USA Diary

July, 2000

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7月1日(土)娘のジョブ・コーチの送別パーティに行ってきました。新しくできた公園で、他のグループが無く、まるで貸切のようでした。明日の朝テキサスに向かうというのですが、私たちだったら、引越しの前日にそんなことは出来ないでしょうね。アメリカ人はタフです。パーティが好きです。
7月2日(日)今日の礼拝ではインディペンデンス・デーを記念して、ネービーの方にユニホームを着ていただき、国旗の掲揚をしていただき、みんなでプレッジを唱和しました。プレッジの内容は次の通りです。教会にはアメリカン・フラッグと共にクリスチャン・フラッグもあり、これにたいするプレッジもあるのです。テキサスの教会でそれを聞いたのですが、覚えていません。どなたか知っていたら教えてくださいませんか。
7月3日(月)私たちの教団の初代監督のご子息葛原千秋先生がシカゴより来ておられるのですが、具合を悪くして入院され、16日に予定されていたサンディエゴでのお話がキャンセルになったとのニュースが飛び込んできました。早速、連絡すべきところに連絡しましたが、とても残念です。先生は89歳、糖尿病があり、ご健康を心配していた矢先でした。ともかくも、一日もはやく回復され、無事にシカゴにお帰りになれるよう祈るのみです。
7月4日(火)今日からサンタバーバラで夏期修養会。毎年、バスで行くのですが、まるで修学旅行みたいに、みんなで楽しく出かけました。バスが途中でフリーウェーから降りたのでどうしたのかと思ったらエンジントラブルのようで、そのチェックと、フリーウェーにもどるため道をぐるぐるまわったので、ずいぶん時間を失いました。今日はさいわいに休日で、道が空いていたので、大幅には遅れませんでしたが、30分遅れて、会場に到着しました。けれども、ドライバーがフリーウェーを降りたのがディズニーランドのところだったので、ディズニーランドを外から見物できました。
7月5日(水)夏期修養会の会場からは、フォーンカードがないと電話できないのですが、それを持ってくるのを忘れてしまいました。前回使った時に車の中に入れてきたのです。さいわい、アムトラックで会場に来る人を迎えに行く人がいて、町でカードを買ってきてもらいました。家にも教会にも連絡しなければならなかったので、助かりました。このカードは英語、スペイン語、フランス語、タガログ語、韓国語、広東語、北京語、日本語の案内音声のどれかを選ぶことができます。
7月6日(木)講師の葛原先生があと少しで90歳、つい先日までICUに入っていたとは思えないような元気さでお話をしてくださいました。急遽シカゴに帰られるため、一回しかお話していただけず残念でした。
7月7日(金)講師のシュルッツ先生が聖書的、神学的でありながら、しかも情熱をもって語ってくださいました。メッセージの内容はテープを聞くだけでも得られるかもしれませんが、実際にその人を見て話を聞かないと、その人の信仰や情熱は伝わってきません。集会に出席した人は知的な情報を得る以上のものを受けました。
7月8日(土)修養会も無事終わりました。今年はラップトップコンピュータを借りてきましたので、自由時間に、日曜日の説教の通訳の準備ができて、重宝しました。
7月9日(日)ホノルルから鈴木先生が来てくださいました。修養会の帰りに寄っていただいたのです。ハワイから先生をわざわざお迎えする機会がとれないので、修養会に来られたついでに、日曜日のメッセージをお願いしました。賛美ゲストの谷順一さんにも来ていただきました。谷さんの奥さんは、私たちが良く知っている方で、世界は狭いなと実感しました。どこに行っても知っている人に出会うので、悪いことはできませんね。
7月10日(月)今日、Unix User 7月号に Vine Linux 2.0 がついていたので、買ってみました。徹底して日本語化されており、ヘルプマニュアルも親切で、よくできたディストリビューションです。私の Penguin Club のページにおいおい、使用感を書いてみます。
7月11日(火)こどもの野球の試合に父親たちが応援に来るのですが、親が興奮して喧嘩になり、殺人事件が起きました。なんとも悲しい事件が良く起きます。
7月12日(水)ハワイからおいでになった鈴木先生は、修養会の期間中もずっと具合悪くしておられたので、今日、病院にお連れしました。医者によると、気候の変化によるもので心配いらないとのこと。先生もハワイに移られて4年。体がハワイの気候にすっかり慣れてしまわれたのでしょうね。ハワイの人が本土に来ると必ず風邪をひくと言われますが、ハワイの人が他に旅行する時は要注意ですね。
7月13日(木)教団総会に先立って全牧師が集まる牧師会がポイントロマでありました。INS に用があって、少ししか出られませんでした。しかし、もし、この集まりがサンディエゴでなく別の場所だったら、全期間出られなかったわけで、少しでも出られて良かったと思っています。
7月14日(金)教会に、教団総会代議員を迎えて、按手礼式(牧師任命式)を行いました。多くの人が朝早くから夜遅くまで働いてくださいました。長い一日、本当にご苦労様でした。
7月15日(土)木曜日は娘のフィンガープリントの日でしたが、今日は、家内と私のフィンガープリントの日でした。(市民権申請のためです。)二時間以上も待たされ、今日も長い一日となりました。
7月16日(日)夜、「葵−徳川三代」のビデオを見ました。私が、時代劇と演歌の好きなを知っている人が貸してくださったのです。ストーリーはまあまあですが、俳優が上手なので、ついつい見てしまいます。
7月17日(月)サンディエゴに108歳になる岩間さんという方がおられます。彼女がテレビに出ていました。彼女は日本生まれで、兄弟も日本にいらして106歳だそうです。それでインタビューした人が「日本についてどう思いますか」とたずねたら、「オ〜、コワイ」と、思わず日本語で話していました。かっては、安全だった日本も怖い国になったのですね。
7月18日(火)このたび、転任になり、引越しの準備をはじめました。サンディエゴには専任牧師が来ないので、残していく教会のことを思うと、断腸の思いですが、前に向かって進むしかなく、ようやく、引越しに手をつけることになりました。
7月19日(水)再び、108歳の岩間さんの話ですが、今日のシニア・ランチでも、みんなでお誕生日をお祝いしまし、いっしょに写真をとってもらいました。彼女は長寿の家系であることもそうですが、彼女の両親もクリスチャンだったということで、きっと神様の祝福の結果だろうと思います。
7月20日(木)日本から森田先生がサンディエゴに来てくださいました。T&Gカウンセリング研究会の代表をしておられる方で、昨年、私が日本に行きました時も、お世話になった方です。なにやかや忙しく、十分におもてなしできなかったのが残念でした。
7月21日(金)結婚式の司式をするため、サンフランシスコに行きました。以前も行ったことがあるのですが、ダウンタウンやチャイナタウンははじめてでした。道の狭いことは、日本のようで、車を停めるのに一苦労でした。
7月22日(土)結婚式をした教会は、ジャパンタウンの真中にあり、泊まったホテルのすぐ隣りに、お目当ての Happy Hacking Keyboard が売っている店がありました。結婚式が終わってから立ち寄ったのですが、ディスプレィ品しかなかったので、買ってきませんでした。そのうち San Jose に引っ越すので、それから買うことにして、お店の名刺だけもらってきました。
7月23日(日)昨晩はバークレーの由緒あるホテルに泊めてもらいました。バークレーはサンフランシスコよりも田舎で、緑も多く良いところでした。ただ、朝早い礼拝に出かけるため、ゆっくりできなかったのが残念でした。
7月24日(月)サンロレンゾの細見先生宅に泊めていただき、お昼のお弁当までいただいて帰路につきました。先生のところに行くたびに、とても心和むものを感じます。サンフランシスコは、サンディエゴの冬よりも寒かったのに、途中のヴァレーは、100度を超える暑さ。冬と夏の両方を体験しながら帰ってきました。
7月25日(火)ちらっと見た新聞記事に、日系社会が、英語を話す人と日本語を話す人に別れ、なかなかまとまらないといったことが書いてありました。日系の女性が他の民族の人と結婚する割合が、他のアジア系の人にくらべて一段と高く、日系人はどんどんそのアイデンテティを失っていくのでしょうか。「日系人に伝道する」という目的をもつ教会の牧師として、考えなければならない大きな課題です。
7月26日(水)今日は、日英合同の祈り会。今週末、若い人たち90名以上がカリフォルニア各地の教会から、サンディエゴの教会に集まって、メキシコに伝道旅行に行きます。そのことを中心に祈りました。私たちの教会がメキシコに一番近いので毎年、宿舎になるのですが、シャワールームがないので気の毒です。いろんなアクティヴィティのために、もう少しひろい設備がほしいのですが。そのため、この場所にとどまるなら、教会が属するブロック全体が欲しいのですが、教会の斜め向かいの空地に家が立つようで、これ以上の拡張は難しいかもしれません。
7月27日(木)共和党の副大統領候補が決まりました。保守派の人です。「保守」という場合、基本的な価値を守るという意味でなら賛成なのですが、たんに支配層の既得権を守るというだけなら、賛成しかねます。かといって、改革を唱える人たちが、基本的な道徳さえも変えてしまおうとするなら、賛成できません。選挙のたびに、妊娠中絶、同性愛、銃規制、教育、減税、福祉などが話題になりますが、共和党の主張が全部良いわけでもないし、民主党の言うことが全部正しいわけでもありません。「どちらにしますか?」といわれて、どちらが良いと簡単に決められません。それで、サードパーティが生まれたのですが、サードパーティには、明確な主張がないのです。保守の中の改革派、改革の中の保守派が一番良いのでしょうか。
7月28日(金)今日、愛する方を失ったご家族のため、火葬前のサーヴィスをさせていただきました。なくなられた方は、キリストをはっきりと信じ、そのことを告白されましたので、そのことは慰めでした。ご家族が天国の希望を握り締められるよう祈ります。
7月29日(土)今日午後、家庭集会に行きました。引っ越していく私たちのための送別会のようになりました。悲しくまた楽しいひと時でした。
7月30日(日)今日はサンディエゴ教会での最後の礼拝奉仕。午後はランチョラコスタ教会に。そのランチョラコスタ教会に、家内の詩の先生が来てくださり、楽しい語り合いの時をもち、幾人かの方々と夕食にも行きました。連日のことで、疲れましたが、有意義な時を持ちました。
7月31日(月)明日から、本格的に引越し作業に入ります。それまで、今日一日は、家内も私も、好きなことをして過ごそうということになりました。私がしたかったことは、もちろん、Linux ですが、来客があり、そうもしていられませんでした。教会を愛する人々と共に祈ることができ幸いでした。
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