USA Diary

October, 2006

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10月1日(日)午後から雨が降り出しました。長くは降りませんでしたが、10月を待っていたかのように降り出した雨は、秋の到来をしめしているかのようです。このところ朝はすこし寒くなりました。ヒータの点火をガス会社に頼む時期になったようです。
10月2日(月)雑誌 TIME に阿部晋三氏のことが小さく紹介されていました。「大衆に人気の会った小泉純一郎氏の後継者」というだけでした。アメリカ人記者には、小泉氏のようにパフォーマンスのできる人が注目の的となるのでしょうね。
10月3日(火)教会で毎年「敬老礼拝」をしています。その案内状を書くためにいろいろ調べていましたら、今から50年前の日本人の平均寿命は60代だったことが分かりました。私たちがお祝いするのは75歳以上の方ですが、50年前は70代まで生きれば「長寿」だったのですね。私たちの教会の70代はまだまだ若く、現役で働いている人も何人かいらっしゃいます。90歳近い方々もお元気で、そのうちのひとりは沖縄までの旅行に出かけられます。
10月4日(水)通常の教会の奉仕にもどってさっそくご葬儀を頼まれ、お昼前にご遺族と打ち合わせをしました。亡くなられた方は106歳で、私が関わった葬儀では最高齢の方です。この方の長寿の秘訣をいろいろ伺っておいて、今年の敬老礼拝で話そうかと思っています。
10月5日(木)今日は、集会や来客、訪問がなく、日曜日の説教と、明日の葬儀の準備に時間をかけることができました。お隣の英語部の牧師も、遅くまで、説教の準備に励んでいたようです。お互いに「もう帰ろうよ。」と言いつつ、がんばりあいました。
10月6日(金)106歳で亡くなられた方の記念会形式でのご葬儀を頼まれてしました。日本語を混ぜてくださいと言われたのですが、すべてを両語でやると時間がかかるので、聖書朗読だけを日本語でしました。お孫さんたちはとてもタラントのある方で、プログラムシート、セッティング、リフレッシュメント、スライドショー、記念品など、完璧に準備してくださっており、司式の私はとても楽なご葬儀でした。
10月7日(土)今年の春に結婚したカップルが、日本の家族の都合があって、きょう、結婚のお祝い会を教会でしました。ある夫妻が昨晩から会場づくりをしてくださり、いつものソーシャルホールがみちがえるようにきれいになっていました。いつもこうだといいのにと思いつつ、もとの状態に戻すのはつらい気持ちでした。
10月8日(日)今日の礼拝後、次週のバプテスマ(洗礼式)のための祈りと打ち合わせの時を持ちました。壊れている洗礼漕のヒータが、ほんとうは先週修理されるはずだったのですが、修理業者の手落ちで、来週の洗礼式には間に合なくなりました。しょうがないので、ボイラーからお湯を足すしかないので、いつ、どういうふうにしょうかと思案しています。
10月9日(月)私が使っている Vine Linux が今度、大幅に改訂され、新しいバージョンが出ます。そのためのメーリング・リストがあって、私も参加して、開発のためのやりとりを見せてもらっているのですが、大勢の Linux Lovers たちが、なんの報酬も求めないで、せっせと作業に励んでいることを知りました。プロもアマチュアもなく、それぞれ自分のできるもので、力をあわせてよりよいものをつくりあげていく、Linux の世界はクリスチャンの世界に似ているなぁと思いました。だから、クリスチャンは、率先して Linux を使うべきなのです(?)。福音と Linux の伝道者を自負している私ですが、Penguin Club のほうは、あいかわらず、メンバーなしで細々とやっています。
10月10日(火)今日、10月10日は「目の日」なんだそうですね。1010をよこにすると、まゆげと目の形になりますからね。コンピュータスクリーンを長く見ていると目に悪いので、今日ぐらいは、コンピュータを使わないでおこうかなと思いましたが、そういう訳にもいきませんでした。ところで、10月の USA Diary の写真ですが、何の説明もありませんでしたが、これが、カリフォルニアで多く見られる「熱帯の桜」と呼ばれる「ジャカランダ」です。かなりの大木になり、夏に紫の花が満開となります。これは7月にサンタバーバラで撮ったものです。少々季節はずれの写真になりましたが、ここに載せてみました。
10月11日(水)夜の祈り会のレギュラーメンバーの大部分が旅行中なので、今日は「三人だけかなぁ。」と思っていましたら、新しいメンバーが二人来てくれ、楽しく聖書を学び、また、心を込めて祈りあうことができました。神さまが備えを感謝しました。
10月12日(木)業者が、洗礼漕のヒータを取り付けにきました。進みぐあいはどうかと思い、見にいったら、「もうすぐ終わる。」というので、「水を入れてテストするのか。」と聞いたら、「テストしなくてよい。大丈夫だ。」と言うのです。アメリカの業者の「大丈夫」という言葉ほど、大丈夫なものはないので、心配して、あとでもう一度見に行ったら、三人いた作業員がみんな帰ってしまった後でした。教会のクッションを勝手に使って散らかし、汚していったままでした。やりっ放しで掃除をしないような作業員の仕事の結果が心配です。
10月13日(金)HPパビリオンで行われた「ハーベスト・クルセード」に行ってきました。混み合うだろうと思って、家内にサンドイッチを作ってもらい、夕食持参で早めに行きました。おかけで、スタンドではなく、フロアー席の前のほうに座ることができましたが、それでもステージが遠くて、ミュージシャンやメッセンジャーの顔は、結局はスクリーンでしか観ることができませんでした。それなら、家でウェブキャストで観ていても変わらないのではと言う人もあるかもしれませんが、ウェブキャストでは、そこに集まった人々から出てくる雰囲気は伝わりません。キリストへの愛を全身で表わす人々の中にいることはとても素晴らしいものです。
10月14日(土)明日はバプテスマ(洗礼)式。昨日から準備を始めたのですが、昨日は、掃除をして、水を、途中まで入れたままで帰りました。今日、ヒータの上部まで水を入れたら、そのつなぎ目から水が、「ダ・ダ・ダー」と漏れてくるではありませんか。心配していたことが起こったのです。手伝いに来てくれた人に、つなぎ目を締めてもらって、ようやく、水漏れがごくわずかになったため、ヒータのスィッチを入れ、ヒータが動いていることを確認しました。タイマーのセットができなかったので、夜、スィッチを切るために教会に来ました。8時間ほどで、十分暖かくなっていましたので、これからは、土曜日の夜にタイマーをセットすれば、日曜日の朝、ちょうど良くなっていると思います。次回には、水漏れの修理ができ、タイマーが動くでしょうから、大丈夫でしょう。
10月15日(日)昨日の夜、洗礼漕のヒータのスィッチを切ったのですが、なんと、それは、ヒータのスィッチではなく、PAシステムのスィッチでした。そのため、朝8時の礼拝はPAシステム無しで行われました。配電盤にマークしてあるのが、間違っていたのが原因でした。同じ失敗が起こらないよう、すぐに新しいものに貼り替えておきました。
10月16日(月)洗礼漕のことを Pastor's Report に書いてから、洗礼漕を用意するとき、土曜日の夜、ボイラーからの湯を入れておき、日曜日の朝にヒータをつけるようにしたら、冷たい水から温めるよりも、もっと早く水が温まりますので、電気代の節約になるかと、気がつきました。洗礼漕の使い方のマニュアルを作る時に提案してみたいと思います。
10月17日(火)昨日、インプラントのための手術をしました。歯茎を二カ所縫ってありますので、化膿止めと痛み止めを飲んでいます。食事も、よく噛むことができないので、消化のよい、柔らかいものをとっています。あごの骨に埋め込んだ金具が骨にくっつくまで時間がかかるようで、簡単に済むと思っていたのは、大きな間違いで、実際に義歯が入るまで、何ヶ月もかかるようです。
10月18日(水)教会のニュースレターの発送は、いつもは第三火曜日にするのですが、今回は、きょう、水曜日に行われました。ブラウンの小説『ダ・ヴィンチ・コード』への反論を五回にわたって載せました。このシリーズについて、多くの人々から「とてもよくわかりました。」とお褒めの言葉をいただきました。これを書くにあたって、細見剛正先生が私に本を紹介してくださったり、雑誌の切り抜きを送ってくださったりして、助けていただきました。先生は、牧者としての暖かい心と、豊かな学識とをあわせ持った方で、私にとって、イエスさまの兄(あに)弟子のような方です。私がカリフォルニアに来て15年間も、たいへんお世話になっており、ほんとうに感謝しております。
10月19日(木)教会で最高齢の方が、比較的私たちの近くに引っ越してこられたので、家内といっしょにお訪ねしてご健康のため、お祈りさせていただきました。今までひとり暮らしでしたが、こんどは娘さんご家族といっしょなので、私たちも安心しています。
10月20日(金)洗礼漕の水漏れをチェックしてもらうために水を入れたままにしておいたのですが、一週間もそのままにしてあり、不衛生なので、水漏れの修理に誰もこなかったとしても、水を落とそうと思っていましたら、ちょうど、うまいぐあいに、今日の午前中、修理に人が来てくれました。この人も、水を張って検査しないなんてとんでもないと言っていました。丁寧に水漏れの箇所を見て、修理して帰っていきましたので、ようやく、水を落として、掃除することができました。本格的な掃除は、来週の教会大掃除の時にすることにします。
10月21日(土)インプラントのための痛み止めを飲みきってしまったら、すこし痛みを感じるようになりました。右と左の二カ所を同時にしたものですから、どちらで噛んだらよいかわからず、不便をしています。神さまの与えてくださったもののすばらしさを、それを失ってみてようやくわかりました。神さまのくださるものが最高で、しかもすべて無料だというのは、なんとすごいことでしょうか。
10月22日(日)10月のはじめは、朝夕少し寒かったのですが、このごろは、再び暖かい日が戻ってきました。それでも、街路の木々は紅葉し、葉を落としています。私たちの地域では明日は、ヤード・トラッシュの回収日で、各家庭の前には、枯れ葉が大きく積み重ねられ、明日の回収を待っています。
10月23日(月)調整を頼まれていたコンピュータを、明日、持っていくので、その作業をしていました。このところウィンドウズを使っていないので、少し手間取りましたが、数時間を費やしてようやくできあがりました。ウィンドウズの作業をしていると、ついつい、「リナックスなら、30分以内でソフトウェアのインストールも完了し、すぐにインターネットのウェブページを見られるのに…」という不満が出てきます。
10月24日(火)テレビ伝道の委員会があり、今年いっぱいで番組を終了することが決まりました。私は、ほんの数年しかかかわらず、番組のゲスト出演も四回ぐらいしかしませんでしたが、長い間、多くの人たちにキリストの福音と教会の存在を知らせてきた番組が終わろうとしているのはさみしいかぎりです。
10月25日(水)水曜日の聖書研究に、隔週ごとに、ふたつのクラスを行き来しています。どのクラスも人数が少なくなりましたが、その分だけ、しっかりした勉強をしています。今日のクラスは司会者がよく導いてくれたので、充実したクラスを持つことができました。
10月26日(木)ウェブページに載せる11月のメッセージは「アドベント・キャンドル」について書きました。教会をあまり多くのもので飾り立てるのは良くありませんが、せめてアドベント・キャンドルくらいは飾りたいと思っています。私たちは目に見えない神さまを礼拝していますが、目に見えるシンボルがすこしでも、神さまを思い、神さまを礼拝するのに役立てばと思っています。
10月27日(金)インプラント手術後のチェックアップに行きました。糸を抜いてもらった後、特別なマウスウォッシュを処方してもらいました。口の中の雑菌を殺して、歯茎を強くするためのものですが、これを使った後は、のどがかわくような気分になり、食べ物も苦く感じられます。
10月28日(土)明日から冬時間になります。時計を一時間遅らせて休むので、一時間余計に寝られるはずなのですが、今日は、ついつい夜遅くまで起きてしまっいました。先週みなさんに時間変更のお知らせをしませんでしたが、時間変更を忘れても、教会に遅れることはないので、そんなに心配はしていません。
10月29日(日)10月31日は、本来は「オール・セインツ・デー」のイヴでした。また、10月31日はマルチン・ルターが彼の神学命題を教会の扉に掲げた日でもありました。それで、私は、礼拝で、オール・セインツ・デーと宗教改革記念日について話しました。
10月30日(月)私は、以前から教会暦に関心があり、すこしづつ、教会に取り入れてきました。教会暦にしたがって、赤、白、緑、紫といった典礼色が使われるのですが、そうしたものも、教会に取り入れていきたいと思っています。手始めにストールの色を変えることにしました。ちなみに、今は緑で、アドベントに入ると紫になります。
10月31日(火)今日はハロウィーン。去年、大勢のこどもが来てキャンディが足らなくなったのですが、今年は、去年より少なく、キャンディが余りました。こどもたちはキャンディをもらうと、ちゃんと「サンキュー」と言って帰りました。自分がもらったキャンディが好みのもので、それを喜んで「サンキュー」を忘れると、いっしょに来た母親が「サンキューは?」と教えていました。素直で礼儀の良いこどもたちを見ていると、心がなごみます。
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