USA Diary

July, 2005

Home Prev Year Prev Month Curent Next Month Next Year
7月1日(金)ある本を翻訳しはじめたのですが、最初の一章を訳すのに、思ったより時間がかかっています。ふだんは英語を日本語に置き換えないまま英語を読んでいますから、いざ日本語に訳そうとすると、日本語が出てこないのです。それでいちいち辞書を引いて日本語を確かめなければならなくなりました。さいわい最近コンピュータに入れた辞書が役立っています。
7月2日(土)教会の斜め向かいに消防署があって、教会がある通りは、よく消防車やら救急車が通ります。そんな時は右によって一時停車するのですが、この通りは実は「駐停車禁止」の通りなのです。けれども、「火事になったらルールが変わる。」と言われるように、緊急車両に譲るため、一時停車します。私は、ルールをふりかざしてあれこれするのはあまり好きではありません。より優先するルールに従うということを、イエス・キリストも教えておられるように思います。
7月3日(日)「先生、この前のプリントありませんか。」「先生、コンピュータがおかしいんですけど…。」「先生、忘れ物をしたんですが、届いていませんか。」「この人たちにお礼を言っておいてください。」など、いつも、いろんなことを尋ねられ、頼まれます。そうしたことも私の仕事のうちですし、何かを頼まれるということは、それだけ信頼していただいているということなので、喜ばしいことなのですが、そんな中で、「先生、何かお手伝いできることはありませんか。」と尋ねてくだった方がいて、とても、うれしく思いました。
7月4日(月)夏期修養会が今週になって、お天気のことを心配しています。会場には冷房がありませんので、暑いと、たいへんなことになります。また、寝具は各自が用意することになっていますので、寒いと、寝具が足らなくて風邪をひく人が出るかもしれません。それにプールで泳ぐのを楽しみにしている人もいますので、暑くもなく、寒くもなくと、ずいぶんわがままなお願いを神さまにしています。天気予報では、ちょうどよい気温になるそうですが、さて、実際はどうでしょうか。
7月5日(火)修養会直前になって食事時間が変わり、急遽プログラムを変えました。今日、プリントして、明日持っていく荷物に入れました。講師の接待に必要なもの、お茶の道具、それにプログラムとブックマークなど、用意したものを忘れないようにまとめるだけでも一仕事でした。
7月6日(水)夏期修養会が始まりました。今年は「主事」というお仕事をおおせつかりましたので、早めに家を出ました。July 4th の人の移動が終わったからでしょうか、道路がとても空いていて、予定よりも早く会場に着くことができました。
7月7日(木)「バンパーに乗り、屋根にしがみついて、動いている車に乗っていた人がいた。危ないから二度とそんなことをしないように。」とのお叱りを、修養会会場であるウェストモント大学から受けました。それはワンボックス・カーで、うまい具合に、外から車にぶら下がれるようになっていたのです。大学構内は10マイル以下でゆっくり走っているとはいえ、やはり、それはしてはいけないことです。日本から来た留学生がやっていたようです。日本の若者とアメリカの若者を簡単にくらべてはいけないのかもしれませんが、どうも、日本の若者には「ルールを守る」ということにおいて、アメリカの若者よりも無頓着な面があるように思いました。
7月8日(金)夏期修養会は日本からお招きした講師の先生を中心にして、じっくりと信仰の基本を学ぶことができ、とても良い集まりになりました。修養会では、講師を中心にすればいいのに、講師と張り合ってみたり、自分の責任や担当でもないことにも口をさしはさんで、全体を取り仕切ろうとする人が、奉仕者の中にいないとは言えません。本人は無意識なのかもしれませんが、ちょっと気になることがありました。四季おりおりに、様々な花が咲くように、修養会では、そこで奉仕する人々がそれぞれに個性を生かして奉仕をし、さまざまな花で神さまの栄光をあらわせばいいのですが、年中いつでも咲いていたい人もあるのですね。ある人が言いました。「年中咲いているのは造花だよ。そんなのは本物じゃないよ。」厳しい言葉です。
7月9日(土)帰りは、行きと違って、大学に支払いを済ませてからでしたので、ほとんど誰もいなくなってから家路につきました。しかも、途中でモータサイクルの事故があって、ノロノロ運転を余儀なくされました。修養会が終わってすぐ帰った人たちが事故に巻き込まれなかっただろうかと心配しながら事故現場を通りすぎました。途中、モータサイクルが何台も乗用車をぬうようにして走っていましたが、気をつけて走ってもらいたいと思いました。
7月10日(日)7月30日からメキシコに行く奉仕チームのミーティングが午後ありました。日本語部からも、何人かの中学生、高校生が参加します。異文化を体験できるとても良い機会だと思っています。この中から将来の宣教師が出るかもしれません。アメリカの隣国メキシコのため、アメリカのクリスチャンは、もっと何かできるかと思いますし、したいと思います。
7月11日(月)夏期修養会のあと、さすがに疲れましたが、今週は牧師会と教団総会のためロスアンゼルスに行かなければならないので、いろんな仕事を片づけなければなりませんでした。したがって、今日のムービータイムはキャンセルしました。
7月12日(火)昨日まで動いていたコンピュータが今朝急に動かなくなりました。どうやら電源関係のようです。以前も電源ユニットから煙が出て駄目になったことがあります。それで、夕食後、以前買ってあったコンピュータ・ケースにコンピュータの中身を移し替えることにしました。このようなことは何度もやっていますので、すぐに出来あがりました。このコンピュータ・ケースは、ちょっと値段の張るものでしたが、とても静かで、快適に仕事ができるようになりました。
7月13日(水)明日から出かけますので、日曜日のための準備を、今日中にすべてすませなければなりませんでした。朝の聖書クラス、礼拝のメッセージ、そして、今度の日曜日には四名の方々の入会式もありますので、その準備など、いろいろとあります。六日分の仕事を三日でするのは、少々きつくはありましたが、なんとか準備ができたかなと思います。
7月14日(木)今日から教団総会。サンホゼからオンタリオまでサウスウェスト機で向かいました。始めて行く空港ですが、ローカルの空港らしくこじんまりして、迎えにきてくださった方ともすぐ会うことができ、とても気に入りました。迎えにきてくださったクリスさんによると、ロスアンゼルス空港の混雑を避けて、オンタリオを利用する人も増えているとのことでした。ローカルの空港のほうが空港使用料が安いので、航空会社にとっても、そうした空港を使うほうが良いのだそうです。それにしても、夏場ということもあって、航空料金はあまり安くはありませんでした。
7月15日(金)ウェスト・コビナ教会での教団総会では、ギフトに小さなキャンバス・バッグをいただきましたが、これは、全部手作りのものでした。百以上のバッグを作るのは大変なことですが、教会の姉妹方が何人かで作ってくださいました。また、箸袋も手製のもので、いろんなところに、こまやかな心遣いを感じることができました。なにより、この教会の礼拝堂は、おそらく、教団でいちばん広く、大勢の人々がいても、窮屈な思いをすることなく、過ごすことができました。私たちの教会にも、こういう礼拝堂があれば…という思いをますます強くしました。
7月16日(土)帰りの飛行機の機内アナウンスは、ジョークを交えながらのもので、とても楽しく、気持ちよく飛行機を降りることができました。フライト・アテンダントは、もちろん真剣でなければなりませんが、ただ堅苦しいだけでは、ただでさえ狭い機内で肩が凝ってしまいます。少々のユーモアは、何事にも必要だと思いました。
7月17日(日)今日の礼拝に、ユタからおいでになった牧師夫妻が出席してくださいました。ユタといえば、モルモン教の中心地で、聖書的な教会が伝道するには困難なところかと思いますが、40年以上も主のために働いてこられたご夫妻から、柔和な主の姿をかいま見ることができ、とても恵まれました。
7月18日(月)暑い日が続いています。涼しいうちにと、朝の間に買い物に行きました。アイスボックスを持っていくのを忘れましたが、氷の袋詰めも買い物リストにあったので、買った魚を氷の上に乗せて持って帰りました。アイスクリームも買ってきました。私たちは、あまり多くは食べませんが、日本のアイスクリームよりも、アメリカのアイスクリームが好きです。
7月19日(火)お昼ごろ、日曜日に、賛美ゲストとして来てくださる Hongo さんが突然、教会に見えました。私たちの教会から借りていった音響装置を返しにきてくれたのです。サンディエゴでコンサートをしていただいてから十年ぶりの再会でした。私とあまり年齢は変わらないと思うのですが、失礼ながら、ちょっとお年をめされたかなと思いました。でも、お元気で活躍しておられます。日曜日に賛美をささげてくださるのを楽しみにしています。
7月20日(水)夏期修養会の写真を撮ってくださった方から、フィルムがわりのメモリーカードをあずかってきました。そこで、それを読み取るためのデバイスを買い求め、そこから画像を取り出すことができました。他にもデジタルカメラで撮った写真をファイルや、メッセージの音声ファイルを送っていただいたりしました。まさに、今はデジタルの時代ですね。
7月21日(木)暑い日が続いているので、テレビでも「暑さに注意!」と呼びかけています。ところがその呼びかけの内容が「薄着をしましょう。」「外での活動を減らしましょう。」などと、あたりまえのことなので、つい、笑ってしまいました。電力会社からの「お知らせ」では「冷房を78度にしましょう。」「二台目の冷蔵庫は使わないようにしましょう。」「電気を食うものは夜7時以降に使いましょう。」「プールのフィルターを正午から午後6時に使うのはやめましょう。」などと、結構具体的でした。今年は電力不足が心配されていますので、我が家でも、こまめにいらないものを消すようにしています。
7月22日(金)フリーモントにある教会で、著名な天文学者の講演があるというので行ってきました。明日、本格的なセミナーがあるのですが、どのようにして、イエス・キリストへの信仰を持ったか、天文学者として聖書と科学についてどう思うかという話で、明日行われるセミナーの序論のようなお話でした。質疑応答もありましたが、その中で、子どもが神さまとこの世界について質問してきたとき、「もっと大きくなったら分かるよ。」と言ってごまかさずに、子どもがわかるように誠実に答えてあげるようにと話してくださったことが、印象に残っています。「子どもへの質問に答える最良の時は、子どもが質問した時である。」というのはその通りだと思いました。ということは、大人は、子どもの質問にいつでも答えられる用意がなければならないということです。
7月23日(土)教会に行くまえに郵便局に寄って行かなければならないので、早く家を出たかったのですが、いろんなことで出かけるのが遅くなりました。ところが、土曜日の郵便局のオープン時間が変わっていて、まだオープンしていませんでした。郵便局についてから5分ほど待たされましたが、遅れたのがかえってさいわいして、すぐに用を果たすことができました。
7月24日(日)昨日送ることのできなかった郵便物を出すため、郵便局に行き、自動郵便装置で郵便を送りました。郵便は、切手さえ貼っておけば、戸口にぶらさげておけば、郵便配達の人がそれを持っていってくれるのですが、やはり、郵便局から出したほうが確実で、早く着くかと思って、私はいつも郵便局から郵便物を出しています。
7月25日(月)車を外においておくと室内が熱くなってしまって、ステアリングホイールが熱くて握れないものになり、また、シートベルトの金具も熱くなって、やけどをしそうになることもあります。そこで、駐車中にウィンドウの内側に置いて外からの熱を防ぐパネルがあり、私は前後のウィンドウにつけるため二つ持っていたのですが、それを後部のダッシュボードにおいておきましたら、ひとつは破れてしまい、もう一つは縁取りをしてある布がボロボロになって粉のようになってしまっていました。それだけカリフォルニアでは陽の光が強いのです。一つは捨て、縁取りがボロボロになったものはその部分を切り取って使っています。
7月26日(火)日曜日に教会でベークセールがあり、家内はパンを注文してきました。ある男性が、パン焼きを趣味にしていて、その趣味を生かしてベークセールで奉仕してくださったのです。今日、焼き上がるというので、教会の帰り道にある彼の家に寄ってパンをもらってきました。ちょっとこねすぎたのでしょうか、パンの中身が「餅」のようになっているところがありましたが、とても味のよいパンでした。料理で何の特技も持っていない私ですので、いちどパン焼きに挑戦してみようかと、パンを食べながら思いました。
7月27日(水)裏庭にある大木が電線にひっかかりそうで、毎年二回ほど電力会社が木を刈りにくるのですが、思い切って低く切ったほうが良いということで、木を切ることになりました。切った木は道路に出しておけば、リサイクル業者が持って行ってくれるので、そうしていました。それを見ていた向かいのおじさんが、作業をしている人にコーラ缶をあげて、切った木をもらっていきました。きっとファイヤープレースで使うのでしょう。
7月28日(木)私の部屋の窓際にある木も全部切り倒してしまいました。明日は根を掘り起こして持っていってくれることになっています。おかげで見晴らしも風通しも良くなりましたが、あまりに日当たりが良くなりすぎて、日中は、ブラインドを閉じておかなければならなくなりました。
7月29日(金)眼科医に家内とふたりで予約があり行ってきました。新しいオフィスに変わっていたのですが、それをちゃんと確かめておかなかったので、せっかく早く行ったのに、時間に遅れてしまいました。さいわい、私の予約のあとに家内の予約が入っていたので、家内の予約時間に、私も診てもらうことができました。老眼が悪くなったかわりに近眼が良くなっていました。「近視は老眼になると直る」というのを聞いていましたが、そのとおりなんですね。
7月30日(土)礼拝前の聖書クラスで、初代教会のことを学んでおり、きょうは明日のクラスのためにプリントなどを準備しました。初代教会のクラスの準備のため様々な参考書を読んでいますが、新しく教えられることがいくつもあり、おそらく、このクラスでは私が一番益を受けているかもしれません。
7月31日(日)メキシコでの奉仕活動のために出かけた R.A.V.チームは、昨日サンディエゴに到着、今日からメキシコ入りをします。サンディエゴからメキシコまではほんの20分ぐらいですが、そこは全くの別世界です。医療、衛生、建設、そしてなによりもキリストの福音の奉仕が必要です。チームの人たちが良い奉仕ができ、良い体験をして帰ってくることができるよう、今日の礼拝でも祈りました。
Home Prev Year Prev Month Curent Next Month Next Year