USA Diary

November, 2012

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11月1日(木)ハリケーン・サンディで亡くなった方、行方不明の方が100名にも及ぶとのことです。ハリケーンは地震と違って予測ができるので、こんなに大きな被害が出るとは思いませんでした。それなりの対応をしたのでしょうけれど、災害は、いつも思う以上の被害をもたらすことを肝に銘じておく必要があるようです。
11月2日(金)ハリケーン被害の処理で陣頭に立ったオバマ大統領がニューヨーク市長の支持を受けて、ロムニー候補をかなり引き離したと言われています。オバマ氏にとってハリケーンが「追い風」になったわけですが、災害で人気が上がるなどというのは、あまり感心したことではありません。
11月3日(土)8月からの礼拝堂改装工事がやっと終わり、明日から使い始めるので、きょうみんなで大掃除をしました。新しいカーペットが工事のため、あちらこちら汚れていました。アメリカでは工事をした人がきちんと後片付けしていくことは滅多にないので、きょうの大掃除はタイムリーでした。まだ、行き届いていないところがたくさんありますので、細やかな仕上げに今年一杯はかかるだろうと思っています。
11月4日(日)礼拝堂の改装がきょうのこども祝福式にぎりぎり間に合い、礼拝とその後のアクティビティを楽しく過ごしました。写真撮影も年々手際よく出来、片付けも含めて3時台に終了することができました。ただ、写真は、撮影後の処理が大変だろうと思います。奉仕者のひとりびとりには、ほんとうにご苦労さまでした。
11月5日(月)急に気温が上がり、家内は「暑い、暑い」と言っていますが、寒がりの私には、ちょうど良い温度です。気温の上がり下がりはからだの弱い人には大変でしょう。ハワイの人が長生きで健康なのは、気温が一定しているからかもしれません。
11月6日(火)大統領選挙の結果が早々と出て、オバマ氏の再選となりました。接戦州をオバマ氏が制したのが勝因のようです。この選挙とともに同性結婚を認める提案、結婚を男女の間に限るという提案が、いくつかの州で出され、それらの州では同性結婚を認める提案が認められました。男女の結婚だけとするのは差別だと受け取られているからでしょう。
11月7日(水)東部では、ハリケーンの被害に遭った人たちに向けて偽りの情報がインターネットを通じて流れているそうです。「ここに行けば援助がもらえる」などという情報を見た人たちが、行ってみたらそうでなかったなどということがあったと報道されていました。災害時の「デマ」は過去にもありましたが、インターネットの普及により、それはまたたくまにひろがります。私の少年時代はアマチュア無線が盛んで、災害時にアマチュア無線が情報の収集に役立ったものです。アマチュア無線は試験を受け、登録をしなければならず、倫理的にもしっかりしていましたが、インターネットの世界では匿名性が高く、ずいぶんいいかげんなものもあるようです。情報網の発展はうれしいことですが、それとともにそれを使う人たちの倫理も高められる必要があると思います。
11月8日(木)ハロウィーンは終わりましたが、いくつかの家の玄関にはまだカボチャが並んでいます。でもそれは、カボチャのランタンでなく、サンクスギヴィングのカボチャです。サンクスギヴィングが終われば、クリスマスの飾りつけがはじまります。教会があるキャンベルの町では、早々と、"PEACE ON EARTH" のサインがビルの屋上に取り付けられました。
11月9日(金)恒例の KFAX 主催の牧師感謝ランチョンに、今年も参加しました。今年はダラスから Tony Evans を迎えました。Evans 師は、教会は神の国の公式代表であって、この世に神の国の支配を告げなければならないことを、よどみなく語りました。その話の中に、教会は人種を超えたものだという言葉がありましたが、ダラス神学校ではじめて博士号をとったアフリカ系アメリカ人として人種差別の壁を乗り越えてきた苦労がにじみ出ているように感じました。この集まりにはアフリカ系、中国系、韓国系の小さな教会の牧師が多く来ており、テキサスとは違う雰囲気で、Evans 師も話しやすかったかもしれません。きょう参加していた日系教会の牧師は、私も含めて3人だけだったかもしれません。
11月10日(土)今日午前中、ある団体の震災支援バザーがあり、教会をお貸ししました。バザーやガラージセールの場合、早く行って欲しいものを手に入れようとしますので、早くから入り口に列ができていました。教会のブースを出して、聖書や本、パンフレットを無料で提供しましたが、興味を示し持って帰った方はわずかでした。震災から2年目になる3月11日の前に、教会のグループで主催してバザーをしたいという声があります。その時にも、同じようなブースを出せたらと思いますが、その時は、こうしたものは商品の中に混ぜたほうが効果的かと思いました。
11月11日(日)今年はまだ召天者記念の礼拝をしていなかったので、All Saints Day や All Souls Day のあるこの月に、召天者記念礼拝をしました。アメリカでは、教会堂のために献金した人の名前をプレートに刻んで掲げるところが多くあります。しかも、これこれの額ならこの大きさのプレート、額が多ければ大きなプレートなどというのもあります。そんなことよりも、召天された方たちのプレートを掲げ、天国の会員たちを覚えるほうがもっと良いように思いますが、そう思うのは私ひとりでしょうか。
11月12日(月)いつも日本食グロッサリーでの買い物は午前中に行くのですが、きょうは、夕方になってしまいました。いつも顔を合わす人に「きょうは遅いんですね」と言われてしまいました。
11月13日(火)北カリフォルニアの牧師会からの帰り、先輩の先生のところに寄りました。ドイツ旅行から帰ってこられたばかりで、旅行の様子など伺いました。おみやげにハイデルベルグの "Student's Kiss" というチョコレートをいただきました。箱に入っていた「由来」によると、クネーゼルが開いたカフェには男女交際の認められていなかった女子寄宿学校の女学生たちも、カフェに来ていました。彼女たちがそこにいる男子学生と眼差しを交わすのは当然でしたが、監視の目を光らせる付き添いがいっしょのため互いに言葉を交わすことはできませんでした。クネーゼルは、そんな彼女たちの心中を察して「シュトゥデンテンクス」と名付けたチョコレートを作り、それ以来、ハイデルベルグの名物となったとのことでした。このチョコレートはハイデルベルグでなければ買えないようです。
11月14日(水)夕の祈り会では、今週、ロサンゼルスで信仰の証しをする東フランクさんのために祈りました。東フランクさんは、昨年日本で放送されたドキュメンタリー・ドラマ「最後の絆〜沖縄 引き裂かれた兄弟〜」の主人公のモデルとなった人です。94歳になりましたが、今も元気で、アメリカに数多くいる沖縄県人のために祈り、備えています。
11月15日(木)きょうの教会役員会では来年の予定も視野にいれながら話し合いがあるので、私も12月から1月にかけての説教予定などを考え、来年の暗誦聖句の準備などをしました。来年の年間聖句はまだ決まってませんが、できれば英語部で決めていただければと思っています。
11月16日(金)英語会話クラスでは「主の祈り」のお話しをしていますが、英語部の人から「とても良かった」と言われました。英語の礼拝では「主の祈り」を祈らないので、「主の祈り」を学ぶ機会もなかったのだろうと思います。「良かった」と言われたのはうれしく思いましたが、「主の祈り」が祈られていないのは悲しく思いました。
11月17日(土)明日のバプテスマ(洗礼)式のために、男性三名がバプテスマ槽の掃除に来てくれました。水漏れをチェックするために何度か水を張ったので、そんなに汚れてはいないのですが、さらにきれいにしてくれました。その後、お花を生けてくださる人が来て、明日のための準備が整いました。
11月18日(日)バプテスマ槽の水漏れも最小限で収まり、無事にバプテスマが終了しました。私がバプテスマ槽から出るとき、水を抜くはずだったのですが、忘れてしまい、一旦出たあと、もういちど入り直さなければなりませんでした。バプテスマ槽の排水口にゴムの蓋をしてあるのですが、それが動かないように石を乗せてあります。それを足で蹴って動かさないと、レバーを排水側にしても、水が流れないのです。そのため、着替えに手間取りましたが、説教前の賛美には間にあいました。
11月19日(月)きのうは、朝9時から感謝祭朝食会がありました。担当の方々が食事、デザート、会場、賛美、また、宣教師からのシェアリングなど、よく準備をしてくれました。そんなに大掛かりなものではありませんでしたが、温かい雰囲気の中で行われました。私は、英語礼拝に出ている求道中の方から聖書にかんする質問をたくさんもらい、それに答えるのにかかりきりで、多くの人と言葉を交わすことはできませんでした。
11月20日(火)教会の祈り会では52の暗誦聖句を毎週ひとつづつ覚え、そこから教えられたことを分かち合ってきました。来年は新しい聖句を選ぼうかと思ったのですが、暗誦聖句に参加した人が少なかったので、もう一年同じ聖句をくりかえすことにしました。そのため、一年分の暗誦聖句を並べた小冊子を印刷しました。
11月21日(水)明日、明後日、教会の事務をしてくださる方がお休みなので、きょう、礼拝プログラムなどを全部準備しなければなりませんでした。いろんな方に原稿を催促して、やっと午前中に間にあいました。ほんとうなら祈り会や聖書クラスがあるのですが、サンクスギヴィング休みだったので、私も、礼拝プログラムなどのために時間を割くことができました。サンクスギヴィング、クリスマス休みがある週はどれも月末ですから、マンスリーレポートや次月のカレンダーなどを準備しなければならないので、余計に大変なのです。
11月22日(木)サンクスギヴィングデーでしたが、やり残していた家のメインテナンスに半日を費やしました。サンクスギヴィングデーにこんなことをしているのは私ぐらいだろうと思ったら、裏の家からも工事の音が聞こえてきました。建築関係の仕事をしている人が自分で自分の家をリモデルしているらしく、このお宅からは休日になると工事の音が聞こえてきます。
11月23日(金)昨日のサンクスギヴィングデナーは、国際色豊かな集まりになりましたが、救いのあかしが語られ、祈りをもって閉じられました。ご馳走も素晴らしいものでしたが、こうした霊のご馳走はなによりのものでした。まだ信仰の確信に至っていない方々のためにも良い時だったと思います。
11月24日(土)きのう、きょうは、サンクスギヴィング明けのセールが盛んですが、私がいちばん良く買うのは本で、ブックセールにはサンクスギヴィングやクリスマスの割引はほとんどないので、サンクスギヴィングやクリスマスはあまり関係ありません。カリフォルニアでアマゾンを通してものを買うとセールスタックスがかかるようになったので、せめてサンクスギヴィングやクリスマスにタックス・フリーのセールをしてくれると助かります。
11月25日(日)きょうは聖餐礼拝でした。「聖餐(主の晩餐)を守るのは、キリストがそう命じられたから」というのは、すべてのクリスチャンの共通した出発点です。しかし、その「命令」を「霊的」に解釈して、聖餐のこころさえあれば、実際に聖餐を守らなくてもよいというクリスチャンもあれば、申し訳程度にしか聖餐を守らない教会もあります。キリストが聖餐を命じられたのには、理由があります。私たちはその理由をよく考え、この「命令」に喜んで従い、そこから来る恵みをもっと受けたいと思います。
11月26日(月)本は増やさないようにと気をつけているのですが、また、アマゾンで本を買ってしまいました。私は、最近読んだ本のちょっとしたコメントをウェブページに載せているのですが、このごろは随分さぼっています。それらのたいていはアマゾンにあるので、アマゾンの Wish List を利用して、最近読んだ本や、おすすめの本をそこに載せるのも良いかなと思ったりもしています。あるいは「私の読んだ本」にアマゾンへのリンクをつければもっと親切かと思いますが、本の整理をはじめているのですが、なかなか進まず、苦労しています。
11月27日(火)朝8時に突然停電になりました。電柱にあるトランスフォーマーを取り替える作業が始まったのです。「4時間くらいで終わるよ」と言っていましたが、教会から帰ってきて家内に聞いてみると、午後もづっと停電のままで、結局、工事に8時間はかかったようです。予定されていた工事なら、ひとこと予告してくれればいいのにと思いました。
11月28日(水)ゆうべの強い嵐で、バックヤードの庭の塀が倒れていました。隣の人は犬を飼っているので、犬がこちらに入ってこないように、とりあえず応急修理をしました。隣の奥さんは、両親が引っ越したあと、自分の実家に戻ってきたのですが、彼女によると、このフェンスは彼女が生まれたときからそのまま替えていないのだそうです。そろそろ取り替える時期にきているようです。その場合は、隣どうしで費用を折半するのがルールとなっています。
11月29日(木)嵐のため電話線も切れたのですが、これは今は使っていない電話線のため、電話は使えました。しかし、取り外す必要があって、近所の AT&T に勤めている人が今朝その工事に来てくれました。きのう、その人もバックヤードに来て、切れた電話線をみてくれたからです。以前、電話が不通になったときには、工事のため一週間以上も待たされたのに、今回は、きのうのきょうで、さっさと工事をしてくれました。さすがに従業員はすごいと思いました。こんど何かあったら、彼に頼もうかと思いました。
11月30日(金)教会のリモデルもほぼ終わり、きょう、コントラクターと「ファイナル・ウォーク」をするというので、顔を出しましたが、とくに問題なく、簡単に終了しました。「ファイナル・ウォーク」というのは、工事のあと、いっしょに見て回って、不具合があれば改善してもらう、最終点検のことです。
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