USA Diary

June, 2011

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6月1日(水)街角に "OUT OF GAS" と書いたカードを持った若いカップルが立っていました。ガソリンを入れるポリタンクをちゃんと持っていましたから、旅行中に財布やクレディット・カードをなくし、ガソリン切れて帰れなくなったというのではなさそうです。タダでガソリンを調達しながら旅行をしているように思いました。ペットの犬を連れていましたので、お金に困っているわけではなさそうでしたので、同情する気持ちにはなれませんでした。
6月2日(木)サバティカルが明けて、きのうからオフィスに戻っています。教会の年度総会が近づいており、年度報告のまとめなど、しなければならないことがいっぱいあるのですが、まだ調子が出ません。まずは、しばらくやっていなかった礼拝プログラムの準備からとりかかりました。
6月3日(土)ふつうこの時期には雨がふらないのですが、きょうは夜から雨になりました。雨の少ないこの地では、草や木ばかりでなく、私も雨がふるとうれしくなります。
6月4日(土)昨晩からずっと雨でしたが、夕方にはあがり、散歩にでかけることができました。この地方で6月にこんなにまとまった雨が降るのはめったにないことで、今年の気候が特別なことがよく分かります。
6月5日(日)6月は私たちの教会の新年度です。退任する役員と新しく就任する役員とのディナーのときを持ちました。いままでレストランでしていたのですが、今年は、教会で弁当をとってのディナーでした。質素ではありましたが、退任する役員たちのお話をじっくりと聞くことができました。
6月6日(月)ペンテコステを迎える週の連鎖祈祷日でした。「聖霊よ、来てください」との祈りが燃え上がることを期待していましたが、今日の教会は、そのようなスピリットを失ってしまったようです。けれども、そのようにしか牧会できなかった私がここにいるわけで、そのことを嘆いているだけではいけないと思っています。ここから立ち上がることができるため、もっと聖霊を求めたいと思います。
6月7日(火)5月にするはずだった北カリフォルニアの牧師会が、牧師たちの日程が合わず、きょうになってしまいました。いままで全員が揃うことがほとんど無かったのですが、きょうはとくに少人数の集まりになりました。レストランでの昼食で解散しましたが、きょう、私は新しいメニュー、「ヌードル・カレー」に挑戦しました。カレーといっても辛くはなく、まるで味噌ラーメンのようでした。量が多く、おなかがいっぱいになりました。
6月8日(水)夕の祈り会で、預言者たちが見た「まぼろし」のことが少し話題になりました。預言者たちは「神のことばを聞く」だけでなく、「神を見る」という体験にも導かれており、それは「観想」(contemplation)につながるものです。私は、ここ数年、conemplative prayer について考えており、きわめて神秘的なことがらですが、触神と見神の体験というものを、もう少しつきつめてみたいと思っています。
6月9日(木)きょうの宣教委員会は、この夏C国に行く予定の人とのインタビューやたくさんの議案があったのですが、効率よく議事が進み、そんなに遅くならないで終わりました。そのために議長がよく準備してくれたことを感謝しました。
6月10日(金)教会総会に備えての年度報告書の編集作業が、今年は、サバティカルをとったため、ずいぶん遅れましたが、なんとか間にあわせることができました。結局、私が一番遅れて報告を書くことになってしまいました。報告を読みながら、それぞれがよく責任を果たしてくれたことを感謝しました。
6月11日(土)明日は教会総会。その前日は年度報告の製本作業の日。有志数名で楽しく仕事をし、予定通り出来上がりました。毎年表紙のカラーと図柄をかえていますが、今年はブルーにオープン・バイブルとなりました。
6月12日(日)家内が朝の礼拝に出れなかったので、夕礼拝を近くの教会でいっしょに守りました。きょうの夕礼拝の担当が、知っている先生でしたので、礼拝後の挨拶のとき、先生と私のふたりとも、思わず "Long time no see!" と、同じことばが出ました。
6月13日(月)気温が上がるとの予報があったので、窓に冷房機をとりつけました。でも、暑い日はそんなに長くは続かず、また気温が下がるとのことです。涼しい夏は人間にはいいのかもしれませんが、農作物にとってはどうなのでしょうか。農作物の不作は人間にも影響を与えますから、あまり「暑い、暑い」と不満を持つのも良くないかもしれません。
6月14日(火)牧師たちでスタッフ・ミーティングを持ちました。来週は VBS、その次はマウントハーモン修養会と続き、スタッフ・ミーティングも夏休みに入ります。夏の各行事のため祈りあいました。
6月15日(水)今年の夏期修養会では二回の聖書講義を担当します。「きよめ」について、「なぜ、きよめが必要か」、「どうしたら、きよめを獲得できるのか」について話したいと準備を始めています。テキストはイザヤ6章とペテロ第一1:13~2:5を選びました。
6月16日(木)教会の役員会が夜遅くなるので、「会議が終わっていなくても午後10時には打ちきる」というルールを作りました。それできょうは、いつもより早く終わったのですが、それでも、はじめて役員会選ばれたひとりの人は「ああ、長かった…」と感想をもらしていました。役員会のミーティングだけに費やした時間は、一昨年が34時間22分、昨年が46時間52分で、昨年は回数も多く、長くかかっています。今年は一昨年並に、年間36時間を越えないようにと願っています。
6月17日(金)「主の祈り」の学びの締めくくりを頼まれて、クリスマス以来、半年ぶりで、家庭集会に行きました。「ふだん、主の祈りを唱えていますが、こんなふうに学んだことはありませんせんでした」という感想を聞き、あらためて、三要目(使徒信条、十戒、主の祈り)を学ぶことの大切さを思いました。
6月18日(土)最近、カソリック教会の「ユース・カテキズム」を手にいれました。"YouCat" というタイトルで、写真や図がふんだんに入っています。本の角をパラパラとめくると、人が走ったり、逆立ちしたりする「パラパラ漫画」になっています。ベネディクト教皇の推薦文のあるカテキズムですが、そんな遊び心もあります。カテキズムは基本的には三要目(使徒信条、十戒、主の祈り)の解説ですから、それを教えるのに、これから YouCat も大いに参考にしていきたいと思っています。
6月19日(日)きょうは「父の日」で娘からカードを貰いました。そういえば、お世話になっている神父の方々にカードを送るべきだったと、あとになって気付きました。この人たちは自分の子どもは持ちませんが、多くの人の霊的な父として働いておられるのですから。
6月20日(月)依頼を受けて教会文書の保管サイトを作っていますが、こまかい部分の手直しをしました。以前作ったプログラムを流用したのでスクラッチから作るよりは楽でしたが、いくつか新しいやり方も思いついて実行してみました。
6月21日(火)今年の VBS の主人公は動物たちで、会場はパンダの切り抜きなどを作って飾られています。この VBS のプログラムはカソリック、プロテスタントを問わず、多くの教会で使われており、私たちの教会で作った飾りは他の教会に譲り渡すのだそうです。日本語部では毎年11月に「こども祝福礼拝」があるので、そのときに使いたいと思っていたのですが、それは実現しませんでした。VBS の飾り付けを見て、今年の「こども祝福礼拝」の飾り付けも、今から考えておいたほうが良いかと思いました。
6月22日(水)VBS のため祈り会はありませんでしたが、午前中は日本語で聖書の勉強がしたいという中国の方と、午後は求道中の方とお話しする機会がありました。
6月23日(木)将棋の名人戦が羽生名人と森内九段との間で戦われており、挑戦者の森内が三連勝のあと、名人の羽生が三連勝、そして第七戦、最後の勝負は森内が羽生からタイトルを奪い、二年ぶりで名人に返り咲きました。私はとくに将棋が好きでも、強いわけでもありませんが、ルールを知っているというだけなのですが、今年、どういうわけか名人戦に注目していました。トップ同士の駒の進め方など、まったく理解できませんが、知力や気力を傾けて真剣に戦い合う姿には惹かれるものがあります。
6月24日(金)プリンターのインクを入れてもらうために Costco に行きました。Costco に行くのはひさしぶりなので、それが出来上がるまで、店の中を歩きまわりました。新しい商品もいくつかありましたが、衣料品や食料品にはそんなに変化はありませんでした。
6月25日(土)教会日本語部の BBQ ピクニックをしました。今年の会場は木陰の多い、こじんまりしたところでした。きょうは気温も上がらず、BBQ にはもってこいの日よりとなりました。
6月26日(日)この数週間、息子、娘のところにきて過ごしている教会メンバーの親たちが、礼拝に出席しています。今頃の日本はジメジメしているので、皆さん、こちらの気候を楽しんでいるようです。
6月27日(月)パテオのリードの屋根を取り替えました。もっと早くするはずだったのですが、リード・フェンスが手に入らなかったため、今頃になってしまいました。前回、三枚のリード・フェンスがきれいに並ぶようにように補助の材木をとりつけておいたので、今年は、とても楽に仕事を終えることができ、リード・フェンスを買っただけで新しい材料も必要ありませんでした。
6月28日(火)午後から雨になりました。おかけで埃をかぶっていた車も少しきれいになりました。今月は4日にも雨が降りました。この時期に雨が降るのはとても珍しいことです。
6月29日(水)近所で開いているファーマーズ・マーケットに行きました。夜の集会があるため、早く夕食を済ませなければならないので、駆け足での買い物でした。売っているものは決して安くはありませんが、オーガニックで新鮮なものがあります。きょうは少し暑い日でしたので、「かき氷」のお店が繁盛していました。
6月30日(木)きょうで6月は終わり、今年ももう半分が過ぎました。年齢を重ねるほど月日が経つのが早く感じられます。家内が書いた詩に

願 い

人の一生は限られている
月日はどんどん過ぎ去っていく
人間が一生の間にできることは
ほんのわずかだ

自分に与えられた時間の中で
人を暖めるために
傷ついた人々に
神さまのあったかい心を
知らせてあげるために
十分用いていただきたい

聖い神さまが
人を救うために苦しまれた
十字架の愛を
まちがわないように伝えて
傷ついた人々の心が
ほんとうにいやされるように
そのことのために
私の人生を使いたい
というのがあるのですが、私も同じように思うこのごろです。
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