USA Diary

October, 2007

Home Prev Year Prev Month Curent Next Month Next Year
10月1日(月)Driving Devotions という CD を手に入れました。短いメッセージの入ったもので、通勤途上の車で聞くことができるようになっています。仕事に向かう前に家で祈りの時をもつのが一番良いのですが、そのために時間が取れない人には、こうしたものが役に立つことでしょう。私も、日本語でこうしたものを作ってみたいと思いました。
10月2日(火)車の中で聞くために賛美のテープを用意していきましたが、家内とおしゃべりをしている時間のほうが多く、あまり聞きませんでした。テープを用意するには、演奏時間と同じ時間がかかります。でも、CD なら短い時間で、しかも自動的に mp3 ファイルを作ることができます。それをメモリー・タイプの mp3 プレーヤーに入れて、車で聞けば、とても手軽です。以前買った mp3 プレーヤーは容量が小さく、電池もすぐになくなるので、容量が大きく、電池が長持ちするものを探しています。
10月3日(水)サンノゼに帰ってきましたが、まだヴァケーションが残っていますので、英語部の牧師をさそって、福音ルーテル教会で行われている「テゼ祈り会」に行きました。私たちの祈り会も同じ時間にしているので、こうした機会でなければ、行けないからです。この教会の牧師に、祈り会が終わってからお話を伺いたいとお願いしておきましたので、テゼについてのいくつかの質問に答えていただきました。この教会で「テゼ祈り会」があることを知って、遠くから来た青年もそこに加わり、楽しい時を持つことができました。英語部の牧師を誘ったのは、私たちの教会でもテゼ・スタイルで祈り会ができないかと思ったからです。テゼ・スタイルなら、日英両語の祈り会もやりやすいかと思います。
10月4日(木)南カリフォルニアとくらべて、北カリフォルニアはやはり、気温が低く、朝は暖房を入れました。今年の1月3日に新しい暖房機が入ったので、とても快適です。以前の暖房機は、長く使わなかった後に使うと、ずいぶん臭かったのですが、新しい機械ではそんなこともありませんでした。
10月5日(金)家内は友人と映画を観に行きました。ある教会がその映画の主演者を招いてのムービー・ナイトでした。その教会はメキシコ系の人たちが多いので、メキシコ系の俳優の話をみんなが喜んで聞いていたとのことでした。ラテン・アメリカは伝道が「成功した」地域のひとつです。その要因は何だろうか。そこから日本人への伝道への手がかりがつかめるのだろうか。興味深いテーマです。どなたかこのテーマを研究している方からお話を聞いてみたいと思います。
10月6日(土)ある牧師から、神学大学の学生が書いた論文を送ってもらいました。遠藤周作の作品をてがかりに、「神と人との親しさ」や「神の母性」などを手がかりにして日本人に伝道したらという提言でした。言わんとすることは良く分かるのですが、そうしたことはすでに何度も試みられてきましたが、それが日本人への伝道に役立ったという報告は聞いていません。日本人の心情に配慮した伝道も大切ですが、私は、伝道の手がかりはもっと別のところにあると思っています。
10月7日(日)年に一度の、牧師感謝ポットラック・ランチがありました。おいしいご馳走をいただき、楽しく過ごすことができました。その後、来月のこども祝福礼拝のための準備の集まり、臨時の執事相談会がありました。その間、家内は台所で親しい人たちとおしゃべりをしていたのですが、その後、家に帰ってから頭が痛くなったそうです。楽しいおしゃべりはストレスの発散になりますが、過ぎると頭痛の種になることもあるのです。
10月8日(月)久しぶりに Fry's に行って来ました。2日の記事に書いた mp3 プレーヤを買いに行ったのです。Apple や Toshiba, SunDisk などの製品がありましたが、予算内のものがなかったので、あきらめて帰ろうとしたら、別のコーナーに Sony やその他のメーカーのものがあって、その中に 19.99ドルという広告の品物がありました。スクリーン他、録音機能や FMラジオなどのないシンプルなものですが、そのまま USB に差し込んでメモリードライブとしても使えるので、これを買いました。車で聞くには、複雑な機能が無いほうが良いと思ったからです。さっそくお気に入りのミュージックをダウンロードしました。音質は良くありませんが、この値段ならやむを得ないとあきらめています。
10月9日(火)今週土曜日、隣の家の人が、こどものためハロウィーン・パーティをして騒ぎますが、こかんべんくださいと言ってきました。近所に配ったフライヤーには「ちいさなモンスターたちがうるさいかもしれません。」とユーモアを交えて書いてありました。こうして、あらかじめ知らせてくださると「なんだ、うるさいな」という非難がなく、近所の関係もよくなるというものです。
10月10日(水)ゆうべ、強い雨が降ったそうですが、私はぐっすり寝ていて気がつきませんでした。今週は雨の日があるというので、庭のスプリンクラーのスイッチを切っておきました。スプリンクラーの水と雨では、その量がまったく違います。雨あがりの草木はやはり生き生きと見えます。
10月11日(木)今日、チャリーティ団体が古着などのドネーションを集めに来るというので、それを道路わきに出しました。我が家は学校が近く、以前ドネーションを出しておいたところ、学校にこどもを送っていった親が帰りにドネーションの中から勝手に品物を持っていったことがあったので、黒いプラスチックの袋に入れ、その口を縛って出しました。これは功を奏し、全部をその団体に持っていってもらうことができました。
10月12日(金)アメリカでは中学生ぐらいから男の子と女の子のつきあいが始まります。同性間の友情が育つ前に、異性との関係ができてしまいますが、互いに未熟なため異性間の愛が育たず、かえってそれによって傷つきます。彼らがおとなになるころには異性との関係にうんざりしており、その時に同性の友人ができると、同性の友人に異性との関係と同じものを求め、ホモセクチュアルになるのだという説明を聞きました。同性愛のすべてがそうであるとは言えないでしょうが、かなりの部分はあたっていると思いました。
10月13日(土)隣の家で、男の子の誕生日ということで、ハロウィーン・パーティをやっていました。DJ が来て、みんなで歌って、踊っている様子が聞こえてきました。大きなパーティには DJ を呼ぶと機材を持ってきて、ミュージックを変えながら、その場を導いてくれます。こどものバースデーにも DJ を呼ぶのは、職業の細分化したアメリカならではことでしょう。
10月14日(日)今日は教会に新しく備えたデジタル録音機で説教を録音してみました。この機械は CD 以上の高音質で録音をしてくれます。しかし、そのままではあまりにもファイルの量が大きいので、音質を下げたのですが、私のソフトウェアでは、低音質で録音したままよりも、かえって音質が低下してしまいました。「大は小を兼ねる」とは言いますが、性能が良すぎて困るということもあるのですね。
10月15日(月)私がいつも同じジャケットばかり着ているので、もっと気楽に着れるものをいうので、家内が私を連れて、店に行きました。気にいったものはありませんでしたが、なんとか無難なものを選んで帰ってきました。以前は似合った服も、年齢とともに似合わなくなることもあるそうです。それで、たくさん服を持っているのに、まだ買う必要があるのでしょう。
10月16日(火)Nathinal Geographic の 10月号にとうもろこしから作る燃料の記事が載っています。以前は価値の飼料となっていたコーンが今はエタノール工場に回っているとか。ブラジルなどではさとうきびから、ドイツでは大豆から燃料を得ています。スイッチグラスなどの草からセルロース系のエタノールも作られています。アメリカでは、小麦ををつくるよりも、とうもろこしを作ったほうがお金になるということで、オーストリアの旱魃もあって世界的な小麦不足となり、小麦相場が上っています。食料品やお菓子のほとんどが小麦を使っていますので、こうしたものの値上がりがもうすぐあるだろうと言われています。
10月17日(水)夜の祈り会ではヨハネの黙示録を学んでおり、天の聖徒を意識させられます。11月1日は All Saints Day で、天にいる聖徒たちを覚える日です。教会によっては、亡くなられたかたがたの写真や遺品をみなが持ち寄って、その人々を偲びます。聖歌201に「この世と天(あめ)にわかれ住めど、み民はきよき神にありて、ともにまじわり、ともに待てり、キリスト・イエスの来たる日をば」とありますが、天の聖徒を覚えることは良いことだと思います。
10月18日(木)近くの教会で All Saints Day のレクチャー・シリーズがあり、TIME に載ったマザー・テレサの手紙についてのお話しもあるとのおしらせをもらいました。「マザー・テレサの暗い夜:信仰の危機か神からの賜物か」という題です。10月29日から毎月曜日、3回にわけてのお話しを楽しみにしています。
10月19日(金)ひとりでしゃべりながら歩いている人を良くみかけます。私に話しかけられたのかと思い、振り返ったりすると、耳につけた携帯電話で誰かを話をしているのです。かつての時代だったらひとりでしゃべりながら歩いていると、頭がおかしくなったかと思われるのですが、今では、それが当たり前で、だれも不思議に思わなくなりました。私は緊急以外は携帯電話を使いません。プリペイドなので、通話料金がクレジットのままたくさん貯っています。そのうち使わなければ思っています。
10月20日(土)散歩がてら、家内といっしょに立ち寄ったお店で、ハロウィーンにこどもたちにあげるスナックを買いました。先週まで $1.99 だったものが $2.50 に値上げされていました。先週、一袋に何個入っているかを確かめるため一袋しか買わなかったのですが、こんなことならもっと買っておけばよかったと思いました。それにしてもハロウィーンに便乗しての値上げとは、嫌な感じでした。
10月21日(日)ある夫妻が、私たち家族をホットタブに招待してくれました。庭先に新しく備え付けたもので、家族3人がゆったり入れる大きさでした。私は礼拝の後、みんなと握手するとき、よく「手が冷たいですね。」と良くいわれます。こどものころからそうなので、今になっても変わりません。でもホットタブに入ったあとの手は暖かいでしょうと言って、ご主人と握手をし、感謝して家に帰りました。
10月22日(月)日本に出す郵便物に貼る切手がなく、しかも郵便局の窓口時間が終わった後だったので、「郵便マシーン」で切手を買おうとしましたが、先客がいました。この人はビジネスのための郵便を出しているようで、紙袋にいっぱいパッケージを持ち込んで、マシーンをひとりじめしていました。別の店で用事を果してから、もう一度郵便局をのぞいてみましたが、まだ続いていました。彼女は、ハイヒールで長時間立っているのがつらかったのでしょうか、はだしになって頑張っていました。この郵便は明日出すことにして帰ってきました。
10月23日(火)きのうの郵便を出すために郵便局に寄りましたら、私の前にならんでいる人が www.harpersgarden.com というTシャツを着ていたので、「ハープ関係の仕事をしているんですか。」と聞いてみたら、「そうです。ハープの CD を発送に来たんです。」ということでした。少し話をした後「私のホームページは www.harpersshall.com です。」と教えてくれました。あとでアクセスしてみましたら、彼の顔が載っていました。
10月24日(水)サンディエゴ郡での山火事で多くの人たちが家を失い、避難を強いられています。毎年この時期に熱風が吹くのですが、今年はその風がとても強かったようで、地図によると東から西への風に乗って
10月25日(木)娘のコンピュータが壊れました。まだ十分にチェックしていませんが、ハードウェアに問題があるらしいので、いちおうコンピュータショップで部品を買っておくことにしました。$25 だったのですが、なんと $20 のリーベートがあるとのことでした。リベートのことは知らなかったので、「ラッキー」という気分になりました。
10月26日(金)ひさしぶりにコラール・コンサートに行きました。三つのグループがそれぞれ五つづつ歌いました。最初の人数の少ないグループがいちばん良かったと思いました。大人数でパワーで迫ってくる音楽にも、それなりの魅力があるのかもしれませんが、私は小人数で歌われるもの、その歌のディーテールがわかるようなものが好きです。このグループが全曲、祈りの歌、さんびを歌ったのもうれしいことでした。
10月27日(土)男性の会で映画「ルター」を観ました。時間の関係で前半しか観ることができず、ルターが大司教による審問ののち、修道院長から破門され、馬に乗って去っていくシーンで終わりました。修道院長はルターを破門しますが、「私は生涯、あなたの霊的な父であり続ける。」とルターに言い伝えたことばは感動的でした。聖書の中には、パウロとテモテのような霊的な父子関係がみられます。この人は私にとって役に立つから、自分の言うことを聞いてくれるから、うまくやっていけそうだから、などいう便宜的人間関係がはびこっているこの時代だからこそ、そうしたものを越えた信仰による真実な人間関係に強いあこがれを感じます。
10月28日(日)きょう、宗教改革記念の礼拝を守りました。私は、いつも説教の箇所の朗読と説教が30分以内になるように、説教が25分以内で終わるように準備しています。きょうもそのように準備したのですが、説教だけで30分になってしまいました。私は神学的なことになると話に熱が入ります。ルターの熱心が乗り移ったのではないでしょうが、きょうは私にしては「長い」説教になってしまいました。
10月29日(月)ボンヘッファーが26歳のときにした宗教改革記念礼拝での説教の解説を聞きました。彼は、黙示録をテキストにし、「神ご自身が教会にプロテストしておられる。プロテスタント教会は、この神のプロテストに聞く教会でなければならない。」と言っていました。カソリックにプロテストしさえばそれがプロテスタント教会ではないと思います。宗教改革を体験していないプロテスタント教会がなんと多いことでしょう。多くのプロテスタント教会が信仰の基本的なこと、教会としての本来のありかたから遠く離れていると言ったら言い過ぎでしょうか。それにくらべてオーソドックスやカソリックは教会の本来のあり方を保っているように思います。かつてはプロテスタントがカソリックを改革しましたが、こんどはカソリックがプロテスタントを改革してくれるようになるのでしょうか。
10月30日(火)夜8時ころ、小さな地震がありました。何事もありませんでしたが、とっさの時は出口や窓を開ける、頭を守る、ガスを止めるなどが必要だったかもしれませんが、私はそのどれもしませんでした。暖房器は、パイロットのいらない新しいものになったので、もういちどつけるのは簡単ですが、給湯器はさわったこともないので、いったん止めたら、もういちどつける自信はありません。いざという時の準備が何もできていない自分を発見しました。
10月31日(水)私は教会での祈り会に行っていましたので、家内が "Trick or treat!" といってやってくるこどもたちにスナックをあげました。このこどもたちが神さまを信じるようにと祈りながらスナックをあげたと話してくれました。中には、母親もバッグを持っていて、「私にもちょうだい、あかちゃんの分もちょうだい。」という人たちもいたそうです。用意した120人分のスナックは、きれいになくなってしまいました。
Home Prev Year Prev Month Curent Next Month Next Year