USA Diary

April, 2008

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4月1日(火)夏期修養会の案内を各教会に送るため、たくさんの封筒を郵便局に持っていきました。郵便局の人が、封筒を閉じる金具が出ているとよくないので、そこにテープを貼っていました。「ぼくがテープを貼るから、あなたは料金をしらべてよ。」と言って、ほんの少しですが郵便局で働いてきました。ここは小さな郵便局で、窓口がふたつしかありません。しかも、たいてい局員はひとりきりです。空いているので、ここをよく利用しますが、いつもおしゃべりができて、楽しいところです。
4月2日(水)歯医者から電話があり、明日の予約を知らせてくれました。てっきり来週だと勘違いしていたので、正しい予約日を知らせてもらい助かりました。前回型をとった義歯ができあがったようで、明日それをインプラントしたところに入れてもらいます。歯を二本失ってから何年もたちましたが、やっと全部がそろうことになります。
4月3日(木)きょうの集まりで、「日本のテレビ番組が占い師を使っているが、どう思うか。」ということが話題になりました。その答えは、こんどの日曜日にお話しますので、それについてはその時は話しませんでした。
4月4日(金)空港に人を迎えに行きましたが、きょうは道を間違えずに帰ってくることができました。空港は行くたびに工事をしていて、いつも迷ってしまいます。今建設中の新しいターミナルが完成すれば、もっとわかりやすくなるかと思いますが、最初はまた迷ってしまうことでしょう。
4月5日(土)きょう、青年向けの伝道集会をし、私が10分のメッセージをしました。ふだんの説教では、私の話す速度がおそいので、「この原稿じゃ10分以上かかりますよ。」と言われていたのですが、早口で話す練習をして臨みましたら、なんとか時間内にでき、みなさんにも喜んでもらって感謝でした。
4月6日(日)きょうの愛餐会メニューはクリームシチューとバターロールでした。きのう試食をしたのですが、試食のほうがおいしかったような気がしました。料理によっては試食よりもおいしくなるものもありますが、いままでは試食のほうがおいしいことが多かったように思います。試食のときは、手をかけて作るからかもしれません。
4月7日(月)ひさしぶりにクリスチャン・ストアに行きました。けっこう買ったわりには、バーゲン品が多かったせいか、安く買うことができました。以前は、わずかなお金で手軽にひとびとに配ってあげられるトラクトやカード類、ジョーク・グッズがあったのですが、このごろは、そういった「駄菓子屋的」なものが姿を消し、値のはるものが多くなりました。
4月8日(火)明日の朝と夕の祈り会のための準備をしました。朝は「主の祈り」を学んでいますが、「主の祈り」は学べば学ぶほど奥行きの深さ、また、広さを感じます。正教会の方が「主の祈り」を歌っているのを録音しましたので、それを聞いてから学びを始めたいと思っています。
4月9日(水)先週は私の予約があって歯医者に行きましたが、きょうは娘の予約、来週は家内の予約と、私の予約が入っています。このところ毎週、歯医者に会っています。
4月10日(木)今週も、事務的な仕事が多く、あれこれとマルチ・タスクのように仕事をやっています。効率よくひとつひとつをこなすことができ、神さまの助けを感謝しました。
4月11日(金)急に夏のように暑くなりました。ついこの間は、夜、暖炉で木を燃やしていましたので、この変わりように、からだもついていくのが大変な様子です。
4月12日(土)今日の夜は「男の井戸端会議」ということで6人ばかりの男性たちがあつまってさまざまな話題に花を咲かせました。
4月13日(日)あす腸の内視鏡検査があるので、きょうは朝から断食をしています。お昼に教会の駐車場にバーベキューセットを出しての、「新来会者バーベキュー」があったのですが、私は、それを食べられないだけでなく、下剤を飲まなければならないので、すぐに家に帰らせてもらいました。けれども、説教をウェブページにアップロードしなければならないので、午後、おなかの調子が収まってから、音声ファイルをとりに、再び教会に行きました。
4月14日(月)内視鏡検査では、検査員によれば、「異常なし」とのことでしたが、血液検査を勧められましたので、ドクターに連絡を取らなければなりません。断食中はそんなに空腹感もなく、つらくはありませんでした。今回は、検査のための断食でしたが、信仰のために、もうすこし断食しなければいけないと思いました。
4月15日(火)Pope Benedict XVI がアメリカを訪問されました。20日までという短い滞在ですが、Pope がどのような発言をされるか注目しています。彼は、深い洞察力を持った神学者ですので、アメリカの教会に必要なメッセージを残してくださると期待しています。
4月16日(水)朝のラジオ番組で、ホワイトハウスでの Pope の歓迎式典の様子を聞きました。大統領が、アメリカは「祈る国家」であり、「いにしえの信仰に基礎を置く近代国家」であると演説で語っていましたが、Pope は政治的な話題に触れないように注意しながら、「私は福音の宣教者として来ました。」とあいさつされましたが、それはとても賢明なことだったと思います。
4月17日(木)Pope を選ぶとき、80歳以上の司教は最初から排除されます。Benedict XVI は選ばれたとき80歳以下でしたが、アメリカ訪問の日に誕生日を迎え81歳になられました。彼は、引退して小さな修道院で本を書いて日を過ごしたいと願っていたのに、Pope に選ばれました。Pope は終身制ですので、引退はありません。81歳とは思えないほど健康で、聡明で、忙しい公務をこなしておられます。私がその年齢なら、ゆっくりと日々を過ごしたいときっと思うでしょう。ほんとうにすごい方だと思います。
4月18日(金)Pope は他宗教との対話やエキュメニカルの会合にも出席されましたが、「キリストこそ道である。」とのみことばを繰り返し、人間的な一致を戒め、三位一体の真理に基づいたキリストにある一致だけが真の一致であると説かれました。これは、福音を無視したエキュメニカルを求めている人々には不満な発言かもしれませんが、私は、おもわず拍手を送りました。以前、神学校の卒業生のための研修会に、もとカソリックの司祭でプロテスタントの牧師になった人が講師として来て、「カソリックは将来、キリスト教を捨てて世界宗教になるかもしれない。」と講義したことがあります。その時はカソリックにそうした危険があったのでしょうし、今も、その危険が皆無というわけではありませんが、さいわいなことに保守的な信仰に立つ人々が Pope に選ばれ、その危険を防いでいてくれていると思います。
4月19日(土)午後、メンバーのご主人のメモリアルサーヴィスがありました。ホスピスのチャプレンという人が司式をしたのですが、故人の信仰にも、天国の希望にも、イエス・キリストのお名前にも触れませんでした。しかし、シェアリングの時間に、故人の世話をしたホスピス・スタッフが故人の信仰に触れ、天国の希望を話してくれましたので、ホッとしました。私が、式が終わってから彼女に「イエスさまをあかししてくれてありがとう。」と言いましたら、「あのチャプレンはね、イエスさまを信じていないのよ。」と打ち明けてくれました。私はそれを聞いて、なぜ彼がこういう司式の仕方をするのか、頷けましたが、同時にとても悲しく思いました。私が故人をお見舞いに行ったとき、彼は罪を悔い改め、イエスさまへの信仰を言い表し、十字架をにぎりしめて塗油を受け、"For God So Loved the World" の賛美を聞いてくれました。チャプレンは「故人は、みんなの思い出の中に生きていて、ここにいる。」ということをくりかえし語っていましたが、それは日本で流行った「千の風になって」という歌と同じ思想で、聖書的ではなく、死の現実をあまりにも甘く見ていると思います。私が司式をしてあげたかったとつくづく思いました。
4月20日(日)ヴァケーションのため、以前から誘われていた教会の礼拝に行ってきました。帰ってから、Pope によるヤンキースタジアムでのミサの中継があったので、テレビで観ました。プロテスタントの場合、音楽はショーやコンサートのような形で行われますが、カソリックの場合、音楽は完全に礼拝の一部として組み込まれます。音楽の一人歩きがないのが、とても素晴らしいと思います。Pope はこのあとすぐローマに戻られ、空港でお見送りの式典がありました。私もテレビでお見送りをしました。
4月21日(月)サンフランシスコにでかけました。買い物が目的だったのですが、昼食のために入ったレストランがまずくてサービスが悪く、さんざんでした。「サンホゼ帰ったら、どこかレストランに行って、食べ直そう」と話しながら帰ってきましたが、夕食は家で食べました。
4月22日(火)映画 "Expelled: No Intelligence Allowed" を観てきました。Ben Stein が、進化論を受け入れなかったために大学から追い出された生物学者たちをインタビューしていく様子を描いた映画ですが、その中に現代社会への警告をも含めた、なかなかみごたえのある映画でした。映画の最後のほうで、あからさまに神への信仰を否定する進化論者が、世界の起源について Ben Stein から問い詰められて、「何か知的なものがその背後にある」と言ったときには、観客から笑いが漏れました。
4月23日(水)私のホームページに「Divine Mercy Chapel」という名前で「祈り」のページを加えました。Divine Mercy という名前は、Divine Mercy Chaplet からとったのですが、フィリピンに同じ名前の熱狂的なグループがあるので、それと間違えられないよう注意しなければと思っています。
4月24日(木)ヴァケーションの最後に、ギルロイのアウトレットに行ってきました。ここには四つの大きなモールが通りの四つ角にあり、そのひとつひとつが広く、今回はそのうちの二つにしか行けませんでした。平日だったので、そんなに人も多くなく、家内はお店のひとつづつをのぞいていました。結局、買ったのはガーリック・ストアで、ガーリックと、ガーリックのジャム、ガーリックのアイスクリームだけでした。
4月25日(金)ギルロイからさらに南に、サリナスという町があります。ここは全米でもっとも空気のきれいなところとして知られています。たぶん海の風が空気を浄化するのでしょう。ギルロイとは違って、夏もあまり暑くはなりません。メキシコ系の人たちが多い町ですが、この近辺で住むとしたら、住んでみたい町のひとつです。
4月26日(土)短く、あわただしい休暇を終えて教会に戻りました。たくさんの仕事と山のようなメールが待っていました。まだメールの全部に目を通すことができていません。まずは、礼拝のための準備に時間を割きたいと思っています。
4月27日(日)礼拝後、「教会暦」のお話をしました。以前から予定し、責任者にも呼びかけてもらっていたのですが、ほとんどの人が都合が悪くて出席できず、小人数の集まりになりました。でも、出席した人からは、「今まで知らなかったことを学べて良かった。」と言ってもらえました。
4月28日(月)ガソリンの値段がすごく高くなり、食べ物の値段も高くなっています。私たちはオーガニックのものを良く使うのですが、オーガニックでないものより、格段に高く、そのため、売れ行きが悪くなり、鮮度も落ちてきます。5月になれば、Farmers Market がオープンするので、オーガニックのものはそちらで買おうかと思っています。
4月29日(火)同僚の牧師から「ヴァケーション、どうだった?」と尋ねられましたが、あまり良い返事はできませんでした。「やっぱり、どこかへ出かけなければね。そのときはコンピュータもEメールもなしにしなければね。」と言われました。AAA の雑誌によると、インターネットの設備のあるホテルでも、本当にヴァケーションを楽しみたい人のために、電子機器を預かるサービスをしているところもあるそうです。
4月30日(水)ヴァケーションのあとのメイクアップに追われています。もうすこし賢く仕事をし、賢くヴァケーションを取る方法を学ばなければならないようです。せっかく作った文書ファイルが壊れて開けなかったり、大事なファイルを間違って消してしまったりと、失敗や障害が多い毎日です。
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