USA Diary

April, 1999

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4月1日(木)夕べからとても寒くなっています。朝からずっと雨でした。サンディエゴ郡でも山の方は雪が積もり、「まるでクリスマス・カードのような光景ですね」とテレビ・ニュースで言っていました。今日から4月というのに、冬に戻ったようで、サンディエゴらしくない気候でした。
4月2日(金)4月15日は、税金申告の締切日。毎年、早めにやろう、やろうと思いながら、とりかかるのはやっぱり4月になってしまいます。今年は、娘二人の分の申告もあるので、結構時間をとられます。でも、娘の申告は電話でできるので簡単です。電話のキーを押していくと、納税額を教えてくれ、確認コードをもらえばそれで完了です。コンピュータで申告する方法もあり、試してみましたが、かえって面倒でしたので、やめてしまいました。たくさんの収入源のある人、複雑な控除の申告をする人にはいいのかもしれませんが。
4月3日(土)今日は、ある牧師と昼食をともにしました。同じ牧師同志でも、気持ちが通じる人とそうでない人がいるものです。彼とはいろいろな点で共通のものを見出すことができ、有意義なひとときを過ごすことができました。
4月4日(日)イースターの礼拝の後、バルボア公園で、若いカップルの結婚式を司式しました。昨晩は雹が降ったりして、お天気を心配していたのですが、今日はすっかり晴れ上がり、とてもさわやかな日となりました。ふたりの友人たちが中心になって公園にピクニック・テーブルを持ち込んで、ソーダとスナックでレセプションが行われました。
4月5日(月)今日午後から歯医者。かなり歯を削られ、痛くて、今日はかなり不機嫌でした。自分の日ごろの不養生から来ているのに、治療してくれる歯医者を「もっと痛くないようにやってくれないものか」と恨んだりして、ほんとうに人間とは勝手なものですね。
4月6日(火)朝、私たちの教会で最高齢の姉妹が亡くなりました。95歳でした。彼女は教会に残っていた最後の一世でした。私がこの教会に来てから、次々と一世の方々を天に送りましたが、最後の姉妹も亡くなられ、ほんとうにさみしい気持ちでいっぱいです。午後から、ご家族の方とメモリアルサービスの打ち合わせをしました。
4月7日(水)車の保険を AAA に変えました。いままでよりもうんと安いプレミアムで、助かりました。しかし、AAA は無事故、無違反の時はいいけど、事故や違反があると、保険を売ってくれないことがあると聞いています。私たちは一応 Good Driver ということで、担当の方が親切で、いろいろやってくれたのもうれしいことでした。ちなみに、Good Driver というのは、事故や違反のない人という意味で、運転が上手というわけではありません。10年前アメリカに来てすぐ、車が無ければ何も出来ず、アメリカ到着の翌日、中古車を買った時に覚えたことばのひとつでした。税金の支払いもあるので、プレミアムはとりあえず、一割だけ支払って、後は請求書が来てからということにしました。
4月8日(木)今、休暇を取っていますが、お葬式が入ったため、その準備で、実際はあまり休みになっていません。でも、気分はすこし楽です。庭にあるジャグジのドアの修理など、久しぶりの大工仕事をしました。わが家のジャグジは、この家の前のオーナーが置いていったもので、簡単なカゼボがついていたのですが、そこにカバーをつけて、一応浴室のようにしました。最初は珍しさもあって入ったのですが、その後はめんどうくさくなって、ずっと使っていません。風でドアが壊れ、猫がはいらないようにと、今日修理したわけです。われわれには、室内の小さなジャグジの方が良いようでが、持ち家ではないので、改造して取り付けるわけにもいきません。シャワーで済ませるのが一番手軽です。
4月9日(金)教団の用事でロスアンゼルス方面まで行ってきました。山のてっぺんに雪があり、とてもきれいでした。北カリフォルニアからの先生は、雪に雨やあられと、とてもおかしな気候だと言っていました。そういえば、ニュースでも、今年は大型のハリケーンがたくさんアメリカ本土を直撃し、その被害は過去最高になるだろうと言っていました。地球全体がおかしくなっているのですね。
4月10日(土)今朝は、教会の男性たちが集まって祈り、そのあと朝食をいただく「朝祷会」でした。日語部の男子会からはじまったミーティングでしたが、日語部の男性が少なくなったので、英語部やランチョ・ラコスタ教会にも呼びかけてやっています。
4月11日(日)明日はお葬式、火曜日はロスアンゼルスで牧師会のため、いつもどおりの仕事ができないので、4月14日発行の「教会ニュース」を今日つくりました。ウェッブ・ページの方も、早めに更新しておきました。
4月12日(月)95歳で亡くなられた姉妹のお葬儀を行いました。彼女のお友だちで、105歳の方も見えていました。この一年で、何度お葬式をしたことでしょうか。一世、二世の方々が世を去って次々と世を去っていかれ、カリフォルニア移民の歴史が、どんどん過去のものになっていく気がいたします。
4月13日(火)牧師会でロスアンゼルスへ。ガソリンを全部使ってしまったので、ガス・ステーションに行きましたが、ガソリンの高いこと!1ガロン$1.75もしました。精油所の火災のためというのだそうですが、何かあるとすぐ値段が上がり、問題が解決してもなかなか値段が下がらない、どこの国でも同じですね。日本は不景気のため、かえって物価が下がっていると聞きました。こちらは、ジリジリ物価が上がっています。
4月14日(水)朝忙しい時のために、インスタントのオートミールを買ってきました。小袋に分かれていて、それをカップに入れ、お湯を注ぐだけで食べられるのです。4種類の味があって、各10袋づつ入っています。ところが箱を空けてびっくり。40個ある小袋が、ぐちゃぐちゃに入っているのです。これが日本の物なら、種類ごとにしきりが入っていて、きちんと並べられているでしょう。機械で入れたのか、手作業で無造作に放りこんだのかわかりませんが、食べてしまえば同じこととはいえ、驚きました。
4月15日(木)いままで、冬のように寒かったのに、今日は、まるで真夏のように暑くなりました。サンディエゴ生まれの人も、こんなことは今まで無かったと、異常気象に驚いていました。地球全体が狂い出してきたのかもしれません。
4月16日(金)このUSA Diaryの日付と曜日の入力は、案外面倒なんです。自動的に1日〜31日、日〜土と入力できないものかと考え、前にカレンダー・プログラムを作ったので、年と月を入力すると、自動的に日付と曜日が入るプログラムを作ってしまいました。これを、このHTMLファイルがあるフォルダに入れて使っています。
4月17日(土)毎月第一日曜日は、英語と日本語の両方で説教しています。今日は5月2日のためのメッセージを準備しました。まず、日本語で、それから英語に訳すのですが、日本語のメッセージは、木曜日から準備を始めたのですが、今日の夕方やっと完成しました。それにくらべ英語に直すのはさして時間がかかりません。クリェイティブな仕事の大変さは、なかなか分かってもらえないのですが、とてもエネルギーを使うものです。神様の助けがあったので、ここまでやってこれました。
4月18日(日)先週の月曜日、ある人に、「修正液」(書き損じたところを白く塗るもの)を貸してあげました。かなり使ったもので、あと少ししか入っていなかったと思ったのですが、その人は、新品を買ってきて返してくれました。借りて行っても返してくれない人が多い中、その人の心遣いをとってもうれしく思いました。「私は、よく失敗するから、これが必要なんですよ。」そう、冗談を言って、感謝しました。
4月19日(月)午前中はヤードワーク。午後から、コンピュータにトラブルがあるというので、お手伝いに行きました。どうやら、ハードウェアの問題らしく、解決できませんでした。しかし、お尋ねしたお宅は、最近のコンドミニアムでとても良くできていました。リタイアしたらサンディエゴに住みたいという人から、心当たりを探してくれないかと頼まれていますので、こういうところを紹介してあげたらいいかなと思っています。
4月20日(火)コロラドのハイスクールで、その学校の生徒ふたりが銃を乱射し、自殺するという惨事がありました。今日はヒットラーの誕生日で、彼らは前から、この日に犯行を計画していたようです。これは、彼らの社会に対する反抗でしょう。彼らにとっては学校が「社会」でした。
4月21日(水)いままで、真夏のように暑かったのに、きょうはとても寒い日でした。ニュースでは、ボスニアの空爆、コロラドの銃撃事件のことがニュースで大きくとりあげられています。自然も社会も狂いはじめているようです。
4月22日(木)教会の文集、年2回の発行で、こんどの母の日には第10号が発行されます。編集委員の方々が、午後から、その作業にみえました。
4月23日(金)年に一度の教会清掃当番。家内と娘と私の三人で、一時間以上かかりましたが、毎週掃除に来てくださっている方のことを思うと、たいしたことでもありません。明日は一日出かけるので、日曜日の準備を少しして、帰ってきました。
4月24日(土)オレンジ郡教会で、宣教大会。水城先生、山元先生のお話しにとても励まされました。ふだん私が思っていることを両先生が語ってくださり、すこし痛快な気分になりました。
4月25日(日)今日は、教団創立記念日で、戸田ジェームス先生をお招きしました。説教の中で、ご両親がどのようにキリストを信じ、従ったかを話してくださいました。明治生まれの一世の方々の堅い信仰について教えられました。戸田先生は最近、お母様を亡くされました。
4月26日(月)今日は、ヤードワークのかわりに、カーペットのクリーニング。お湯と洗剤を入れて、カーペットをクリーニングする機械を借りてきました。前に借りてきたものよりもコンパクトで使いやすかったのですが、お湯を入れるタンクが小さいので、何度もお湯を入れ替えなければなりませんでした。しかし、その分、熱いお湯でクリーニングできるので、きれいになり、乾きも早かったかもしれません。
4月27日(火)日本から心臓移植のために来ておられる方を病院にお尋ねしました。サンディエゴのこの病院では、日本からおいでになった方は、これで三人目です。日本でも、移植のための法律が通り、環境が整いつつありますが、ドナー登録している人が少ないと聞きました。アメリカでは、イエス・キリストが「受けるよりは与えるほうがさいわいである」と言われた、「与える」精神が、日本にくらべてまだまだ息づいているように思えます。この方がお元気になられて、日本に帰ることができるように、お祈りします。
4月28日(水)今日は車が一台しかなかったので、家内を歯医者に送っていきました。治療を受けている間、近くを散歩しましたが、いままで空き地だったところに、どんどん新しい家ができていて、びっくりしました。大きなコンドミニアムの中をぐるりと歩いてきましたが、新しい家はきれいに見えました。でも、ほとんど庭がないのは、さみしくなるかもしれません。リタイアしたらどんなところに住むのかなと考えてみもしました。天のマンションが最高なのですが。
4月29日(木)今日、教会の文集、『フットプリント』の第10号ができあがりました。母の日発行なのですが、予定より一週間早く完成しました。ページ数が少なかったからでしょうか、教会のコンピュータが新しくなったからでしょうか、それとも、編集員が慣れてきたからでしょうか。今度は、これのウェブバージョンを作らなければなりません。
4月30日(金)家内が午前中、家庭集会に行ったら、そこの家の小学生が家にいました。「今日は学校ないの?」と聞いたら、「うん」と答えたのですが、後で、母親から話を聞いてみると、学校に爆弾をしかけたという噂が立ったため、安全のため休ませたのだそうです。実際、彼女の家の近く高校のトイレから、爆弾のようなものが見つかったそうです。デンバー近郊の銃撃事件の模倣でしょう。学校も安全な場所ではなくなりました。
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