USA Diary

April, 2005

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4月1日(金)家内が、寒い時のためにと、セータやジャケットを鞄の中に入れてくれましたが、南カリフォルニアは暖かいというより、暑いぐらいで、ほとんど着ることはありませんでした。北カリフォルニアに住んでもうすぐ5年。南の気候のことも少し忘れかけていました。
4月2日(土)南カリフォルニアから比べると、こちらは、確かに寒いですね。南では、木々は青々としており、花が咲き乱れていました。ここは、落葉樹が多いせいでしょうか、木々に新芽がめぶいてきたころで、まだ、枯れ木のようになっているものも少し見かけます。400マイルの距離の差を感じました。
4月3日(日)今日はサンロレンゾ教会で礼拝の奉仕がありました。礼拝後レストランに食事を誘われました。教会の裏手にあたるところでしたので、車を教会の駐車場において歩いていきました。食事を終えて帰ってみると、なんと、駐車場のフェンスに鍵がかかってしまっていました。今日は、イースターの後の日曜日で、その教会では、午後からの活動が何もなく、みんな早く帰ってしまったのです。どうしようかと考えていたら、いっしょに食事をした、あるご夫妻が、私の車のことを気遣って来てくださり、近所にいる人から鍵を借りてきてフェンスを開けてくれました。それで、無事に帰ってくることができたのですが、今度からは、車をフェンスの外に出しておくようにしなければと、反省しました。
4月4日(月)昨日から夏時間が始まっています。夏時間のアイデアは、ベンジャミン・フランクリンから出たものだそうです。彼の時代には、時刻の調整がたいへんで、ビジネスに支障をきたす、労働条件の悪化につながる、生活のリズムがくずれるなどの理由で採用されませんでしたが、第二次大戦のおり、省エネルギー対策に採用されて以来、現在に至っています。バケーションの後もあってでしょうか、夏時間のせいで、どうも頭の回転がにぶってしまいました。「生活のリズムがくずれる」という反対理由も、うなづけます。
4月5日(火)銀行の ATM の画面にハングルも登場しました。南カリフォルニアでは、英語かスペイン語かだったのですが、当地では、中国語や韓国語を選ぶことができます。それぞれの地域のデモグラフィックが反映するのですね。
4月6日(水)ワシントンの桜が、今、とてもきれいだそうです。こちらで花見にいくつもりだったのが、結局行けなくなって、先月、個人のお宅でのしだれ桜を見ただけで終わってしまいました。
4月7日(木)ローマ教皇の死去にともない、カソリック教会の現状などが、メディアで紹介されています。世界的に見ると、信徒数は増えているのですが、神父の数は減っているようです。独身制や、高度な学問、厳しい戒律などがある世界に、若い人たちが興味を示さなくなっているのでしょうか。牧者の不足は、プロテスタント教会だけの問題ではないようです。
4月8日(金)ローマ教皇の葬儀がありました。木製のひつぎは思ったよりも質素に見えました。遺言で、棺の上に開かれた聖書が置かれていましたが、風が強く、ページがどんどんめくれてしまいました。教皇の死によって、新しい風がカソリック教会に入ってこようとしていることの象徴でしょうか。18日に選ばれる次の教皇はどんな風を持ってくるのでしょうか。
4月9日(土)教皇の葬儀のために延期になっていた英国皇太子の結婚式がありました。こちらは、本当に質素で、王室の結婚式とは思えないものだったそうです。この結婚には、英国民はそっぽをむいているようですが、皇太子は、公人としての成功よりも、私人としてのしあわせを求めたようです。彼の子どもたちは、そんな父親をどのような目で見ているのでしょうか。
4月10日(日)バケーションで、一週間教会を開け、先週は他の教会で説教でしたので、なんだか「久しぶりの教会」というかんじで、礼拝を守りました。英語部では午後から、メキシコに短期宣教に行く若い人たちのオリエンテーションがありました。サンディエゴにいたころは、良くメキシコに行きましたので、そのことを思い出しました。
4月11日(月)日本のアニメ "Steam Boy" がこちらでも上映されています。家内に「観る?」と聞いてみましたが、日本の映画には、きちんとした結末がないので、あまり好きじゃないという返事でした。かわりに、デズニーの「ムーラン2」のビデオを借りてきましたが、「2」でいいものはめったにない、と言われるように、「1」にくらべると、ストーリーの展開がいまひとつでした。テーマは、「違ったふたつのものの一致」だったのですが、それを描き切れていないように思いました。
4月12日(火)続いて、映画の話題ですが、「違ったふたつのものの一致」なら、"Miss Congeniality 2" のほうがおもしろいです。相性の悪いふたりの FBI 職員が最後には心をあわせて事件を解決するというコメディですが、結構教訓も含まれています。
4月13日(水)夜の祈り会が終わって外に出たら、冷たい風が吹いていました。もう4月半ばなのに、まだ肌寒く感じる日があります。季節は、一挙に変わるのでなく、行きつ戻りつしながらなのですね。
4月14日(木)税金の申告明日が締め切りです。毎年、早く済まそうと思いながら、いつも締め切り間近にならないとやる気が出てきません。用紙が毎年すこしずつ違っていますし、家族構成の違いで、申告事項も変わってきます。「例年と同じようにすれば良いだろう。」と思っていたら、思わぬところで、時間をとられてしまいました。申告用紙などがウェブページから簡単にダウンロードできるのは便利ですね。用紙をプリントする時、ちょうどプリンターのトナーを入れ替えておいて良かったと思っています。
4月15日(金)教会で毎週の礼拝を録音しているのですが、カセットテープがなかなか店で買えなくて、メールオーダで買うことにしました。メールオーダという言い方は実は、正確でなく、実際はオンライン・ショッピングです。200本注文した場合の単価や送料など即座にチェックでき、とても便利です。
4月16日(土)教会の近くにある中華料理店が閉じられており、「厨房用具一掃セール、要予約」という看板がかかっていました。うわさによると、猫を料理したということで、営業停止となり、評判が落ちたので、廃業ということになったそうです。それまでは、ちょっと高級なレストランということで、けっこう羽振りのよい商売をしていました。「おごれる平家は久しからず。」というのは、どこででも実例を見ることができます。
4月17日(日)キノコムシの新種に「ブッシュ」と命名されたそうです。「自由と民主主義の原則に忠実であろうとする、困難で不人気な仕事を進んでおこなっている指導者をたたえるため」というのが、命名の理由だそうです。
4月18日(月)急にオンラインバンキングが使えなくなりました。それで、夜の11時近かったのですが、カスタマーサービスに電話しましたら、やさしそうなおじさんが出てきました。(と、いっても顔は見えないのですが、声を聴いてそう感じました。)事情を説明すると、セキュリティのために、私の誕生日などを質問してきました。誕生日を告げると、「ぼくの娘と同じ誕生日だね。」と言ってくれました。カスタマーサービスに電話した時、「この電話は録音されています。」というアナウンスがありました。私に応対してくれた人は、「こんな個人的なことを言って、けしからん」と上司に叱られるのでしょうか。ここはアメリカですから、そんなことはないでしょう。ともかく、オンラインバンキングができるようになり、これで気持ちよく眠ることができそうです。
4月19日(火)ローマ教皇が、わりと早く決まりました。教皇を決める会議を「コンクラーベ」と言うのですが、多数の賛成を得る人が出るまで、一日に二度投票を繰り返すのだそうですが、なかなか決まらない時もあって、そんな時は、この会議も「根比べ」の場になるのでしょうか。
4月20日(水)家内が懸賞でもらったボールペンを私のところに持ってきました。私がふだん使っているボールペンは、ホテルや銀行の名前の入った安物なのですが、これは、昔の万年筆を思わせるようなしっかりしたボディを持っていました。ところが、肝心のボールの部分が痛んでいるのか、インクが固まってしまったのか、全然書けませんでした。それで、お店でリフィルを買いに行ったのですが、同じメーカのものがなく、やむなく、別のメーカのものを買ってきました。同じ形をしていたのですが、ペン先が太くて入りませんでした。それで、今、別のリフィルを無理矢理使っています。買ってきたものは、いつか使うことがあるかと思いとってあります。
4月21日(木)今日は午前中ルツ会。夜は、執事会があるので、いつものように、夕食の弁当を持って教会に行きました。英語部の牧師は「今、起きてきたの?」といつものように冗談を言って、昼から教会に行った私を迎えてくれました。
4月22日(金)白百合会プラスのミーティングの後、食事をいただきました。カナダからのおみやげにメープルシロップ入りのクッキーが出て、とてもおいしくいただきました。今日は、春休みのせいもあって、人数が少なかったので、帰りに、レフトオーバーをたくさんいただきました。これは、たぶん、明日のお昼ごはんになるでしょう。
4月23日(土)昨日はすごい風で、教会の前の歩道に植えてあった木の枝が折れてしまいました。市の係の人が来て、根こそぎ切っていきました。ずいぶん見晴らしが良くなったのですが、やはりさみしく思います。いずれ、市が別の木を植えてくれるでしょうが、それが今までの木と同じ大きさになるまでは、何年かかることでしょうか。
4月24日(日)もう、四月の終わりというのに、まだ気温が低く、サンデースクールの教室のドアが開いていたため、その部屋で食事をしていて、すこし寒いなと感じてしまいました。家に帰ってからくしゃみが三回でました。だれかがうわさしているだけで、風邪でなければいいのだけれどと思いました。
4月25日(月)地元のクリスチャン・ブックストアに行きました。今までの店は閉店して、新しいところに引っ越すというので、新しいところに行ってみたのですが、まだ準備中で、店内は荷物の山でごったがえしていました。家内と、同じモールで別の買い物をして帰ってきました。
4月26日(火)日本での脱線事故を起こした列車に、サンタクララの教会のメンバーの親族が乗っていました。幸い軽症で済んだそうですが、おそらく、いつも祈りのうちに覚えられていたからでしょう。日本にいる親族のため、友人のため祈らなければと思いました。
4月27日(水)脱線事故の原因は、くわしくは、まだ分かっていませんが、スピードを要求するあまり、安全をおろそかにしていた鉄道会社あるいは、スピードを要求する乗客の心理が原因のひとつだったかもしれません。一分や二分、早く着いたり、遅かったりして、それがどうなるわけでもないと思うのですが、もう少し、国全体がのんびり、ゆっくりやればよいのにと思うことがあります。「アメリカののんびりしたところを見習いましょう。」と言いたいのですが、このごろは、アメリカもせかせかするようになってきました。
4月28日(木)注文してあったギリシャ語聖書の朗読 CD が届きました。さっそく聞いてみました。発音が現代ギリシャ語風なので、私が学校で習ったものと読み方が違っていますが、アクセントやトーンなどがよく分かり、とても役に立ちそうです。一人の人が朗読していて、男性にしては、少し声の高い人なので、聞いていて少し疲れますが、だんだん慣れてくるでしょう。すこしづつ MP3 に変換していますが、全部で22枚もありますので、全部変換するにはだいぶ時間がかかるでしょう。
4月29日(金)昨日、ユダヤの過越の食事の招待券をもらったのですが、私は、以前それに参加したことがあり、今日は、他の用があったので、英語部の先生にさしあげました。先生は、奥様と、会場近くの教会の牧師をさそって、三人で参加しました。夕方、"Enjoy!" と言って、先生を送り出しました。
4月30日(土)きょうは、Eメールのやりとりの多い日でした。Eメールでのメッセージは一方的になりがちなので、そうならないように苦労します。今日送ったメールにスペルの間違いや、文法の間違いがいっぱいありました。英文のメールの時には、読んでくださる方に通じるかしらと、いつも心配しながら書いています。
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