USA Diary

April, 2001

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4月1日(日)明日から連鎖祈祷がはじまります。連鎖祈祷というのは、それぞれが祈りの時間を決めて、順々に祈り、一日中祈りが絶えないようにするものです。今回は毎月第一月曜日の正午から真夜中まで、ひとりが15分を担当することになり、大勢の方がサインアップされ、祈りの輪がつながりました。サンタクララ教会では、これを「祈りの花束」と呼び、礼拝にバラの花束が飾られ、礼拝が終ってから、みんなが、明日の連鎖祈祷のリマインダとしてバラを一本づつもらって帰りました。
4月2日(月)今日は連鎖祈祷日。忙しく流れていく時間の中で、祈りの時間をこうした形で持つことの素晴らしさを味わいました。
4月3日(火)このまえ国内郵便料金が値上がりしたばかりなのに、今度は国外郵便料金が値上がりしました。今まで日本向けのエアメールは60セントでしたが、今度から80セント、カナダやメキシコには48セントだったのが60セントになりました。そのかわり、いままで1/2オンスしか入れられなかったのが1オンスまで大丈夫になりました。今まで1/2オンスに収まるようにクリスマス・カードを用意していたのですが、今年は大きなカードでも大丈夫です。
4月4日(水)今日の祈り会では連鎖祈祷の祝福のあかしがたくさんありました。ある人は「連鎖祈祷にサインアップしたのに、サインアップ表に自分の名前がもれていた。それで感情を害したが、いざ、当日になって、自分の担当の時間に祈りを忘れてしまい、自分の名前がもれていたことに腹を立てたことを悔い改めた。」と話してくれました。神様がいろんな形で、連鎖祈祷を通して私たちに教えてくださったことを感謝しました。
4月5日(木)いつも第二木曜日にあるルツ会(国際結婚者の会)が、今月はイースター休みの関係で、今日になってしまいました。ところが、今日は、先にご病気の方の訪問をセットしてしまっていたので、ルツ会はお休みさせてもらいました。今日は、ゲスト・スピーカーがいたので、ルツ会のほうでも大丈夫だったと思います。
4月6日(金)4月といえば日本では新年度なのですね。どこの会社も、生き残りをかけていますので、新入社員には厳しい訓示が語られているようです。シリコン・バレーもアメリカの景気のかげりの影響で、レイオフの話があちらこちらで聞かれます。
4月7日(土)教会の英語部婦人会が日語部婦人会を招待しての昼食会があり、家内と娘が行きました。今年は「メキシカン」で、スペイン語の歌をうたったり、ピニヤータといって、「貼りぼて」の人形の中にキャンディを入れたものを割ったりして楽しんだそうです。しかし、楽しい中にも、とても信仰的なシェアリングがあり、有意義だったと喜んで帰ってきました。
4月8日(日)パームサンデーの礼拝でバプテスマ(洗礼)式を行いました。三人の方々のあかしと、バプテスマは何よりもキリストの十字架の大きな恵みを言い表してくれました。
4月9日(月)せっかく Linux をいれたので、Linux ならではのことをしなければと、HTTP サーバーの導入を始めました。HTTP サーバーがあれば、CGI などインターアクティブなウェブページを自分のコンピュータだけで実験できます。Penguin Club はすでに Linux で作っていますが、このページも Linux で作るようになるでしょう。
4月10日(火)毎年税金の申告を早目にと思いながら、ぎりぎりになってしまいます。今年は、15日が日曜なので、16日が締切日となります。郵便局は16日は真夜中まで開いていて、税務暑への郵便を受け付けます。16日中の消印があれば受け付けてくれるからです。今年の9月から12月は自営業扱いになり、計算も例年と違ってまとまった税金を払う必要があります。
4月11日(水)教会のニュースレターの原稿、すでに書くことは決っていたのですが、準備が遅れてなかなかできず、今日、係の方から催促されてしまいました。夜の祈り会から帰ってからとりかかりましたが、なんとか今日中に仕上げることができホッとしています。
4月12日(木)来週の執事会、責任者会のためにレポートやアジェンダを用意しました。英語のレポートには漫画を入れていますが、今のところ苦情は来ていません。シリコンバレーには真面目な人が多いので、ちょっとユーモアがあったほうがいいかと思いそうしています。
4月13日(金)今日、グッドフライデーで、ベイエリアの諸教会が合同しての礼拝に夜出かけました。サンタクララ教会英語部では今年から独自でやることになり、日語部の多くもそちらに参加しています。来年からはおそらく、サンタクララ教会では、日英合同でグッドフライデーを守ることになるでしょう。それはそれで、良いことですが、教派を越えて諸教会がひとつに集まる集会も素晴らしいことで、どこかで、別の機会を持ちたいと思っています。
4月14日(土)娘のコンピュータのモニタ、中古品を買ったのですが、それがダメになってしまいました。娘の部屋に17インチのモニタは大きすぎるので、15インチのものを捜してみたのですが、15インチのものが案外ないのです。それでリスクはありますが、もう一度中古品を買いました。結構程度の良いもので、今度は大丈夫だと思います。私のコンピュータの17インチ・モニタも実は中古品ですが、良く働いてくれています。
4月15日(日)今日はイースター礼拝。いつも忙しいサンタクララ教会ですが、イースターだけは、礼拝以外の集会はしないという伝統があるそうです。でも、今日は男子会のミーティングやその他のことがいろいろありました。やっぱり忙しい教会です。
4月16日(月)今日の庭仕事は花壇づくり。木を切り倒した後、その根をカバーするようにして、丸い花壇を作りました。まん丸くはありませんが、なんとか我慢してもらえそうです。
4月17日(火)えひめ丸のことや中国に不時着した偵察機のこともなんとか解決に向かっているようです。ブッシュさんの外交手腕が問われた事件でした。こうしたニュースに触れるたびに、アメリカとアジアは互いにうまくやっていって欲しいと願わされます。
4月18日(水)昨日発送した教会のニュースレターの印刷に不備があって、私がそれを直すことになりました。500部もあるニュースレターのひとつひとつにシールを貼り、スタンプを押すのは骨が折れますが、祈り会のあと、出席された方々にお願いして仕上げることができました。
4月19日(木)寒い日が戻ってきました。天気予報では Winter Storm と呼んでいました。例年から見てやはり異常な天気だそうです。
4月20日(金)今日は、イースター休みの学校もあって教会での英語会話クラスはお休み。イースターの前に休む学校と、後に休む学校があって、実は、昨日の聖書研究会も、担当の方が休んでしまい、私が急拠、QアンドAを担当しなければなりませんでした。今日のゼロ会も、そんな影響があってでしょうか、あるいは雨のせいでしょうか、お休みの方が多かったミーティングでした。
4月21日(土)一昨日、昨日と違って、春らしい日が戻ってきました。いつも礼拝プログラムを作ってくださる方が日本に行っておられるので、今日は私がやりました。今週はこういったエキストラ・ジョブの多い週でした。
4月22日(日)礼拝の後、教会の男子会の主催で近くの公園にピクニックに出かけました。参加者はおもに小さいお子さんを持った家族でした。その中の女の子が公園に来ていたカップルを見て「ねぇ、キスしたよ」と言いました。アメリカでは男女がどこででもキスしあいます。「ああいうのをデイトっていうのよね」と言うものですから、家内が「何年生?」と聞きますと「三年生」という答えがありました。日本でもそうかもしれませんが、アメリカでは小さいときから男女の関係を意識して育っているのですね。
4月23日(月)教会のインターネット・ホームページのホスト先を変えましたので、ホームページを改めてアップロードし直しました。cgi を使ったゲストブックのアップロードはちょっと面倒でした。でも、おかげで勉強になりました。
4月24日(火)牧師たちとの会合、電話、手紙、書類作成など事務的なことで一日が終りました。もっと、聖書の学びに力を入れなければと、このごろ思っています。ピアノを弾く人の間で「練習を一日さぼると自分の耳が違いを聞き取り、一週間さぼると同僚が違いを聞き取り、一ヵ月さぼると一般聴衆が違いを聞き取る」と言われているそうですが、人に指摘される前に自分で直していく努力ができなければ、リーダシップはとれません。どんな仕事も厳しいものです。
4月25日(水)水曜日の教会の聖書研究会は、初心クラス(一)と(二)と個人クラス、そして中級クラスと四つに分かれていますが、今日は初心クラス(一)、(二)合同の集会でした。月一回は、そこに私が引っ張り出されるのですが、今まで、主の祈り、使徒信条を簡単に紹介しましたので、先月と今月は十戒を紹介しました。皆さん、聖書を学びに来ておられるのですが、あまり聖書そのものをお読みになることが少ないようなので、次回から、聖書そのものの解説に入ろうかと思っています。創世記から黙示録まで、全聖書ジェット・ツアーをやってみようと計画しています。
4月26日(木)今週は、たくさんの原稿書きが必要ですが、今ひとつ筆が、いやキーボードが進みません。人には「書く」タイプと、「話す」タイプの二種類があるそうですが、私は、何事もグズですので、ゆっくり考えられる「書く」方しかできないのですが、このごろ、書くことにちょっとスランプ気味です。若いころ書いた論文や記事を読みかえしてみて、「昔の方が良く書けたなぁ」と、年よりじみたことを考えるようになりました。
4月27日(金)今日、オレンジ郡教会の杉村牧師が、教団の歴史のビデオ制作のため教会に来てくださいました。午前、午後の二回、ビデオ撮りをして行かれました。私は家庭集会のため、先生方をおもてなしすることができず残念でしたが、杉村先生の書かれた「東洋宣教会・北米ホーリネス教団の歴史」の校正をお手伝いし、そのファイルを差し上げることができたのが、良いおみやげになったかと思います。
4月28日(土)ベイエリアの四教会合同の婦人会がありました。私たち男性は締め出されたのですが、幸い男性三人にも昼食を恵んでいただきました。料亭でもこんなごちそうは食べられないような、見てきれいで、食べておいしい、豪華な昼食でした。集会では、わが教会のピアニスト、水野広子さんが「主の祈り」を弾いてくれましたが、「演奏はもとより、そのあかしも素晴らしかった、彼女は音楽よりもキリストを愛して奉仕している」と、家内はとても感動していました。クリスチャンのミユージシャンの中には、キリストよりも音楽の方が先に来て、教会をパーフォーマンスの場としてしまう人がいて、そうしたことに幾度か見て失望したことがあったからです。若い方々からご高齢の方々まで、みんな良くご奉仕されました。
4月29日(日)今日は、教団の創立記念日ということで、引退して名誉牧師になられた戸田ジョージ先生にお話をしていただきました。通訳のために使うトランスミッターとレシーバを買うことになっているのですが、それが間に合わなかったので、通訳なしで聞いていただきましたが、先生は、わかりやすい英語で話されるばかりか、いつも、内容もとてもわかりやすいので、ほとんどの方が日本語のメッセージと同じぐらい良く理解できたと、喜んでくださいました。日本語礼拝にも、英語を話す方が何人もいらっしゃるので、月一回ぐらいは、英語のスピーカーで、通訳をつけてもいいかなとも思いました。
4月30日(月)夜、シャーロット・チャーチのコンサートがテレビでありました。サンフランシスコの放送局からの電波はかすかにか届かず、映像は良くありませんでしたが、まだ若い彼女が、一所懸命、難しい宗教曲を歌いこなしている姿はすがすがしいものでした。
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