USA Diary

July, 2009

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7月1日(水)雨の中、長崎から博多に、博多から東京に向かいました。長崎から博多への特急が遅れましたが、予定していた博多から東京への新幹線への次の列車に乗ることができ、予定の時間に間に合いました。東京では雨があがっていて助かりました。
7月2日(木)以前奉仕した教会の兄弟姉妹のお宅で夕食を共にして、まじわりを持ちました。教会生活や伝道について夕食の前後にたくさんの質問を受けました。私の答えが役に立ったのはうれしく思いますが、同時に、日本の牧師たちがあまりにも忙しく、信徒の必要に応えることができないというのは残念に思いました。
7月3日(金)東京では三鷹のチーム・センターに泊まりましたので、三鷹から吉祥寺まで歩いていきました。吉祥寺や井の頭公園は神学生時代良く行ったところで、地理や店を覚えているつもりでしたが、すっかり忘れてしまっていました。あちらこちら歩き回って疲れましたので、帰りは吉祥寺から三鷹まで電車を使いました。
7月4日(土)チーム・センターには私たちの他に数家族が宿泊していましたが、朝食を食べたのは私たちだけでした。朝食のときには、七月と八月、センターのホスト役をするためにフロリダから来ている引退宣教師と有意義なまじわりのときを持つことができました。朝食の後、短いデボーションの時間があり、肉の糧とともに霊の糧もいただくことができました。早めに成田に向かい、空港で昼食を食べてから飛行機に乗りました。
7月5日(日)今朝は昼まで目覚めることなく眠ってしまいました。サンタクララの教会の礼拝にはすでに他の牧師にお願いしてありましたので、大丈夫でしたが、私自身の礼拝のためには、いつもいく近くの教会の夕礼拝に行きました。この時間にその教会に行ったのははじめてでしたが、大勢の人でいっぱいでした。
7月6日(月)今日もまだ旅行の疲れがあって、昼まで眠ってしまいました。明日から教会に戻りますし、木曜日から土曜日までは教団の総会があるので、疲れを引きずらないようにと願っていますが、まだ体調はいつもの75パーセントです。
7月7日(火)教会に戻りました。午前中たまっていたメールをチェックし、午後からスタッフ・ミーティングをし、その後は明日の祈り会の準備をしました。
7月8日(水)日本ではじっとしていても汗ばみましたが、カリフォルニアでは湿気の少ない涼しい気候を楽しんでいます。教会で冷房が入ると寒いと感じることがあります。風邪をひかないように注意したいと思います。
7月9日(木)教団の正教師会がありました。今年は近くの教会なので少し楽ができたのですが、その代わりに正教師会の前後に他の用事を入れたので、かえって大変になりました。明日は早く家を出なければならないので、今日は早く休むことにしました。
7月10日(金)教団総会に早く出かけました。道は思ったほどは混んでおらず、早く着くことができました。教団総会では、手続き上のことで時間を取られて実際の討議の時間がなく残念でした。「だから規則を新しくして、曖昧さをとりのぞかなければならないのだ。」と、機構改革に熱心な人たちが言いましたが、私の判断では、それは規則の問題ではなく、総会運営の下準備の問題だと思います。どんなに詳しく定めた規則でも、あらゆる場合をカバーすることはできません。実際の運用では「解釈」が必要です。規則をよりわかりやすくするのは良いことかもしれませんが、それを聖書的良識に基づいて運用する判断力がより求められているように思います。
7月11日(土)夕べは帰りが遅く、今日も朝早く出かけました。総会が終わってから教会で礼拝プログラムや総会の報告書などの仕事をしていましたので、少し疲れましたが、からだを動かしたほうがかえって疲れがとれるかと思い、家に帰ってから散歩に行きました。
7月12日(日)午後から教会の建物のことで会議がありました。多くの人の意見を聞くことができましたし、日本語部からはこれから教会を担ってくれる人たちが出席したことは感謝なことでした。
7月13日(月)急に暑くなったので、冷房機をつけることにしました。移動式のものは排気ホースをつけるだけですので、簡単ですが、固定式のものは窓にとりつけるのに一苦労しました。窓がかわったため去年までのものがそのまま使えなくなったのですが、まったくやり直すのも無駄ですので、なんとかやりくりして使えるようにしました。まだ完全ではないので、材料を買ってきて、きちんとしたものにしなければなりません。
7月14日(火)今日は面談と訪問があって予定していた仕事ができませんでしたが、面談と訪問はさらに良い仕事ですので、そのことに感謝しています。
7月15日(水)今日は、祈り会のほかは、昨日できなかった事務的な仕事で明け暮れしてしまいました。牧師の仕事は、休暇をとったらその分あとでキャッチアップしなければならないものが多く、日本から帰ってきてから忙しく、体調回復はまだ80パーセントです。
7月16日(木)歯の治療が思ったよりも長く時間がかかり麻酔を二本も打たれたため、治療後は頬の片側に感覚がなく、よくしやべれない状態でしたが、しばらしくして大丈夫になりました。若いときからもっと歯の手入れをしていればこんなことにはならなかったのにと思いました。生涯、全部揃った自分の歯でものを食べることができたら一番よいのですが、私はすでに何本かの歯を失っており、今となっては手遅れです。
7月17日(金)サンホゼ市の失業率は11パーセントをこえて全米第三位となりました。働きさかりで一家の支え手が仕事をなくしているのを見るととても気の毒です。就職に結びつくような経済の回復を願っています。
7月18日(土)7月8〜9日、プロテスタント宣教150周年大会が横浜で行われ、加藤常昭師が「神の言葉に生かされるキリストのからだ・教会」と題して基調講演したと「クリスチャン・ツゥディ」が報じていました。その中の次のことばに目がとまりました。
 そのうえで、自分の要求を満たす牧師を探し回るようなわがままな信徒のことで多くの牧師が苦しんでいる現状を指摘。キリストの体である教会のあらゆる組織は、「(キリストが統治する)キリストクラシーが実現するときにだけ意味をなす」と述べた。
 最後に加藤氏は、それぞれの教会でプロテスタント宣教150周年を覚えての集会を開いてほしいと話し、「(その集会でみなが悔い改めて)キリストの体をキリストにお返しください」と呼びかけた。
先生が教会の現状を憂え、キリストのからだがキリストのからだとなることを訴えられたことに同感しました。
7月19日(日)今日食べたフォーチュン・クッキーに良いことばがあったので、書き留めておきます。
Wisdom is knowing what to do next, skill is knowing how to do it, and virtue is doing it.
知恵は次になすべきことを知ることであり、技能はそれをどうやるかを知ることであり、徳はそれをすることである。
7月20日(月)夏期修養会のメッセージ・テープのオリジナルを作っています。きのう、その宣伝をしたのですが、注文書にはまだ誰も書き込んでいませんでした。余分に作っておけば、欲しい人もあるでしょうから、注文より少しおおめにコピーを作ろうと思っていますが、肝心のコピー用のテープが無くなっていたので、さっそく注文しました。来週の早いうちに届くといいのですが…。
7月21日(火)きょうは電話の多い日でした。東海岸で働いている牧師からも電話がありました。彼は同じ神学校の後輩にあたる人で、そののちもらったメールに「先輩と話すことができて良かった」とありましたが、私たちの卒業した神学校は教師と学生に「親分・子分」的なつながりがなく、また、先輩・後輩といったことをあまり意識させない校風がありますので、「先輩・後輩を意識しないで、同労者としてまじわりを持ちましょう」と返事をしました。
7月22日(水)夏休みのため、祈り会の人数がすくなくなっていたのですが、今朝は「夏休みだから来れました」という人たちで多くなりました。礼拝はこのところ人数がすくないようですが、来週は聖餐があるので、主の晩餐の招きに応じて多くの人に集まってもらいたいと願っています。
7月23日(木)日本の首相がよく「失言」するようですが、その背後には大衆の「うけ」を狙う気持ちがあったのではないかという意見があります。みんなに「うける」、「笑いをとる」ということが先に来ると、必要なことを正しく語るということがなくなってしまいます。私も説教者として、そのようなことがないようにと自らをいましめる必要があります。
7月24日(金)同僚の牧師が部屋を片付けはじめました。彼に「片付けるのには捨てるのは一番!」と言ってしまった手前、私も山のようにたまった書類を捨てようかと思っています。今月もあと一週間になりましたが、比較的スケジュールの混んでいない今月中になんとかしたいと思っています。
7月25日(土)カリフォルニアの予算がなんとか通りました。赤字解消のために支出を削減しており、景気が落ち込んでいるときだけに、悪い影響が出ないよう、また、社会的に弱い立場にある人が困らないようにと願っています。アラスカではペイリンさんが任期を残したまま辞めることになりました。彼女は政治家として適格であるとは認められていないようです。
7月26日(日)録画したテレビを見ていた家内が私を呼んで、ドラマの中で殿様が他の殿様たちのところに「挨拶回り」に行く場面を見せ、「こういうのって、今も変わっていないわね。」と言いました。今でも、「挨拶回り」が上手でなければ出世できないと思われているようです。「牧師の仕事とは挨拶すべき人に挨拶し、教会に出入りする人に声をかけることなのだ」と思われている中で、「みことばと祈り」のミニストリーを目指すのは、すごい「戦い」に感じられるのです。
7月27日(月)ひさしぶりに日本のお笑い番組を見ました。この番組は日本で2000回以上も続いている長寿番組です。年に50回の放送としても40年も続いているわけですから、それだけでもたいしたものだと感心しています。私も後数年すれば牧師になっても40年になります。毎週の説教を記録していれば2000近くになっていなければならないのですが、今のところウェブに載せてあるのは386しかありません。
7月28日(火)9月からはじまる Pastor's Bible Study では Richard Foster の "Celebration of Discipline" を教科書に使います。そのため Web で調べてみたら、多くの教会でこれを教科書に勉強会がなされているようで、借用できそうな資料が多くありました。この本は『スピリチュアリティ 成長への道』として日本語に翻訳されていますが、日本語の資料をみつけることができませんでした。日本の教会でこれを教科書にして取り組んでいるところはまだないのかもしれません。
7月29日(水)「祈り会」での「御霊の実」シリーズが終わりました。8月からは、聖書にある代表的な祈りを、祈り会のメンバーに選んでもらい、そこから奨励をしてもらうことにしています。たくさんある中から、52の祈りを選んでみました。8月のはじめの2回は私が話して、そのあとからはアルファベット順で担当者に話してもらう予定です。
7月30日(木)一番奥の歯のクラウンが取れたままになっていたので、二週間前、型をとりクラウンを作ってもらいました。今日それをつけてもらうために歯医者に行きましたが、作ってもらったクラウンがどうしても合わず、来週もういちど「型」(インプレッション)をとってもらい、やり直すことになりました。これで三度目になります。一時間あまりも大きく口をあいたままでいるのはとても苦しいので、今度こそうまくいってほしいと願っています。
7月31日(金)友人の奥さんが日本に行っているので、彼に夕食を届けに行きました。口にあうかどうかわかりませんが、働いている男性が自分で料理するのは大変でしょうから役に立てばうれしく思います。レストランで食べるものは野菜がすくないように思います。レストランのものがどんなにおいしくても家庭の料理にまさるものはないと思います。
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