USA Diary

May, 2008

Home Prev Year Prev Month Curent Next Month Next Year
5月1日(木)今日は National Day of Prayer で、アメリカのために祈る日でした。大統領が Pope の歓迎式典で「アメリカは祈る国家です。」と言っていましたが、こういう日が定められている国は多くはないでしょう。それを誇りとして、もっと祈りに励みたいと思いました。
5月2日(金)きょうは、教会である人と遅くまで話し合い、祈りあっていました。その人は相談があって私のところに来たのですが、逆に、私のほうが相談にのってもらい、長い時間を取らせてしまい、申し訳けなく思いました。しかし、正直にこころを分かち合える人がいることも感謝しました。
5月3日(土)もう5月になって日差しは強くなってきましたが、風は冷たく、散歩に行くのにジャケットが必要でした。暑い日差しに冷たい風、これがサンフランシスコ・ベイエリアの気候の特徴です。
5月4日(日)教会で洗礼式がありました。洗礼式は、いちばんの伝道の機会です。洗礼を受ける人のあかしを聞くことができ、神さまの救いの恵みが、目に見える形であらわされます。教会は年に52回礼拝を守っていますが、礼拝は、そこで神のことばが語られ、信仰のあかしが話されるわけですから、それは、同時に伝道集会です。年52回の伝道集会を目指したいと思っています。
5月5日(月)いつも、貴重な資料を送ってくれる G さんが、今回また、Christianity Today に掲載された A Deeper Relevance という記事を送ってくれました。これは Mark Galli の Beyond Bells and Smells: The Wonder and Power of Christian Liturgy からの抜粋で、教会の伝統的なリタジーが、私たちをこの世から天へと導き、それが、ほんとうの意味での生活に密着した礼拝へと導くということを語っていました。「伝統的」で「伝道的」というのは、相反するものではないということを、私も強く確信しています。多くの福音派の教会が、そのことに気づきはじめていますが、日本語、また日系の教会の間では、まだこのことが十分に理解されていないのが残念です。
5月6日(火)民主党の大統領候補選挙は両者接戦のままもつれこんでいますが、大勢はオバマ氏に流れています。クリントン氏は「最後まであきらめない。」と気炎をあげています。クリントン氏は「強い大統領」をアッピールしていますが、もはや、その時代は過ぎており、かえって逆効果になるかと思います。
5月7日(水)ミャンマーでサイクロンがあり、大きな被害が起こっています。しかし、この国の軍事政権は実情をあきらかにせず、外国からの救援隊を拒否しています。世界の国々が民衆を助けたいと願っているのに、自国の政府が民衆を見捨てていると言うのは、なんとも不可解なことです。
5月8日(木)John Stott の Living Church を読んでいます。これは彼の奉仕している All Saints Church の献堂 150周年にした説教にもとづいた本で、Dr. John Stott の教会の将来に対する熱い思いが伝わってきます。最近は、「軽い」本ばかりがあふれていますが、深い学識と、敬虔な信仰にもとづいたこうした書物がひろく読まれるよう願っています。
5月9日(金)わが家のコンピュータはみな Ubuntu Linux で動いていますが、先月、新しいバージョンが出て、それにアップグレードしました。そうしたら、私のお気に入りのサイトの Live TV が見られなくなってしまいました。けれども、コミュニティ・ページのアドバイスに従って別のソフトウェアを入れたら、この問題は解決しました。みんなで助け合ってコンピュータを「自由」に使う、Linux はすばらしい OS です。
5月10日(土)12日から郵便が 1 セントづつ上がります。値上がりしてもそのまま使うことができる切手もあるのですが、古い切手もまだたくさんあります。1 セント切手を買ってきて、古いものから先に使ってしまおうと思っています。
5月11日(日)母の日にこどもたちの賛美がありました。賛美のあとにこどもたちが「お母さん、ありがとう」と言ったのですが、拍手にそれがかき消されてしまいました。来年は、ひと呼吸おいてから言うといいと思いました。
5月12日(月)母の日には、奥さんをレストランにさそうご主人が多いのですが、母の日のレストランほど混んでいるところはなく、私たちは混み合っているところは好きではないので、昨日はどこへも出かけませんでした。そのかわり、今日の昼食は、近くのモールに出かけて食べました。
5月13日(火)教会の年度報告をまとめるときとなりました。報告をメールで受け取れない、送ったけど届かないというトラブルがありましたので、ウェブページに書き込むようにしました。こうすれば、あとで書き換えるのも簡単ですし、なにより、どの報告が出ており、どれが出ていないか一度にわかりますので、便利です。
5月14日(水)明日から暑くなるというので、ポータブルのエアコンをとりつけました。5月にエアコンを出すようなことは今までありませんでした。この間まで暖房を入れていたのに、急な気候の変化に、どうも体がついていけないようです。
5月15日(木)5月3日のダイアリーに「暑い日差しに冷たい風、これがサンフランシスコ・ベイエリアの気候の特徴です。」と書きましたが、今日は記録破りの暑い日となりました。きょうは遅くまでミーティングがあり、家に帰ったのは午後11時を過ぎていましたが、夜もまだ部屋の中に暑さが残っていました。
5月16日(金)来年の「日本語牧師サミット」のためにウェブページを作ってほしいとのことで、作業をしました。今週はウェブページのプログラミングに時間を使ってしましました。
5月17日(土)ミャンマーに続いて、中国でも大きな地震がありました。中国は、最初外国の救援隊を断っていましたが、今回、やっと受け入れることになりました。私たちの知人が中国にいるので、心配していましたが、住んでいる地域が違い、さいわい、被害には遭いませんでした。中国も、世界の国々も、オリンピックを中止して、救援に力を入れるべきだと思いますが、どうでしょうか。
5月18日(日)きょうは「三位一体主日」。来週からは「三位一体後主日」で、アドベントまでおよそ半年間続きます。「三位一体主日」はアドベント、レント、イースター、ペンテコステと続く教会暦のピークにある大切な祝日です。私は、アドベントから三位一体までの半年は教会暦にそって、三位一体後は、聖書の講解や信仰生活などについて説教するようにしています。
5月19日(月)日本食の買い出しに行き、ついでにビデオを借りて来て、夜それを見ました。これは、わが家のささやかな楽しみであり、気分転換の時間です。
5月20日(火)教会の内線電話を外すことになり、他のオフィスでそれを外したら私のオフィスのラインだけがつながらなくなりました。まったくつながらないかというと、たまにつながるという奇怪な現象が起こり、修理をお願いしていたのですが、今日、やっと修理ができました。内線の誤配線が原因のようでした。誤配線でも今まで使うことができたのは、内線電話によって、どこかを経由してつながっていたのでしょう。やっと修理ができ、ほっとしました。
5月21日(水)夏のような日がしばらく続きましたが、今週になって気候が一変し、朝夕、涼しい日となりました。でも、教会のオフィス・ワーカーが赤ちゃんを連れて仕事にきており、彼女の部屋は暑いので、赤ちゃんのためにも冷房を入れなければならないのです。そこに冷房を入れると私の部屋も冷えるので、私は教会ではジャケットを着込んで仕事をしています。
5月22日(木)冷房と戦いながら一日、オフィスにいました。教会の年度末で事務的な仕事が山ほどあります。書類をすこしづつ整理していますが、きりがありません。最も効果ある整理法は「捨てる」ことなのだそうですが、それができない性分なので、とても困っています。
5月23日(金)お昼休みに床屋に行きました。そこに US News が置いてあって、順番が来るまで読んでいましたら、サンノゼでの平均年収はおよそ 8万ドルなのに対して、家の値段は 85万ドルとありました。ニューヨークのある町では年収 8万ドルでも、家の値段は 45万ドルです。他の都市では、年収が 4万ドルですが、家の値段は 15万ドルです。忙しい思いをしてたくさん給料をもらっても、物価が高くてお金が消えていく場所よりも、たとえ、給料が安くても、ゆったりと仕事ができ、物価が安いところで生活したいと思う人が多くいるのは不思議ではありません。私が自由に仕事を選ぶことができるなら、きっと後者を選んだでしょう。
5月24日(土)あさってはメモリアル・デーです。メモリアルデーの午後3時には、何をしていてもその手を休めて、戦没者たちのために祈るようにと、議会で決議されています。そのことを書いたチラシを礼拝プログラムに入れました。明日の朝は、コミュニティ・メモリアル・サービスがあるので、そこでもこのチラシを配ろうかと思っています。
5月25日(日)教会の礼拝で「召天者名簿」を読み、天国におられる「会員」を覚えました。長く教会にいる人には、懐かしい名前がたくさん出てきたことでしょうが、2000年以来、私がかかわった方々の名前を読みあげるときには感慨深いものがありました。ご主人の名前や息子さんの名前を聞いた人は一瞬悲しい思いをしたかもしれませんが、私は遺族のため祈りながらそうしました。礼拝に出ていた人たちも同じようにしてくれたと思います。
5月26日(月)水の抵抗を減らすスイムウェアによって、水泳選手が記録を更新しているということで、日本でも競泳用のスイムウェアの開発に懸命になっているそうです。私はそれを聞いて、そういうものを身につけることができない貧しい国の人たちはどうなるんだろうと思いました。みんなが同じものを着るか、それとも最初のオリンピックのように裸で競技しないと、不公平のようが気がしました。マラソン用の靴も、靴のメーカがさまざまなものを作っています。今はテクノロジーの時代ですが、体力を競うオリンピックにはそういうものはあまり入って欲しくないと思います。かつてアベベ選手がはだしでマラソンを走ったようなドラマはもう生まれないのでしょうか。
5月27日(火)同僚の牧師がヴァケーションから帰って来ました。用があってニューヨークまで行ったのに、もう、教会に戻ってきました。いつも良く働く彼には、もう少し長い休みが必要に思いました。けれども、また、ふたりで祈り合うことができるので、帰ってきてくれてうれしく思いました。
5月28日(水)きょうで ”Ten Prayers ...” のレッスンを終えました。来週はおさらいをして、次のトピックスに移りたいと思っています。それぞれ分担して学んだことを分かちあってもらいましたが、そのことにより、主体的な学びができたように思います。この本はとても良い学びを提供してくれました。みなさんに勧めたいと思います。
5月29日(木)昼休みに銀行の ATM に行きました。レンタル・ビデオの店の前を通ったとき、William Wilberforce の奴隷売買との闘いを描いた Amazing Grace の中古 DVD が無いかと思って入ってみましたら、ちょうどありました。レンタル用に使ったものですが、新品よりも安く買うことができるので、私は、ときどき利用します。これを買った帰ろうとカウンターに並んだら、私の前の人が借りた DVD のひとつのロックがどうしても外れず、いろいろためしたあげく、店員がついにケースを壊して別のケースに入れ替えて貸し出していました。おかげでずいぶん待たされました。私の買ったものもロックが空かないと大変と思いましたが、簡単にロックが外れ、ほっとしました。この映画は映画館で観たのですが、また観てみたいと思い買いました。
5月30日(金)きょうは二年ぶりにアメリカに戻って来た人の歓迎会をしました。ただ食べて、おしゃべりをしてというだけのことでしたが、ゆったりとした楽しいときを過ごしました。食事がおいしかったようで、ほとんど残らず、家内も喜んでいました。
5月31日(土)明日は、日本からの宣教師がメッセージを語ってくださるので、きょうは少しのんびりできるかなと思いましたが、教会の総会のためにしておかなければならないことがたくさんあって、ふだんとかわらない土曜日を過ごしてしまいました。
Home Prev Year Prev Month Curent Next Month Next Year