USA Diary

November, 2002

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11月1日(金)来週火曜日は中間選挙で、カリフォルニアでは知事選挙が目玉になっています。たくさんの人と数多くの提案を一度に選ばなければならないので、なかなか大変です。カリフォルニア投票者ガイドは、週刊紙一冊分ぐらいあります。これは、ウェブサイト www.voterguide.ss.ca.gov でも見ることができ、日本語版もダウンロード出来ます。総選挙といっても、日本のように騒がしくなく、有権者の関心も高いようです。
11月2日(土)サンディエゴから来客。家内は、女三人で話して、飲んで(といっても御茶ですが)、「女三人寄れば…」といいますが、そのように、とてもにぎやかでした。
11月3日(日)今日は、こども祝福式。こどものお話、おとなのためのメッセージ、それから午後にはスライドショーと、さすがに疲れました。夕方帰ったお客さんたちも、サンホゼの空港でセキュリティの問題があって何時間も待たされたとか、お互いに身体はくたびれた日曜日でしたが、たましいは満たされた一日でした。
11月4日(月)きょうは庭の土堀りで一日が暮れました。カリフォルニアでは、そろそろ雨期に入るので、いまごろのほうが、草花の植えかえにはいいそうです。
11月5日(火)きょうは投票日。投票用紙に、40箇所も、穴をあけなくてはいけないので、とても時間がかかります。投票場に来てから「誰にしようか」と考えて投票などできません。前もって資料をよく読んで、摸擬票にマークしておいて、その通りにパンチアウトしていくのです。今回、「当日でも選挙の登録ができるようにしよう」という提案も出ていましたが、やはり、前もって登録しておくほうが、混乱がなくて良いと思い、私は NO を選びました。
11月6日(水)選挙では共和党が大きく勝ちましたが、カリフォルニアでは、民主党議員が多く当選しました。私たちの選挙区の日系議員も、現職の強みで当選。今年は人気のある候補者がいなかったからでしょうか、カリフォルニアでは史上最低の投票率となりました。それでも、40パーセントは投票しており、日本の補欠選挙などで 20パーセントぐらいの投票で当選するとはやはり違います。
11月7日(木)夜、すごい嵐となり、二時間ほど停電になりました。さいわいろうそくとライターをすぐ取りだせるところに置いてあったので、助かりました。懐中電灯も良いのですが、部屋全体を照らすには向いていないのです。ろうそくが随分みじかくなっていたので、だいじょうぶかなと思いましたが、二時間のあいだずっとついていてくれました。アメリカではいろんな機会にろうそくを使いますが、なかなか便利なものですね。
11月8日(金)ゼロ会主催の送別会がありました。はじめてお会いする方々が何人かいましたが、ひとりの方は、私をテレビで見たというので、知っていてくださいました。「みえますか、愛」という番組にほんの少しだけ出ただけでしたが、テレビの威力というのはすごいものですね。顔は覚えていてくださいましたが、名前までは覚えていてはくださいませんでした。テレビではどうしても見えるものに目がいってしまうのですね。
11月9日(土)嵐がすぎて、さわやかな日となりました。カリフォルニアの空はいつも青いのですが、きょうは青さが違うように思いました。夜のサンクスギヴィングデナーのアトラクションでは、マイケル・ジャクソンの真似をさせられることになってしまいました。
11月10日(日)礼拝後、すこし休んで、家族みんなで訪問に行きました。すこしばかりのお手伝いをして帰ってきました。ちょっとしたことですが、お役にたててうれしく思いました。
11月11日(月)雨のおかげで、夏のあいだ土だけだった裏庭に緑の芽が出てきました。いくら水をまいてもこうはならなかったのに、雨の力というのは、偉大だなと思いました。
11月12日(火)北カリフォルニアの牧師会。サンクスギヴィングということもあって、婦人会の有志の方々が昼食をサーブしてくださいました。とても健康的でおいしい食事でしたが、お腹の調子が悪く全部いただくことができませんでした。
11月13日(水)きのうからお腹の調子が悪く、今朝はとうとうダウンしてしまいました。めったにお腹をこわさない私なのですが、日曜日には家内が具合が悪く、土曜日にいっしょに食べた人たちの中にもお腹をこわした人がいるようで、どうやら食あたりのようです。
11月14日(木)きのう薬を飲んで休んでいましたら、ほぼもとどおりになってきました。きのうは断食状態でしたので、お腹は痛かったものの頭はさえていて、火曜日にお借りした仏教の本を全部読み終え、他にも読みかけの本を読み終えることができました。読書にまとまった時間をとることができたのはひさしぶりです。強制断食でしたが、断食の効果もあったと思います。
11月15日(金)今日読んだ本に「ルターやカルヴァンやウェスレーのように神の霊に押し出されて、福音を語らなければやまない説教者は実際にはそれほど多くはないのです。現実に、私たちが日本の教会で見る姿は、ひとりの牧師が何年もありきたりの説教をし、会衆はいつも、忍耐を学ばせられているのではないでしょうか。」(鍋谷堯爾1984,213)とありました。牧師である私がいつも自らを戒めなければならないことばです。
11月16日(土)いつも遅くまで働いていて、私が先に帰ろうとすると「もう、帰るの?」と声をかける、英語部牧師が、今日は私より早くオフィスを離れました。「病院に行く」というのですが、臨終の人への訪問のためでした。今、フルーが早っています。お互いに健康に気をつけなくてはね、と話して彼を見送りました。
11月17日(日)教会にプロのコックさんが来るようになり、教会の愛餐会のメニューが豊かになりました。今日は、「あんみつ」がデザートに出ましたが、その中の寒天は、彼が海に潜ってとってきた海草から作ったそうです。彼の指導のもと、男性たちが台所で料理に勤しんでいます。来年二月までのメニューができています。どうぞ、礼拝後の交わりに残り、食事を楽しんで帰ってください。
11月18日(月)きょうは、かなり書類の整理をしました。しかし、どうしてこうもたくさん書類があるのでしょうか。ほんとうに必要なのはわずかしかないのでしょうが、記録のためにと、とってあるものが多いのです。「捨てる」「人にあげる」「ファイルする」のどれかをちゃんとやっていないと、私のように後で困まるようになりますよ。
11月19日(火)私たちがお世話になっている歯医者さんがあるショッピングモールで爆弾さわぎがありました。だれかが「爆弾をしかけた」と通報したため、周辺の道路が閉鎖されて大変だったようです。幸い爆発物は見つかりませんでしたが、国の内外が物騒になってきました。
11月20日(水)いつものナーシング・ホームに、家内といっしょに訪問に行きました。お訪ねする方のお部屋が変わっていましたが、教えていただいて、彼女をダイニングルームで見つけました。「サンクスギヴィングには娘の家に帰れる」と言ってよろこんでいました。このナーシングホームはお世話の行き届いたところですが、ホームにまさる場所はどこにもありませんから。私たちクリスチャンには天のホームがある、これにまさる喜びはありません。
11月21日(木)私たちの教会にはたくさんの家庭集会があります。もし、私がそのどれもに行って教えなければならないとしたら、大変なことになります。できるだけ、各会のリーダがミーティングを導くことができるようにしてきました。今日のルツ会も、私の出番がないほど、よく集会が導かれていました。この数年で、みんなが驚くほど成長したことを、ほんとうにうれしく思います。
11月22日(金)訪問したお宅で、リスの話が出ました。このお宅でも、カキやリンゴなど、庭の果物が全部リスに食べられてしまう、リスは、プラスチックのゴミ箱までかじるとのことでした。「くやしくて、木を切ってしまいたいぐらいですよ。」と話しておられましたが、その一方で、まったくリスの被害にあわず、今年も、たくさんカキがなった家もあるのです。いったい、何がどう違うのでしょうね。
11月23日(土)三浦綾子さんのご主人、三浦光世さんの講演会をしました。誠実な人柄がにじみ出たようなお話しでした。教会の水曜バイブルクラスのメンバーもとってもよく賛美を歌ってくれました。誰が上手に歌を歌うより、教会のメンバーが歌っているのが、最高に素晴らしく聞こえます。
11月24日(日)三つの会場で行われた三浦光世さんの講演会も、のべにして600名以上の方々が来てくださり、無事に終りました。夜、その慰労会のようなものがありました。日本から犠牲をはらってきてくださった方々にこころから感謝しましたが、私の心には、同時に、失業中にもかかわらずこのために準備してくださった伝道委員会の責任者、それに協力して、一時間もかかる自宅からたびたび教会に来て働いてくださった方、土曜日の夜という、家を空けにくい時間に頑張って遅くまで奉仕してくださった人々、寒かったでしょうに、ずっと外にいて車の誘導をしてくださった方たちのことがありました。あの人、この人にも、心からの拍手を送りたいと思いました。ほんとうに伝道しているのは、講師でも、役員でも、牧師でもないのです。教会の、忠実な兄弟姉妹なのです。この人たちにこそ、ここに来て、ごちそうを楽しんでほしいと思いました。わずかな食べ物でも、そんなみんなと、「ご苦労さま」「ありがとう」と言い合って、時を過ごしたいと思いました。私も家内も、そんな点で、変りなもので、ぶきっちょなものですから、時としてお招きしたお客さまへの「もてなし」が足らないとお叱りをいただくのでしょう。「そういう場で上手にできないと、「◯◯長」にもなれないし、「大先生」にもなれない」と言われたことがありますが、私は「◯◯長」にも「大先生」にもなりたくないので、このままでいいと思っています。いつも教会のメンバーをこころに覚えていることが私の仕事であり、教会の兄弟姉妹から愛されるなら、私にとってそれ以上の報いはありません。
11月25日(月)このあたりでは、写真のような車でゴミを集めます。私たちの地区では毎週月曜日がゴミの日で、黒いカートは通常のゴミ、青いカートはリサイクル、そして緑はヤードのゴミです。ヤードのゴミは一杯になりますが、他は、カートの半分にもなりません。私たちよりもっと大きいカートにあふれるばかり出している家もありますが、どうしてそんなにゴミがたくさん出るのでしょうね。
11月26日(火)私のウェブページに、Church Art Online からとった漫画へのリンクを載せることにしました。目次から "ユーモアをお楽しみください" をクリックすると、そのたびに、漫画が入れ替わります。漫画は全部で360ほどあり、百個ぐらいに日本語の訳をつけてみましたが、ジョークの訳って難しいですね。全部の訳ができたら、漫画が毎日変わるようにしてみようと思っています。
11月27日(水)漫画の話が続いて恐縮ですが、「少年ジャンプ」という漫画雑誌が英語になってアメリカで発売されたそうです。「少年○○」といっても、日本では、おとなも読んでいるようです。アメリカでも、日本のアニメや漫画は英語で "manga" と書き、評判ですが、アメリカが日本化するのもどうかと思います。
11月28日(木)サンクスギヴィングデー。住宅地には車ひとつ通らず、静かな朝を迎えました。いつものコースをゆっくり散歩、お昼からは、娘が乗って帰ってきた車と私の車を洗って、ワックスがけをしました。両方とも汚れていて、洗いがいがありました。夕食はある家庭に招かれていましたので、そちらで楽しくいただいてきました。よるは、「水戸黄門」と「子連れ狼」のビデオを楽しみました。「水戸黄門」は主役が変わっていて、前作のような「味」がありませんでした。「子連れ狼」は以前のものよりもよく出来ていて、俳優も子役もぴったりのように思いました。
11月29日(金)私のホームページに不具合がありましたが、だれも教えてくれませんでした。見てもらっていないのかなと、残念に思いましたが、そんなことはないでしょうね。おかしいなと思ったら、お知らせください。
11月30日(土)明日の教会での昼食は男性チームがつくる順番になっていて、朝の祈り会のあと、男性三人が「豚汁」の下ごしらえをしてくれました。男性チームが出来てから、教会の昼食メニューもバラエティが増えました。
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