USA Diary

July, 2007

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7月1日(日)きょう午後から理事会があるため、私はランチがわりにとバナナを持っていきました。家内がバナナをプラスティックで包んであったのを見て、となりに座っていた人が「バナナは皮が厚いし、むいて食べるのになんで、ラップしてあるんだ。」と質問してきました。また私がバナナを先端からむくと、「ふつうは根本からむくんじゃないの。」とまたまたつっこんできました。私は根本を手にもったほうが安定していてよいと思うのですが、アメリカ人の彼にとっては不思議なことだったようです。バナナを食べ終わったあと、バナナの皮をラップにくるんでランチバッグに入れました。バナナがつぶれても他のものが汚れないことと、バナナの皮を包むためにラップがあるのだということを彼に言おうとしましたが、会議中だったのでやめました。今度ゆっくり説明するつもりです。
7月2日(月)我が家の庭にはテニスボールなど、さまざまなボールがころがっています。これはリスが運んできたものです。リスは、冬にそなえて木の実を蓄える習性があります。それでボールを木の実と間違えて持ってくるのでしょうね。裏庭のケーブルを、いつもリスが行き来していますが、テニスボールのような大きなものをくわえいても、上手に綱渡りができるのです。リスはさしたる訓練もなしに、それをやすやすとやってのけます。神さまの与えた能力というものはすごいものだと思いました。
7月3日(火)テレビのニュースで、コオロギが14秒間に何回鳴くかを数え、それにマジックナンバー 38 を足すと、その場の気温がわかると言っていました。コオロギの中でも snowy tree cricket という種類のオスが1番正確にデータが出るそうです。昆虫学者が気温によってコオロギの鳴く速度が違うことに注目して、このマジックナンバーを割り出したそうです。虫たちも、暑いと「暑い、暑い」といってうるさく鳴くのでしょうか。
7月4日(水)きのう、英語部の牧師に「あす朝は、祈り会をするんだよ」と言いましたら、「July 4th なのに集会をやるのかい?」と言われてしまいました。私も含めて 4名の出席しかありませんでしたが、きょうからはじまるサンタバーバラでの夏期修養会のために祈ることができました。次回は、July 4th には集会をキャンセルしたいと思っていますが、次に July 4th が水曜日になるのは 2012年ですので、当分は心配しなくて済みそうです。
7月5日(木)今年の夏期修養会は参加者が少ないと聞いていましたが、私にはちょうど良いくらいの人数のように思いました。大規模なクリスチャンの集まりから励まされることも多いのですが、私にとっては、心に残る集会の多くはむしろ小さな集まりでした。人数のことだけを考えず、意識をもって参加する人の多い修養会であってほしいと個人的には思っています。
7月6日(金)修養会々場で、メンバーのために何冊かの本を買おうとしましたが、良さそうな本を多く見つけることはできませんでした。日本で出版される本は、一般的に言って「軽い」本が多いように思います。読書離れを防ごうとして、誰にも読んでもらえるような「軽い」本が多く出されるのでしょうが、そういう本を読んだ人は、ますます本嫌いになるのではないかと思います。私は書物に、単なる情報の寄せ集めや、エンターテーメント以上のものを求めています。私たちにものごとを深く考えさせてくれることを期待しています。英語の本には優れたものが多いので、私は、英語の本の方を良く読むようにしています。
7月7日(土)サンタバーバラからの帰りは、そんなに暑くもなく、道路も混み合わず、予定どおりの時刻に帰ってくることができました。サンタバーバラでの昼食は、ドライブ前だったので、少なめに摂ったので、夕食はいつもよりたくさん食べてしまいました。
7月8日(日)6月24日のダイアリーに「男性たちと深い聖書の学びをしたいという夢はまだ実現されていません。」と書きましたが、先週は、「今は日本にいてできませんが、アメリカに行ったとき、先生の聖書塾があるなら、参加したい。」と言ってくださったかたがあり、きょうは、ひとりのメンバーから「自分も聖書を学びたい。」との応答をもらい、うれしく思いました。
7月9日(月)夏期修養会のメッセージは CD に録音されたものをもらいましたが、カセットテープのほうが良いとのことで、それをカセットテープに録音するための下ごしらえをしました。カセットテープは近くの店で買えないので、メールオーダで注文しました。講師の先生がメッセージ原稿を用意してくださったので、それを編集して、テープといっしょに配ることにしました。メッセージ原稿をくださる講師は少ないので、先生のこまやかな配慮にほんとうに感謝しています。
7月10日(火)日本語部のニュースレターは、今まで毎月発行していたのですが、今年の4月から年4回の発行になりました。今週は教団総会があるので、今日、ニュースレターを印刷しました。ニュースレターに名前を付けたいのですが、まだ合意が得られていないので、当分の間、毎回違った名前をつけることにしました。前回は「そよかぜ」、今回は「てのひら」です。かつて寄せられた名前の中から、ひらかな4文字のことばにしぼり、毎回、その解題をニュースレターに載せます。聖書には、神のみわざや信仰の喜びをあらわす言葉がたくさんあります。他の教会のニュースレターにはないユニークで、しかも、親しみやすい名前に決まると良いと思っています。
7月11日(水)明日から教団総会のため教会を留守にしますので、きょう日曜日の礼拝プログラムを作りました。あまり早く作ると、必要な報告を落としてしまったり、変更を反映させられないのですが、そういうことが無いようにと願いながら、係の方に印刷をお願いしました。
7月12日(木)きょうは教団総会を前にしての教団牧師会でした。以前は正教師だけで集まったのですが、最近はずっとローカル・ハイヤの牧師たちも含めての大きな牧師会となりました。私はどちらかいえば大きな集まりよりも、小さな集まりのほうが好きなので、時間があれば興味や関心別にスモール・グループがあれば良いのにと思いました。
7月13日(金)きょうは朝から夜までづっと教団総会があり、昨日から1時間以上かかって会場となったウォールナッツ・クリーク教会に通っていますので、きょうはさすがに疲れました。ハワイで総会があった時は、遠くまで大変でしたが、夜はホテルでゆっくりできたので、かえって疲れませんでした。遠くにいくときは前もって仕事を片付けてから出かけるのですが、地元だからと、仕事を家に残してきたのも、大変だった理由のひとつかもしれません。
7月14日(土)教団総会で牧師が歯科保険に加入することになりました。ホノルル教会の知人から "How are you?" と尋ねられ、「実は、この一年づっと歯医者にかかりぱなしで大変でした。」と答えましたら、「歯科保険加入が、あなたには、ちょっと遅かったですね。」とずいぶん同情されました。
7月15日(日)教団総会の報告を次の日曜日にすることがならわしになっていますので、代議員のひとりにお願いしました。よくまとまった報告をしてくださり、うれしく思いました。
7月16日(月)クリスチャン・ブックストアやメール・オーダのカタログに早くもクリスマス用品の案内が出ていました。"Christmas In July" といってクリスマス商戦がもうはじまっています。
7月17日(火)新潟に大きな地震がありました。中越地震から三年たたずにふたたび震災にまきこまれたわけで、「天災は忘れたころにやってくる。」ということわざを「天災は忘れぬうちにやってくる。」と変えなければならないかもしれないと思いました。
7月18日(水)いったん教会から帰って、夜の祈り会に出かけようとしたら急にからだがふるえ、体温が上がり、食事もできなくなってしまいました。それで、めったにないことですが、祈り会をお休みしなければならなくなりました。9時ごろになってようやく食事を摂ることができるようになりました。疲れとともに、冷房の影響があったためと思います。
7月19日(木)教会に柏崎の実家が地震で全壊してしまった方がいましたので、そのお見舞い金を集めることにしました。義援金のことを領事館に問い合わせたのですが、領事館では取り扱う予定はないとのことでしたので、まずは特定の家族の方へのお見舞いをすることにしました。
7月20日(金)今日予定していたゼロ会は参加者の多くが都合が悪く、中止となりました。夏はどうしても特別な予定が入ってしまい、集まりが悪くなってしまいます。私は、来月も予定が入っていますので、この夏は、ゼロ会を2ヶ月スキップしてしまうことになります。
7月21日(土)サンマテオの教会で行われた一日修養会に講師として招いていただき、午前と午後二回のメッセージをお伝えしました。プログラムには「講義」とあったので、少し講義調になってしまったかもしれませんが、できるだけ信仰の養いとなり、祈りに導かれるようにと願いながら、奉仕をさせていただきました。
7月22日(日)先週は礼拝のデジタル録音がうまくいかず、テープから音声ファイルを作るなど、苦労したのですが、今日はうまく録音がとれていました。ただ、コンピュータのオペレーティング・システムを Vine Linux から Ubuntu Linux に変えたので、ソフトウェアの調整にちょっと手間取りました。
7月23日(月)民主党の次期大統領候補はヒラリー・クリントンとバラク・オバマ両議員にしぼられてきたというのがもっぱらの噂で、ヒラリーが大統領候補、オバマが副大統領候補ということで落ち着くのではということらしいです。共和党のほうはどうなるでしょうか。大統領選挙は2008年11月4日ですが、今からもうデッドヒートが始まっています。
7月24日(火)民主党の大統領候補者がユーチューブによる国民の質問に答えるという討論会が行われました。インターネット時代ならではのおもしろい企画だと思います。アメリカ人にとって、大統領選挙は、オリンピックよりも大切な四年に一度の大行事で、お祭り的な要素もありますが、ひとびとの政治への意識は、他の国にくらべて高いと思います。それが、アメリカの民主主義を支えているのだと思います。
7月25日(水)アフガニスタンでテロリストに誘拐された韓国のクリスチャン・グループのうち、牧師が殺害されました。全員の無事を祈っていただけに残念でした。一日も早い解決を願います。
7月26日(木)スペースシャトルの飛行士が搭乗前に飲酒していたことがあったというニュースがありました。スペースシャトルの打ち上げも回を重ねるようになり、飛行士に気の緩みが出てきたのでしょうか。まじめにやってほしいと思います。
7月27日(金)きょうで、VBSが終わりました。去年は暑い夏だったのに冷房が壊れて大変でしたが、今年は涼しい夏で、冷房も問題なく、プログラムも順調に行ったようです。夜、ボランティアが集まって「ご苦労さま会」が行われるそうです。ほんとうにご苦労さまでした。
7月28日(土)時間がとれたので、近所の教会の土曜日の礼拝に参加しました。その教会には何人か牧師がいて交代で礼拝を担当するのですが、今日は主任牧師の担当でした。もうひとりの若い牧師がちょうど40歳の誕生日ということで、出口に立って、皆の祝福を受けていました。彼とは個人的に話したことはないのですが、何度か聞いた説教に感銘を受けましたので、彼に「ハッピー・バースデー」とお祝いのことばをかけてから家に帰りました。
7月29日(日)去年1月から始めたエペソ人への手紙からの37回のメッセージを今日で終えました。それ以前にも話したメッセージもつけくわえて、メッセージ原稿へのインデックスをホームページに載せておきました。礼拝メッセージは、注解とはちがって、メッセージの聞き手との関係で形作られていきますので、かならずしも統一がとれてはいませんが、エペソ人への手紙の学びに役立てていただけると思います。
7月30日(月)Jim Houston の "Joyful Exiles" が日本語では『喜びの旅路』という題で出版されています。日本に旅行した人に頼んで『喜びの旅路』を買ってきてもらい、家内も読み始めました。Exile というのは聖書では「捕囚」あるいは「捕囚の民」、「国を失った人々」、「流浪の民」などという意味があります。クリスチャンは地上では「旅人」「寄留者」「巡礼」です。しかし、天に国籍を持つので、喜びに満ちているのです。私は、この本をいろんな人に読むよう勧めています。この本が問いかけていることへの答えをみんなで考えあいたいと願っています。
7月31日(火)フラットタイヤを直してもらうために、タイヤショップに車を持っていきました。教会の近くにある店なので、いったん歩いて教会にもどり、昼休みに歩いて車をとりにいきました。歩行者用の信号がグリーンになったので、渡ろうとしたら車が私のほうに向かってきました。ドライバーは携帯電話で話していて全然前を見ていないのです。カリフォルニアでは運転中の携帯電話の使用は禁止されていませんが、電話に気をとられて危ない運転をしているドライバーが多くいます。
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