USA Diary

April, 2006

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4月1日(土)この冬は、不順な気候にもかかわらず風邪をひくこともなく元気に過ごしましたが、今週は、一週間、口内炎に悩まされました。先月は歯医者の予約を取る時期だったのですが、このため延期しました。ようやく痛みもとれ、今日の男性の会の昼食試食会では、すこし、イタリアンソーセージのスパイスがしみましたが、パスタをおいしくいただくことができました。
4月2日(日)礼拝前のクラスで使うビデオ教材が DVD なのですが、これをビデオ・テープにコピーして使っています。画像の質は落ちますが、セミナーを収録したものなので、きれいな画像でなくてもかまわないので、そうしています。テープにしている理由は、途中まで見たところでストップさせておけば、頭出しをしなくてもすぐにそこから見ることができるからです。DVD でも「ブックマーク」のような機能があればとても便利だと思うのですが、誰か作ってくれないでしょうか。DVD の難点のひとつは、ディスクが痛むと、途中でフリーズしたり、いくつかのシーンが見られなくなるということです。実際、先週ビデオ屋さんから借りてきた DVD はそんな状態でした。中には、ビデオテープデッキがないので、ビデオテープから DVD へのコピーが欲しいと言う人もいましたが、私は、そんなわけで、まだ、ビデオテープデッキをとってあります。
4月3日(月)私は、お菓子などについてくる「しおり」や製品の「仕様書」などを読むのが好きです。お菓子の「いわれ」などを知って食べると、よりおいしく食べることができるように思いますし、どんな製品でも、みかけよりも性能を比較すると、良い買い物ができます。カタログを見るのも好きです。今日手にしたカタログに、CD や DVD の表面にレーザで文字や画像を書くことのできる CD/DVD ライターを見ました。CD/DVD のディスクにレーザで情報を書き込んだあと、それを裏返しにして、同じレーザでディスクのラベルを印刷してしまうというわけです。もちろん専用のディスクがいるのですが、ラベル用の印刷機が不要になるという点ではすぐれた製品だと思いました。一台の機械でディスクの情報面もラベル面も書き込んでしまうというのは、誰が考えたのか、なかなかおもしろい発想だと思います。
4月4日(火)今年は4月15日が土曜日のため「タックス・リターン」の締め切りが4月17日まで延長されています。いつも、早くやろうと思いながら、なんとなく日にちが過ぎてしまいます。しかし、それにしても、4月15日という日付は、どんな「いわれ」で決まったのでしょうか。
4月5日(水)何人かの方から「『レントの黙想』に励まされました。」と言っていただき、うれしく思いました。私の書いたものが役に立ったということだけでなく、霊的なものを求める思いが教会の中に起こりつつあることを感謝しました。霊的な成長はすぐにには目に見えないものなので、人々は、霊的成長よりも、ついつい目先の活動に走り、みことばと取り組むことを避けてしまいがちだからです。このごろ、牧師も信徒も神のことばに忍耐をもって取り組むことの大切さを教えられています。
4月6日(木)夜、3時間近く突然の停電でした。先月も夕方、停電になったばかりでした。どこかでしている工事のせいなのでしょうか。私のコンピュータには、停電になった時、自動的にバッテリーでバックアップしてくれる「無停電装置」がついているのですが、それも動かず、コンピュータのデータは大丈夫かと思いましたが、壊れてはいないようです。本も読めないので、ラジオのスイッチをひねると、デライラさんが「仕事をやめて、リラックスして…」と話していました。こういう時はリラックスすればいいのでしょうが、仕事中に停電にあったのがくやしくて、かえって、何かしてやろうという気持ちになってしまうのですから、不思議なものですね。
4月7日(金)やっと雨があがりましたが、いままでの大雨と雪解けの水のため土砂崩れの起こっている地域もあります。私たちの住んでいるところは、洪水も、山火事もないところです。心配があるとしたら地震ぐらいでしょうか。断層が近くにあるかどうかわかりませんが、家を買う時は、断層の調査も必要かもしれませんね。
4月8日(土)きょうはイースター・フェスティバル。快晴のもとで、大勢のヴィジターを迎えました。メンバーの方々がさそってきた人たちが、教会にもどってきてくれることを期待し、祈っています。
4月9日(日)きのうからバックヤードの工事がはじまりましたが、きょうの午後も、人が来て、スプリンクラーを埋めていきました。今までとても荒れた場所だったので、芝生があれば、落ち着くでしょうと、理事の方が三年ごしですすめてくださったプロジェクトです。長雨で土もやわらくなっていて、庭工事にはちょうどよい時です。ただ、今年の夏は水代がかさむだろうなと、心配しています。
4月10日(月)近所の学校はきょうからイースター休み。学校によっては、次の一週間も続けて休みのところもあります。いつもは通学で混み合う道も、空いていて快適でした。アメリカの学校は、もとから「ゆとり教育」で、高校までが義務教育ですので、日本の高校2年生程度までのことを高校卒業までに教えます。しかし、大学卒業までには、日本の大学と同じレベルに追いつきます。専門の研究は大学院で行っています。ゆっくり始めて、きちんと終わる、それがアメリカの教育ですが、日本の「ゆとり教育」は、なんとなくしまりのないままになっているようです。
4月11日(火)英語の聖書を読んでいて感じるのは、文章がきびきびしているということです。日本語になるとどうしてもことばが冗長になります。聖書に敬語を使ったり、会話調にするとなんとなく「しまり」がなくなってしまいます。今では「文語訳」を読んでわかる人は少なくなりましたが、文語訳の簡潔さを持った日本語聖書ができないものだろうかと思っています。聖書の翻訳にも著作権が生じますが、だれもが自由に使うことのできるパブリック・ドメインの日本語訳が欲しいのです。英語では King James がすでにパブリック・ドメインですし、最近の翻訳でも、ウェブページなどで公開されているものがあります。日本語ではまだ無いようです。私の力にあまる大事業ですが、やってみたいなという大きな夢はあります。
4月12日(水)アメリカに長年住んでいて、きっと英語が上達したでしょうと、日本の人から思われているようですが、なかなかそうはいきません。ある程度英語がわかって用が足せるようになると、それで押し通してしまって、英語を勉強してみようという気持ちにならなくなってしまいます。新しい言葉が出てきても、文脈から意味の見当をつけるだけで、辞書で確かめることがないままで終わることが多いのです。「ほどほどに分かる。」というのは、まったく分からないより、始末に悪いですね。これは、英語に限らず、どんな勉強にもあてはまりますから、自戒したいと思います。
4月13日(木)明日のグッド・フライデーで歌う賛美のスライドを用意しました。日英合同礼拝ですので、英語の賛美なのですが、英語の歌詞は、日本語よりも味わい深いものがあります。ワーシップ・リーダの方が年配の方なので、今年は落ち着いた賛美です。若い人たちも、よく味わえば好きになると思います。賛美は、古いから良い、悪い、新しいから良い、悪いなどと決めつけることはできないと思います。
4月14日(金)きょうはグッド・フライデー。キリストの十字架を覚えるのに、なぜ「グッド」なのかと、よく言われますが、キリストの十字架が私たちの救いとなっているからなのです。今晩のグッド・フライデー礼拝で「勝利の十字架」という賛美がありましたが、私たちのために救いを勝ち取ってくださったイエス・キリストの十字架を覚えて礼拝できました。
4月15日(土)一昨日、私たちの近くの銀行に銃を持った強盗が入り、お金を奪いましたが、警察に包囲され、お金を道路に投げ捨てて逃走したものの、捕まったそうです。強盗が投げ捨てたお金を拾おうと人々が殺到し、一時、混乱したという話を、後になって聞きました。私たちは何も知らないでのんびり過ごしていました。
4月16日(日)きょうのイースター礼拝で洗礼を予定していた方が、出産が早くなって、洗礼式が延期されました。ご本人は出産が早まるのを予感していたようです。こういうものは、ご本人の予感がいちばんよくあたるので、洗礼の日を早くしても良かったかなと思いましたが、このことにも、神さまのご計画があるように思いますので、近いうちに良い日が与えられるよう、祈っています。
4月17日(月)バックヤードに芝生が入りましたので、バックヤードに少し手を入れています。この庭仕事ですこし腰を痛めました。筋力が落ちているので、重いものを持つ時は注意が必要です。腰に巻く作業用のベルトがあるのですが、今日はずぼらをしてそれを使いませんでした。
4月18日(火)親しくさせていただいている牧師の住んでいる町である委員会があるので、その先生のお宅で夕食をごちそうになってから委員会に出かけました。この先生とは神学の話題を話すことができ、さまざまな神学書を紹介していただいています。今日も、とてもよい本を紹介していただきましたので、さっそく注文することにしました。
4月19日(水)白人の方と日系人と三人でコーヒショップに行きました。この白人の方はとても日本通なので、私が白人の方に「あなたは、外は白いが中身は黄色のゆでたまごのようですね。」と言いましたら、日系人のほうを見て「彼は、外は黄色いが中身は白い。バナナのようだ。」と言いました。「私はどうですか。」と尋ねたら、「あなたは両方いりまじった、スクランブル・エッグですよ。」と言われました。私は、スクランブル・エッグが好きなので、この表現をとても気に入ってしまいました。
4月20日(木)来週はヴァケーションに車で出かけるのですが、ガソリンが高くなっているので心配しています。ネバダやユタに行けば、少しは安いかもしれませんが、カリフォルニアでは1ガロン3ドルを超えています。その昔、1ガロンが1ドルだったころが懐かしく思います。
4月21日(金)アメリカ人が世界で一番たくさんに車に乗ります。長距離運転する人も、近所にしか出かけない人も、みんなひっくるめての平均が一年に5,000マイル以上だそうです。私は、南カリフォルニアにいた時は一年に10,000マイル以上走っていましたが、こちらではその半分くらいです。
4月22日(土)ガソリンの高騰により、燃費の良い日本車に人気が集まっています。トヨタのハイブリッド車などは、品切れで手に入らないそうです。トヨタがアメリカのGMやクライスラーと肩をならべてトップの収益があるそうです。
4月23日(日)明日からヴァケーションに入るので、遅くまでEメールの返事を書いたり、ウェブページの更新などをしたりしました。ヴァケーションに、コンピュータを持っていく人もいますが、コンピュータを持っていくとヴァケーションにはならないので、この一週間はコンピュータ無しです。
4月24日(月)ユタとアイダホへの旅。サクラメントの郊外からレイク・タホをかすめて、フリーウェー80を東に向かいました。レイク・タホでは、道路の両側にまだ相当の雪が残っており、ひさしぶりの雪景色を楽しみました。このフリーウェーは、ワシントンD.C.とサンフランシスコを結ぶ大陸横断のフリーウェーとしてアイゼンハワーの時代に作られたそうです。アイゼンハワーは、インター・ステート・フリーウェーの父として、フリーウェー建設に大きな働きをしました。
4月25日(火)ネバダで一泊して、ユタに向かいました。ソルトレークに入るまではいっしょに走る車がほとんどなく、順調に進みました。途中の小さな町に降りても、信号もない道路ばかりで、ソルトレークでたくさんの車を見、信号に出会ったときは、かえって、安心したような気持ちになりました。ネバダでの途中のレスト・エリアでは水道がなく、ポンプを押して手を洗いましたので、ユタのレスト・エリアで蛇口から水が出たのにも感謝しました。不便な体験をするのもまた楽しいですね。
4月26日(水)ソルトレークから2時間半ぐらいのところにある、アイダホのラバ温泉まで足を伸ばしました。ラバ温泉の入り口のところに大きな温水プールがありましたが、まだオープンしていませんでした。温泉のまわりにモーテルや民宿のようなものがあるだけの小さな町で、泊まったホテルも、ずいぶん古い建物で、「車はどこに置くの?」と聞きましたら、「駐車場なんてないよ。道路においといて。」ということでした。でも、お湯はとても気持ちがよく、夜は、旅の疲れもあってか、よく休めました。
4月27日(木)ホテルでの朝食は、ホテルのご主人がコックさんに早変わりして、パンケーキ、ハッシュ・ブラウン、スクランブル・エッグを作ってくれました。他のお客さんはみんな食事を済ませた後、私たちだけでゆっくり朝食を楽しませてもらいました。ホテルの主人が「イエローストーンに行くのか?」と聞いてくれましたが、ここからイエローストーンはそんなに遠くないそうで、イエローストーンに行くお客さんがここに寄るのだそうです。ホテルの設備があまりに古かったので、ちょっと不満だった私も、この朝食のもてなしに気を取り直し、「イエローストーンに行くときは、また来ようかな。」と思いました。
4月28日(金)ソルトレークの塩分は海水の三倍もあるそうで、その塩分が吹き出した、塩の野原、ソルト・フラットを横断して、帰路につきました。どこまでも平らで、まっすぐな道は、運転していると眠くなってきます。そのため道路には「眠くなったら、脇に寄って休みなさい。」という標識が立てられていました。大陸を横断する長距離トラックの中には、昼夜をわかたず走っているものがあり、居眠り運転も多いと聞きます。注意が必要です。
4月29日(土)帰りのレイク・タホでは、うずたかくあった雪もかなり解け、行きとはまるでちがって、ずいぶん暑くなっていました。冬から急に夏になったような感じです。町に降りてくると、空気の悪さを感じてしまいましたが、ユタやネバダの塩辛い空気から吸いなれたカリフォルニアの空気の心地よさを感じました。
4月30日(日)6月に知事の予備選挙があるので、各候補者の宣伝合戦がさかんです。「○○候補をよろしく。」という電話がかかってきます。テレビやフリーウェー沿いの広告塔にも候補者の名前が出てくるようになりました。
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