USA Diary

July, 2002

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7月1日(月)野菜不足を補おうとレストランでサラダを注文したのですが、メニューの写真に載っているのとは随分違ったサラダでした。口の悪い人なら「まるで兎の餌だね」と言うかもしれません。でも、食べてみるとけっこうおいしかったです。しかし、サラダは、生野菜がふんわりと盛りつけられているだけで、ゆでてしまえばごくわずかな量になってしまいます。日本式の野菜の煮物が野菜を多く取るのに一番いいかもしれません。
7月2日(火)今日からサンタバーバラでの夏期修養会がはじまりました。ウエストモント大学というところでしているのですが、この大学のキャンパスはとてもきれいでキャンパスいっぱいに広がっている庭園を散歩するのが、毎年の楽しみになっています。
7月3日(水)大学のブックストアが処分する本を店の前に出してありました。「無料」のサインにひかれて覗いてみましたら、"Religion and Politics in the United States" という本で、その中に "One Nation Under God: A Civil Religion" という項目があり、興味をそそられましたのでもらってきました。
7月4日(木)昼食の後、ロスアンゼルス空港のイスラエル国営エルアル航空カウンターでふたりが銃で撃たれ、犯人も警備員に銃で撃たれたとのニュースが入ってきました。夕食の時、そこに居合わせた人が、修養会会場にやって来て、「まるでハリウッド映画みたいだった」と話してくれました。どうやらテロ事件ではなさそうですが、空港のカウンターまではチェック無しで入れますので、こういうことがあると、空港施設への立ち入りにもチェックが必要になってくるかもしれません。それに、ロスアンゼルスの別の場所で、同じころ小型セスナ機が公園に墜落とのニュースも入ってきました。せっかくの独立記念日なのに、悲惨な出来事が重なってしまいました。
7月5日(金)夏期修養会のミーティングの後、牧師会が毎晩あるのですが、予定よりも遅く始まり、遅く終りました。特に今日は遅く、随分疲れてしまいました。ディレクターは体力派の方なので、彼にとっては何でもない時間なのでしょうが、私には夜の遅いのにはずいぶんこたえました。
7月6日(土)サンタバーバラからサンホゼへの帰りの道は農村地帯を通りますので、りんごを積んだ車、たまねぎを積んだ車などを見かけます。キャベツの入ったボール箱をいっぱいつんだ車もあったのですが、その箱のいくつかが落ちて、道路に広がっていました。反対車線だったので、私のほうは大丈夫でしたが、家の近くになってから、車のバンパーらしきものが、フリーウェーのまん中にあって、危ない思いをしました。車の運転をしていると、何があるかわかりませんね。注意が必要です。往復600マイルの旅が無事に守られ、神さまに感謝しました。
7月7日(日)行き帰りの飛行機の中で聞くため、メッセージの CD や音楽の CD から MP3 という圧縮ファイルをつくり、それを CD に焼き付けました。MP3 フォーマットのファイルも再生できるポータブルの CD プレーヤーも買いました。これで、何枚も CD を持ち歩かなくても、十分な数のミュージックを楽しめます。今回の旅行で早速使ってみるつもりです。
7月8日(月)先週はサンタバーラに出かけて留守にしていました。明日からホノルルですので、留守電話やEメールに答えるのに忙しくしていました。他にも今日はたくさんの電話がありました。
7月9日(火)「空港のセキュリティが厳しいので早く空港に行ったほうがいいよ」と言われてずいぶん早くサンフランシスコ空港に行きましたが、ハワイアン・エアーラインのカウンターは空いていて、あまり待たなくて済みました。ホノルルに着くと花の香りが歓迎してくれました。
7月10日(水)午前、午後のミーティングが終わって夕食後、ホノルルの夜景を見に連れて行っていただきました。十年前にハワイに来た時には、日中オアフ島を一周するツアーとゴールデンヘッドへの登山に参加しましたが、夜景を見るのは今年がはじめてでした。運が良ければ月下美人が一斉に咲くのを見ることができるとのことでしたが、それは見ることができませんでした。
7月11日(木)一日中のミーティングで大変疲れました。夜はベッドに入ってすぐ眠ってしまいました。カリフォルニアとは三時間の時差があって、電話をしようと思った時には、カリフォルニアはすでに夜中になっていましたので、やめました。
7月12日(金)ビジネス・ミーティングが終わってから、ホノルル教会の70周年記念バンクェットがありました。ハワイの教会らしく、お決まりの祝辞などを省いたエンターテーメント主体のバンクェットでした。聖書のメッセージや祈りなどには主体が置かれていませんでしたが、それはきっと礼拝で行われるのでしょう。
7月13日(土)無事にサンホゼに帰ってきました。飛行機も、出迎えに来てくれた人もオンタイムでとても助かりました。飛行機の旅は、送り迎えが必要なので面倒ですが、行きも帰りも喜んで助けてくださる方がいて、ほんとうに感謝しています。
7月14日(日)今日、礼拝後の委員会で「NHKのど自慢」のことが話題にあがりました。きのうサンフランシスコで「のど自慢」があり、行った人たちが「とても良かった」と話していました。NHKも海外でやる「のど自慢」にはとても力を入れていて、レベルの高いものになったとのことでした。生中継でテレビ放送されたそうですが、私たちは衛星放送に加入していないので、いずれ、ビデオテープで観賞させてもらうことにします。
7月15日(月)教団総会の議決事項をまとめて、ウェブページにアップロードしておきました。こういう情報は「新鮮」でなければ意味がありませんから。教団や教会にも誰かジャーナリスト的な人がいなければなりません。そういう人が起こるように願いながらウェブサーバントの仕事をしています。
7月16日(火)コンドミニアム(集合住宅)は、全体の景観を統一するため、とても住民に対する規制が厳しく、住民が国旗を掲揚するのを禁じているところもあります。住民からの苦情に対して、カリフォルニアは「国旗掲揚を禁止してはならない」とのお達しを出しました。昨年9月11日以来、国旗を掲げる人々が増えましたので、このような措置がとられたのでしょう。
7月17日(水)二週間ぶりの水曜日の祈り会と聖書を読む会でした。聖書を読む会ではローマ8章までを読みました。その最後は「私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。」との言葉で終っています。
7月18日(木)夜の執事会は、順調に進み、いつもより早く終ったのですが、終って、他の人が帰ってから、三人である話題で話しが続き、結局はいつもより遅く終ってしまいました。
7月19日(金)数週間前、ハートアタックで入院し、やっと退院された方がこんどはストロークで再入院とのことで、今日、お見舞いに行ってきました。軽い症状で、わりとお元気でしたので、ほっとしました。年輩の方々には長生きしていただきたいのです。
7月20日(土)教団関係のEメールアドレスをアップデートするのに、一週間かかってしまいました。ようやく必要なものを手に入れメーリング・リストを作ることができました。
7月21日(日)今日の礼拝では、先週日本から戻ってこられたばかりの姉妹がピアノをひいてくれましたが、最後の曲を弾く時、睡魔がおそってきて、そこだけ家内が弾いたそうです。私は、ハワイから帰ってきただけで、疲れが残っていたぐらいですから、大変だったでしょうね。よくピアノの奉仕をしてくださったと、感謝しています。
7月22日(月)聖書のオーディオCDが届きました。MP3で圧縮してあるので、旧約は3枚、新約は1枚のCDにすべて、聖書を朗読したものが入っています。しかも、普通の朗読ではなく、ドラマ仕立てになっています。King James 訳でしたが、異和感なく、新鮮に聞くことができました。そもそも聖書はドラマチィックで新鮮な書物ですから。
7月23日(火)夕方、ファンドレィジングで、お菓子を売りにきた男の子がバスルームを貸してほしいというので、使わせましたが、バスルームからなかなか出てきません。家内には話さないで私が勝手に家に入れたので、家内は「家の様子を見にきたんじゃないの。悪いことをしなければいいのだけど。」と随分心配しましたが、何もなく、男の子は隣の家に向かいました。少し行けばお店もあるのですが、彼はお菓子の箱を持っていたので、お店のバスルームには入れなかったのだろうと思います。確かに、知らない人を家の中にいれるのは危険なので注意しなければなりません。しかし、そんな心配や疑いなしに親切にしてあげられるならもっといいと思いました。
7月24日(水)今日の聖書を読む会ではローマ9章から11章までを読みました。「どんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。」と言った使徒パウロが、その後ですぐ、「私の同胞、肉による同国人のために、この私がキリストから引き離されて、のろわれた者となることさえ願いたいのです。」と言った、その思いを味わいました。
7月25日(木)運動不足になりがちなので、いつもは車で行くところを歩いて行きました。今は8時ごろまで明るいので、夕方歩くのはとても気持ちがいいものです。私の性分として「ただ歩く」というのが出来なくて、ついつい、「乾電池を買う」「郵便を出す」などの用事を作って、目的を果たそうとしてしまいます。私のような性分では、あまり人生をエンジョイできないのかもしれませんね。
7月26日(金)先週の執事会でバケーションの承認をいただくはずだったのですが、バケーションの予定を家内と話し合っておらず、後になってからバケーションを申請することになり、みなさんをわずらわせてしまいました。牧師としてアメリカに来て最初のバケーションの時は、家に閉じこもって註解書の原稿書きをしていて、ある方から叱られ、無理やりレストランでの昼食に引張り出された経験があります。バケーションは「義務」なのですね。
7月27日(土)今朝、教会で仕事をしていて、すごく気分が悪くなり、昼食のため家に帰りましたが、しばらく横になって休まなければなりませんでした。すこしは良くなり午後からまた教会にもどりましたが、帰ってから、タイロノールを飲んだり、足をマッサージしたりして、良くなりました。冷房の風をまともに受けたせいかもしれません。
7月28日(日)今朝、礼拝プログラムを見て気がついたのですが「今週の予定」欄に「8月1日(木)」とすべきところを「7月25日(木)」としてしまっていました。金曜も、土曜も同じようでした。先週と今週は、いつも礼拝プログラムを作ってくださる方が病気のため出来なかったので、私がかわってしたため、このような失敗をしてしまいました。プリントする前に見直したつもりなのですが、自分のした失敗は、自分では見つけられないものなのですね。私たちお互いは、自分をチェックしてくれる誰か他の人が必要だということが良くわかりました。
7月29日(月)今日は出かける予定だったのですが、疲れて予定を変え、近くに買いものに行くことになりました。家内が行ったショッピングモールの裏手に AAA があるので、家内が買い物をしている間そこに寄って地図やツアーブックをもらいに行くことにしました。カリフォルニアのツアーブックは、以前は一巻だったのですが、今年は二巻になっていました。「電話帳と同じだね」と言いながらもらってきましたが、「北カリフィルニア」と「南カリフォルニア」に分かれていました。北カリフォルニアの名所を調べたいと思っていた私には、このほうが便利で良かったと思いました。
7月30日(火)金田一春彦の「ホンモノの日本語を話していますか?」と渡部昇一の「日本語のこころ」の二冊を紹介していただきました。そのうち貸してくださるとのことです。英語の国にいるからこそ、日本語が気になるのでしょうね。
7月31日(水)Vacation Bible School がはじまっていますので、今日の祈り会は私の部屋でやりました。せまいところでしたが、思ったより多くの人が参加してくれ、今月最後の祈り会を守ることができました。
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