USA Diary

January, 2007

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1月1日(月)「明けましておめでとうございます。」という挨拶は、アメリカに長くいると、ついつい忘れてしまいます。アメリカではまだ「クリスマスの12日」の真最中だからです。「おめでとう」というのは「芽が出る」ということから来たようです。旧暦の正月や中国の正月はもっと後で、実際に植物が芽吹くころに祝われますので、「おめでとう」の意味がもっと身近に感じられたのでしょうね。
1月2日(火)調子の悪かった暖房がついにダウンしたので、紹介された業者に連絡をとったらすぐに来てくれ、明日、早速工事をしてくれることになりました。ある人は、すぐには修理、工事ができず、寒い時期に一週間も待たされたとのことで、このことを話しましたら、「そんなに早く?」とびっくりされました。
1月3日(水)今日午後から、新しい暖房装置の工事がありました。今までのもののおよそ半分くらいの小ささですが、パワーはとても強く、その分音も大きいのですが、熱効率が良いのですぐ暖まります。ガス代がどれだけ節約できるか楽しみです。
1月4日(木)いつもの年は、いろんなところからカレンダーをもらうのですが、今年はどういうわけかカレンダーが手に入らず、ギフトショップで買うことになりました。もう年が変わってしまいましたので、半額で買うことができました。
1月5日(金)今日、印刷しようと思ったらインク切れで、急いで店に行きましたら、メーカのインクの代替え品を勧めてくれましたので、試してみました。オリジナルのものよりきれいに印刷できたような気がします。あとは、どれだけ長持ちするかです。それにしても、プリンターは安くなったのに、インクの値段は安くなりませんね。
1月6日(土)来週金曜日と土曜日に二日間の研修があり、それに申し込んだのですが、確認の連絡がなく、心配になったので、問い合わせましたら、きょう返事が届いていました。はじめて参加する研修会なので、勝手がわからずにいますが、良い体験と学びができるよう願っています。
1月7日(日)ぼけ防止には日記をつけると良いと言われていますが、多くの人が三日坊主になるそうです。私は1999年から、この「USA Diary」をつけはじめましたので、8年も続いています。これがぼけ防止になっているかどうかはわかりませんが…。
1月8日(月)クリスマスシーズンも終わり、クリスマス・ツリーやライトニングを片づけました。室内のかざりは今週一杯、土曜日まで置いておくことにしました。ところで、今月の写真は、イラクに派遣されていた兵士が無事に帰ってきたことを知らせるバナーです。去年から1ヶ月ほどかかっていました。きっと楽しいクリスマスを過ごしたのでしょうね。みんなにいっしょに喜んでもらいたくてこれを自分の家にかけたのだと思います。イラクにいる他の兵たちも一日も早く家族のもとに帰ることができるよう祈っています。
1月9日(火)ウォールナッツ・クリークで地区の牧師会がありました。特別な議事はなく、新年の礼拝で話したメッセージを互いに分かち合い、昼食をいただいてから解散しました。いつもはレストランに行くのですが、ウォールナッツ・クリーク教会ではいつも昼食を準備してくれます。今回は、サラダにサンドウィッチとおいしい手作りのスープでした。
1月10日(水)いままで使っていた炊飯器がこわれました。けっこう長く使いましたので、修理に出すよりも新しいものを買ったほうがいいと思い、そうしました。最高5カップしか炊けませんが、来客が二人あってもこれで大丈夫と思い、小さいものを買いました。
1月11日(木)一週間前、プリンターのインクを替え、その時はきれいに印刷できたのですが、今日は全く印刷できませんでした。インクカートリッジが悪いのか、プリンタが悪いのかわかりませんが、原因がわからないのは気持ちのいいことではありません。詳しく見る時間がないので、いったん家に帰ってから、わが家のプリンタで必要なものを印刷して、夜の宣教委員会に来た時に、それをコピーしました。
1月12日(金)とても寒い日になりました。朝、出かけようとしたら車の窓ガラスが前も後ろも凍っていて、ゴムのへらで霜をそぎ落とさなければなりませんでした。ところが、横の窓には霜が降りていませんでした。道路に停めてあった他の人の車も同じようでした。どうしてでしょうね。ガラスの面積と関係があるのでしょうか。今日と明日は、セミナーに出席するため出かけました。会場も寒かったのですが、セミナーではみんなで一緒に賛美したり、祈ったりすることができ、心温まる時を過ごすことができました。
1月13日(土)きょうも寒い日で、昨日から出席しているセミナー会場の通路に氷りが張っていました。でも今日はどういうわけか、車の窓ガラスは凍っていませんでした。セミナーは12名ほどの少人数で、テーブルごとにディスカションをしながら進みました。ダラスの大学院で勉強していた頃や、サンディエゴの神学校でクラスを取った時以来、久しぶりに学生に戻り楽しく勉強することができました。期待以上の収穫があり、とても感謝しています。
1月14日(日)近所のお宅で、庭木につけた電球をまだ残してあるところがあります。それは何のためかというと、寒さに弱い庭木を暖めるためで、その上に布をかけたりしていました。また別の家ではサボテンを布で巻いていました。凍って死んでしまわないためです。そういえば裏のレモンの木、今年は日当たりが良くなったので、たくさん実がなりましたが、実が凍らなかったかと心配しています。寒くなる前に採っておいたほうがよかったかもしれません。
1月15日(月)インターネットで注文した本が思いの他早く届きました。今日届いた本から、教会には実に豊かな歴史的資産があることを、改めて実感しています。「温故知新」ということばのとおり、「歴史」という鉱脈から貴重な鉱石を堀当てるよろこびは他のものには変えられないものがあります。
1月16日(火)ある人が言いました。「教会にとっては、21世紀が基準ではなく、1世紀が基準である。」その通りだと思います。教会は、とくにプロテスタントの教会は、「現代人」に受け入れられようとするあまり、キリストから、使徒たちから、教父たちから伝えられたものを「古い」と言ってかえりみなくなっているように思います。今日の教会は、行き詰まりを覚え、将来への展望を失ってまいそうに見える時こそ、初代の教会、古代の教会に耳をかたむけるべきだと思います。
1月17日(水)朝の祈り会と夜の祈り会の両方で「十戒」を教えていますが、朝は聖書の学びのためにほとんど時間がないので、なかなか先に進みませんが、夜は、きょうで「第十戒」が終わり、来週は復習になります。とても良い学びになったと思っています。クリスチャンなら「十戒」「使徒信条」「主の祈り」はしっかりと学んでおいてほしいと思っています。
1月18日(木)ひさしぶりのシニアの会のポットラックに招かれました。食後、シニアの会のアドバイザーをしてくださっている戸田先生から、フォード元大統領の愛した聖句、「すべての道で主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。」(箴言3:6)からのお話をうかがいました。年のはじめにふさわしいメッセージで、主への信頼をもういちど呼び起こされました。
1月19日(金)私は、聖書を学び、教えて35年になりますが、いまだに、探求の途上にあります。聖書の世界はほんとうに広く、深く、いつも新しく学ぶことが多くあります。しかし、教えることにおいては、いちどに多くのことを教えても、受け取ってはもらえないことを、このごろ痛感しています。大切なことを、「バイトサイズ」に切り分けて、繰り返し、徹底して教えるようにしなくてはと思っています。
1月20日(土)明日、女性の会で、"Jesus Prayer" のお話をすることにしました。"Lord Jesus Christ, Son of God, have mercy on me, a sinner." という、古代から伝わる、短いけれども力のある祈りです。この祈りの祈るための "Prayer Beads" も作ってみました。男性の私が作ったビーズの手芸品ですが、限られた材料にしては、われながら良くできたと思っています。
1月21日(日)今日の食事は、ポットラックでした。おいしいものをたくさんいただきました。また、今日は、ちょうど私の誕生日だったので、食事の後、バースデー・ケーキでお祝いをしていただきました。
1月22日(月)今日は、午前と午後の二回、買いものに出かけました。私は、基本的には買いもに出かけるのはあまり好きではありません。私が買うもの、本やコンピュータ関連のものは、お店で買うよりもインターネットで買うほうがうんと安いことが多いからです。家内といっしょに買いものにいって待ち合わせるところはいつも本屋です。こちらの本屋は「立ち読み」どころか、立派な椅子がおいてあって、ゆっくり本を読むことができます。今日は「スピリッチュアリティ」関係の本を何冊も手にとって見ることができました。
1月23日(火)上下両院合同議会での大統領の演説がありました。大統領の演説は、女性初の下院議長になったナンシー・ペロシさんへの祝辞にはじまって、医療保険のことなど、生活に密着したものでした。どこかの国の国会と違って野次などありません。たとえ、立場は異なっても、賛成できる部分には、拍手を送る聴衆の態度は立派だと思います。強要された「愛国心」ではなく、こころから国を愛する成熟した民主主義がアメリカにあることにいつも感動を覚えています。
1月24日(水)今日の求道者のためのクラスで、「アメリカで信仰を持つのは良いが、日本に帰ってもそれを保ち続けることができるだろうか。」という質問が出たので、それに答えるのに時間を使って、予定していたレッスンを進めることができませんでした。このクラスでは、真剣なとても良い質問が出ます。
1月25日(木)教会のメンバーの肉親が癌で手術を受けるのでそのために祈っていましたが、今日、その人に会い、手術が無事終わったことを聞き、ほっとしました。肉親のために熱心に祈っている姿を見て、ほんとうに励まされました。
1月26日(金)教会のオフィスで長年使っていたプリンターが急にプリントできなくなりました。修理をこころみたのですが、分解する必要があるようなので、今日のプリントはあきらめて、ファイルを持ち帰って家ですることにしました。そろそろ新しいものが必要かもしれませんが、これはワイドキャリッジのプリンターでポスターの印刷にもってこいなので、なんとか修理できないかと思っています。
1月27日(土)ご主人から腎臓を移植してもらいましたが、もう片方の腎臓に癌があって、そのために亡くなられた方のメモリアル・サービスがありました。ご主人のなみなみならない看病の様子も聞かされましたが、ご主人は、そのようなことをひとつも見せない人でした。温かい家族の愛につつまれて、彼女はさいわいな生涯を閉じ、今は、愛する主イエスのもとにいることを、信じています。
1月28日(日)今朝の礼拝で、「光をさえぎっていた木を切ってもらったら、裏庭のレモンの木に、今年はいくつか実がなりました。」と話しました。明日からでかけるので、今日のうちにレモンの実をとろうとして、家内にレモンを入れる篭を頼みました。家内は小さい篭を持ってきましたが、私はもっと大きい篭を持ってきてもらいました。しかし、とれたレモンは、そんなに多くはなく、大きな篭の底に少し入った程度でした。私の期待が大きすぎ、家内の見積りがただしかったようでした。
1月29日(月)牧師リトリートのため、ロスアンゼルスまで車ででかけました。私が登録係をしているので、遅れないようにと気をもんだのですが、思いの他早く着くことができ、責任を果たすことができました。もうひとりの牧師といっしょでしたので、車の中でいろんな話をして、たのしく運転してくることができました。
1月30日(火)今年のリトリートのテーマは「伝道」で、伝道について三回のディスカションをしました。その中で「使徒信条や主の祈りなどを取り除いて、求道者のためにわかりやすい礼拝をしています。」というレポートがありましたが、私は「礼拝におけるリタジーの役割を見直し、それを取り入れるようにしています。」と話しました。私の発言は時代に逆行しているように、他の牧師たちには感じられたのではと思いましたが、案外、好意的に受けとめてもらいました。
1月31日(水)昨日は雨で散歩に行けませんでしたので、今日、きれいなリトリートセンターの庭を散歩しました。今年も「十字架のステーション」を巡り、「マリヤの七つの悲しみ」の園にも行くことができました。このリトリートセンターは、Passionist のリトリートセンターで、"May the passion of Christ always be in our hearts." がモットーになっています。このことばのようでありたいと、私も願いました。
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