USA Diary

October, 2004

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10月1日(金)郵便局に新しい機械ができたので、それで郵便を出してみました。まず、郵便の種類を選び、秤に郵便物を載せると、料金を計算してくれます。クレディットカードなりデビットカードを入れると、切手の代わりになるスティッカーが印刷されて出てきますので、それを貼って、ポストに入れて終わり。とても簡単でした。窓口が混んでいる時や、時間外で閉まっている時はとても便利だと思います。
10月2日(土)車体一面に広告をはりつけたバスが時々走っていますが、今朝は、テレビ番組の宣伝を車体一面にプリントした乗用車を見ました。放送局の車なのか、それとも一般の人が契約を結んで広告を請け負っているのか、なにしろ、走っている車なので、尋ねてみることはできませんでした。
10月3日(日)シアトル・マリナーズのイチローがきょうのリーグ最終戦で、メジャー年間最多安打記録(257本)を262本に更新しました。華やかなホームランにくらべ安打記録は目立たないものかもしれませんが、それをコツコツ積み上げていったイチローの努力はすごいものだと思います。また、祖父の記録を塗り替えていくイチローを応援していたシスラー家の方々の中にアメリカ人らしいふところの深さを見ることができ、うれしく思いました。
10月4日(月)大統領選挙まであと一ヶ月をきりました。ブッシュさんへの非難が高まっているものの、ケリーさんの指導力を疑う人もあって、両者互角のまま、選挙まで行くのかなと予想しています。日本では、総理大臣を決めるのは多数政党ですが、アメリカでは、大統領を直接選ぶことができます。この制度は、なかなか魅力的です。
10月5日(火)今日は副大統領候補のチェイニーさんとエドワーズさんのテレビ討論会でした。私は、全部を見ることはできませんでしたが、いくつかの放送局で同時に流されており、多くの人がこれを見て参考にしたものと思われます。
10月6日(水)11月2日の選挙日には大統領選挙だけでなく、他の選挙もまとめて行われます。今日は、カリフォルニア州の提案59〜72の解説用パンフレットが届きました。全部で165ページもありますが、賛否両論が分かりやすく書かれ、法案の変更点も明確に示されているので、よく読んでおきたいと思います。
10月7日(木)レストランでの夕食に招待され、デザートにアイスクリームを頼んだら、なんと、大きなガラスの器にどんと盛ったアイスクリームが登場しました。三人分は優にありました。とても食べ切れないので、器に入れて持って帰ってきました。こんなのをひとりで食べる人もいるんですね。
10月8日(金)11月2日の総選挙のためのサンプル・バロットが届きました。たくさん項目があるので、よく準備しておかないと、とまどってしまいそうです。私たちの地域ではコンピュータを使っての投票ですが、カリフォルニアの大部分はまだ、紙を使っての投票ですし、前回問題になったパンチカードも、全米ではいくかの地域でまだ使っています。せっかくの投票が正確に集計されるよう願っています。
10月9日(土)88才になられた方のお祝いに招かれました。お祝いの間、彼女は、友人やお孫さんからの暖かいことばを、にこやかに聞いており、最後に、しっかりとしたあいさつの言葉で締めくくりました。みんなで長寿をお祝いすることができ、有意義な時を過ごすことができました。
10月10日(日)「スーパーマン」のクリストファー・リーブさんが亡くなりました。彼は、落馬事故のため半身付随だったのですが、障害者のために活動していました。本当のスーパーマンなら、こんなことにはならなかったのでしょうが、人はみな弱く、死すべきもので、ほんとうにはスーパーマンはいないのですね。
10月11日(月)教会があるキャンベルの町のオクトーバ・フェストの宣伝看板を見ました。16日と17日なのですが、あいにく予定が入っていて行けません。去年、楽しかったので、今年も行きたいと思っていたのに、残念でした。「旅行に行く時は、近くはいつでも行けるから、若いうちに遠くに行っておくといいよ。」というアドバイスを受けたことがありますが、近くでさえ、なかなかどこへも行けないでいる私たちです。
10月12日(火)あまり遅くなると混み合うからと、先週、暖房のガスを点火してもらったばかりですが、今週は、汗をかくほどの陽気です。朝、昼、夜の気温差とともに、毎日気温がかわりますので、風邪をひいたり、ぐわいを悪くする人もふえています。気をつけましょう。
10月13日(水)家内の事故にあった車は、保険会社が修理不能の判断をくだしましたので、きょう、ボディショップに置いてあった車の引き取りにサインしてきました。丁寧に乗ってきただけに愛着があります。家内が隣の人に事故のことを話したら、小さな車は危ないよと言われたそうですが、やはり、同じモデルの車がいいなぁと言っています。
10月14日(木)事故のため、家内が車を無くしましたので、今日は帰りに買いものを頼まれ、グロッサリーに寄りました。店内にある ATM が故障したらしく、ふたりの人が修理をしていましたが、ふたりとも防弾チョッキを着、腰に拳銃をつけていました。現金を扱う人たちには危険が伴うので、完全武装で仕事をします。現金を集める車も、特別な車を使います。日本では、わりあい不用心に多額の現金を扱っており、強盗事件が多発しています。年末にかけて事件が起こらないよう、慎重にすべきでしょうね。
10月15日(金)今日のゼロ会は大統領選挙の話題が出ましたが、その後のシャロン会でも、集会の後、出席しておられたひとりの方から同じような話題が出ました。聖書の話にはかならず、中東の国々が出てきますので、どうしても、そこら大統領選挙の話になってしまいます。
10月16日(土)サンロレンゾ教会の75周年記念会に行ってきました。英語の人たちも日本語の人たちも、また子どももお年寄りも、みんないっしょに楽しく神さまを賛美していました。サンロレンゾ教会の仲の良さを見せていただきました。
10月17日(日)ゆうべから久しぶりの雨が降りましたが、午後から雨もあがって、恒例の「敬老礼拝」を行うことができました。礼拝後高齢の方の写真を取り、次に女性の会の写真をとりましたが、ずいぶん大勢で圧倒されました。このごろ、男性たちが仕事で忙しく、男性の数が少なくなってきています。今日の男性の会もキャンセルとなりました。
10月18日(月)家内のために車を見に行こうと、ふらっと出かけたのですが、ちょうど良いのがあったので、買ってきした。チェックブックも持たずに出かけたので、家まで車を届けてもらい、チェックを書いて渡しました。三時間もねばられ値切られたうえにこんなサービスまでさせられて、デーラも大変だったでしょうが、私のほうもこれで一挙にセービングがなくなって大変です。
10月19日(火)昨日買った車は Volkswagen Golf でした。今まで乗っていたのと全く同じモデルです。日本の車のほうが安くて、メインテナンスも楽なので、他の候補もあったのですが、結局、こうなりました。Golf は「一度乗ったら、ずっと乗る。」と言われているそうで、家内もそうなりそうです。
10月20日(水)私たちが買った Golf は前のオーナーがトレードに出したばかりの車でした。ユーザズマニュアルがなかったので、もらいに行ったのですが、前のオーナーが残していかなったので、もらえませんでした。かわりにタッチアップペイントをもらいガソリンを入れてもらいました。満タンにしてくれるかなと思ったら、中古車だからなのでしょうか、半分しか入れてくれませんでした。
10月21日(木)車ばかりに乗っていても体に悪いので、夏が過ぎたらせっせと自転車に乗るつもりだったのですが、9月はいつまでも暑くて、乗らずじまい、10月には雨が降って乗れなくなりました。結局、教会への往復を一回きりしただけです。これからもチャンスがあるでしょうか。
10月22日(金)日本から帰ってこられた方が、台風で足止めをくって大変だったと、Eメールをくれました。今回の台風は大きな被害をもたらしたようです。その被害の中には、台風が来ているのに、それを無視して無謀なことをした結果もあるようです。現代人は、文明の力を過信して、台風を予知できても、それに正しく対応する謙虚さに欠けているようです。
10月23日(土)新潟で地震がありました。上越新幹線も脱線したと、一般のニュースで報道されたいました。私たち家族がかって住んでいた近くが震源地ということで心配しています。この地震は茨城でも感じられたそうで、そこにいる宣教師からさっそくEメールが入ってきました。
10月24日(日)アメリカでは、今年フリューのワクチンが足りません。必要分の半分しかないそうで、接種が高齢者などに制限されています。ところが、国会議員やその事務所で働く人たちが、若い人たちもワクチンを受けていたことがわかり、批判が出ています。議員や職員は、大勢の人と接触するので、感染率が高く、予防が必要なのだという言い訳がなされていますが、ちょっとすっきりしないものを感じました。
10月25日(月)気晴しに、家内は買い物、私は映画に行きました。中国映画で "Hiro" でした。秦の始皇帝を暗殺しようとする剣客たちの物語です。インターネットでチェックしましたら、とても評判が良かったのですが、私には、同じストリーが三回も繰り返されて、「ちょっと…」と思いました。でも映像はカラフルで楽しめました。最後のことば「彼は暗殺者として殺されたが、英雄として葬られた。」ということばは、どこかで聞いたような気がしました。
10月26日(火)教会に投票の機械が届きました。わが家にも「◯◯候補をよろしく。」「プロポジション◯◯をよろしく。」という電話がかかってきます。いよいよ選挙まで一週間となりました。私たちもサンプルバロットを準備しておかなくてはならなくなりました。
10月27日(水)私たちは大統領候補に投票するのですが、実際に大統領を選ぶのは全米538人の選挙人です。もし、選挙人の票が269対269の同数になったら、大統領は下院が、副大統領は上院が選ぶことになります。そうすると、ブッシュが大統領で、エドワーズが副大統領となる可能性がないともかぎりません。実際、第三代大統領を選ぶ、1800年の選挙ではジェファーソンとバーが73対73となり、ジェファーソンが下院で選ばれて大統領に、バーが上院で選ばれて副大統領になっています。
10月28日(木)大統領の選挙人の票が同数になる可能性は、ある数学者の計算によると3.25パーセントあるそうです。大統領選挙では、その州で多数をとった側が全部の選挙人を獲得できます。カリフォルニアはどの州よりも多い55人もの選挙人を持っておりますが、民主党の強いところですから、たとえ、共和党候補にかなりの票が行っても、民主党が55人すべてを獲得してしまうでしょう。逆に34人の選挙人を持つテキサスでは断然共和党が強く、民主党候補に票が行っても、この州は共和党が取るでしょう。ですから、どちらの政党も、他の政党と拮抗していて、選挙人の多いフロリダやオハイオに力を入れて、最後の追い込みをしているわけです。
10月29日(金)火曜日は私たちの教会も投票所になりますので、今日、投票所のコーディネータに投票所として使っていただく場所を見せました。会場をセットアップするために、月曜日の午後、他の人たちといっしょに来ることになっています。火曜日は、投票時間は朝7時から夜8時までですが、準備と後かたづけがありますから、朝6時から夜9時、あるいは10時になるでしょう。「長い一日になりますね。」と話しましたが、こうしてボランティアとして働いてくださる方々に感謝しました。
10月30日(土)今年の教会リトリートはとても良いお天気に恵まれました。例年は雨だったり、寒かったりするのですが、今年は穏やかな気候でした。午後、すこし散歩した以外はずっと建物の中でしたが、それでも、天候はリトリートの雰囲気を左右します。
10月31日(日)夏時間が終わり、今日から標準時にもどりました。夜暗くなるのが早くなりましたが、そのかわり朝が明るくなったので、気持ちが良いように感じます。今日はハロウィーンで「トリック・オア・ツリート」と子どもたちがドアをノックしてきました。家内がキャンディでツリートしましたが、今年はやってくる子どもの数が少なかったと言っていました。
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