USA Diary

July, 2006

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7月1日(土)もう7月。今年も半年が過ぎたのですね。2000年にサンホゼに来てからあと少しで6年が経とうとしています。1991年にカリフォルニアに来ましたので、カリフォルニアでの生活と教会での働きが15年を数えることになりました。さいわいにもサバティカルをいただいたので、この15年をふりかえり、整理してみたいと思っています。
7月2日(日)サバティカルの期間、近隣のさまざまな教会を訪問する予定で、今日は Bethel Church に出ました。いつもは 9時15分と11時の2回の礼拝をもっているのですが、今日は 10時から July 4th の特別礼拝がありました。オークランド兵学校のドラムや海兵隊のサイレント・ドリルなどもみることができました。ホロコーストから逃れたふたりの男性のあかしは感動的でした。牧師は、アメリカが勝ち取った自由は、独立戦争で流された血という代価によって買い取られたものであるように、私たちの罪からの自由もキリストの血という尊い代価によるものだと語ってくださいました。Freedom(自由)は決して Free(無代価)ではないのだということを覚えました。
7月3日(月)アメリカで花火があがるのは、元旦と July 4th の年二回です。明日は、あちらこちらで花火があがり、サンホゼのある教会でも花火を使ったイベントをするようですが、今日から、あちらこちらで小さい花火が上がっています。犬は音に敏感なので、花火があがるたびに、近所の犬が吠え、今日と明日は騒がしい夜になりそうです。
7月4日(火)ワシントン D.C. のキャピタルからの July 4th のお祝いをテレビで観ました。アメリカらしい楽しいお祭りでした。日系人ではじめて閣僚となったミネタさんの姿も見えました。サンホゼの空港は彼の交通省長官の就任を祝って「ミネタ国際空港」と名付けられましたが、彼も7月で辞任するとのことです。サンホゼからはいままで成田への直通便があったのですが、それも10月で終了します。このことは、シリコン・バレーの最盛期が過ぎたことを象徴しているように思います。
7月5日(水)北朝鮮が July 4th に合わせるかのようにミサイルを発射しました。北朝鮮の意図はよくわかりませんが、南北の統一が韓国クリスチャンの祈りです。分断された民族がひとつになれるよう、そして、そのことが東アジアの安定につながるように祈りたいと思います。
7月6日(木)きょうはブッシュ大統領の 60歳の誕生日でした。支持率が下がっていますが、ブッシュさんは「人気のあった大統領でなくても、大切な仕事をやり遂げた大統領と評価されれば良い。」と言っていますが、その「大切な仕事」をやりとげられるようにと願っています。
7月7日(金)昨日から夏期修養会に来ています。宿舎が 3階で暑いため窓をあけておいたのですが、外で話される声がまるで耳元で話されているように、どんどん入ってきます。朝早くから夜遅くまでも話し声が入ってきて、あまり眠られませんでした。今年は散歩したり、泳いだりしたりしようと思っていたのですが、疲れて横になるとすぐ眠ってしまいました。
7月8日(土)サンタバーバラからサンホゼに帰る道はずっと暑く、途中のサリナスあたりは涼しかったのですが、サンボゼに着いてからもまた暑く、とても疲れてしまいました。イースター休みにユタに行った時よりもはるかに短いドライブなのに、どうしてこんなに疲れたのかわかりませんが、無事に帰宅できてほっとしています。
7月9日(日)今日は St. Timothy's Lutheran Church で礼拝を守りました。礼拝式順は伝統的な形式を踏んでいますが、難しいことばはなく、聖書も NIV を使っており、ルター派教会でのはじめての礼拝でしたが、礼拝式順についていくことができました。メッセージは、聖書日課に従ったもので、短くはありましたが、よく整えられたものでした。全部で24の式順を含んだ礼拝でしたが、きちんと60分で終わったのには感銘を受けました。
7月10日(月)二輪車を日本では「オートバイ」と呼びますが、こちらでは「モータサイクル」といいます。その二輪車の横に補助車をつけて走っているのを見かけました。それだけでも珍しいのですが、そこに犬を載せて走っていました。なかなか愉快で、写真に撮っておきたいような風景でした。
7月11日(火)ある先生からいただいた本を読みはじめて、とても多くのことを教えられています。大正四年にはすでに日本語の翻訳があったといいますから、原著はずいぶん古いものなのですが、この本は、その古さを感じさせないような新鮮な内容を持っています。新しいものを追うのも良いかもしれませんが、古いものを掘り下げることも大切だと思います。
7月12日(水)「サバティカルはどうですか?」といろんな人に尋ねられるのですが、修養会があり、明日からは教団の牧師会や総会があるので、サバティカルは、実質的には来週からになります。疲れをいやされて、著作のプロジェクトに身を入れたいと思っています。
7月13日(木)今日から教団の集まりがあり、サンノゼ空港からボブ・ホープ空港まで飛びました。前日にボーディング・パスを印刷しておいたので、セキュリティを通ってそのままゲートに入ることができました。
7月14日(金)今回は、かなり郊外に住んでおられる方のお宅に泊めていただきました。ゲスト専用のきれいなお部屋を用意していただき、しかも、私ひとりで大きなベッドに休むことができ、とてもゆっくりすることができました。ホスト教会の暖かい配慮にこころから感謝しています。
7月15日(土)教団の集まりも無事に終わり、サンタクララから来た7名が同じ便で帰路につきました。帰りの飛行機では窓側に座りましたので、移り変わる地上の景色を見ながら帰ってきました。ちょうど雲のない日でしたので、景色がきれいに見えました。
7月16日(日)今日は近隣の改革派教会で礼拝を守りました。罪の告白の祈りと祝福の後の賛美が、改革派らしいものでしたが、他は、礼拝の最初の部分のシングスピレーションや、そこで歌われる賛美など、ほとんど私たちの礼拝と変わりありませんでした。ワーシップリーダが楽譜なしで賛美を導いていたので、すごいなと思いましたが、礼拝堂の後ろの壁に、正面のスクリーンと同じように歌詞や説教のアウトラインを映し出していましたので、リーダたちはそれを見て歌っていたのです。なかなか良いアイデアだと思いました。説教原稿を礼拝堂の後ろに映し出して説教すると、もっと多く会衆とアイコンタクトをとることができて良いかなと思いました。
7月17日(月)先週、教団総会が行われた南カリフォルニアのサンフェルナンドはとても暑かったのですが、北カリフォルニアもじわじわと暑くなってきました。北カリフォルニアでもちろん暑い日はあるのですが、そんなに長くは続きません。暑い日が四日も続けばそのあと涼しい日がかならずやってくるのですが、今年は、熱波がこの地域をおおっており、山火事もあちらこちらで起こっています。
7月18日(火)今年、エアコンを買い足しておいて良かったと思います。リビングルームにひとつ、ダイニングルームにもうひとつあるのですが、この暑さで、あまり効き目はありません。エアコンをつけても部屋は 90度近くになります。夜、窓を開けて寝なければならないようなことは、いままでなかったのですが、寝苦しい日が続いています。
7月19日(水)暑さが続き、からだの弱い人たちは大変な思いをしています。亡くなった方もあると聞いています。ふだんそんなに暑くならないので、エアコンのない家も多いので、私たちの教会の、ある高齢のかたは、エアコンのある娘さんの家に「避難」しています。
7月20日(木)州知事が電力の節約を呼びかけていましたが、この暑さではエアコンを使わないわけにはいきません。カリフォルニアの電力事情は悪く、前の知事も電力政策がらみでリコールにあったという経緯があります。
7月21日(金)テレビのどのニュースもこの熱波のことばかりです。あまり暑いと頭が良く動いてくれません。なかなか仕事がはかどらない一日でした。
7月22日(土)気温がどんどんあがり、きょうはここ20年来の暑さで、115度になりました。みんながエアコンを使うので、停電になっている地域もあります。私たちの地域はよく停電になるのですが、今回は大丈夫でした。
7月23日(日)今日は、以前から行ってみたかった Peninsula Bible Church に行ってきました。ここは、若き日の Chuck Swindoll が通った教会で、その時の牧師は Ray Steadman でした。Ray Steadman は明確な教会論をもって教会をリードした牧師で、その著書 "Body Life" は、私の今回のプロジェクトの参考書のひとつとなっています。この教会に入ってまず目についたのは "YOU ARE NOT YOUR OWN; YOUR WERE BOUGHT AT A PRICE. THEREFORE HONOUR GOD WITH YOUR BODY.” との聖書のことば(コリント第一6:19-20)が正面の壁に刻まれていたことでした。その教会がどの聖書のことばを掲げるかによって、その教会の性格を想像することができますが、Peninsula Bible Church がこのみことばを掲げているのは、なるほどとうなづけるものがありました。
7月24日(月)教会では今日から Vacation Bible School だというのに、エアコンが壊れてしまったのです。「扇風機を貸してください!」とのメールが入っていたので、朝、届けてきました。少しでも役に立てばうれしく思います。
7月25日(火)今日の午後、メモリアル・サービスが墓地のチャペルで行われました。亡くなられた方は三代にわたるフリーメーソンのメンバーで、フリーメーソンの儀式をはじめて見ました。
7月26日(水)今年もギルロイのガーリック・フェスティバル、キャンベルのミュージック・フェスティバル、シェークスピアの野外劇などが行われます。毎夏、今年こそはと思いながら、どれにも出かけないで終わってしまいます。モントレーの水族館のチケットがあるので、行こうと思ったら、6月で期限切れになっていました。モントレーにもまだ出かけていません。
7月27日(木)ようやく暑さも和らいできましたが、この熱波で 150人近くの人が亡くなられたと報じられていました。家畜も死に、農作物にも被害がでました。出エジプトの時、エジプトにくだった十の災いを思い起こしました。他の州ならいざ知らず、穏やかな気候のカリフォルニアで、このようなことが起ったのは珍しいことです。
7月28日(金)夜、ある教会で持たれた祈り会に行きました。メッセンジャーがひとりひとりに手をおいて祈っていくのですが、長い列の最後に来るまで、みな忍耐して、ひとりひとりのために自分の席で祈っていました。互いに愛し合い、祈り合う素晴らしい群れに出会え、よい経験ができました。
7月29日(土)ケアホームにいらっしゃる方が入院したと聞きましたので、お見舞いに行ってきました。帰りに教会に寄りましたら、男性たちの賛美練習が終わったところでした。「聞けなくて残念だったね。」と声をかけられました。「あとでテープで聞くからね。」と返事をして帰りました。
7月30日(日)今日は、以前にも行ったことのある長老教会に行ってきました。以前は、その教会の牧師がヴァケーションのため、教区で働く牧師が来て説教していたので、この教会の牧師のメッセージを聞くのははじめてでした。この教会にはきれいなローズガーデンがあるので、それを写真に撮るためにカメラを持っていきました。その時教会の隣の市のスポーツセンターにおもしろいモニュメントがありましたので、それも撮ってきました。大きな「手のひら」の中に小さな「手」があるのです。これは、親の手と子の手とを表しているのでしょう。この写真は8月のダイアリーに載せます。
7月31日(月)グロッサリ・ストアでチェックアウトしょうとしたら、私のうしろにいた男性が携帯電話で誰かと話しながら、売っているパンをとり、それをかじりはじめました。チェックアウトするまでに全部食べてしまったら、パンの袋だけを差し出し、「中身は胃の中です。」とでも言うのでしょうか。私はさっさと帰りましたので、その人と店員との会話を聞きませんでした。たまにこういう光景を見ることがありますが、あまり行儀の良いことではありません。
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