USA Diary

November, 2006

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11月1日(水)今日の祈り会では、もうすぐ、渡辺暢雄先生が来てくださるので、そのために祈りました。私たちの教会では渡辺暢雄先生を知る人は少ないのですが、渡辺暢雄先生は羽鳥 明先生がリタイアされ、本田弘慈先生が天に召された後、最高齢のエバンジェリストとなりました。駒沢大学の仏教科を卒業後、神学校に行かれたという、変わり種の伝道者で、韓国の教会とも深いかかわりを持っておられます。霊的なものと学識とがバランスよく保たれた、日本人の心に届くメッセージを語ってくださるので、神さまが先生をこの地でも豊かに用いてくださることを期待しています。
11月2日(木)7日には中間選挙があります。おそらく民主党が議席を回復し、議会で過半数を制するだろうと言われています。私たちにとって国政も大切ですが、カリフォルニアの知事やサンノゼの市長選挙、それにさまざまな提案事項も大切です。このところ、郵便のほとんど、電話のほとんどが選挙の関係です。たくさんの投票項目があって、中には賛否の判断のつきかねるものもありますが、わかる範囲での情報をもとに票を投じたいと思っています。
11月3日(金)土曜日の「男性の会」と日曜日の聖書クラス、伝道礼拝のためにお招きした渡辺暢雄先生をサンフランシスコ空港に迎えにいきました。ノースカロライナからの便でしたが、一時間遅れで到着しました。この夜は、家内が所用のため、我が家で食事をしていただけませんでしたので、先生に泊まっていただくホテル近くのレストランでいっしょに食事をしました。先生も私も、昼食をきちんと取らなかったのでおなかがすいており、注文したものを全部たいらげてしまいました。
11月4日(土)渡辺暢雄先生から「キリスト教と仏教」というお話をしていただきました。質疑応答を含めると、3時間近い講義でした。先生はお疲れのようでしたが、それにもかかわらず、丁寧に質問に答えてくださり、参加者一同、とても深く教えられました。
11月5日(日)きょうは、渡辺暢雄先生が、聖書クラスで「信仰・希望・愛」という題で話してくださり、礼拝では「ここに本当の道がある」というメッセージを語ってくださいました。先生は、キリストの十字架と復活、私たちの悔い改めと信仰をきちんと語ってくださり、ひさしぶりにほんとうの伝道説教を聞くことができたような気がして、とても励まされました。
11月6日(月)12月1日に公開される The Nativity Story という映画の試写会に行ってきました。「試写会」に招かれたのは、日本で一度ありますが、アメリカでは初めてのことでした。聖書の記述どおりではありませんが、クリスマスの意味をしっかりと描いた良い映画でした。親子でこうした映画を観ると、それを題材にイエスさまのことを家族で話しあうことができるので、教会でこれを宣伝してみたいと思います。
11月7日(火)渡辺暢雄先生とともにサリナスに出かけました。東京からの旅行者の方と出会い、昼食を共にすることになりました。その方々は、かってアメリカで仕事をしておられた方で、教会にも行っておられたことがあるとのことでした。レストランで、渡辺暢雄先生とともに福音をあかしすることができたのは、まさに、神さまの不思議なお導きだったと思います。昨日の午前中は渡辺暢雄先生とともに、あるお宅を訪問し、先生に、聖書から神さまの「摂理」や「導き」についてお話をしていただいたばかりでしたが、昨日の先生のお話どおりのことが起こったのです。
11月8日(水)11月になってすこしづつ、気温が下がってきました。風邪をひいている人も多く、今日の聖書クラスも、お休みの人が多くいました。私も、外に出るときはジャケットを着るようにしています。
11月9日(木)歯医者の予約があって行ってきました。先週定期検査を受けたのですが、虫歯が二本あり、今日は、そのうちのひとつを直してもらいました。来月、他の一本を直さなければなりません。来週は、インプラントのアフターケアで、別のドクターのところに行きます。このところ、毎週歯医者通いです。
11月10日(金)ベイエリアの牧師朝祷会に家内とふたりで行ってきました。家内は、その霊的な雰囲気にとても感動していました。この朝祷会に羽根のついた天使の衣装をつけたアフリカン・アメリカンの女性がふたりいましたが、とてもすてきでした。
11月11日(土)明日は、こども祝福礼拝で、こどもといっしょの礼拝なので、「五つのパンと二匹の魚」という、こども向けのお話をします。なにかの形でこどもが主人公になっているお話がいいだろうと思ってそうしました。紙に書いた「パン」と「魚」それから、バスケットを用意して、明日に備えました。
11月12日(日)IFF(International Family Fellowship)の感謝祭デナーに行ってきました。今年は三人のスピーカーからの話を聞きました。そのうちのひとりは、ある共産主義国家から来た人で、アメリカでの信仰の自由をこころから感謝して、そのことについて話してくれました。「信仰の自由が無いといっても、ロシア正教会があるのでしょう?」と、彼に質問しましたら、「教会の司祭が共産党員で、信仰を持ちたいと言ってきた人を牢屋に入れるのです。」と言われました。アメリカにいてはわからない、信じられないことが他の国々にはあるのだということを知って、ほんとうに驚きました。
11月13日(月)インプラントのチェックアップに行ってきました。状態は良いようですので、一ヶ月後にふたたびチェックアップに来るだけでよいと言われました。インプラントには結構なお金がかかりますので、支払いを分割にしてもらっています。来月のチェックアップで、残りのお金の一部を再び払うようになります。二本のインプラントだけでこの値段なら、全部インプラントにしたら、莫大なお金になります。神さまは、インプラントにまさるものを、まったくの無料でくださっているわけで、歯のことだけでも、神さまに感謝せずにはおれません。
11月14日(火)サンクスギヴィングとクリスマスを控えて、郵便局も混み合います。大きな郵便局ほど長い列ができますが、最近、教会の近くに、職員さんがふたりだけという小さな郵便局を見つけました。それでも、郵便の全部を取り扱ってくれるので、気に入っています。ただし、午前11時から正午まではお昼休みなので、注意が必要です。
11月15日(水)親しい方々からサンクスギヴィング・カードをいただきました。こちらはすっかりご無沙汰しているのに、私のことを覚えてくださっていることを本当に感謝しました。私も、もうすこしマメにカードなどを書かなければならないのですが、Eメールに慣れてものぐさになっています。
11月16日(木)15日を過ぎて、商店にクリスマスのものが並ぶようになりました。ポインセチアやクリスマス・ツリーも売り出されるようになり、教会の近所のショッピング・モールにも PEACE ON EARTH という横断幕が飾られるようになりました。
11月17日(金)ゼロ会では、アメリカの歴史をみんなで学んでいますが、今回は私が発表することになり、ピルグリム・ファーザーズの信仰についてお話ししました。このお話のために準備していて、アメリカを築いた人々が、どのような信仰に基づいて行動したかが、さらによくわかるようになりました。
11月18日(土)明日の説教で「せいくらべ」の歌詞を引用しようと思って、手もとにあった『日本唱歌集』で調べてみましたが、見つかりませんでした。それでインターネットで調べてみましたら、なぜ、「柱の傷は”おととし”の」もので、”去年”ではないのかということまで書いてありました。それは、作詞をした海野さんが、早稲田大学在学中、結核を患い、去年、静岡の実家へ帰省できなかったからだそうです。海野さんは、病気のため、28歳の若さで他界しています。「せいくらべ」の歌詞の背後にそんな物語があったとは知りませんでした。
11月19日(日)サンクスギヴィング週間が始まり、旅行に出かけている人が多く、今日の礼拝は小人数でした。今日は、エペソ人への手紙の、今年最後の分を学ぶことができました。
11月20日(月)ひさしぶりに、ストレス解消のためお笑いのビデオを借りてきて観ましたが、最近の人はやたらと動き回るだけで、たいした芸がなく、素直に笑えないものもありました。そういうのを観ていると、かえってストレスがたまるので、そういうのは早送りをして飛ばして、観ています。
11月21日(火)銀行の ATM の機械がずいぶん進歩しました。チェックを入れると、チェックに記入された金額を自動的に読み取って、デポジット(預け入れ)にしてくれるのです。今までは、チェックを封筒に入れ、明細を書いて機械に入れていました。レシートに、チェックの縮小コピーも印刷されて来ます。とても便利になりました。
11月22日(水)夜のニュースで Victory Outreach という団体が、ギャングからの改心をテーマにした劇を、サンホゼの市民センターで行うことを知りました。二年ほど前、同じような劇を観て、とても感動しましたので、さっそく、幾人かの人々に知らせました。
11月23日(木)今年のサンクスギヴィング・デナーは、あるご家庭に招かれて、ターキの他、野菜の煮物などもいただきました。日米折衷料理でしたが、それが、私にはとてもありがたく思いました。お料理もおいしかったですが、たくさんの信仰の語り合いができたことは、デナーにまさるご馳走でした。
11月24日(金)教会で写真つきの住所録をつくるので、その写真を撮りにいきました。私は役者タイプではないので、カメラマンから「ああしろ。こうしろ。」と言われると、緊張してかえって良い写真がとれません。私が気に入っている写真はどれもスナップ写真です。
11月25日(土)今日、最後の写真撮影があって、大勢の人が教会に来ていました。みんな服装を整えて、約束の時間を守ってやってきていましたが、日曜日の礼拝となると、結構だらしない格好で、のんびりと遅れてやってくる人もいます。教会にドレスコードはありませんが、みんなが写真撮影の時のような気持ちで礼拝に来てくれると良いなと思いました。
11月26日(日)午後から雨で、ずいぶん寒くなりました。そんな中でも家のライトアップに精を出している人たちが多く見かけました。今週の土曜日に、町内で注文したクリスマスツリーが届くでしょうから、わが家では、それからライトアップをはじめようと思っています。今週はクリスマスカードの準備をしなければなりません。
11月27日(月)コンピュータの世界に「オープンソース」という考え方があります。コンピュータの基本ソフトやアプリケーションを、大企業に独占させないで、みんなで作り上げていこうというものです。この運動のリーダは無神論の人ですが、多くのクリスチャンが「知識の共有」という点でこれに共鳴し、聖書研究用のソフトウェアを作り出しています。Ubuntu という Linux のディストリビューションには「クリスチャン・バージョン」もあります。Linux がクリスチャン・コミュニティに浸透しているということを知って、Linux ユーザとして心強くしています。
11月28日(火)「Christianity Today の最近号に『21世紀はオーソドックス教会の時代』という記事があるよ。」と、先輩牧師から教えてもらいました。ウェブページで調べてみましたら、www.ancientfaithradio.com に、この記事の著者へのインタービューが MP3 でアップロードされていました。なかなか興味深い内容でした。Ancient Faith Radio のライブ放送も楽しみました。
11月29日(水)寒くなりました。風邪の人も多いようです。クリスマスカードや日本に送るクリスマスのギフトの準備を始めています。白百合会のために書いた原稿を友人に紹介しましたら、送って欲しいとのことでしたので、何人かには、クリスマスカードに同封して送ることにしました。
11月30日(木)まだアドベントにもなっていないのですが、来年のレントのことを考えて、レントの黙想の原稿を教会員に分担して書いてもらうことにしました。さいわい、お手本になる文章がありましたので、それを載せたフライヤーを作りました。40名の執筆者を募集しようとしていますが、年内に40名が与えられますようにと祈っています。
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