USA Diary

October, 2008

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10月1日(水)水曜日の聖書クラスでも、日本に帰る人たちの歓送会がありました。教会での楽しい思い出もたくさんあるでしょうが、ここで学んだみことばを忘れないで持ち帰っていただきたいと願いました。
10月2日(木)バイデンさんとペイリンさんの討論がありました。家に帰ったのが遅かったので、最初から見ることができず、後半部だけでしたが、ペイリンさんがユーモアを交えて答弁するなど、とても健闘していましたが、直後の調査では、バイデンさんの方に軍配があがったようです。
10月3日(金)説教の準備を仕上げるつもりだったのが、事務的なことで時間をとられできませんでした。タッチアップのために私のところに送られてくる文書ファイルに、手直しするところが多いと結構時間がとられてしまいます。私がタッチアップしたものを良く見て、それにならってくれるといいのですが、なかなかそういうわけにいかないこともあります。それとは逆に、期待通りのことをしてくれる人もあり、そういう場合は、私が使った時間を埋め合わせてくれます。
10月4日(土)頼んであったチェックブックが銀行から届きました。今までは小さな箱に入ったものだったのですが、今回は封筒に入っており、チェックブックが平らにならべられていました。チェックブックを入れる箱も折りたたんだ状態で、自分で組み立てるようになっていました。アメリカの郵便も、日本と同じように定型と定型外があり、それぞれ値段が違うので、このほうが郵送料が安くなるからか、郵便受けに入りやすいからかもしれません。
10月5日(日)きょうは、礼拝後、病気の方を訪問し、夜は夕食会に行きました。その間に、礼拝メッセージのファイルをアップロードしなければなりませんでした。しばらくゲストスピーカーが続いたので、私のメッセージのアップロードはひさしぶりでしたが、思いのほか手早く済ませることができました。
10月6日(月)カリフォルニアのマリッジ・ライセンスが、以前のような Bride, Bridegroom の欄ではなく、第一当事者、第二当事者の欄になり、第一にも第二にもそれぞれ Bride, Bridegroom と書かれるようになったそうです。同性婚の場合、ふたりとも Bride を選んだり、両者が Bridegroom である可能性が出てきます。11月4日に投票される Proposition 8 は男女の結婚を州憲法に明記するというもので、多くのクリスチャンがサポートしていますが、これが認められる可能性は高くないとされています。
10月7日(火)アメリカの経済の混乱が、日本やヨーロッパに影響を与え、世界同時不況の様相を帯びています。人々の心に不安が広がっていますが、このようなときこそ、確かな信仰が必要です。時が良くても悪くても、いや、時代が悪ければ悪いほど、神のことばを語っていく責任があります。
10月8日(水)昨晩の大統領候補の討論会は、一回目にくらべて争点が明確でなかったような気がしました。もしオバマさんが勝つと、白人以外の最初の大統領が誕生することになり、歴史的なものになるのですが、そうだとしてもそれを歓迎するようなエキサイトメントがあまり感じられません。経済危機は大統領選挙の流れを大きく変えているような気がします。
10月9日(木)今週イタリアのテレビで「聖書朗読ラレー」というラジオ番組をしているそうです。聖書全巻を、さまざまなひとびとが交替で朗読していくというもので、創世記の冒頭は、教皇が朗読したと報じられていました。この朗読ラレーにはカソリックの指導者ばかりでなく、プロテスタント、オーソドックスの指導者も加わっているそうです。
10月10日(金)今日は、日本では、「目の愛護デー」だそうです。「10」と「10」を横にすると、眉と目の形になることから、この日が「目の愛護デー」になったのです。日本の祝祭日には歴史的な出来事に基づかないものが多いのですが、アメリカの祝祭日のほとんどは、歴史的な出来事に基づいています。この違いは考慮に値すると思います。
10月11日(土)第一回目の「祈りのリトリート」をしました。外に出ての個人、個人の祈りのときは、風がつよく、最善のコンディションとは言えませんでしたが、ひとりびとりが神のことばに「聴く」訓練を体験しました。まだまだ趣旨が徹底していないところもありますが、これから徐々に、「リトリート」の意味を理解してもらえるよう、努力するつもりでいます。
10月12日(日)ゲストスピーカーを迎えた礼拝でした。礼拝後、昼食にお連れし、アパタイザーも入れて六種類の料理をみんなでわけあって楽しむことができました。教会では、女性の会があってピザが昼食に出ましたが、ゲストスピーカーにピザの昼食では失礼だろうということで、英語部の牧師といっしょに接待することになりました。
10月13日(月)昨日は、メッセージの奉仕がなかったにもかかわらず、夕べはずいぶん疲れて早く休んでしまいました。ゲストの接待に疲れたのでしょうか。私は決まったことを繰り返すことに、あまり飽きないタイプの人間なので、スケジュールが変わると、かえって疲れてしまうのかもしれません。私のような人間は修道院のようなところがあっているのかもしれません。実は、ひそかに、修道生活にあこがれているのです。
10月14日(火)今日、歯医者の予約をとるはずだったのですが、一日忙しくしていて、すっかり忘れてしまいました。明日、歯医者に電話を忘れないようにと、メモを書いてテーブルに置きました。明日の朝、それを見るのを忘れないようにしなければなりません。物忘れが進むのはやむをえないので、その分だけ、自分を過信しないで、対策を講じなければなりません。
10月15日(水)今日、大統領候補の三回目で最後の討論会がありました。祈り会があったので、テレビで観ることはできませんでしたが、討論会直後の調査では多数がオバマ氏有利と考えているようで、マケイン氏の挽回はならなかったようです。
10月16日(木)きのうのディベートで、それぞれの候補者が語ったことが事実かどうかを検証する番組がありました。政治家のことばには誇張や憶測があり、かならずしも正確ではないので、こういう番組ができたのでしょう。ひとつひとつのことばをとりあげて解説していました。解説者の主観も入るので、この番組のすべてを鵜呑みにするわけにもいきません。
10月17日(金)アメリカのメディアの多くが、オバマ候補を推薦するようになりました。彼らはペイリンに、大統領に事があったとき大統領職を引き継ぐ資格がない、そんなペイリンを選んだマケインを推薦できないと言っています。
10月18日(土)キャンベルの町の「オクトーバー・フェスト」に、家内とふたりで、散歩がわりに行ってきました。一昨年行ったときより、人出が多かったように思いました。これはもともと、ドイツのビールのお祭りで、大勢の人たちがビールを味わうためカップやジャッキを手にならんでいました。
10月19日(日)朝、夕寒くなりました。街路も紅葉がはじまり、秋らしくなってきました。お店はハロウィーン一色で、たくさんのパンプキンが並べられています。近所の家々もオレンジのランプや蜘蛛の巣など、ハロウィーンの飾り付けをしています。
10月20日(月)きょうは牧師の休日ですが、教会に行って仕事をしていました。他の教会のカレンダーにも、私たちの英語部のカレンダーにも月曜日は「牧師休日」と書いてありますが、日本語部では書いてはいません。私は、月曜日にも「今日は月曜日で、先生の休みの日で、申し訳ありませんが…」と言って電話してくる人には対応しています。
10月21日(火)教会の看板と、別館に落書きがありました。それを発見した人が写真にとっていてくれたので、それをキャンベル・ポリスにレポートしました。以前いたサンディエゴと違って、こちらでは落書きの被害にあったことはあまりないのですが、ハロウィーンが近づくと、こういう不心得者が出てくるので、困ります。
10月22日(水)きのう Prop 8 の看板をもらってきて、フロントヤードにとりつけたのですが、夜、それが何者かによって取り去られていました。近所を歩いていたら、看板の針金をぐにゃぐにゃにしたものが三つ、見つかりました。犯人は、わが家の看板だけでなく、他の家のものも取り去ってここに捨てたようです。あまり破れていないものがひとつありましたので、それを再びフロントヤードに取り付けました。アメリカは自分の意見を自由に表現できる国です。ここで、こんな目に遇うとは思いませんでした。
10月23日(木)教会のリモデルの図面のドラフトができたので、建築業者に説明してもらい、また、教会側の要望を伝えました。建築業者は、私たちが要求しなかったようなことまで図面に描いてきましたが、これは教会側が、教会の必要をよく伝えていないからだと思いました。このために午前の時間がすべてつぶれましたが、意義のあった会合だったと思います。
10月24日(金)「教育委員会に聞かせるのに、大声で叫ぶ必要はありません。○○さんと△△さんに投票しましょう。」というパンフレットが届きました。11月4日の大統領選といっしょに行われる地方選挙と住民投票についての宣伝でした。「大声で主張しないと聞いてもらえない。」「声が大きいほうが勝ち。」と思われている政治の世界で、意表のついた、なかなか良くできた宣伝だと思います。
10月25日(土)きょう、近所の学校で「ハロウィーン・パーティ」をやっていました。ハロウィーンの夜に出歩くのは安全でないということから、より安全な環境でハロウィーンを楽しませようとしたのでしょうが、これでこどもたちが満足して、来週の金曜日の夜出歩かないというわけにはいかないでしょう。
10月26日(日)午後、怪我をして礼拝を休んでいる人を訪ねました。何かの励ましになればと、メッセージと賛美の CD を持っていきました。訪問を終えて帰るとき、その人が庭で育てたという菊の花をたくさんいただきました。お見舞いにはふつうは花を持っていくものなのですが、お見舞いに行って花をもらって帰ってきたのは、これがはじめてのような気がします。
10月27日(月)送られてきた本のカタログを見ていましたら、Lectio Devina(聖書を読み、祈ること)に関する本が出たことを告げていました。前回、祈り会でこの主題について序論的な話をしたばかりです。古くて、新しい、このデボーションについてもっと深めたいと思っていますので、同種の本をもう少し読んでみようかなと思っています。
10月28日(火)選挙まであと一週間になりました。教会も投票所として使われますので、投票所で使う用具が明日、届くことになっています。オバマさんの優勢はかわらず、初のアフリカ系大統領が誕生する歴史的選挙になりそうです。
10月29日(水)31日の宗教改革記念日のまえに、三週連続で映画「ルター」を観てきましたが、きょうはアウグスブルグ会議のところ、映画の最後まで観ました。ルターの改革から500年が経とうとしています。ルターが再発見した福音は今も保たれているのだろうかと、考えさせられます。
10月30日(木)来週の日曜日はこども祝福礼拝なので、スライドを使ったお話にしようと、スライドを作りはじめました。Jesus Loves Me の賛美がどのようにして生まれたかのお話です。この話はあまり知られていないので、おとなにも良いかと思っています。
10月31日(金)今年のハロウィーンには、こどもが少ししか来ませんでした。去年の三分の一ぐらいでした。経済危機が関係しているのでしょうか。
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