USA Diary

November, 2005

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11月1日(火)日曜日から標準時間にもどりました。一時間の時差と旅行の疲れとが重なって、夜、遅くまで起きていることができず、日曜日も、月曜日も早く寝てしまいました。夏時間に変わるときも、からだがなかなか調整がききません。日本に旅行した時は、大丈夫なのに。大きな時差より、小さな時差のほうが調整が効かないということもあるのですね。
11月2日(水)インターネットで昨日注文したコンピュータの部品が今日の午後には届き、驚きました。いくらインターネットが便利でも、音楽やビデオ、電子ブックなどは別として、実際の品物がコンピュータの画面から出てくるわけではありません。トラック配送との連携ができていなければならないのですが、アメリカでこんなに迅速なサービスを体験したのははじめてでした。
11月3日(木)紅葉がきれいな季節になりました。教会に通う短い道のりの間にも、色とりどりの街路樹を楽しんでいます。サンホゼの町もどんどん市街化されていきますが、建物に緑地を設けること、道路や駐車場に木を植えることが義務づけられていますので、その分、すこしは自然が保たれています。
11月4日(金)サンフランシスコのクリスチャン・ラジオ局の主催で、牧師たちの集まりがありました。"Fresh Wind, Fresh Fire" の著者、Jim Cymbala 先生が来るというので行きました。プログラムを見ると、Jim Cymballa 先生のメッセージは最後のほうで30分ぐらいとなっており、ちょっとがっかりしましたが、先生はプログラムにおかまいなしに、十分にメッセージをとりついでくださり、最後には、聖会のような集会となりました。今年出席した集会で、私にとっていちばん恵まれた集会になりました。
11月5日(土)いつもの「男性の会」が、メンバーのご厚意で、そのお宅で行われました。いつもは男性たちが食事を作るのですが、今日は奥様がたが作ってくださり、午後からも、おしゃべりが続き、長々とおじゃしてしまいました。
11月6日(日)恒例となった「こども祝福礼拝」に、今年も多くの方々が奉仕してくださり、多くの家族をお迎えすることができました。毎年好評の写真撮影、クラフトの他に、今年は外遊びと、コーヒー・ショップも加わりました。
11月7日(月)今年、フルーショットを受けた人の中に、それによって、かえって悪くなった人が多くいます。私はずっと以前に一度受けたことがありますが、他は、フルーショットをしていません。受けようかなと思うとフルーショットが品切れになっているのです。私の HMO である Kaiser でも、ただいま、品切れ中です。
11月8日(火)今日の投票日は、選挙はなく、カリフォルニア州の住民投票だけが行われました。テレビで盛んに「賛成」「反対」のコマーシャルをやっていました。判断に難しいものもありましたが、とにかく、今日は投票に行きました。前もって郵便でも投票できるのですが、当日まで、判断が決まらず、今回も近所の投票所に行きました。
11月9日(水)きのうの投票は全部 vote down されてしまいました。知事は「改革」を叫んでいたのですが、これによって、カリフォルニアの州政治がどうなっていくのでしょうか。カリフォルニアが、安全で、元気で、人に優しい州であるようにと願っています。
11月10日(木)夕べ、来年1月1日は日曜日で、うるう年でなければ、1月1日が日曜日の年は12月31日も日曜日になるということを教えてもらいました。今まで、あまり気に留めていなかったのですが、日曜日で始まり、日曜日で終わる一年というのは、なんとも素敵なことですね。2006年の次は2017年まで、同じような年はやってこないようです。
11月11日(金)今日はベテランズ・デーで学校が休みでした。そのため、教会での「ターキ講習会」には大勢のこどもたちもきていました。私たちはサンクスギヴイングにはターキを焼きませんので、こういう時でなければ、ターキを食べることはありません。とてもおいしいターキでした。
11月12日(土)礼拝のワーシップチームのために、礼拝で歌う賛美の録音に行きました。ある方の家庭でしたのですが、かわいい犬がいて、私たちを歓迎してくれました。犬の鳴き声が録音に入らなければいいがと思いながらいましたが、録音の時にはおとなしくしていてくれ、とても助かりました。
11月13日(日)あるクリスチャンの雑誌に「人数の多い教会の牧師になるのが、牧師にとっての『成功』ではない。」とあり、そのことにおおいに同感しました。神さまへの奉仕は、この世のビジネスのように「成功」や「失敗」のスケールで計るものではなく、神さまが「忠実」か「不忠実」かで計られるものだと思っています。
11月14日(月)昨日読んだ雑誌は、ある人が貸してくださったものですが、その記事は、今月のはじめに聞いた Jim Cymbala 先生のメッセージととても似ていました。このところ、神さまが、ひとつの真理を繰り返し確認してくださるのを体験しています。
11月15日(火)家内が詩集を出版するので、そのための手伝いをしていましたが、先週で一通りの区切りをつけました。家内は、原稿が自分の手から離れて「少しさみしい気持ちがする。」と言っていましたが、そのうちまた、次のプロジェクトにとりかかることでしょう。
11月16日(水)サンクスギヴィングを前に、養護病院にいらっしゃる方を訪問しました。同じ部屋の方が「ベッドに横になりたいのにナースが来てくれない。」と興奮して訴えていました。ナースに連絡を取ったら、しばらくしてナースが来てくれ、その人も穏やかになり、私たちが小さな声で賛美したり、祈ったりするのを許してくれました。自分の家を離れ、長く病院にいると、いろんなことで気持ちがいらだつのでしょう。こうした方が多くいらっしゃることを忘れないで、いつも、こうした方々を心にかけていたいものです。一ヶ月後には、ここでクリスマスのキャロリングをしたいと思っています。
11月17日(木)HMO から娘のために検診の予約をするようにとの電話が入りました。私たちの HMO のある病院では、最近誤診による死亡事故があったばかりで、評判はかならずしも良くないのですが、さいわい、私たちは良いドクターに恵まれています。来週の月曜日の予約をすぐにとってくれました。
11月18日(金)家内の喉の痛みが良くならないので、診てもらったらアレルギーのせいだと、ドクターから言われました。それで、空気をきれいにする機械を買うことにし、雑誌の宣伝に載っていたドイツ製のものを買いました。これは、水をフィルター代わりに使い、フィルターがいらないし、加湿器のかわりにもなり、暖房で乾燥した部屋にはちょうど良いかと思ったのです。ドイツ製というわりには、うすっぺらなプラスティックで出来ていて、下の容器に水を入れ、その水槽の中に、水をかきまわす水車のようなものを入れます。その上からファンを乗せるのですが、このファンで、水車がゆっくりと回って水をかきまぜます。ただこれだけで、どれほど空気がきれいになるのかわかりませんが、もうすこし試してみようと思っています。簡単な構造なのに、200ドルもし、他の機械にくらべて高かったのですが、幸いこの店の 20%の割引券があったので、予算内で買うことができました。
11月19日(土)夜はとても寒くなりますが、昼間は暖かい日が続いています。地球の温暖化が進み、日本では 50年前に観測がはじまって以来、半月も紅葉が遅れ、桜の開花が早まっているとのことでした。観測以前からみると、もっと気候が変わっているのでしょうね。古い時代の日本の文学に見られる季節感と現代の季節感が、旧暦、新暦の違いばかりでなく、実際にもずれているのは、地球温暖化のためかもしれません。
11月20日(日)今朝、ある人のご親戚のひとりがイラクで亡くなられたことを聞きました。海兵隊に所属していたまだ20歳の若い方です。イラクで亡くなったアメリカ兵が2000人を越えています。一日も早く全員の無事な帰還をと祈っています。
11月21日(月)いつも通る道の広告塔に、「ナルニア国物語」の映画の宣伝が出ていました。C.S.ルイスの名作で、全 7巻のストーリですが、映画では、本の順序でなく、物語の時間の順に制作されるようです。こちらでは 12月9日から公開され、日本では 3月からとのことです。
11月22日(火)きょうも、ご病気の方を家内といっしょに訪問しましたが、仲の良い教会の友人たちが大勢集まっていて、思いがけなく、昼食までいっしょにいただくことになりました。本人も「私、病人のようには見えないでしょう?」と言うほど、楽しいお話が次々と出てくるほどでした。そして、みんなで賛美し、祈る時を持つことができたのは幸いでした。
11月23日(水)私たちは、サンディエゴにいた時からずっとボトル・ウォータを配達してもらってそれを使っています。ソーダ類をほとんど飲まないので、それを買うかわりに水を買っているのです。5 ガロン入りの大きなプラスティックボトルは、陶器製のボトル受けに乗っていて、蛇口から取り出すようになっています。あともう一本あると思っていましたら、ボトルが切れていました。次の配達日まで、水を使ってしまった時は、1 ガロンの小さなボトルを近くの店から買ってくるのですが、それに気づいたのはもう夜遅くで、明日は、サンクスギヴィングデーなので、どこも店が閉まっていて、買えないかもしれません。余分に小さいボトルも買っておくべきだったと悔やんでいます。
11月24日(木)サンクスギヴィング・デーは、日本のお正月と同じように、どこもお店が閉まっており、道路もガラガラに空いています。サンクスギヴィングの夕食を共にするため、あるご家庭に行く途中、家内が「今日のように車が空いている時なら、私でも運転できるね。」と言いましたので、「それじゃ、やってみるか。」と言いましたら、運転の苦手な家内は、「いや、もう夕方だし…。陽がまぶしいし…。ちょっと遠いし…。」と、いろいろ言い訳を始めました。そして、「人間って、自分がいやなことなら、しないで済む言い訳なんていくらでも考えつくものね。」と言いましたので、ふたりで大笑いしました。
11月25日(金)きのう雨が降りました。朝も一時雨が降りましたが、お昼には雨もあがり、きれいな秋晴れとなりました。今日は午後から出かけ、帰りが少し遅くなったので、携帯電話で家内に連絡を取ろうとしたら、電池切れで、つながったと思ったらすぐ切れてしまいました。携帯電話は普段は使っていないので、ついつい充電を忘れてしまいます。
11月26日(土)テレビの天気予報で、明日の朝は寒くなり、霜が降りるとのことでした。ペットやプラントを家の中に入れましょうという丁寧なご注意もありました。今年は雨の降るのも、寒くなるのも遅かったのですが、確実に冬がやってきています。
11月27日(日)教会のホームページおデザインを変えようということで、試作品を作ってみました。なかなか気に入るものができなかったのですが、ようやくできあがりました。できあがってみたら、今までのものとあまり変わらず、新鮮さが足らないような気もします。おもいっきりクリスマスっぽいデザインにしてみました。好きな人、嫌いな人いろいろあるかもしれません。皆さんからのフィードバックを聞いてみたいと思っています。
11月28日(月)家内と布地屋に寄りましたら、車が駐車場からはみ出て、店の前に商品をおいて並べてあった机にぶつかり、その机がお店のガラスの壁をこなごなに砕いているのを見ました。最初に消防車、救急車が来、そのあとポリスカーが来ました。さいわいドライバーの中年の女性や店の人、お客さんには何の怪我もなかったようで、救急車、消防車が帰り、ポリスも、その車を動かし、ガラスの始末をしてから帰って行きました。家内が買い物を終わって、私たちが帰ろうとした時、だいぶ時間が経っていましたが、ドライバーと店の人は、まだ外で話し合いをしていました。保険がカバーすることになるのでしょうが、車のダメージだけでなく、お店のダメージも相当なようで、お気の毒にと思いました。
11月29日(火)昨日の買い物では、家内は、必要なものを買えなかっただけでなく、ショッピング・モールから風邪をもらってきたようで、具合が悪そうでした。この時期は、あまり人混みの中に出歩かないほうが、身体の健康にも、財布の健康にも良いようです。
11月30日(水)ガソリンの値段も少しさがり、今年のサンクスギヴィングの買い物も活発だったそうで、商店はクリスマスに向けての売り上げ増を期待しているようです。景気が上向いていると言われていますが、私のところには、「ガソリン代の高騰のためボトル・ウォーターの配達費を値上げします。」という通知が届きました。
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