USA Diary

October, 2005

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10月1日(土)今日は朝7時30分から、ある人と面談があり、夕方は6時ごろまで別の人と面談がありました。両方とも重い課題で、深い祈りが必要なものだけに、今日は、実際に長い一日でしたが、精神的にも長い一日となりました。
10月2日(日)10月第二の日曜日は「牧師感謝日」なのですが、日本語部では第一日曜日には昼食があるので、この日に「牧師感謝」の時を持っていただいています。もうずっと4年間もしていただいているので、毎年でなくてもという思いがあったのですが、福祉執事の方が中心になってデザートやケーキを用意して、「牧師感謝」の時を持ってくださいました。今回は肩の凝らない楽しい集いになり、とてもうれしく思いました。
10月3日(月)今日は買い物の他は、ずっとコンピュータに向かっていました。私の使っているシステムの新しいバージョンが出たので、アップグレードしたのと、家内に原稿の入力をするためでした。システムのアップグレードといってもかなりの部分は自動的にやってくれるのですが、ところどころは細かい調整が必要です。私はそのつど、それを私の趣味のホームページに記録してあるので、それを見ながら、調整を進めています。以前やったことでも忘れてしまうことが多いので、こうした「防備録」は必要で、とても役に立っています。
10月4日(火)ユース牧師が中国から帰ってきて、ひさしぶりの牧師祈り会をしました。彼は中国から風邪をもらってきたようで、帰国後、家族全員ダウンしてしまったようです。カリフォルニアでも風邪がはやっているようです。病院ではフルー・ショットも始まっています。高齢者や病気の人ばかりでなく、こどもや大勢の人に接する人にもフルー・ショットが勧められています。例年は受けていないのですが、今年は受けておいたほうがいいでしょうね。
10月5日(水)夕食をすませて午後7時ごろ、教会に行こうと家を出たら、外はもう真っ暗になっていました。「秋の日はつるべ落とし」とはよく言ったもので、この間まで、夕日がまぶしかったのが嘘のようです。10月末には夏時間も終わり標準時間にもどります。
10月6日(木)ガス会社に頼んで暖房のパイロットをつけてもらいました。私の留守中にガス会社の人が来てくれたのですが、家内によるととても親切に点検してくれたそうです。暖房器具の内側にほこりがいっぱいあるとのことで、きれいにしてからフィルターを替え、それをしっかり固定しておかなくてはいけません。ガス会社の人もびっくりする古いものなのですが、それでもきれいにしておけばまだまだ使えるでしょう。
10月7日(金)二世の方々が英語部の牧師に "Hi! Mr. Busy-man." と言ってからかっていました。牧師もそれに答えて、冗談を返していました。二世の方々はほんとうに牧師を愛しています。私もアメリカに来て、二世の方々のとても大切にされました。二世の方々の温かさに触れることができたのは、私の生涯の宝です。
10月8日(土)私たち夫婦のささやかな楽しみは、月に一度ファーマーズ・マーケットに行って、新鮮な野菜、果物を買ってくることです。一見して田舎から出てきたと分かる純朴そうな人たちに出会えるのも楽しみのひとつです。両親の手伝いをしてマーケットで働いているこどもたちを見ると褒めてやりたくなります。この子たちは、土曜日になると、野球だ、サッカーだ、ヴァイオリンだとスポーツや習い事をしている都会の子供とくらべて恵まれていないように見えますが、本当は彼らのほうがもっと世の中を学び、人生を学んでいるように思います。
10月9日(日)今日、英語礼拝の後で、ある二世のご夫妻のお別れ会がありました。とても優しいご夫妻で、家内や私にいつも笑顔で声をかけてくださった方々で、お別れするのはとてもつらいのですが、最近奥様がぐあい悪くされ、老夫婦ふたりだけで暮らすのは心配だといって、南カリフォルニアにいらっしゃる息子さんが呼んでくれたと聞いています。年老いてからの引っ越しは、思う以上の負担になりますので、お疲れがでませんようにと、神さまのお守りを心から祈ります。
10月10日(月)ヒットラーの最期を描いた "Down Fall" という DVD を借りてきて見ました。この映画ではヒットラーは、自分の夢を砕かれ失望したひとりの「人間」として描かれており、あまり凶悪さが表現されていませんでしたが、死を前にすると人は変わるのかもしれません。2時間30分のドイツ語の映画でしたが、そんなに長いと感じさせず、どんとん引き込まれて見てしまいました。史実に忠実な映画であるとの評価を受けていますが、歴史の事実には人をひきつける力があるのですね。
10月11日(火)教会に大きな杉の木があって、花粉が飛んできて、駐車場のアスファルトが薄緑色になるほどです。ただでさえきたない私の車にも花粉が飛んできて、よけいに汚くなります。きのう洗うつもりでいたのですが、できませんでした。明日こそ洗わないと、車の中まで花粉だらけになり、私も花粉症になりそうです。
10月12日(水)こんどの礼拝でリコーダの演奏をするので、私と娘に手伝いに入ってくれませんかと誘われました。以前少しは笛を吹いていたのですが、このごろは一度も触っていなかったので、「お手伝い」が「おじゃま」にならないかと心配したのですが、練習ではなんとかできたようです。
10月13日(木)宣教委員会に沖縄で伝道している宣教師が来てくれました。彼とはサンディエゴ以来の長いつきあいで、この夏、サンタバーバラで会ったばかりでしたが、デピュテーションのために来てくれたのです。日本語礼拝では「敬老礼拝」があって、彼にメッセージをお願いできませんでしたが、この次にはお願いしたいと思っています。
10月14日(金)教会で山ほどある仕事を片づけていると、あっという間に5時が過ぎてしまうことがあります。「今晩、出かけなければいけないから6時までに帰ってきてね。」と娘から電話がありました。このごろ帰りが遅いので、心配してかけてくれたのです。私は、それをすっかり忘れていましたので、仕事を途中にして、教会を去りました。もっとも「出かける」といっても、その行き先は教会で、仕事の続きは夕食後にということにしただけでした。
10月15日(土)きょうキャンベル市でオクトーバ・フェストがありました。教会のメインテナンスのために働いてくれている人が「コレカラ、ドイツノオマツリニ、イキマス。ソコデ、ランチヲタベマス。」と今習っている日本語で告げてくれました。それを聞いてはじめて、「ああ、そうだったんだ。」と思い出し、家内に「行く?」と電話してみましたが、今年は見送ることにしました。来年は忘れずに行きたいと思っています。
10月16日(日)「敬老礼拝」をしました。75歳以上の方々への祝福を祈る礼拝でした。ハワイからいらした方に聞いてみますと、ハワイでは80歳以上の方々の長寿を祝うと言っていました。たしかにハワイには100歳の人が数多くおられるので、なるほどと思いました。やはり、暖かい地域の方のほうが長生きされるようです。
10月17日(月)今日は庭のステップ・ストーンを完成させました。材料は先週買っておいたので、朝の涼しいうちに済ませることができました。このごろは、朝夕は寒いのに、日中は暑く、うっかりすると風邪をひいてしまいます。風邪がはやっているようなので、注意が必要です。
10月18日(火)来客があり、その方と、東京やテキサスで体験したことをお話ししているうちに時間が過ぎてしまいました。テキサスは、私にとってはじめてのアメリカで、短い期間でしたが、じつに多くのことを学ぶことができました。今もその時のことを良く思い出します。
10月19日(水)ロスアンゼルスからの日本語新聞がまとまって届きました。一ヶ月遅れです。その中に、全然違った住所の別の人宛のものもありました。おそらく誤配でこれだけ遅れたのだろうと思いますが、郵便番号が全く違うのに、どうして間違えたのかと思ってしまいます。
10月20日(木)今年最後のシニアの会のミーティングがありました。ポットラック・ランチとバースデーのお祝いにだけ出席させてもらいました。ポットラックの食事からいただいたものがあったので、夕食もそれをいただきました。今日の夜も、教会の集まりがあり、夕食を早く済ませなければならなかったので、この食事はずいぶん助かりました。
10月21日(金)今日のゼロ会では「リッツ・カールトンのサービスの秘密」というのを、旅行会社に勤める方から学びました。そこでは、従業員をマニュアルで訓練するのではなく「クレド」という「信条」で教育するというのです。ホテルマンとしてのこころをたたき込むということらしいです。頭脳だけでなくハートを、また知性だけでなく感性を磨くというのは、どの世界でも大切なことなのだなと思いました。
10月22日(土)「カルヴァン勉強会」というものに招かれました。ひさしぶりに「神学」を論じる機会を得ました。お話ししたのは「カルヴァンの神学」というよりは「私の神学」だったかもしれませんが、こういう話をしたのは十数年ぶりのような気がしますが、心に高揚を感じました。やはり私は「神学」が好きなのだなぁと思いました。
10月23日(日)日曜日は帰りが遅くなりますので、教会で食事のない時には昼食も遅くなります。夕食の時間になってもおなかが空かないので、きょうも、家内といっしょに散歩に行きました。ハロウィーンが来週なので、あちらこちらにハロウィーンの飾り付けがしてありましたが、諸物価高騰のあおりでしょうか、今年は去年ほど派手ではありませんでした。
10月24日(月)ヴァケーションを取ってアリゾナに行くことにしました。飛行機にしようかなと思ったのですが、途中で一泊すれば行けないところでもないので、車で行くことにしました。ホテルだけは予約したものの他の準備ができておらず、今日になってから AAA でアリゾナの地図をもらってくる始末でした。
10月25日(火)まずはロスアンゼルスで一泊。ホテルでテレビを見ていましたら、ロスアンゼルスの幾つかの空港で爆弾騒ぎがあったとのこと。また、イラクでのアメリカ兵の死亡が 2,000 人に達したと報道されていました。イラクでは新政府の発足も間近いようで、なんとか早く平和になって欲しいと願いました。
10月26日(水)カリフォルニアからアリゾナへ入ったとたん、灌木とサボテンの平野がどこまでも広がってきました。車の旅ならではの風景の移り変わりを楽しむことができました。
10月27日(木)今回の旅行の目的は、友人宅で行われている集まりに出るためでした。ポットラックランチで集会は終わりましたが、その後も、奥さんを集会に出させるためいっしょに来たジョンといろいろな話をしていました。ジョンは「75%のひとびとが良いことだとは思っていないことでも、それに対して『反対』だと、はっきり言わないから、わずかな人々の意見で、変なことがまかり通ってしまうのは残念だ。」と言っていました。これは「和をもって尊し」とする日本人には耳の痛いことばでした。
10月28日(金)ここアリゾナでは、カリフォルニアのように色さまざまな花が家々のフロントヤードに咲き乱れているという風景は見られません。芝生のかわりに砂利が、庭木のかわりにサボテンが植わっています。人の背丈をはるかにこえるようなサボテンがたくさんありました。
10月29日(土)私たちの泊まったホテルのレストランで数日早くハロウィーン・パーティがあり、夜中に騒がしく良く眠られず、運転中何度もあくびが出たのですが、途中で昼食をとって休み、なんとか無事に帰宅しました。
10月30日(日)今朝出席した教会の礼拝で、「わたしは、あなたがたに、蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けたのです。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つありません。」(ルカ10:19)という聖書のことばが語られました。これは、実際の蛇やさそりを指すというよりは、神の敵であるサタンとその手下たちを指すもので、クリスチャンの霊的な戦いについてのことばなのですが、アリゾナのレストエリアで「蛇やさそりに注意」という看板を見たばかりでしたので、とても、このことばが心に残りました。
10月31日(月)私たちは小学校の近くに住んでおり、毎年ハロウィーンには大勢のこどもたちが来ます。トリック・オア・ツリートに対応するため、家内がチョコレートを二袋買ってきてあったのですが、中の小袋を数えてみたら、とても足りないので、もう一袋買い足しました。6時からチョコレートをあげ始め、7時30分には全部なくなってしまました。遅く来たこどもたちには、「キャンディズ・ゴーン」と言って、ツリートを断らなければなりませんでした。
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