USA Diary

May, 2000

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5月1日(月)リナックスのXZを動かそうとしたら、動かない!これはベータ版なので、昨日で期限がきれていたのです。XZ0.8がアップロードされていたので、早速ダウンロードしました。0.8には、ツール・ボタンがついて、ようやく製品版らしくなってきました。1.0になれば製品になるのでしょうか。楽しみです。
5月2日(火)5月分のEメールから、WZメールに乗り換えています。理由は、1. Linux の XZ と互換性があるから、2. WZ マイナー・ヴァージョン・アップによって WZ4.0C がまともに使えるようになったから、3. 受け取ったメールを使いなれた WZ で編集できるから、ということです。Eメールアドレスを移すのに苦労しました。また、ウィンドウズとリナックスでは、文字コードが違うので、WZ のアドレス帳を EUC に変えて XZ に渡してやる必要がありました。また、いくつかのアタッチメントが開けず、AL-Mail に戻って処理しなければならなかったこともありました。
5月3日(水)こちらの電気掃除機は重くて、私でも腰がいたくなるので、一番軽い掃除機を買ったのですが、それでも家内が使うと、掃除機の背の高さと家内の背の高さがどっこいどっこいで、いかにも使いにくそうです。それに、コードがやたら長く(家が広いからコードも長くなければいけないのです)、しかも日本の掃除機のように巻き込み装置がついていません。日本の掃除機は、身の丈サイズにつくられているのですが、アメリカの家を掃除するには力が足りません。こんなのは、ちいさな不便にすぎませんが、外国に住む日本人は多かれすくなかれ、そんな不便を味わっています。
5月4日(木)今日は全米祈りの日。近くの姉妹教会の方々と共に、アメリカのために祈り合いました。「アメリカよ、死ぬには若すぎる」というポスターを見ましたが、急速に神から離れていくこの国が、もういちど神に立ち返る時が来るようにと、祈りあうことができました。
5月5日(金)いつも来るEメールが来ない!WZメールの設定が悪いのかと一瞬あせりましたが、考えてみたら、日本は大型連休中なんですね。それで、いつものメールも来ないというわけです。
5月6日(土)近くの大学に、私たちの教会のメンバーの卒業式に行ってきました。二千人もの人が集まった盛大な卒業式で、明るく、暖かい雰囲気に包まれていました。卒業生のひとりの名が呼ばれると、私の後ろのほうから "That's my wife!" と叫ぶ声があがりました。ここには、いろんな理由で大学を中途で止めた人たちが、働きながら残っている単位を履修するコースがあって、ある程度の年齢の人も来ているのです。みんな、目標を目指してがんばり、やりとげたらうんと祝福します。私は、アメリカのそういうところが好きです。
5月7日(日)今日は、教会で次年度の役員選挙をしました。開票の間、一昨日と昨日行われた婦人リトリートの感想を聞きました。それぞれ、良い体験ができたようで、感謝しました。
5月8日(月)南米移住者のドキュメンタリーをビデオで見ました。私たちもアメリカに移住してきたわけですが、飛行機で簡単にやってきました。何十年も前、見ず知らずの国に、何十日もかけ船にゆられてきた人々の苦労を知ることができました。
5月9日(火)オレンジ郡に牧師会のため出かけました。早く終わったので、この教会の牧師のコンピュータを見てあげた後、パーキングロットで、立ち話ですが、良い会話ができました。祈っていただいて別れましたが、気持ちを分かってくれる仲間がいてうれしく思いました。
5月10日(水)昨日の牧師会で一緒に食事に行った時、食事をしながら話し合いがあるというので、それを記録するため、ポケットコンピュータを持っていったのですが、気がつかないうちに、水がこぼれてポケットコンピュータに入ったらしく、動きがおかしくなりました。いまだに、バックスペース・キーが効きません。乾くのを待つしかないようですね。
5月11日(木)今日、教会の文集『フットプリント』を仕上げました。今回は300部に増やしました。たった50だけの増部でしたが、それでも、だいぶ時間がかかりました。おって、ウェッブ版をアップロードします。サンディエゴ教会のホームページでご覧ください。
5月12日(金)今日から短いヴァケーションを取りました。家から60マイルほど離れた温泉にやってきました。田舎町にぽつんとあるモテルで、決してきれいなところではありませんが、天然の温泉があるというので来ました。プールで泳ぎ、2回温泉につかり、のんびりとした時を過ごしました。
5月13日(土)朝、モテルの近くを散歩しました。今は廃線になっている鉄道に、駅舎らしきものがありました。まるで西部劇の世界を見ているようでした。道路にそった家が売りに出ていましたが、こんなところなら、家も安いでしょうからリタイヤしたら、田舎に来て住むのもいいなと思いました。一応、バスも一日一本、私が今住んでいるところまで通っています。
5月14日(日)母の日。近くの教会に行きました。いつもは、教会で説教する立場ですが、今日は、ひとりの信徒として出席できました。私にとっては、一番の休暇です。この教会は二千席以上ありますが朝二回、夜一回の礼拝は満席でした。普段はほとんど車の通らない道路も、日曜日だけは混雑します。サンディエゴにもこうした教会があることを心強く思いました。しかし、別の見方をすれば、どこの町にも教会があるのに、ここに大勢の人が来るのは、良い教会が少なくなったからかもしれません。
5月15日(月)月曜日は、私の休日なのですが、今日はまだヴァケーション中ということで、映画を見にいきました。今、評判の映画もいくつかあるのですが、家内があまり内容の重いものは見たくないというので、アニメを見ました。ふたりのいかさま師が、黄金の国に行くという、たわいのない話ですが、アニメの技術が進んでいて、とてもきれいな画面にしあがっていました。
5月16日(火)今日まで休暇。リナックスについての質問があったので、それではというので、私のリナックス体験をホームページにしてしまいました。まだ書きかけなので、近日中にアップロードします。
5月17日(水)私たちの教会のあるご夫妻に、お孫さんができました。子どもが生まれると、"It's a girl." "It's a boy." とかいうサインが家に掲げられたり、"It's a girl." "It's a boy." と書いたスティッカーの貼ったキャンデーが配られます。私も、このご夫妻からキャンデーをいただきました。歯医者さんが赤ちゃんを産んだ時には、さすがにキャンデーでなく、デンタルフロスに "It's a girl." と書いたのをくれました。しかし、双子が生まれて、男の子と女の子だったら、どうするのでしょうね。
5月18日(木)大学に行っている娘が話すには、自分の入っているクラブのリーダは38歳で、失読症というハンディがあるのに、とても成績が良く、国のスカラーシップももらって、バークレーにトランスファーするというのです。今のアメリカにも、こうした努力家がいるのは、素晴らしいことです。彼女の行っている大学には、さまざまなハンディを持った人たちのためのコースもあります。日本の教育には、そういう面が欠けているかもしれませんね。
5月19日(金)ABCテレビが Jesus というムービーを、月曜日と水曜日の二回に分けて放送しました。ビデオにとっておいて、きょう子どもと一緒に見たのですが、ここに登場する Jesus はとても陽気で、ふざけたり、いたずらをしたりするのです。イエスは神の子ですが、同時に人となられたお方でしたから、あながち悪い演出でもないなと思いました。十二弟子を選んだ時、「きっと弟子たちにスクラムを組ませるよ」と私が言ったら、果たしてそのとおりになったので、現代アメリカ版、キリスト物語だなと思いました。
5月20日(土)長く教会を休んでいる方を、家内と一緒にお訪ねしました。帰りがけに、国勢調査の係りの人が来て、調査書がまだ届いていないと言いにきました。少しおそくなりましたが、彼女は確かに郵便で送ったのです。もう一度調べ直してくれると思いますが、いまだに国勢調査の宣伝をテレビで盛んにやっているのをみると、調査書の回収が思うようには行っていないからなのでしょうか。
5月21日(日)教団の講壇交換で、トーランスの教会に行ってきました。この教会だけは、まだ行ったことがなかったので、ここを希望したのですが、希望が通りました。信徒の方が、通信教育で神学校を卒業し、働きながら牧師として奉仕しています。本当によくやっておられて、頭の下がる思いでした。
5月22日(月)庭の片付けをし、古い木のはしごを切って薪にしました。昼間は暑いのですが、夜になると、暖炉に火をもやしてもいいぐらいなのです。全部燃やして片付けてしまいましたが、これからも、薪が必要な夜があるかもしれません。
5月23日(火)「ワードで文字が打てない」という症状が出たというので、その方のコンピュータを調整に行きました。そこで気がついたのは、ワードの一行の文字数の設定がマイナスになっていたのです。あやまってキーを押してしまったのでしょう。ワードが、間違った設定を鵜呑みにしていたのです。「その設定は間違っていますよ」と受け付けない親切があってもいいですよね。とにかく、問題が解決して一安心しました。
5月24日(水)家内のリードしている「ぶどうの会」では、今日は特別に、ある一世の方をお訪ねして、エンジェル・ケーキの作り方の講習会をしていただきました。このケーキは、コンテストで一等賞を取ったものなのです。お年寄りを軽蔑する人がいますが、いまごろの若い人に「こんなにおいしいものが作れるか!」と言ってやりたい気がします。
5月25日(木)教会のある方に、コンピュータの使い方を教え始めました。自分ではできても人に教えるのは難しいものです。これによって、教え方のコツをつかみかけています。そのうち、コンピュータ教室でも開きましょうか?
5月26日(金)車の保険を更新したのに、その通知が来ていないことに気づき、AAAの保険の係りの人に連絡しました。私の担当の人はとても応対のいい人で、説明すると、すぐやってくれました。保険の証明を車に入れておかないと、ポリスに止められた時に困るのです。それにしても、無保険、無免許で車を運転している人が四分の一もいるとか聞きましたが、こわい話ですね。
5月27日(土)娘が友だちの卒業生に出てきて、あんまり大きな卒業式だったので、なんだかいやだった、自分は小さい大学を卒業したいなどと言っていました。私も彼女の尊敬する人も小さな大学で、とても良い卒業式だったので、そのことが心に残っていたのでしょう。サイズが大きいことはかならずしも良いことではないのです。
5月28日(日)今日は、教会のピクニックで野外礼拝があるのですが、そちらに行けない方も多いので、いつものように日本語礼拝を教会でしました。そのあと、相談のある方がいて、午後一時ごろまで話をしていました。それでピクニックは休みましたが、その人には気の毒なことをしてしまいました。ピクニックの食事はいつも豪華なのですが、食事の時間がすでに過ぎていたからです。
5月29日(月)今日はメモリアル・デーで、午前中は墓地で、コミュニティの礼拝、午後からは、最近亡くなられた方の「メモリアル・パーティ」でした。その方の遺言に「自分は天国に行ったのだから皆さんには、悲しまないで、楽しく過ごしてほしい」とあったので、「パーティ」となったのです。これもひとつのメモリアルのあり方かなと思いました。
5月30日(火)今日は電話の多い日で、電話で午前中時間を使いました。明日は、日英合同の聖書研究、祈り会なので、英語でレッスンを用意しなければなりません。合同祈り会では、聖書の人物を取り上げていますので、私は「エステル」をとりあげることにし、そのための準備をしました。
5月31日(水)きょうは月末で、電気、ガス、水道、電話などの支払いのチェックを書きました。電気、ガスはまあまあ、電話は安いのですが、水代は高いのです。飲み水にはボトル・ウォータを使っていますので、それも含めると相当な額になります。庭に水を撒いているからだろうと思いますが、それと共に下水の使用量も馬鹿になりません。水不足の南カリフォルニアではやむを得ないことなのでしょうか。
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