに紹介しました。
7月5日(月)今週はまた出かけるので、きょうは一日二回買い物に出かけました。すこし余裕があったので、今日のムービータイムには、Angels & Demons を観ました。原作は The Da Vinci Code と同じダン・ブラウンです。物語の主人公はダ・ビンチ・コードと同じ、ハーバード大学の象徴学の教授で、プロットも前作と似ていますが、今回は信仰と科学の問題を考えさせるような内容になっています。土壇場の逆転的な結末はまだ小説を読んでいない人や映画を観ていない人のために伏せておくことにしましょう。
7月6日(火)明日からの旅行のための準備をしなければいけないのですが、今日も遅くまで教会で仕事をしていました。出かけていれば教会の仕事がなくでそのぶん楽かと言えば、実際はそうではなく、礼拝の準備などを前もってしておかなければなりません。日曜日の礼拝プログラムのための原稿を担当の方に送ってから家に帰りました。
7月7日(水)サンディエゴまで長い道中でした。ロサンゼルスまではスムースでしたが、ロサンゼルスでトラフィックにかかりました。カープールレーンでも停滞しました。でもオレンジ郡に入るころには少しは停滞が緩み、サンディエゴに入ると問題なくドライブできました。予定より少し遅れましたが、なんとか明るいうちにホテルに着くことができました。
7月8日(木)きょうはサンディエゴ教会で牧師会。夕食もそこでいただいて教団総会の会場、また宿舎のポイント・ロマ大学に向かいました。同じ宿舎で泊まる牧師といっしょに海辺まで散歩に行き、ここ数日の運動不足を解消しました。
7月9日(金)きょうは一日中会議でした。先週の夏期修養会にここでも大学のカフェテリアの食事で、あまり健康的でないような食事が続きました。メインディッシュはその場で調理してくれるのですが、順番を待たなければいけないので、食べ物にあまりこだわらない私は、自分でピックアップできるものを取ってさっさと食事を済ませました。
7月10日(土)総会が終わって知人たちと夕食をいただき、ホテルに戻りました。チェックインが遅かったので、車を停めるのに一苦労しました。今、サンディエゴは一番お客さんの多い時で、どのホテルもいっぱいでした。とくに値段の安いところは予約がとれないほどです。私は早くから予約していたので良かったと思っています。
7月11日(日)UCC の教会で礼拝を守りました。きれいな教会で、よく準備された礼拝でした。礼拝後の昼食に加えてもらいました。この教会の牧師ともう少し話したかったのですが、できませんでした。夕べはまわりが騒がしくよく眠れなかったので、午後はホテルにもどってすこし昼寝をしました。疲れをとってから夕方出かけました。3日ほどサンディエゴにいたので、すっかり忘れていたサンディエゴの道路を少しは思い出すことができました。
7月12日(月)サンホゼへの帰りの道もロサンゼルスは混みましたがそれ以外は順調で、朝9時に出て夕方の6時ごろには帰宅できました。FEBC から録音したメッセージの CD や音楽の CD、それにポイント・ロマ大学やホテルで録音したインターネットラジオの番組などを聞きながら、退屈しないで運転できました。お昼は、冷凍してあったおむすびがちょうど解けて、それをレストエリアで食べたのが、時間とお金の節約になりました。
7月13日(火)教会では VBS が行われています。暑い中、ご苦労さまです。いつの年がVBS のときに冷房がこわれてしまったことがありました。今年は大丈夫であるよう、祈ります。
7月14日(水)来年、教団の日本語牧師だけのリトリートがあるので、そのためのウェブページを忘れないうちにと作っておきました。このページについて新しい方法を思いついたので、試してみましたらうまく機能しました。われながらグッドアイデアだと思ったのですが、牧師たちが活用してくれないと意味がなくなります。せっかくのウェブページをもっと活用してくれたらと願っています。
7月15日(木)サンディエゴは寒いくらいの気温だったのに、サンホゼはとても暑くなりました。といっても、アメリカには華氏で110度などといった地域もありますので、まだまだ過ごしやすいのですが、からだが涼しいのに慣れてしまったようなので、暑さがこたえます。
7月16日(金)「使徒信条」シリーズの学びの第二回目は「カテキズムとしての使徒信条」というテーマで話しました。カテキズム(教理教材)の多くは「使徒信条」をベースにし、問答体で書かれていますので、神に問うこと、神から問われることについてすこしばかり考えてみました。
7月17日(土)一週間ぶりに家内と散歩に行きました。夕食前で暑かったので、ずいぶんくたびれました。たくさん水を飲んでから次の仕事にとりかかりました。
7月18日(日)交通事故で大けがをした人が病院からナーシングホームに移りましたので礼拝後、家内と娘の三人で訪ねました。病院に訪ねたときから見て外傷はずいぶんよくなりましたが、骨折したところは直るまで長くかかるようです。人間のからだも内部ほど治すのが難しいように、人の心も、内面の深い傷ほど回復が難しいのだと思いました。しかし神はその両方をいやしてくださるお方です。ハレルヤ。
7月19日(月)教会の講壇にかけてあるスカーフに「IHS」と刻まれているのは何ですかと質問されました。これは「Information Handling Services」でも「IBM HTTP Server」でも「Interstate Highway System」でもありません。まして「I Hope So」や「I Hate School」の略でもありません。これはギリシャ語の「イオータ、エータ、シグマ」で「イエス」を表わす最初の三文字です。ラテン語では「Iesus Hominum Salvato」(イエス、人類の救い主)を表わしています。以前誰かからもらった Eメールに「IHS(In His Service)」と書いてあったのもありました。いつかの礼拝でこのことばの意味を説明する必要がありそうです。
7月20日(火)公道で一輪車に乗っている人を見ました。アメリカのこどもたちはスケートボードも器用に乗りこなしますし、ローラスケートを履いて、赤ちゃんを乗せたストローラを押している母親もいるほどですが、さすがに一輪車で道路を横切っている姿をみると驚きます。
7月21日(水)きょうはコンピュータの調整に思わぬ時間を取られてしまいました。教会の仕事もコンピュータがなければ何もできないので、すぐに使えるようにしておきました。
7月22日(木)きょうの夜の祈り会にはもう一名新しい人が加えられました。月一回だけの出席ですが、こころよく迎えていただき、良い時を過ごしています。
7月23日(金)このところ夜になると風が止まり暑くなります。それで寝具を薄くすると明け方はすこし寒く感じます。体温の調節機能が落ちていますので、着る物で調節する必要が出てきました。
7月24日(土)夕方家内といっしょに散歩に行きました。歩き慣れたところなのですが、きょうは疲れを感じました。午前中ミーティングがあったせいでしょうか。そのミーティングのメンバーでは私がいちばん年長ですので疲れを感じたのかもしれませんが、他の人たちにも疲れが出ませんようにと願いました。
7月25日(日)5年前に日本に引っ越したメンバーがひさしぶりに礼拝に出席しました。カリフォルニアの教会ではどこも夏の間は礼拝出席者が少なくなり、日本語礼拝でも、旅行に出かけている人がいて礼拝出席が少なくなっていますが、逆にこちらに訪ねてくれる人もあり、このところの礼拝は人数が少なくてさみしいということはありません。
7月26日(月)きのうは聖餐礼拝でした。おとなの礼拝と同じ時間に行われているこども礼拝の奉仕者のために、礼拝後ちいさな聖餐のときを持っています。そこでは "Jesus Lamb of God" を歌って聖餐を守りました。聖餐が「仲良しの食事」のように扱われるようになり、イエスの「犠牲」として覚えられることが少なくなった今日、聖餐でイエスを「神の子羊」として覚え、歌い、祈ることはとても意義深いことと思っています。
7月27日(火)聖餐については、さまざまな神学議論があります。パンとぶどう酒を「象徴」と考えるものもあれば、それが実際にキリストのからだと血になるのだとするものもあります。しかし、どの立場をとろうとも、聖餐が尊いものであることに変わりはありません。共にいてくださるキリストに対する畏敬と献身がそこにあるはずです。聖餐そのものの尊さは、私たちの解釈がどうあれ、変わるものではありません。聖なるものを聖なるものとすることから、私たちの聖化が始まるのです。
7月28日(水)聖化について来年5月はじめに持つ日本語牧師会で話すことになっています。以前書いた論文を下敷きにして、東方教会とローマ・カトリック教会の聖化論から学んだことをまとめてみたいと思っています。こちらではあまり神学論文を書くことがないので、かなり腕が鈍くなっていますが、頑張って挑戦してみたいと思っています。
7月29日(木)東方教会では聖化を神の性質にあずかることと考えています。修道士たちがそれを求めて荒野にこもったりしました。それにくらべ、西方教会はカトリックもプロテスタントも行為に表れた聖化を重んじる傾向があるように思います。私は両者ともに斥けあうものでなく、補いあうものであると思っていますが、現代は、とくに功利主義的なアメリカの文化では "being" よりも "doing" のほうに重点が置かれすぎているように思います。東方教会から学ぶべきものも多いと思っています。
7月30日(金)ジョン・ウェスレーの聖化論には東方と西方の両者の統合があるような気がします。ジョン・ウェスレーは実践的な伝道者で、神学者ではありませんでした。しかし、彼の伝道を支えた神学はあったはずですし、彼の実践に基づいてその神学が発展していったはずです。ジョン・ウェスレーから実践的聖化論をもっと学ばなければならないと思っています。
7月31日(土)今、わが家の電話の外線が故障していて、何度も電話会社に修理を請求しているのですが、「ケーブルデパートメントに連絡をとってある」「きょう○○時に修理に行く」という返事ばかりで、いっこうに直してくれません。電話が通じないので心配したロサンゼルスの友人が教会に電話してくれました。私のことをこころに留めて祈っていてくれることを感謝しました。
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