USA Diary

November, 2001

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11月1日(木)夕方、いつもとちがうグロッサリーストアにいきました。そこにはこども用のカートがあって、そのカートには "Customer In Training" という「のぼり」がついていました。アメリカらしいユーモアですが、同時に将来のお客さんを大切にしておこうという商売上のこともあるのかもしれません。
11月2日(金)聖書の売り上げがアメリカで40%増になっているそうです。不安な昨今、心のよりどころを、聖書に求めるのは良いことです。なぜなら、聖書にはあらゆる問題に対する答があるからです。
11月3日(土)サンクスギヴィングやクリスマスを前に、さまざまな慈善団体や宣教団体からの寄付のお願いが来ますが、今年はどの団体も思うように寄付が集まらず大変なようです。「9月11日」のことがあって、寄付が Red Cross や他の救援基金に回っているからです。教会でも「クリスマス・イン・オクトーバー」の献金の集まりが悪かったようです。
11月4日(日)今日は恒例の「こども祝福式」。50人以上のこどもたちが集まりました。おおぜいの人々が奉仕してくださり、とても順調に終わることができました。こどもたちの写真を家族ごとに撮ったあと、スタッフ一同でも撮りました。良い記念になるでしょう。
11月5日(月)車のタイヤを替えに行きました。そのお店のところから、ロスガトス・クリークにそった遊歩道に入れましたので、待ち時間に散歩に行きました。思ったよりおおぜいの人がジョギングに来ていました。ロスガトス、サンホゼ、キャンベルをまたぐ、すごく長いトレイルなので、今度は自転車で全線走ってみたいなと思いました。
11月6日(火)明日の聖書クラスでは「種の起源」というビデオを見るので、その下見をしました。多くの人は、進化論ですべてをかたづけようとしていますが、ダーゥンの説は、遺伝学と考古学(化石の証拠)に合わないこと、また、突然変異説と自然淘汰説にはお互いに矛盾があることを、このビデオは指摘していました。突然変異によって起きた変種は淘汰されて後世まで残らないのです。明日、皆さんが、これをどう観るか、楽しみです。
11月7日(水)「種の起源」のビデオを観たひとりの人から、いろんな質問を受けました。日本の学校で習ったことが根拠のない仮説だったことにショックなようでした。進化論が仮説のひとつに過ぎず、その内部に矛盾をかかえていることを、学校では、きちんとした説明したうえで教えるべきなのですが、そこにまでいたっていないようです。
11月8日(木)今日はルツ会をお休みして、ケアホームを訪ねました。とても清潔な施設でした。ここにいるひとりの兄弟は、物忘れがひどくなっていると聞いていたのですが、そんな様子はほとんどなく、教会のことも、一緒にいった人のことも良く覚えておられました。クリスチャンもアルツハイマーになりますが、どなたも、イエスさまのことは決して忘れてはおられません。それは神の恵みとしかいいようありません。
11月9日(金)今日は、白百合会でした。私のお話の中から、多くの人が「罪」がなんであるか分かってくださいました。しかし「ゆるし」が何であるかまでにはいたりませんでした。「罪のゆるし」、それは福音の中心だと思います。「罪のゆるし」の素晴らしさをなんとかして伝えたいと願っています。
11月10日(土)夜、教会の感謝祭デナーに行きました。一度に人がはいりきらないので、三回にわけて行っています。(教会の公式のものは三つですが、国際結婚のグループのも入れると四つになります。)それでも、おおぜいで、十五個ぐらいあったテーブルでは足らず、あとふたつ追加したほどです。アメリカ経済も傾いており、シリコンバレーでも仕事をなくされた方がおおぜいいらっしゃいますが、そんな中で教会が守られ、栄えているのは、神さまの恵みとかしかいいようがありません。
11月11日(日)先週休んだルツ会のレポートが届きました。ルツ会では、ヒンズー教の方と結婚された姉妹が「国際結婚を成功させる方法」と題して話してくださいました。彼女のご主人は結婚二十年後にキリストを信じるようになりましたが、そのあかしにもとづいたお話は説得力があったとのことでした。
11月12日(月)今日は一日雨。雨が降るたびに冬に近づきます。たいていの家では洗濯物はドライヤで乾かすのですが、わが家では物干台を作ってあって、陽にあてるようにしています。カリフォルニアのように陽のあたるところで外に干さない手はありません。でも、雨で、外にかけられないので、洗濯物をかけるものを作りました。我ながらうまく出来たと思います。
11月13日(火)今日は、北カリフォルニア地区の牧師会でした。いつも他の牧師たちと一緒に食事に行くのですが、仕事が貯っているので、お弁当を食べて、オフィスで働いていました。
11月14日(水)このところ、夜の祈り会の出席者が少なくなってきており、祈り会に多くの人が与えられるようにとの課題が出されました。時間的に都合が悪くて出られないのなら、都合のいい時間を見つけて、5〜6名の人で第三の祈り会を始めることができたらと提案しているのですが、今のところ、有志が集まりません。「教会がなくなる前に祈り会がなくなる」とは、よく言われる言葉です。サンタクララ教会はそこまでいっていませんが、5年先を考えると、決して楽観できません。祈り会がさかんになるよう、努力していきたく思います。
11月15日(木)執事会で、先月のダイアリーに書いた、牧師の休暇のことが決りました。年に三週間の休暇があり、今までは、三回の日曜日を含むものと考えられてきましたが、今後は最高四回までの日曜日を含むものとなりました。もっとも、長い休暇を取るためには、その前後にしなければならないことがいっぱいできてしまって、かえって疲れるということもありますので、今までは、せいぜい二週間、二回の日曜日だけだったように思います。休暇はその年に取らなかったら、無くなってしまうものなのですが、さて、私は、今年度の休暇に、あと何日、そして何回の日曜日が残っているのでしょうか。
11月16日(金)今日、訪問するはずの人が都合が悪くなったので、別の方を病院に訪ねました。病院のチャペルで祈ったあと、チャプレンを訪ねたのですが、ヴァケーションとのことで、名刺を置いてきました。この病院は、私の家から一番近い病院なので、日本語を話す患者さんで、お手伝いできることがあればと思ったのですが。多くの病院にも、チャペルがあり、チャプレンがいることは素晴しいことです。
11月17日(土)1月から始まる日本語教室のため、教師の訓練会が行われました。皆さんとても熱心に、クラスの実演をしておられました。私は一応「校長」ということになっていますが、ただ、ニコニコして見ていればいいだけだそうです。
11月18日(日)夕方、赤ちゃんをアダプトする夫妻のためのベビーシャワーがありました。ベビーシャワーは、赤ちゃんが生まれる前に、出産を控えた方を祝福するもので、ふつうは女性だけで行うものですが、今回は、もうすでに赤ちゃんは生まれていて三カ月ほどになるのですが、国際養子縁組なので、まだ赤ちゃんを迎えにいけないでいるのです。その日が一日も早く来るようにと祈って、
11月19日(月)クリスマス用品の買い出しにでかけました。今年は、クリスマスツリーを二つ注文しましたので、ひとつは外に、一つは家の中に飾ろうと思っています。クリスマスカードも買うつもりでしたが、手頃なものがなく、買うことができませんでした。毎年、サンクスギヴィングにクリスマスカードの準備を始めるのですが、今年はすこし遅くなりそうです。
11月20日(火)家内といっしょにご病気の方の訪問に行きました。日本人の方で、アメリカ人のお友だちも、彼女を良くお世話してくださっているのですが、日本語で話しができることをとても喜んでくださいました。ティーンエージをどの言葉で過ごしたかによって、その人の第一言語が決まるそうですが、私たちがかかわる多くの人は、日本語が第一言語で、病気の時や、悩みの時には、やはり日本語が一番なようです。
11月21日(水)サンクスギヴィングデーの前の日とあって、祈り会は、朝、夕とも、いつもより少なかったのですが、人々の救いのため、ご病気の方々のいやしのため、熱心に祈りました。
11月22日(木)サンクスギヴィングデーは、多くの人が移動します。それぞれの安全を祈りました。午後、散歩に出かけましたが、町は静かで、平穏でした。サンクスギヴィングデーの前後の水曜、金曜はたいていの会社はお休みで、多くの人々は水曜から日曜までの五日間をのんびりと過ごします。サンクスギヴィングデーは、日本のお正月のような感じです。
11月23日(金)今日は、休日なのですが、説教の準備のため教会に行きました。もっと早く準備しておけばよかったのに、怠けていたツケが回ってきたわけです。同労の英語部牧師も明日葬式があるので、その準備に来ていて、私に「サンクスギヴィングに何しに来たの?」とからかいましたが、それはこっちのせりふです。葬式の場合はやむをえないでしょうが、彼には働きすぎで倒れないようにと、いつも願っています。
11月24日(土)昨夜はすごい嵐で、街路樹が倒れて、道路が通行止めになったところや停電になったところがあったそうです。サンクスギヴィングのシーズンはたいてい良いお天気なのですが、こんなに荒れたのはめずらしいです。これで、葉を落した木も多く、冬支度を加速したようです。
11月25日(日)イースターは毎年日がかわります。それで、来年イースターにバプテスマを予定している日とのためにイースターの日を調べたのですが、ついでに向こう25年間のイースターを計算するプログラムを作りました。その結果は easter.html としてアップロードしておきましたので、ご活用ください。教会の礼拝委員長にそれをあげる時、「25年分あれば十分間に合いますね。」と、つい、言ってしまいましたが、お互いに人生の残り時間を数える年齢になってしまいました。
11月26日(月)先週の水曜日、今年はじめてのクリスマスカ−ドが届き、今日も、娘にもう一通カ−ドが届きました。今までパンプキンを売っていた空き地にクリスマスツリ−が並びました。近くの家では、クリスマスのライトがともりました。12月1日には、教会があるキャンベル市で Carol of Light という催しがあります。キャンベル市は、こうした催しがよくあるのですが、いつも教会行事があって、ほとんど参加できないでいます。今年も無理かもしれません。
11月27日(火)ご高齢で教会においでになれない方を訪問しました。柿をいっぱいいただいて帰りました。今年は柿の成り年のようで、あちらこちらから沢山いただきましたが、おそらく、これが最後の柿になるでしょう。柿は、一般のグロサリーストアでも売っていて、サラダなどに使われているようですが、店で買うと、結構高いのです。
11月28日(水)きょうも、聖書クラスにおおぜいの人が集まって熱心に聖書を学びました。
11月29日(木)聖書は旧約が929章、新約が260章あります。一日二章づつ読めば、二年で旧約を一回、新約を二回読むことができます。この方法で聖書通読するカレンダーを今作っています。一年のうち三分の一ぐらいは旧約だけを読まなければならないので、旧約の歴史書や預言書と詩歌とをくみあわせようと、苦労しています。
11月30日(金)ハワイ出身の宇宙飛行士で、殉職したオニヅカさんの遺志をついで、イリノイ出身のダニエル・タニさんがエンデバーで宇宙に飛び立ちました。彼は日系三世ですが、日系人のこうした活躍が、日本人の活躍よりもうれしく思えるようになったのは、私もアメリカに同化してきたからでしょうか。
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