USA Diary

1月1日（月）新年あけましておめでとうございます。私たちは、ここサンホゼでとても穏やかなお正月を迎えています。昨日は午後から夜中まで、今日は、朝から夜まで連続で日本語のテレビ放送がありました。アジア系の放送局からのものなのですが、この二日は日本語番組で占めてしまって、他の国の人から文句がでなかっただろうかとも思いましたが、考えて見れば、12月31日と1月1日をこんなふうに祝うのは日本人ぐらいなもので、中国の人たちのお正月は別の日ですので、大丈夫なんでしょうね。

1月2日（火）娘の誕生日、レストランに行きました。彼女が食べたいと思っていたメニューがなかったので、ほかのもので我慢しました。ところが他のお客さんは、メニューを見て、好きなものがなかったのでさっさと出て行きました。私たちにはそういう勇気はありませんでした。

1月3日（水）定例の聖書クラスは来週から。まだ冬休み中で、すこしゆったりとすごしています。

1月4日（木）正月早々、あるデパートが店じまいをするというニュースが入ってきました。今年は景気が後退すると予測されていますが、そのためでしょうか。私は去年このデパートにある品物を注文し、お金まではらったのですが、無事に品物がとどくのでしょうかね。

1月5日（金）今日は私のドクターアポイントメントだったのですが、ドクターが病気でキャンセル。別の日に替わってしまいました。今、風邪がはやっており、医者も風邪をひいたのかもしれません。もっとも、今週はとても忙しいので、私にとっては好都合だったのですが。今日の夜は、四組の牧師夫妻が集まってともにポスト・クリスマスのデナーを楽しみました。こういうフェローシップはサンディエゴではなかったので、忙しいシリコンバレーでこんなにゆったりと時を過ごせると思ってもみませんでした。

1月6日（土）お正月をのんびり過ごしすぎて、今になって慌てています。明日は礼拝と新年聖会の両方でメッセージがあります。年頭の礼拝ですので、今年の標語「深みに漕ぎ出し」からお話することになっています。

1月7日（日）今日は新年礼拝と、午後から新年聖会。「聖会」というのは、旧約聖書の用語で、特別な礼拝をさします。北カリフォルニアの四つの教会がともにつどうことができました。私は両方のメッセージで大変でしたが、皆さんは良い時を過ごしたようです。

1月8日（月）日本からの来客と昼食をはさんでフェローシップの時を持ちました。たいていのレストランはランチは二時までなんですが、ここはオールデーオープンですので、かなり長く居座ってしまいました。

1月9日（火）北カリフォルニア地区の牧師会がウォールナッツ・クリークでありました。この教会は緑に囲まれたとてもきれいな地域にあり、建物も新しく、私の好きな教会のひとつです。いつも昼食は、自費でレストランで食べるのですが、ウォールナッツクリークでする時は、教会のメンバーの方々がご馳走を用意してくださるのです。ほんとうにおいしいお食事をたくさんいただいて、帰ってくることができました。サンホゼからは一時間以上かかる場所ですが、これなら、毎回ウォールナッツ・クリークでもいいなと思いました。

1月10日（水）今日から定例の聖書研究がはじまりました。この日は初級一、初級二、初級個人一、初級個人二、そして中級とたくさんクラスがあります。私は中級のアドバイザーで、中級クラスでは今日から私の作ったテキストで「エペソ人への手紙」を学びはじめました。よいスタートをきれたと思います。

1月11日（木）今日は、宣教委員会があったのですが、それには失礼して、あるご夫妻に招いていただいてデナーに出かけました。その奥さんはご主人から「どんなクリスマスプレゼントが欲しいか」と聞かれた時、「ミニスターと家族をデナーに招いて欲しい」と言い、ご主人もそれを喜び、実現の運びとなったのです。特製メニューでおなかがいっぱいになったばかりでなく、その親切に心も満たされました。

1月12日（金）クリスマスに匿名の方からパームトップオーガナイザーを買ってくださいとお金をいただいたのですが、私はすでにハンドヘルドコンピュータを持っているので、アイオーメガのフォトショウを買うことにしました。お金といっしょに「他のものを買ってもいいですよ」とありましたので、そのことばに甘えることにしたのです。フォトショウというのは ZIP ドライブにテレビへのアウトプットがついたもので、デジタルカメラで撮ったデータを ZIP に移しておけば、家庭のテレビでもそれを見ることができるものです。Egghead で近所のコンピュータショップより安く売っていましたので、注文しました。

1月13日（土）北米ホーリネス教団のウェブページで「２００１年のヴィジョン」を募集したところ、11名の方々から原稿を寄せていただきました。私はこれを読みながら「では私のヴィジョンは？」と考えてみました。

1月14日（日）前に書きました店じまいをするデパートからの買い物のことですが、それはテレビの台でした。去年新しく買ったソニーのテレビに、やはりスタンドがほしいということで、ソニーの専用スタンドを買ったのです。組み立てるのに難儀しましたが、やっと組み立てた後、テレビをその上に乗せるのにどうしょうかと困りました。娘と試してみたのですが、彼女は片側だけでも持ち上げられす、それで、教会のメンバーの方にきていただいて、よっこらしょとスタンドに乗せることができました。それにしても、もう少し軽く作れないものでしょうかね。

1月15日（月）今日はマーティン・ルサー・キング・ジュニアの誕生日でお休みの日でした。大統領も、次期大統領もともに人種間の融和を呼びかけていました。ブッシュ次期大統領は、各人種から閣僚を選ぶなどしてずいぶん人種問題に気を使っています。共和党の支持者には白人が多いのですが、今まで民主党を支持してきたアフリカン系、ラテン系、そしてアジア系の人たちの支持も欲しいのでしょう。しかし、閣僚人事も大切ですが、実際の政策はもっと大切なように思います。

1月16日（火）娘の仕事のことで、HOPE リハビリセンターに行ってきました。二つのグループワークを試してみるのですが、ウェイティングリストがあって、三月までできません。サンディエゴを引っ越す前からリージョナルセンターに移転のことをお願いしていたのですが、そのファイルがトランスファーされるまで何ヶ月もかかり、それから州のリハビリ局にコンタクトをとってもらい、その審査に再び二ヶ月。実際に仕事をはじめるまで八ヶ月もブランクができてしまいました。同じ州内で引っ越してもこんな状態では、他の州ならどうなるのでしょうね。リタイアしてからの引越しならまだしも、私たちの場合、引越しから苦痛は決して小さいものではありませんでした。

1月17日（水）一月になってどこの家もクリスマスのデコレーションを片付けてしまったはずなのに、まだライトアップしてある家があって、車の窓から見てみましたら、それは、バレンタインデーのための飾り付けでした。庭の木に、色とりどりのハートの形の飾りをつけている家もありました。聖書に「御霊の実は、愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、柔和、自制」という言葉があります。この九つをハート形にくりぬき色とりどりに塗ったものに書いて飾りつけたらいいだろうなと思いました。

1月18日（木）カルフォルニアでは電力不足でほかの州から電力を買っているぐらいです。電力会社もコストの増大に対して値上げをゆるされず、州政府に買収されるといった状況です。時々停電があるようで、そのせいかどうかわかりませんが、今日、30分ほど教会で停電がありました。

1月19日（金）今日の新聞に「クラッシック音楽で犯罪が減った」という記事がありました。確かに音楽は精神状態に影響しますね。娘がロックミュージックを長くかけている時、聞いているといらいらしてきますし、疲れますね。音楽は好みの問題で、それで元気の出る人もいるのかもしれませんが、やはり、人間の肉体や精神には一定のリズムがあって、心を休める音楽とそうでないものとがあるようです。

1月20日（土）今日は大統領の就任式。雨のワシントンで行われました。祈りがささげられ、聖書に手を置いての宣誓式。この良い伝統が続くようにと願いました。

1月21日（日）今日は私の誕生日。ちょうど日曜日だったので、教会でみなさんからお祝いしていただきました。９月の歓迎会からはじまって、市民権のお祝い、娘たちのバースデーのお祝い、20世紀末のお祝いなどなどといままで、何度ケーキをいただいたことでしょうか。

1月22日（月）今日は私のディ・オフで、今月で店閉まいする例のデパートに、家内と一緒に買い物に行きました。私のジャケットを買ってあげるからと付き合わされたのですが、結構良い買い物ができました。浮いたお金で、お昼を食べようかということになり、あるお店に入ったのですが、あまりおいしくなくて、残念でした。レストランは食べてみるまでわかりませんからね。そのうち、サンホゼレストランマップでもつくりましょうか。

1月23日（火）血液検査に病院に行きました。私たちの近くにカイザーがあるので便利です。昨年10月、私たちがここにきてすぐにオープンしたばかりでした。「小さい病院のほうがいいですね。あまり待たなくていいから」と話しかけると「迷わずに済むしね！」との返事が返ってきました。たしかに、大きな病院では、どこに何科があるかわか迷っちゃいますからね。

1月24日（水）DMVにいったらサクラメントが停電でコンピュータが動かないとのこと。混んでもいたし、帰ってきました。カリフォルニアでは電力不足なのですが、数年前、消費者が電力会社を自由に選べるようにしたこともその要因のひとつなのでしょうか。

1月25日（木）娘の引越しのためサンフランシスコに。すごい土砂ぶりの中での引越しでした。

1月26日（金）教会の伝道特別集会にM先生をお招きしました。朝から三つの集会に出ていただいて、夜は歓迎ディナー。豪華な中国レストランに行きました。

1月27日（土）夕べのごちそうのためか、昨晩は良く眠られませんでした。食べ物に使っている化学物質が影響することがあるそうです。以前も油ものを食べた時、良く眠れなかったことがあります。しかし、今日のお昼は、ホテルを借りてのアーリーバレンタインランチョンで出かけなくてはなりませんので、しっかりしなければなりません。このランチョンは、レジストレーションを始めた時は空席がでるかなと思ったのですが、六十名の定員がいっぱいになり、感謝でした。

1月28日（日）午前は伝道礼拝、午後は伝道集会をしました。お誘いした方が来てくださり、感謝しました。

1月29日（月）牧師リトリートに参加するためマリブまでドライブ。と言っても他の人に乗せてもらってで、楽でした。道は空いていましたし、１０１を通りましたので、景色もきれいで、快適なドライブでした。

1月30日（火）牧師リトリートの午後は、ウェストコビナの教会に連れていってもらいました。昨年大きな建物を手にいれ、今改装中で、この教会の牧師に案内してもらいました。サンタクララ教会は狭いので、3エーカー近くあるこの教会をうらやましく思って帰ってきました。

1月31日（水）今年のリトリートは、リトリートらしいリトリートで、午後はまるまる時間がありましたので、礼拝メッセージの準備をしたあと、近くの家に馬を見にいきました。この近くは「超」高級住宅ばかりで、馬を飼っている所が多いのです。私が散歩していると、若い女性が馬を連れて歩いてきました。日本では映画でだけしか見られない風景ですが、それが現実にあるのです。アメリカの社会の豊かな面を見せつけられた気がしました。