USA Diary

October, 2009

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10月1日(木)同僚の牧師が姉妹教会のリトリートの講師に招かれており、明日の朝発つので、一緒に祈って別れました。何事もともに祈りあえるのはとてもさいわいなことです。
10月2日(金)サモアの津波、インドネシアの地震のあと、時間がたつにつれて被害の大きさがあきらかになってきました。科学技術がこんなに進んでいても、人間は自然の脅威の前にまったく無力です。ただ科学技術の進歩は、世界のニュースを早く、くわしく届けることを可能にしました。世界の各地を痛みを知る者たちが、それによってとりなしの祈りに導かれるようにと願いますが、祈りの世界には科学技術では人は導かれていかないので、さらなる祈りが必要です。
10月3日(土)今日の牧師感謝ディナーは牧師がひとり欠けた中で行われ、すこしさみしい気持ちがしましたが、それでもなごやかに終えることができました。夜は7時からユース・グループのミーティングがあるため、午後4時から6時という変則的なディナーでしたが、時間を割いてきてくださった方々に感謝します。残った食べ物は明日の日本語部の昼食会で食べられるかと思ったら、みんながそれぞれに持って帰って無くなりました。家族の夕食にするのかもしれません。
10月4日(日)いつものようにウェブに礼拝メッセージをアップロードしました。今日のメッセージは長くて30分を越えてしまいました。原稿の段階では25分のつもりだったのですが、実際の話しではどうしても長くなってしまいます。次回のメッセージは20分を目指してよく練り直すつもりです。
10月5日(月)今日のビデオ・アワーは「マザー・テレサ」にしました。この映画にはマザー・テレサの内面の飢え渇きが描かれていましたが、真実な主の奉仕者には、いつも力に満たされているだけでなく、満たされずに渇くこともあるのです。むしろ、その渇きによって、十字架の上で「わたしは渇く」と叫ばれたイエス・キリストの苦難にあずかるのだと思います。
10月6日(火)今まで遠くのリトリートセンターで行われていた「スピリッチャリティ・セミナー」が、その指導者が近くの教会の牧師になったので、そこで行われるようになりました。時間的にも午後4時からというので、先月の第一回目から出席しています。今、このセミナーの教科書がとても良くて、読み耽っています。数々のリサーチで定評のあるイギリスのブリストル大学の女性の教授が、自分の専門分野について書いたもので、アカデミックなものですが、決して退屈なものではなく、文章がとてもわかりやすく、美しく、本の壮丁もきれいにできています。2001年に作られた本ですが、その一部は1998年に別の本として出版されていたようです。この本のことは数年前に教えてもらっていたのですが、その時は買いませんでした。もっと早くこの本に出会っていたら良かったかもしれませんが、その時にはまだこうした種類の本に興味がなく、読んでも理解できなかったかもしれません。しかし、今は、この本が言おうとしていることが良く分かるようになりました。
10月7日(水)その本というのは Ursula King 著 Christian Mystics です。聖書からはじまって古代、中世、近代、そして現代に至るまでの神秘主義キリスト者を紹介している本です。おもにはカソリック、オーソドックスの人物ですが、プロテスタントの神秘主義者も取り上げられており、Jacob Boehme、George Fox、William Law、John Wesley らが紹介されています。宗教改革は修道院のような制度的な神秘主義を終わらせましたが、それがかえって神秘主義を個人レベルにひろげたというのが著者の意見です。私もそう思います。King が取り上げた以外にももっとプロテスタントの神秘主義者はいますし、プロテスタントの新しい形の修道院もあります。私はその分野にとても興味があります。
10月8日(木)神秘主義というと、いかにも怪しげな響きがあり、異端視されそうですが、もしそうなら、使徒パウロや使徒ヨハネは異端になってしまいます。神秘主義者とは、より神を知り、神に近づき、神と一つとなることを追い求めた人々であって、それを求めないキリスト者はいないはずですから、その意味ではすべてのキリスト者は神秘主義者であって良いのではないでしょうか。天に、地に満ちておられる神と、私たちのたましいが触れ合わないわけがないのですから、その触れ合いを求めた神秘主義者たちの願いを、現代の私たちも忘れてはならないと思うのです。
10月9日(金)オバマ大統領が「核兵器のない世界」を呼びかけたということでノーベル平和賞を受けました。「ノーベル賞は何らかの業績に対して与えられるものだが、彼には何の業績もない。」と批判する人もあります。しかし、実績はなくてもオピニオン・リーダーになったちう功績はあります。大統領が語ったとおりのことを実績をもって示すなら、ノーベル平和賞は意味のあるものとなるでしょう。
10月10日(土)2012年のオリンピックはロンドンで、2016年はリオデジャネイロとなりましたが、「2020年のオリンピックは広島・長崎で」という声があがりました。私は常々、サミットなどの国際会議は広島や長崎でやるのがいいと思っていましたので、これが実現することを願っています。
10月11日(日)今日の説教は20分を目指したのですが、長くなって聖書朗読を入れると30分になってしまいました。いつもの3ポイント・メッセージだったのですが、1ポイントづつ、3回に分けたほうが良かったのかもしれません。しかし、あまり遅いペースだと、教会に来る人が学ぶべきことを学べないままで終わってしまうかもしれません。伝えたいことは山ほどあるのですが、語る者も聞く者も限られた時間の中にいますので、焦ります。天の御国でさらに主を知る知識に成長することを期待するしかないのでしょうか。
10月12日(月)きょうはコロンブス・デーでしたが、学校は休みではありませんでした。預かっていた犬をドッグパークに連れていきましたが、そこは通学路になっていて、交通整理の人が犬のためにストップサインを掲げて、道路を横断するのを助けてくれました。ドッグパークでは、そこに来ていた年配の人が「なぜコロンブス・デーが休日なのか、若い者は分かっちゃいない。」と喋っていました。
10月13日(火)今日は、この地方に50年に一度という嵐が来ました。教会は大丈夫でしたが、わが家では停電がありましたが、すぐ復旧しました。
10月14日(水)教会の入り口が少し濡れ、バスルームのスカイライトから少し雨漏りがあった他は、教会は昨日の風雨のための被害はありませんでしたが、洪水になったところも多くありました。
10月15日(木)新しい車の保険をいろんなところに問い合わせましたが、かなり細かい個人情報を要求されたうえ、保険料が高かったので、すでに保険を持っている AAA に頼みました。購入書類を見せるとすぐに手続きをしてくれ、保険の証明を発行してくれました。保険料のディスカウントももらいました。私の年齢ですと、マチュア・ドライバーの講習を受けているとさらにディスカウントをもらえるようなので、こんど講習を受けてみようかと思っています。AAA はどこにでもオフィスがあって、DMV の事務の一部も扱ってくれるので便利です。
10月16日(金)きのう「また明日」と言って別れた人が今日の集まりに休んでいたので、どうしたのかと思ったら、フリューだそうでした。今年のフリューは若い人のほうがかかりやすいようで、こどもたちの間でも流行っていて、学級閉鎖もあると聞いています。
10月17日(土)今まで乗っていた車をやっと引き取ってもらいました。家に車が三台もあるとガレージに入れたり出したりするのが大変でしたが、やっとすっきりしました。時間がなかったので、掃除しないまま引き渡してしまったのは申し訳けない気がしました。
10月18日(日)先週、コロラド州で6歳の男の子が気球に乗ったまま流されるという事件がありました。これはじつは、男の子は気球には乗っておらず、自宅で無事に保護されました。これはテレビ局も加わった「やらせ」ではないかという疑いが出ています。「目立ちたい」という病気が世界中に蔓延しているようですが、まったく、迷惑な話です。
10月19日(月)ウェブページを探索していましたら、福島県で働いておられる村川政勝牧師のウェブページに行き当たりました。私と同年代の方らしく、共感できる文章が数多くありました。日本にキリストのからだである教会をなんとかして建てあげようと励んでおられる牧師が少なからずおられることにとても励まされました。
10月20日(火)同僚の牧師と昼食に行きました。はじめて行ったレストランなのですが、以前にも来たような気がしました。そうした感覚を「既視感」と言い、フランス語で déjàvu(デジャヴュ)と言うのだそうです。私は、ときどきそういう感覚に陥ることがあります。最近合ったばかりの人でも、意気投合すると、長年知り合っていたように感じるのはデジャヴュとは違うものかもしれませんが、そういう気持ちにもよくなります。
10月21日(水)風邪でダウンしている人が多くいます。こどもや若い人ばかりでなく、年配の人たちにも風邪がはやっているようです。私は今のところ風邪から守られています。手洗い、うがいを励行している他、「腹巻」をつけるようになってから、とても調子がいい気持ちがしあmす。「腹巻」をつけるようになったのは、腰まわりが細くなってズボンがゆるくなったのを調整するためだったのですが、いろんな面で良い効果が表れているように思います。風邪対策にはこまめに歯をみがくのが良いということも聞きました。口の中の雑菌が風邪の菌を拾うからなのでしょうか。
10月22日(木)近くの教会の祈り会に招かれて行ってきました。小さな集まりでしたが、ともに聖書のことばを語り合い、祈り合うことができ、良い時を過ごすことができました。
10月23日(金)「旧約聖書の初歩的な勉強をしたい。」という要請があって有志7名が集まって、年代順に聖書のストーリーをおさらいしました。終わってから、とても役に立ったので二回目もお願いしたいとのことでした。聖書を学ぶ楽しさを体験してもらえて、私もうれしく思いました。
10月24日(土)ハロウィーンはまだ来週のことですが、今日午後から小学校でパーティがあり、親も子も思い思いのコスチュームで学校に集まっていました。
10月25日(日)家内と散歩に出でおどろいたのは、毎年ハロウィーンの飾り付けが盛大になってきていることです。クリスマスの飾り付けを盛大に行うのはアメリカでは普通のことですが、このごろはハロウィーンの飾り付けもクリスマスの飾り付けほど盛んになってきました。蜘蛛の巣や骸骨などを飾りつけてある家で、"Bob and Kat are having a baby boy." というサインをかかげてベビー・シャワーのパーティをしていましたが、なんとも不釣り合いのように思いました。
10月26日(月)今週土曜日は宗教改革記念日ですが、この日を意識している人はそんなに多くはないでしょう。この日をハロウィーンにするか、宗教改革記念日にするかは私たちクリスチャンの意識に関わっています。自分たちの教会の歴史について、もうすこし、クリスチャンの意識が高まって欲しいといつも願っています。
10月27日(火)サンクスギヴィングのレターを出したばかりなのですが、クリスマスレターも近いうちに出すので、きょう、その原稿を作って、担当者に渡しておきました。ことしもあと二ヶ月、月日のたつのがとても早く感じられます。
10月28日(水)みんながこども祝福礼拝のための壁飾りをしている間に、映画会のフライヤーを作りました。こども祝福礼拝に来る人たちが続けて映画会に来てくれるよう願っています。
10月29日(木)私が使っているコンピュータの OS である Xubutu の新しいバージョンがリリースされました。コンピュータが新しいバージョンへのアップグレードを促したので、それを選択しましたが、サーバが混んでいるので、とても時間がかかりました。Windows も Windows 7 が出たそうですが、Linux のように、無料で簡単にアップグレードできません。それぞれの OS には、それぞれに長所と短所がありますが、私はなんといっても Linux 派です。
10月30日(金)教会の消火器の詰め替え作業がありました。以前、牧師館用にとして家に置いてあったものも詰め替えてもらうため持って来たのですが、容器の期限が 2008年で切れていて、詰め替えられませんとのことでした。消化器はゴミに出すわけにはいかないので、どうしたらいいかと聞いたら、無料で引き取ってくれるとのことでしたので、業者に処理をお願いしました。何にでも期限切れがあるものです。期限切れのないのは、神の永遠のことばぐらいなものでしょう。
10月31日(土)あすのこども祝福礼拝でする寸劇の練習をしました。こどもたちには実物大の教材がいちばんだと思いましたので、お話につなげる寸劇をすることにしたのです。台本のことばは私が書きましたが、振り付けは配役四人の人たちがそれぞれに考えてやってくれました。衣装なども作ってくれるということで、あすが楽しみです。
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