USA Diary

June, 2007

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6月1日(金)年度報告の校正をお願いしてあったのですが、私の気づかなかったところを直していただき、とても助かりました。私が作った教会の男性の会用のウェブ・システムにバグがあり、手直ししていましたが、コンピュータ・プログラムのバグは、動かなかったりしてはっきり結果がでるので、直しやすいのですが、文章は、間違っていても通用してしまうので、文章の校正は、プログラムのバグ修正よりも難しいと思いました。
6月2日(土)今年、教会で、ハイスクールを卒業する人たちが大勢いて、きょう、そのパーティがありました。私は、明日のための準備が終わっていなかったので、お昼だけをいただいて、早々と帰宅しましたが、それでも、大勢の若い人たちの元気な姿を見ることができ、行ってよかったと思っています。
6月3日(日)英語部の先生は、「日曜日の奉仕が終わったら疲れてしまって、家に帰ったら寝てしまうよ。」と言っていましたが、私は帰ってからも礼拝メッセージのアップロードの仕事があるので、昼寝をするわけにはいきませんが、今日はさすがに疲れてしまって、礼拝メッセージのアップロードをしたあと、すこし横になってしまいました。
6月4日(月)きょうは夜連鎖祈祷があるので、早めに散歩に行き、夕食を済ませました。家内とふたりで祈っていますが、連鎖祈祷の時だけでなく、月曜日はできるだけふたりで祈るようにしています。
6月5日(火)教会の年度報告、日本語の部分だけでもきちんとそろえておくと、製本が早くはかどるのではないかと思い、きょう、手伝ってくださる方がいたので、印刷しました。すくなくとも三、四人で校正したのですが、印刷してみてちいさい「っ」が大きな「つ」になっているなどの校正もれがありました。でも、おおむねうまくいったと思っています。
6月6日(水)本屋で Anthony DeStefano という人が書いた Ten Prayers God Always Says Yes To という本を見つけました。この本のウェブサイト(www.tenprayers.com)でくわしく調べてみましたら、The Yes Prayer という歌があって、ビデオクリップをダウンロードすることができました。また、この本のスタディガイドもありました。とても良い内容です。いつか教会で勉強してみたいと思いました。
6月7日(木)きょうは事務的な仕事をし、来月の礼拝説教のプランを立てているうちに時間が過ぎてしまいました。来月は、行事がたくさんあるうえに、他の教会から一日修養会に講師として招かれているので、その準備もしなくてはいけません。より、祈りが必要です。
6月8日(金)夕方、散歩がてら買いものに行ったら、グロサリーストアの入り口に手を拭くための消毒用のティッシュがおいてありました。このグロサリーストアにはコーヒーやスープ、お弁当も売っていますので、そういう人にはこのティッシュは便利だと思いました。でも、捨てるごみ箱には2、3枚しか使ったものが入っていませんでした。カリフォルニアの人はあまり清潔好きではありませんから、みんながどれほど使うのかはわかりません。
6月9日(土)きょう年度報告の製本作業があってその後出たブランチに紙パックに入ったジュースを取りました。娘が「おとうさん、どんなジュースを取ったの?」と聞きましたので、パッケージに目をやったら、なんとそのジュースのブランド名が "Apple & Eve" となっていました。イヴが取った木の実は一般に「りんご」と思われているので、こんな名をつけたのでしょう。「人を魅了する味」だということを言いたいんだと思います。
6月10日(日)きょうの説教では C. S. ルイスの『悪魔の手紙』から引用して悪魔の実在に触れました。ひさしぶりに『悪魔の手紙』を読み返しましたが、C. S. ルイスの洞察の深さに改めて感心しました。 C. S. ルイスはプロテスタントからもカソリックからも「霊性」のエキスパートとみなされ、その著作が引用されている人です。
6月11日(月)悪魔との戦いがここ数週間の説教のテーマなので、悪魔のことを考えてきましたが、James Houston の "Joyful Exiles" に「天使は最もすぐれた礼拝者である」とあり、天使のことも考えることができました。天使の礼拝が私たちの礼拝のお手本であるというのは、確かにそのとおりです。聖餐の祈りの中に「それゆえに私たちは、あなたの栄光を、天使たちと聖徒たちとともにほめたたえます。」とありますが、礼拝で天使を覚えることはとても良いことだと思います。
6月12日(火)7月いっぱいでエペソ人への手紙からのメッセージが終わるので、8月からの予定を立てていますが、今年は「弟子訓練」が年間主題なので、最近出版された "Spiritual Disciplines Devotional" にそって「黙想の訓練」「祈りの訓練」「断食の訓練」「学びの訓練」「シンプルな生活の訓練」「孤独の訓練」「服従の訓練」「奉仕の訓練」「告白の訓練」「礼拝の訓練」「導きの訓練」「祝祭の訓練」の中からいつくかをとりあげてみようと思っています。この本は、まだ注文していないので、早く注文しなければと思っています。
6月13日(水)毎月の牧師レポートを書く時期になりました。これはおもに英語部の人たちのためのものなのですが、英語部の人たちは Spiritual Discipline についてほとんどの人が知らないので、関心を持ってもらうために、Spiritual Discipline に関する本を牧師レポートで紹介してみようと思いました。私が苦労して英語の本を読んでいるのですから、英語を話す人たちにはもっと本を読んでもらいたいと思っています。Jim Houston の "Joyful Exiles" は日本語もあるので、同じ本を教材に話し合えたら良いのにと思っています。
6月14日(木)説教の準備のためにロイドジョーンズ博士の『エペソ人への手紙』を参照しましたが、エペソ人への手紙6章後半にある「霊の戦い」の部分のためだけに彼は52回の説教をあて、それが2冊の説教集となっています。私はこの部分をわずか数回の説教だけで解き明かそうとしています。乱暴な話ですが、アメリカではシリーズものというとたいてい6回〜12回程度で、何ヶ月も何年もひとつの書物を講解するなどということは、よほどの教会でないかぎりありません。人々の集中力が極端に低下しましたし、また、集中力を高めるための訓練(私は、それが「黙想」だと思っていますが)が行われていないのが実状です。
6月15日(金)ゼロ会では、『ヤベツの祈り』でポピュラーになったブルース・ウィルキンソンの講演を収めた DVD を使って、リーダシップの勉強をしています。前回は「自分のまわりの必要に目を留める」ということが主題でしたが、今日は「罪を認めて告白する」ということが主題でした。この部分についてクリスチャンでも「良くわからない」という声がありました。「祈り」というとすぐに「願い」に結び付けて考えるので、悔い改めの祈り、まして、他者の罪や国家、民族の罪を悔い改め、とりなすということを考えるのが難しいのかもしれません。祈りの世界は「願い」以上にもっと広いものです。その広さを体験するため、私は来月「祈りのリトリート」に参加することにしています。
6月16日(土)お隣の家では庭にスクリーンを置いてビデオを写し、楽しんでいました。このごろプロジェクターが手軽に使えるようになったので、そういう楽しみ方をする人もきっと多いのでしょうね。
6月17日(日)ビリー・グラハム師夫人、ルツさんの訃報を受けて、今朝の礼拝で彼女のことを覚えて祈りました。ビリー・グラハム・ライブラリーの完成を待たずして天に召されましたが、彼女の遺体はライブラリーの近くに葬られるそうです。
6月18日(月)エステルの物語を映画化した "One Night With The King" を近くのレンタルショップで借りてきて観ました。よくできた映画でしたが、聖書にあるようなエステルの命懸けの王への嘆願が効果的に描かれているとは思えませんでした。
6月19日(火)金曜日の夜から始まった歯痛のためつらい日々を過ごしましたが、今日の夕方やっとかかりつけの歯科医にみてもらうことができました。
6月20日(水)私の歯はやはり根幹治療が必要で、紹介された口内手術の医師に電話しましたら、アンサリングマシーンから「ヴァケーションで今週は休業です」との返事でした。電話番号を残しておきましたので、そのうち連絡してくれるでしょう。
6月21日(木)サウスカロライナのチャールストンの店舗火災で9人もの消防士が亡くなりました。痛ましいことです。私たちの安全を守るために働いている消防士や警察官、兵士が最も大きな危険にさらされています。こうした方々のためにもっと祈らなくては思いました。
6月22日(金)根幹治療をしてもらう医院から電話があって、月曜日に予約がとれました。歯に問題があると全身に影響が出ます。去年からいろんなことで歯科医にかかりづめですが、あとすこしでいままで問題があったところがなんとか修理できそうです。
6月23日(土)ひさしぶりにファーマーズマーケットに行きました。フルートとギターの演奏をして、自分たちで録音した CD を売っている人がいました。CD は買いませんでしたが、ギターを弾いている人の表情がとても良いので、ドネーションをして帰ってきました。私の信念では音楽は神が万民に与えた賜物です。カーネギー・ホールでタキシードを着てする演奏も、ジーンズをはいてファーマーズ・マーケットでする演奏も、聞く人に楽しみを与えるという点ではまったく同じで、どちらが高級で、どちらが低級であるか、どちらが価値が高く、どちらが低いというようなことはありません。技能の点でも大差があるとは思えません。たとえ技能の差があったとしても、それが音楽の本来の目的にとってどうなのだろうかと、思うこのごろです。
6月24日(日)今日の成人サンデースクールでは司会のアレンジがうまくいっておらず、私の特別講義のようなものになってしまいました。ふだんはディスカションで進めていますが、ほんとうは講義タイプで進めたほうが良い学びになると思っています。一ヶ月一回、年10回でもいいですから、しっかりした聖書や神学の講義をして、今まで私が学んだものを伝えたいと願っているのですが、私の「聖書塾」で学びたい人はまだいません。先週の礼拝で「男性たちと深い聖書の学びをしたいという夢はまだ実現されていません。」と述べましたが、男性たちはあまり奮発しなかったようです。牧師の夢を実現してあげようという親切な人はまだ現われていません。
6月25日(月)午後から歯の根幹治療に行きました。このドクターは家内もかかったことがあり、顔見知りで、何度も洗濯して色が変わったアロハ・シャツをした、とてもきさくな人です。私の問題の歯に、いつクラウンをかぶせたのかと聞かれ、「えーっと、いつだったでしょうね。年齢のせいで、このごろ忘れっぽくなったんですよ。」と答えると、「ぼくもそうだよ。先週のヴァケーションのときちょうど誕生日だったんだ。」などといっておしゃべりが始まりました。けれども検査のあと、ちゃんと説明をしてくれ、質問にもよく答えてくれました。ドクターは私の歯を鼻歌まじりで治療しました。ある人には、「まじめにやってよ。」という印象を与えるかもしれませんが、私は、患者の緊張をときほぐすためと善意に解釈しました。来週は出かけますので、その次の週に、もう一つの歯の予約をして帰ってきました。
6月26日(火)私がメンバーになっているブッククラブから届いた本を読んでいます。『福音派神学の歴史』という本は、いわゆる新書サイズの小さな本ですが、とてもよく書かれています。最近読んでよかった本を紹介するために私のホームページに「中尾牧師のBookcase」というページを作ろうと思っています。
6月27日(水)きのう、根幹治療をした医院からフォローアップの電話があったのですが、ちょうど席を外していた時で、返事をしそこねてしまいましたので、きょう、こちらから、まだ痛みがあることなどをリポートしました。痛みがうすれてきていれば大丈夫でしょうということで、あとは、次のアポイントメントまで様子を見ることにしました。
6月28日(木)北カリフォルニアの観光地のひとつ、レイク・タホで火災があり、多くの家が灰となりました。テレビに映った人が「ここには二階建ての家が並んでいたのですよ。」と指さすところは、全くの灰でした。人はちりから造られ、ちりに返っていきます。人の得た財産も、栄誉もまたやがては灰となる、そんな事実を目の当たりにみせつけられたように思いました。
6月29日(金)きのうの夕方から急に腹痛が始まりました。以前も同じようなことがあり、その時はバクテリアが原因だと診断されました。今回は歯の治療やその時に飲んだ薬が原因かもしれません。痛みが治まらなかったらドクターに行こうかと思いましたが、だいぶ良くなったのでもう少し様子を見ることにしました。今日は午後からですが、教会に行くことができるようになりました。
6月30日(土)新しいイギリス首相の出身地であるグラスゴーの空港でテロがありました。幸い大きな被害にはいたりませんでしたが、こうした暴力に訴えるやり方は、どんなに主張が正しくても許されるものではありません。アメリカも世界もクリスチャンの祈りを必要としています。
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