USA Diary

May, 2006

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5月1日(月)ユタのリバティ・パークに、まだ十分に育っていない桜でしたが、一応桜並木がありました。教会のごく近くにも、ほんの少しですが、桜並木があるのを見つけました。来年、花の咲く頃には注意して鑑賞するようにするつもりです。
5月2日(火)まだ、ヴァケーション気分が抜けませんが、教会での仕事を再開しました。いろんな書類を片づけなくてはなりません。牧師の仕事というものは、これとこれをやったから終わりというわけにいかないもので、延々と仕事が続くというか、湧いてくるというか、そんな感じに陥ってしまうことがあります。
5月3日(水)明日は、五月第一木曜日、「全米祈りの日」です。今日の祈り会では、「全米祈り日」にちなんでの祈りの課題を分け合いました。
5月4日(木)オペラの案内が郵送されてきました。年四回の公演のシリーズ・チケットを買えば安いのですが、日が指定されてしまうので観にいけるかどうか不安です。母の日に家内にプレゼントしたいのですが、たいてい夜8時から始まりますので、家内だけどうぞというわけにはいかず、二人分だと結構な出費にもなりますので、どうしようかと思案中です。
5月5日(金)今日は、日本では「こどもの日」でしたが、こちらでは「シンコ・デ・マイヨ」メキシコの人たちのお祭りです。いつも、私たちの裏のお宅が、このお祭りをにぎやかに楽しんでいたのですが、今年は別の日に息子さんの誕生パーティをしていましたので、いつものようなにぎやかな音楽は聞こえてきませんでした。
5月6日(土)ヴァケーションの時に買ったフィルムがまだ残っていて、家内が撮った写真をまだ現像していません。明日、教会に持って行って撮りきってしまうといいでしょう。私がデジタルカメラで撮った写真もまだダウンロードしていません。
5月7日(日)午後から、メンバーの一家族が「庭のアイリスを見る会」というのをしてくださり、教会のメンバーが入れ替わり、立ち替わり、その家に寄って、アイリスや他の花を楽しみました。私は理事会があったので、ぎりぎり最後になって寄り、先に来ていた家内と娘をピックアップして帰りました。「次は BBQ をしようね。」と言って別れました。ところで「BBQ」というのは「バーベキュー」のことです。この家のご主人は、料理にうるさい人ですので、きっとおいしいバーベキューを焼いてくださることでしょう。どういうわけか、どこの家でも、BBQ は男性が焼くものと決まっているようです。
5月8日(月)急に暑くなってきました。午前中、パテオの日よけを作ったり、午後から買い物、部屋の片づけなどをして疲れてしまいましたので、夜は、日本のお笑い番組を見ながらくつろぎました。
5月9日(火)サンノゼに住んでおられる引退牧師といっしょに、近くの町で行われた牧師会から帰ってきました。この先生は行く時は他の牧師といっしょだったのですが、帰りは、この先生を連れて行った先生が早く帰らなければならないというので、私がライドをあげることになったのです。おかげでこの先生と楽しいお話ができました。また、この先生が教会まで乗ってこられたホンダのハイブリッド車も見せていただくことができました。コンパクトな車体のどこにそんな装置がついているのだろうと思えるほど、みごとに作ってありました。ガソリン代が高騰する前に買われたそうで、タイミングよく良い買い物をされたことでした。
5月10日(水)5月19日から映画「ダヴィンチ・コード」が公開されるというので、「ダヴィンチ・コード・ナショナル・ディベート」という番組をテレビでやっていました。一部だけでしたが録画しておいたので、後でゆっくり観てみようと思っています。私たちの教会の英語部でも、ダヴィンチ・コードに反論した DVD を観ながらの勉強がはじまりました。次は日本語部でも DVD を借りて勉強したいと思います。
5月11日(木)庭先に小さな虫が固まっているので、虫取り用のリボンをとりつけたら、たくさん虫が着きました。いぜん、蜂を捕まえるために同じ粘着リボンを使ったときには、役に立たなかったのですが、今度はうまく行き、家内も喜んでいました。ところが、今日、この虫取りリボンに小さな鳥が羽をくっつけてしまってもがいていました。このリボンについている虫を食べようとしたのかもしれません。リボンをとりはずし、それから鳥をとってやりましたが、だいぶ羽がむけたようでしたが、離してやるとすぐにツタの葉の茂みに隠れてしまいました。愛鳥家の家内は、あの鳥は飛べるようになるだろうかと、とても心配していました。
5月12日(金)きょうの「白百合会」は「親子集会」にするので、「ヨナ物語」をしてほしいとのリクエストがありました。一所懸命お話ししたのですが、聞いていたのは、おとなばかりでちょっとがっかりでしたが、こどもにわかるように話したのだら、おとなはもっとわかってくれたかなと気をとりなおしました。日曜日もおなじようにこども向けのメッセージをします。午後から、ご病気の方をお宅に訪問しましたが、行き帰りの車の中で、家内から、日曜日のメッセージについていろいろヒントをもらいました。
5月13日(土)6月6日の予備選の「投票サンプル」が届きました。私の場合、共和党にも民主党にも登録していないので、両党での知事候補選びには参加できませんが、裁判官、査定官、法律官、公安官、教育長、監督官、水道局長、環境局長、それに市長と市会議員を選ぶことができます。ほかに州、郡、市からの五つの提案事項への賛否も投票します。「投票サンプル」をよく読んで、あらかじめ自分の Vote を書き込んでおき、それを持って投票所(いつもの近所の家)に行き、投票マシーンのタッチパネルを押すのです。先に送られてきた「選挙ガイド」や「投票サンプル」は地方政治のしくみを知るのにとても良い勉強になります。
5月14日(日)きょうは「母の日」。家内は友人か、らバラの花束を、娘からカードとギフトを、もうひとりの娘から "Happy Mother's Day!" の電話をもらいご機嫌でした。バラの花は、ほんとうは私からあげなければならなかったのかもしれませんが、私がそんなことをするはずがないことを十分に知っている友人が、私にかわってそうしてくれたのです。
5月15日(月)大統領が、不法移民の取り締まりを強化すると演説で語っていました。そのためナショナル・ガードがボーダ・パトロールに回されるのですが、メキシコと国境を接するカリフォルニアでは、イラク戦争のためにナショナル・ガードが不足しており、また、不法移民の取り締まりは連邦政府の仕事で、州の仕事ではないと、わりと冷たいことを言っています。
5月16日(火)この金曜日に映画「ダヴィンチ・コード」が公開されますので、書店には、それに関係する書物や雑誌がならべられていました。私もその中から少し買ってきました。この小説で述べられていることは、推奨できるものではありませんが、こうしたことが機会となって、ほんとうの意味で聖書や教会の歴史に興味を持つ人が起こされるようにと願っています。この小説のおかげてルーヴル美術館は連日大にぎわいだそうで、この小説は作者のダン・ブラウンだけでなく、観光業者にも富をもたらしたようです。
5月17日(水)以前の減税では、私たちもまとまったタックス・リターンをもらったのですが、今回の減税では、高額所得者だけしか恩恵を受けられません。「金持ちを利するものだ。」という批判が高まっていますが、政府は「これによって投資がさかんになり、経済が活性化する。」と弁明しています。私には苦しい弁明のように思います。それより低額所得者への減税のほうが、購買意欲が高まり、良い結果をもたらすかもしれません。
5月18日(木)こどもにいたずらをする性癖のある人が学校に雇われていて、事件を起こしたことがありました。それで、学校の教師たちは警察で指紋をとって犯罪歴のないことを証明しなければならないそうです。いくつかの教会では、サンデースクールで働く人にもそうした証明を要求しているらしく、私たちの教会でも、そういうことが必要になってくるのだろうかという話が出ました。そうでもしないとこどもの安全を守れないというのは、悲しく、また恐ろしいことです。
5月19日(金)昨日、教会のシニア・グループで、英語で救いのあかしをしました。今朝のスモール・グループのメンバーは主にシニア・グループのメンバーでしたので、私のあかしを聞いて「良かったよ。」と言っていただきました。
5月20日(土)家内が出版した詩集の感想を語り合う会がもたれました。今日、バックヤードの作業のため、人が来ているので、私は、昼食だけいただいて帰ってきました。今日は、さわやかな日で、バックヤードの作業もはかどったようです。
5月21日(日)午後から強い雨になりました。車が汚れていたのですが、おかげできれいになりました。カリフォルニアにはカーウォッシュのお店が多いのですが、あまり雨が降らないのでビジネスが成り立つのでしょうね。雨の多い地域では、カーウォッシュの必要もあまりないでしょうから。
5月22日(月)クリーニング屋に洗濯を頼むと、洗濯物を針金のハンガーにかけ、上から透明のプラスティックでカバーしてくれます。クリーニング屋は、そのハンガーをハンガーかけにかけてくれますので、そこからはずして洗濯物を持って帰るのです。今日、クリーニング屋に洗濯物をとりに行きましたら、その針金のハンガーを、「また使ってください。」と持ってきた人がいました。クリーニング屋は「ありがとう。」と言って受け取っていましたが、なるほど、このようにしてリサイクルすれば良いのだなぁと、思いました。
5月23日(火)近くに日本食のレストランを見つけたので、思い立って、家族で夕食に行きました。日本食のレストランと言っても、働いているのはみな韓国の人ばかりで、「いらっしゃいませ。」だけは日本語でしたが、あとは英語、お店の人同士は韓国語でした。お店はきれいで、サービスも良かったのですが、味はいまひとつでした。私たちが住んでいる地域では、なかなか私たちの口に合うレストランを見つけられないでいます。
5月24日(水)私たちの教会の年度は6月から5月です。年度末の報告書や、7月に行われる教団総会の書類など、年度末にしなければならないことがたくさんあります。今日は、飛行機の手配をして、教団総会の登録をしました。飛行機のチケットはインターネットで簡単に買うことができるので、便利ですが、教団総会の登録はインターネットもファックスも使えず、結局、手紙で申し込みました。
5月25日(木)今日の国際結婚者の会では、予定していたスピーカーが来られなくなったので、ピンチ・ヒッターとして私が話すことになりました。「ダ・ヴィンチ・コード」の話をしました。この小説が言っていることは、根拠のないことなのですが、これを機に、聖書の話ができるので、「ダ・ヴィンチ・コード」からの記事を教会のニュースレターに書いてみようかと思っています。
5月26日(金)いつも印刷の奉仕をしてくださるかたが、「聖書通読の手引き」を12月分まで印刷していってくれました。これは2年間で聖書全巻を読む手引きなのですが、「一冊にまとめたら?」と言ってくれましたが、来年から、創世記にもどりますので、別の形の手引きを書くつもりでいます。それが終わったら、両方をまとめて一冊にしたら良いかなと思っています。
5月27日(土)家内と娘は、近隣の四教会で行われるレディーズ・ランチョンに行きました。若い人たちに参加して欲しかったのですが、こどもの日本語学校があったりして、行けなかったようです。でも、主催教会がとても良いプログラムを準備してくれていて、楽しく過ごせたと言っていました。
5月28日(日)今日のメモリアル・サンデーの礼拝で、去年亡くなられた方を写したビデオを上映することになっていましたが、ビデオ・カメラをつなぐときに、つなぎ方をまちがえたらしく、映すことができず、礼拝後になってやっと見せることができました。昨日、ビデオを撮った方が、ビデオ・カメラを持ってきて、試してくれ、うまく行ったのですが…。
5月29日(月)今年の夏は、どれだけ暑くなるかわかりませんが、ポータブル・ルーム・エアコンが安くなったので、売り切れないうちに買っておこうというので、家内といっしょに、電気店を回りました。Sharp の製品がいちばん音が静かだったのですが、店の人に聞くと、今在庫がなく、いつ入るか分からないということでした。家に帰ってインターネットで調べてみましたら、店で買うよりも、うんと安く手に入ることがわかりましたので、さっそく注文しました。
5月30日(火)私たちの教会は、アメリカにいる日本人への伝道の重荷から始まった教団に属していて、教団には現在17の教会があります。年に一度各教会の代表が集まって会議をするのですが、その会議のための資料が届き、たくさんのコピーを作るのに忙しくしていました。
5月31日(水)私たちの近くに「ファーマーズ・マーケット」ができました。水曜日の午後4時から8時までというので、夕食前に出かけてきました。土曜日の朝にやっているところと比べると規模も小さく、野菜や果物などあまり多くはありませんでしたが、パン屋さんだけは、三軒も並んでいました。みな、入り口に陣取っている最初のパン屋さんでパンを買ってしまうので、三軒目のお店はちょっと暇そうでした。次回、ここに来る時は、三軒目のお店でパンを買ってみることにしましょう。
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