USA Diary

March, 2020

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3月1日(日)教会の入り口に「最近外国から来た人は礼拝出席を控えてください」との掲示がありました。「コロナ」感染を予防するためです。宣教師や教会のミニストリーでこの時期に来た人たちが予定していたことができなくて困っていると聞きました。日本でも礼拝を休止した教会が多くあるようです。
3月2日(月)きのう、日曜日のメッセージをアップロードしたのですが、音声を再生できない携帯電話のブラウザがあることに気付いたので、メッセージの音声を主なポッドキャスト・アプリで聞くことができるようにしてみました。Anchor.fm が提供しているサービスを使うと簡単にポッドキャストを構築でき、登録なしでそれを聞くことができました。Spotify というアプリでは、再生速度を変えるなど、いろんなことができましたが、これを使うには登録が必要でした。
3月3日(火)今日は民主党の大統領候補がカリフォルニアやテキサスなど多数の州で行われました。人口で一位と二位のカリフォルニアとテキサスでの結果は、その後の選挙戦に大きな影響を与えるでしょう。私がこれを書いている時点では、カリフォルニアでもテキサスでもサンダース氏が優勢です。ブルームバーグ氏はカリフォルニアでは二位につけていますが、全体としては「左派」と呼ばれるサンダース氏と「中道派」と言われるバイデン氏のどちらかに候補者が絞られそうです。民主党員は候補者の政策とともに、誰がトランプ氏に勝てるかを考えて投票するでしょう。サンダース氏とバイデン氏とでは、どちらがトランプ氏にとって脅威になるかは判断が難しいところです。
3月4日(水)民主党の大統領候補選挙では、各地でバイデン氏が健闘しているようです。バイデン氏はいちおうカトリックのクリスチャンですが、サンダース氏には福音派のクリスチャンを攻撃する言動があるので、あまり好かれていないようです。どちらも、トランプ大統領より高齢なので、大統領になったとしても、2期8年を務めるのは難しいかもしれません。
3月5日(木)きょうは暖かい日になりましたので、久しぶりに床の掃除をしました。リビング、キッチン、廊下がタイル張りなので、いつもはスチームで掃除をし、時々モップがけをします。きょうはモップがけをしました。
3月6日(金)礼拝メッセージをポッド・キャストで配信しているのですが、聞いてくれる人はあまりありません。いきなりメッセージでなく、はじめに音楽を入れてみようかとも思っています。そのうち、メッセージ以外のものも朗読して配信できたらいいのですが、誰か「声」を貸してくださる方が欲しいです。
3月7日(土)明日から Daylight Saving Time が始まりますので、きょうは一時間早く休みました。まだ暖房を入れているので、暖房のサーモスタットの時刻も変えておきました。コンピュータ類は自動的に時刻がかわりますが、アトミック・クロックは DST のスイッチをいれる必要がありました。ふたつあるアトミック・クロックのひとつの電池がなくなりかけていたので、ついでに替えました。DST の切り替え時は時計の電池の交換時期でもあるのです。
3月8日(日)予報は雨でしたが、午後から晴れてきたので、フロントヤードの草を刈っておきました。フロントヤードは芝生がほとんどないので、クローバーのような草が伸びて山のようになっていたので、それを低くしただけです。枯れ葉や折れた枝、それにドングリのような木の実がいっぱいで、きれいなヤードではありません。いよいよ新しい芝生を入れなければならないようです。
3月9日(月)郵便局と UPS に行きましたが、郵便局はずいぶん混んでいました。先週金曜日に、ほぼ同じ時刻に行ったときは空いていたので、きょうもそうしたのですが、月曜日は混むのかもしれません。UPS はいつもどおりで、混んではいませんでした。
3月10日(火)家内が歯の治療を受けている間に読もうともっていった本、“Spriti and Sacrament” ですが、治療が長引いたので、待ち時間の間に、最後まで読み終えてしまいました。英国の福音派の牧師が書いたもので、とくに新しい発見はありませんでしたが、私がこの20年来考え、実行してきたことと同じことを、分かりやすく書いてくれていました。「聖霊」と「聖礼典」、相反するもののように思われているものの統合についての良い入門書だと思います。
3月11日(水)コロナ・ヴァイルスのため、当地でも、マスクはすでになくなっているのですが、アルコール消毒液もどこの店からもなくなりました。かわりにシートになったハンド・ワイプを買ってきました。ハンド・ソープは、わが家に詰替え用がまだありますし、店にもまだおいてありました。けれども、これから品薄になるかもしれません。コロナ・ヴァイルスの影響で教会でも昼食はとりやめになりました。また、カリフォルニアの教会からは「送別会の中止」などの連絡が届いています。私がサンディエゴの教会の創立記念の集まりに招かれたのは2月のことでしたが、もし、これが今月なら、それも中止になっていたかもしれません。
3月12日(木)Census 2020 をウェブページから回答するためのパスワードが郵送されてきました。早速アクセスしてみました。思ったより簡単に回答できました。夫婦の回答欄に “Same sex husband/wife” というものがあり、これは10年前にはなかった項目のように思います。時代の移り変わりを感じました。
3月13日(金)娘が行っている金曜日隔週の集会もキャンセルになりました。多くの教会で礼拝や集会を持てなくなっています。何週間かしたら再開できるということが分かっているのならいいのですが、そうではないので、不安が広がっています。このことで教会の力が弱まることがないようにと願っています。
3月14日(土)娘の職場はまだオープンしていますが、エンターテーメントの場所なので、こういうところは、いつ臨時休業になるか分かりません。アメリカの経済は好調で、雇用率も高かったのですが、このことで仕事がなくなり、収入を得られなくなる人たちは気の毒です。
3月15日(日)日本語の礼拝は、そうでなくても人数が少ないのですが、きょうは休んだ人が多く、ほんとうに少ない集まりになりました。来ることができなかった人たちのために、早めにメッセージの録音をアップロードし、ポッド・キャストとウェブページの案内をしました。
3月16日(月)今日は「ヨハネ3の16の日」です。何人かの方にそれをシェアしました。コロナ・ウィルスのことで世界中が騒然としており、悪いニュースばかり入ってきますが、こんなときこそ、「グッド・ニュース」であるキリストの福音を伝えなければならないと思いました。
3月17日(火)テキサスはニューヨークやカリフォルニアにくらべて COVID-19 の感染者は少ないのですが、大流行を防ぐため、学校は大学も含め休みになりました。病院の予約もドクターのほうからキャンセルしてきました。また、商店では、いろいろなものが「ひとり一点だけ」になっています。COVID-19 のために生産が止まったり、流通が妨げられたりしているわけではないのですが、買いだめに走る人がいるのです。このような時は、正しい情報をみきわめて、落ち着いて行動したいと思います。
3月18日(水)郵便局に行きました。客は私ひとりで、局員もひとりだけでしたので、思わず「やってますか?」と尋ねてしまいました。
3月19日(木)娘の職場も全米44のセンターすべてが一時休業になりました。テキサスの感染者は143名、3名が亡くなられました。ダラス郡は20名に増え、テキサスで一番多くなりました。コリン郡は7名で、まだ一桁です。インフルエンザで亡くなった方は15人で、コロナ・ウィルスより多くなっています。フリューにも気をつけたいと思います。
3月20日(金)教会が当分の間オンライン礼拝にすることになったので、日本語礼拝もそうなりました。動画で配信できればいいのですが、私たちは音声だけになります。それでも、コンピュータや携帯電話を使って連絡をとりあったり、ポッドキャストを聞いたりすることに慣れていない人も大勢です。外出が制限され、教会に集まることができない時こそ、PC やセルフォンを有効に使えたらいいのですが…。PC/Cell Phone 教室や LINE/Skype などを使ってのネットワークをきちんと作っておく必要を感じました。
3月21日(土)教会での礼拝ができなくなったため、個人で礼拝するための手引きを作り、インターネットを使わない方々に届けました。また、ポッドキャストにアップロードするメッセージを用意しました。いつもは礼拝で録音したあと、アップロードしているのですが、今回は、前もってのアップロードになりました。
3月22日(日)今日は家庭礼拝となりました。雨が上がったので、午後、散歩に出かけました。同じように散歩している人に出会いましたが、車もほとんど通らず、とても静かです。鳥のさえずりがよく聞こえました。もうすぐイースターを迎えるというのに、まだまだ気温が低い日が続いています。
3月23日(月)雨の日が続いたのですが、やっと上がったので、フロントヤードの草刈りをしました。ほとんど車が通らないので、道路と歩道の間の草刈りも楽にできました。
3月24日(火)よいお天気になりましたので、きのうやり残した部分の草刈りをしました。庭の木も新芽が出ています。コロナ・ウィルスのため、誰も在宅時間が増え、憂鬱になりがちですが、きょうのように晴れると、気持ちも晴れ晴れとします。
3月25日(水)ダラスでのコロナ・ウィルスの感染者は急に増えました。感染症は、足し算ではなく、掛け算で増えていくとうことを示しているようです。ダラスについで、ヒューストンやサンアントニオなど、大きな町での感染者が圧倒的に多くなっています。
3月26日(木)カリフォルニアの牧師先生がたに近況を伺い、インターネットを使って祈りの時を持ちませんかと呼びかけてみました。何人かの先生がたからお返事をいただきました。来週そうそうにでも実行してみたいと思っています。
3月27日(金)娘が参加していた Faith, Family, & Friends の集まりがオンラインで行われました。携帯電話から参加しましたが、みんなの顔が見られて楽しかったようです。ひとりひとりが祈りの課題を告げ、リーダーの祈りで終えました。祈りの中でも、こうしたテクノロジーが使えるようになったことへの感謝の言葉がありましたが、このような時に、インターネットでいろんなことができるのは、ありがたいことです。
3月28日(土)コロナウィルスがすごい勢いで広がり、パンデミックとなりました。かつてペストやコレラも流行しましたが、今回のウィルスほど一気に広がるということはなかったように思います。人の行き来が世界規模になったことが、感染拡大の要因のひとつかもしれません。
3月29日(日)2回目のオンライン礼拝でした。メッセージのポッドキャストとは別に、礼拝のポッドキャストを作り、そこには賛美も祈りも入れています。これを土曜日にはアップロードするようにしていますので、教会でメッセージするよりも何倍もの時間を使うようになりました。
3月30日(月)ハワイやカリフォルニアの牧師たちと ZOOM での祈り会を試みました。ひとりの牧師は PC に慣れていないので、電話で参加しました。「共に祈る」ことが、こんなにも励ましを受けるものかと、改めて認識しました。
3月31日(火)日本では明日から新年度ですが、混乱の中での幕開けとなりそうです。アメリカでの日本語補習校も4月から新年度となりますので、大変なことだろうと思います。子どもたちや学生たちのためにも祈りたいと思います。
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