USA Diary

March, 2010

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3月1日(月)久しぶりに日本の時代劇を観ました。時代劇の「人情」を身にしみて感じるのは、私が古くさい人間なのかもしれませんが、若い人も結構時代劇が好きだとも聞きくとほっとします。それにしても、日本では時代劇のロケーション場所もだんだん無くなってきて、近年はカナダやニュージランドでロケーション撮影をしているそうです。
3月2日(火)"Introverts in the Church" がおもしろくて読んでいます。その本にある "Introverts"(内向的なひとびと)の特徴がみんな私にあてはまるのには驚きました。たとえば、たとえそれが楽しかったとしても何かの活動のあとは疲れて休みが必要、聞くのが好きだが大事な話題となるとたくさんしやべる、などです。この本には内向的なひとびとと外交的なひとびとは脳のはたらきが違っていて、内向的な人は絶えず何かを考えているというのですが、それもあたっているように思いました。
3月3日(水)カリフォルニアでは大学の授業料が大幅に上がり、しかも教官が減らされているなど、教育予算が削られています。これに対する抗議デモが各地で行われています。アメリカでは教官、教師の待遇が悪く、それがいつも問題になっています。経済の回復を待つだけでなく、教育予算に対する考え方を変えなければいけないかもしれません。
3月4日(木)以前から昼食をいっしょにする約束をしていた牧師と、きょう、やっと食事をすることができました。私のしつこい質問にも優しく、静かに答えてくれ、良いときを持ちました。また、そのレストランに、彼が以前牧会していた教会のメンバーが来て、彼も再会を喜んでいました。それもまた神さまのとりはからいだったかもしれません。
3月5日(金)いつも銀行は5時までなので、きょう5時5分前に銀行にすべり込んだら、金曜日は6時までということで、余裕をもって対応してもらえました。このオフイスは数年前にできたばかりで、きれいなところです。いつも空いているのでせかされることがないので、気に入っています。それにしても、Union Bank が Union Avenue にあるというのは、おもしろいと思いませんか。
3月6日(土)きょうの男性の会は近隣の教会の男性の会と合同で行いました。それぞれの教会の礼拝や諸集会の様子を分かち合いうことができました。この種の集まりは「自己紹介」だけで終わりやすいのですが、そうはならず、有意義なときとなったので感謝しました。
3月7日(日)いつも、説教が終わったとたんに、きょうの説教を反省しながら、次の説教のことを考えます。神のことばを正しく伝えることができただろうか。人々のこころに届けられただろうか、と考えます。教会は、おなじ説教を聞くことによってひとつになっていきます。それで礼拝に出られなかった人たちもその日の説教を聞くことができるようにと、インターネットで説教を届けるようにしています。
3月8日(月)同僚の牧師が先週、スタディ・リーブをとって研修に出かけてきました。教団では牧師の継続教育が義務づけられているので、彼は忠実にそれに従っているのですが、私は本を読むことはあっても、今はどのセミナーも取っていないので、自分に必要なものを少し探してみたいと思っています。
3月9日(火)サンロレンゾ教会で牧師会があり、それが終わったあと、いつものようにみんなで昼食に行きました。日本食のレストランで、鮭のあご骨や餃子がサービスに出ました。このあたりはおいしい日本食のレストランの多いところのようです。
3月10日(水)「国勢調査の用紙があと一週間したら届きます」という案内がきました。アメリカの国勢調査は10年に一度で、私は1990年、2000年に調査に参加していますので、今年は3回目になります。
3月11日(木)日本の母校から、夏の研修会と教会音楽講習会の案内が届きました。案内の地名に「ふりがな」がついていて、とてもうれしく思いました。日本の地名はどう読んで良いかわからないものが多いので、この案内を見た人たちは助かると思いました。それにしても夏期研修講座には最後に参加して以来四半世紀が過ぎていますので、ひさしぶりに参加してみたいなぁと思っています。
3月12日(金)Pasotr's Bible Study ではボンヘッファーの「共に生きる生活」から「罪人のまじわり」を学びました。ゆるしの恵みのゆえに「罪人であることを許され」、罪の告白を通して互いの交わりに、十字架と復活に進んでいくべきことを教えられました。こんどの日曜日の礼拝メッセージが「わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします」なので、これを学んだ人はこの祈りをもっと良く理解できるようになるだろうと思います。
3月13日(土)昨日の雨も上がって青空が戻ってきました。もうこれで今年の雨期は終わるのでしょうか。気温が上がるとの予報でしたが、朝夕はまだ肌寒く感じます。明日から「夏時間」になるのですが、暖かいカルフォルニアにいる私たちでさえ「早すぎる」と感じるぐらいですから、まだ雪に埋もれた町の人には「夏時間」というのは実感が湧かないかもしれません。
3月14日(日)「忙中閑有り」で夕方、パラアルトの教会にサンタクララ・コラールの演奏を聴きに行きました。私は、コンサートにはほとんど行きませんが、静かなアカペラ・コーラスは好きなので、行ってみました。今回は夜と昼の光のイメージを歌であらわしたもので、宗教曲もあって、楽しむことができました。
3月15日(月)私は日本のタレントや俳優をほとんど知りませんが、藤田まことは、私のこども時代から知っていて、親しみを持っていました。最近彼が病死したことを耳にし、レンタルビデオに彼が主演の「明日への遺言」があったので、借りてきました。この映画は、戦犯の裁判を通して、被告とアメリカ人の弁護人との友情を深めていくストーリーでした。ひさしぶりに意味深い日本映画を観ることができました。
3月16日(火)国勢調査の用紙が届きました。4月1日現在の状態を記入することになっていますので、それまで用紙を無くさないように、また、4月1日には記入して郵便に出せるようにしておきたいと思っています。教会でも、3月28日にこのことを報告したら良いかもしれません。
3月17日(水)3月31日の祈り会には「十字架のステーション」をする予定です。昨年は、私が作った小冊子を使いましたが、今年は、日本の福音ルーテル教団で作られたものを見つけたので、それを使ってみようと、準備をしました。「十字架のステーション」の礼拝が良い時になるよう願っています。
3月18日(木)IVP から今月のセレクションが届きました。Torrance の Atonement と、Pocket Dictionary of Liturgy & Worship です。Torrance の本は500ページ近い大部ですが、Pocket Dictionary of Liturgy & Worship はその名の通り、小さな本で、このふたつの組み合わせがとてもおもしろく思いました。Torrance の本は彼の Incarnation をまだ読んでいないので、そちらから先に読んでみたいと思っています。Pocket Dictionary は、私のお気に入りのシリーズですので、こちらから先に読んでみたいと思っています。
3月19日(金)きょうの英語会話クラスでは Sunday Is Coming というショート・ムービーを観てもらいました。ナレーションの英語がみなさんには聞きにくいと思い、言葉を書き出し、日本語訳もつけたプリントを配りました。数年前のグッドフライデー礼拝で使ったものですが、観るたびに感動を覚えるものです。
3月20日(土)きょうのラジオでとても良い説教を聞きました。私にとって「良い説教」とは、話がおもしろいとか、ウィットに富んでいるとか、現代的であるとかいうことではありません。聖書と教会の教えにしっかりと根ざしており、構成がしっかりしており、また、人生の深い問題を掘り下げたものです。私にとって「分かりやすい」というのは、耳ざわりが良いということではなく、きちんと分からせてくれるということです。そんな意味での良い説教をもっと多く聞き、説教者としての自分を成長させたいと願っています。
3月21日(日)Pocket Dictionary of Liturgy & Worship に「コンテンポラリー・ワーシップ」の項目があって、そこに「現代風の礼拝は、形式張らず、プレイズ・ミュージックを使い、マルチメディアを駆使し、人々の興味やエンターテーメント、若い世代の言語に目を向けたものである。<所属>や<実生活との関連性(relevance)>などがキーワードになっている」とありました。私が目指している礼拝は決して古色蒼然としたものではありませんが、コンテンポラリー・ワーシップでもありません。コンテンポラリー・ワーシップは「形式ばらない」と言いながら、とてもワンパターンなところがあります。パターン、形式、リタジーのない礼拝はあり得ないのですから、どのようなリタジーが、聖書的、歴史的、教会的なのかを再検討する必要があると思っています。礼拝に relevance を強調するあまり revarence(崇敬)を忘れてはいけないと思います。
3月22日(月)クリスチャン・ブックストアで映画 "Letters to God" の本を見つけました。この映画は4月9日に公開されるので、観てみたいと思っています。ナルニア国シリーズの第二作 "PRINCE CASPIAN" DVD が10ドルで売っていたので買ってきました。
3月23日(火)継続教育のためのセミナーのことが話題になって、英語部牧師と話しました。私は、今、毎月のセミナーに通いで出ていますので、二週間あるスタディーリーブを使いませんでした。やっぱり、どこかに出かけたほうがいいよとアドバイスをもらいましたが、なかなかそれができないでいます。
3月24日(水)暖かくなったとはいえ、まだ夜は少し寒く感じます。きょうは「レントの黙想」からのシェアリングの最後の機会で、長年この黙想を続けてきて、やっと皆さんが「黙想すること」を理解してくれたかなと感じることができるようになりました。
3月25日(木)月一回の祈りのつどいに参加しました。いつも励ましを受けて帰ってくることができ、良い機会を感謝しています。
3月26日(金)連絡ミスがあって、教会カレンダーや礼拝プログラムの報告事項がアップデートされないまま印刷されてしまいました。ウェブにアップロードする分は訂正しておきたいと思いますが、みなさんが、受け取った集会・行事予定を自分で変更してくれるよう願っています。
3月27日(土)明日は「パームサンデー」。この日の礼拝は、キリストのエルサレム入場に焦点をあわせる場合と、受難に焦点をあわせる場合があります。水曜日の祈り会では十字架のステーション礼拝をし、グッドフライデーには十字架の七言の礼拝があるので、そこでキリストの受難に焦点を合わせ、パームサンデーにはエルサレム入場に焦点を合わせることも考えたのですが、今年は、聖餐礼拝と重なるので、受難に焦点を合わせることにしました。
3月28日(日)きょうはパームサンデーでしたが、パームの飾りのないパームサンデーになりました。私の希望としては、礼拝堂をパームで飾り、こどもたちにパームの葉を持たせて、礼拝堂に入場してもらいたかったのですが、できませんでした。リタジーのある教会のほうが、それを通してこどもが礼拝で役割を担うことができて良いと思っています。私としてはずいぶん長い間「教会暦」を守るよう努力してきましたが、メンバーの間では、まだ定着していません。クリスマスのポインセチアはあっても、パームサンデーにはパームが、イースターには必ずリリーが飾られるというところまでは至っていません。
3月29日(月)4月1日現在の住民登録をする、国勢調査の用紙を見ていましたら、家族に関する情報に「夫または妻」という項目があって、それとは別に性別を問う欄がありました。「夫」であっても女性であったり、「妻」であっても「男性」であるケースを想定してのことだろうと想像しました。社会の変化に従って国勢調査の項目にも変化が見られるようになりました。
3月30日(火)以前ツー・バイ・フォーの材木で十字架を作ったのですが、その横木を間違って別のものに使ってしまったようで、見つけられなかったので、改めて材木を買ってきて作り直しました。明日の「十字架のステーション」礼拝では、その十字架に釘を打ち込む「釘打ちの儀式」をしようと思っていますので、三箇所ドリルで穴をあけておきました。
3月31日(水)きょうの祈り会では「十字架のステーション」礼拝をしました。私たちの教会には十字架のステーションはありませんので、各ステーションの絵が入ったプログラムを使って進めました。いつか、絵を描いてそれを貼ったり、石鹸の彫刻を作って、それを置いてステーション礼拝をしたいと思っています。
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