1月1日(土)おだやかなお正月を迎えました。今年のEメール第一報は、茨城にいる方からでしたが、茨城の原子力施設も、Y2Kに対応していてトラブルがなかったとのことでした。昨年は死者まで出す事故を起こしていますから、住民の方々は不安だったことでしょう。Y2K問題も、大過なく過ぎたようです。カリフォルニアでは、パサデナでローズパレードがありました。サンディエゴからは、マウント・カーメル高校のバンドが参加していました。
1月2日(日)新年合同礼拝をしました。いつもは、日本語礼拝、英語礼拝は、時間をずらしてやっているのですが、今日は、一緒にしました。風邪や旅行で休んでいる人が多くいました。大学生たちも帰省中でした。しかし、もし、いつもどおりだと、礼拝堂に入りきれなくなりますので、新年に合同礼拝をするのは、「正解」かもしれません。
1月3日(月)『七つの習慣』のダイジェスト版を読みはじめました。「七つの習慣」というのは、個人として、公人として成功するための七つの原則のことで、近年最も良く読まれたビジネス書だそうです。スティーブン・R・コヴィーによって書かれた七つの習慣を次に紹介します。
(私的成功─高潔な人格と優れた能力の獲得<依存から自立へ>)これに対する感想は、おいおい、ダイアリーに書いていきます。 1月4日(火)今日は、年に一度の健康診断。身長、体重、視力、肺機能と、血液検査のための採血だけで終わりました。リサーチのための血液の提供にも同意しました。数ページにわたる質問書の中に、人種に関する質問もありましたので、多分、どの人種がどんな病気にかかりやすいかなどの調査もするのでしょう。医学の進歩に役立つならと思って同意しました。しかし、何パーセントどの人種の血が混じっているかなどという質問は、アメリカ、しかも「人種のるつぼ」と言われるカリフォルニアならではでしょうね。たとえば、アイリッシュと日本人が結婚し、その娘がアフリカンと結婚した場合、生まれた子供は、25%日本人ということになります。
1月5日(水)A型インフルエンザが全米で猛威をふるっています。病院が、フルー患者で満員だそうです。学校が始まっていますので、ヴァイルスが撒き散らされて、もっと広がるのではないかと心配されています。
1月6日(木)サンディエゴでは、電話の局番がめまぐるしく変わっています。それに対応するため、教会住所録を新しく作り直しています。スプレッドシートにデータを入れたまではいいのですが、それをそのまま、CSVファイルにしたのでは、思うようなレイアウトで出力してくれません。それで、気合を入れて、CSVファイルから、こちらの希望するレイアウトに出力する「住所録作成プログラム」をつくりました。CSVファイルからドキュメントファイルへの変換ということで c2d.exe と名づけました。自作のプログラムは子どものようにかわいいので、名前をつけるのも楽しみのひとつなのです。
1月7日(金)『七つの習慣』の中で、「はしごを上っていくのが、アドミニストレーションだが、はしごをどこにかけるかを決めるのがリーダシップだ」というようなことが書かれていました。この本からリーダシップとアドミニストレーションの違い、そして、両者がお互いを必要としていることを学ぶことができました。
1月8日(土)2000年を迎えたのに、私の机の周りは、教会のオフイスも、ホームオフィスもいまだ書類の山で、ちっとも片付きません。思い切って捨ててしまえばいいものばかりなのですが、貧乏症なのでしょうが、なかなかそれができないのです。なんとか今年の前半までにはきれいに整理したいと思います。
1月9日(日)新年早々、ショックなことがあり、今年は、あんまり深刻に悩まないで行こうと決心していたのですが、ついつい家内と話しこんでしまいました。私は牧師ですが、決して「牧師係」である─つまり、教会の中で自分の分の仕事をしていれば良いとは思っていません。本当の意味で教会を良くしていきたいと思っているので、ついつい、さまざまな心配をしてしまいます。偉大な牧師であったパウロも、「なおいろいろの事があった外に、日々わたしに迫って来る諸教会の心配ごとがある」と言っていますが、その何十分の一かを味わうことができるのだと思って感謝しなければなりませんね。
1月10日(月)来週、教会の若い人が、教会のウェブページのことを習いたいというので、教会で会うことになっています。そこで、「HTML自動生成プログラム」なるものを作ってみました。テンプレートを作り、そこにテキストファイルで作ったファイルを流し込んでいくというだけのものなのですが、われながらうまくできたと思っています。ただ、私は DOS プログラムの開発ツール(と、行ってもたった$20のCコンパイラです)しか持っていないので、ウィンドウズ・プログラムではありませんが、使えることは使えます。そのうちこれも、ウェブページで公開しましょうか。(誰も興味がないと思いますが。)
1月11日(火)今日は、教団牧師会を休みました。1月は、牧師リトリートがあるから、通例の牧師会は無いとばかり思いこんでおり、人にもそういっていたのですが、スケジュールを確かめてみますと、ちゃんと入っていました。けれども今日の午後は娘の仕事関係で大事なミーティングでしたので、出席できませんでした。家内は具合が悪く、欠席しました。
1月12日(水)昨日から蛍光灯の「安定器」と蛍光管の入れ替え工事が始まり、今日午後すべて完了しました。確かにハムが少なくなりとても明るくなったようです。これは何かの団体がエネルギー節約のためにと、教会など、公共の施設に対して無料でしてくれるものなのです。なぜ、私たちの教会が、このプログラムにかかわったかというと、その責任者が、別の教会に行くはずのものが、道に迷って私たちの教会に来て、「こんなプログラムがあるんだが、どうか」と話を持ちかけてくれたことから始まります。その人が間違えてくれたおかげで私たちも恩恵をこうむりました。アメリカには、不思議なことに、こうした「フリー」なものが、思う以上に沢山あります。
1月13日(木)テレビのバラエティ・ショー「オペラ」に天才少年、天才歌手が出るというので、見てみました。13歳で大学に行っているという男の子、夢は、いろんな分野の博士号を取ること、大統領になることだそうです。アメリカの男の夢は、やはり大統領なんですね。同じく13歳の天才歌手というのは、シャーロット・チャーチのことで、彼女はチャールズ皇太子やローマ法王の前で歌ったことがあります。「天使の声」というヴィデオもあります。レコード店でCDを探しましたが、見つけられませんでした。おそらく、KPBS の関係で発売されていると思いますので、Store of Knowledge に行けばあるかもしれません。
1月14日(金)3月8日から、キリストの受難を思う40日間の「レント」が始まります。このレントの期間、毎日聖書を読むための手引きをもらったので、その翻訳を始めています。毎日一ページづつやれば、40日で終わるはずなのですが、あまり進んでいません。私のレントは今からの40日間かもしれません。
1月15日(土)娘をエアポートに迎えにいきました。土曜日でさすがに混んでいましたが、うまい具合に駐車場を見つけることができました。彼女も荷物をチェックインしなかったので、早く帰れました。荷物を預けると荷物が出てくるまで長く待たされるのが嫌ですね。しかし、このごろは、機内持込荷物を制限していますので、なかなかやっかいです。持ち込み制限基準ぎりぎりの小型バッグが売り出されていますが、そのうち、そういうのを買わなければならなくなるかもしれません。
1月16日(日)今日は、遅くまで教会の役員会。近くの教会では、日曜日の午後に礼拝をしていて、その教会の牧師がフルーにかかったので、私に説教を頼んできましたが、役員会のためお手伝いできず、申し訳ありませんでした。大勢の人がフルーでダウンしています。
1月17日(月)きょうは、マルチン・ルサー・キング・ジュニアの日。アフリカン・アメリカンの偉大な指導者でした。多人種で成り立つ米国には、人種の問題はいつもつきまといます。今日の休日に、教会のウェブページのために奉仕したいという若い人がいたので、午前中、彼にウェブページの作り方を教えました。家に帰って来て、夕方、家内が息が苦しいというので、エマージェンシィへ行きました。気管支炎だということで、薬をもらって帰ってきたら9時近くになってまいました。
1月18日(火)来週、月曜日から牧師リトリートがあるので、そのための準備がいろいろあります。按手礼委員会のための準備、夏のサマーカンファレンスの準備委員会の資料、また教団のウェブページの印刷原稿など、教会外の仕事を増やしたくないのですが、見るに見かねて手を出してしまいます。こういのを、コディペンデンシィと言います。心理学者によると、教師や、看護婦、牧師になる人にはそういう傾向の人が多いそうです。
1月19日(水)今日おいでになるはずの講師の先生が急病で入院され、今週予定していた集会がキャンセルになりました。楽しみにしていただけにとても残念でした。この先生が、その朝エアポートに向かう準備をしていた矢先の心臓のトラブルでした。しかし、考えてみれば、飛行機に乗ってからでなくて良かったと思います。そうしたらもっと大変なことになったことでしょう。
1月20日(木)家内の病気のため忙しい最中、娘の歯医者のアポイントメントで、昨日時間をとられ、明日も時間をとられます。日曜日は、私は説教しなくていいはずで、通訳のはずだったのですが、講師のご病気で、急に説教しなければならなくなりました。説教と、通訳とどちらが大変といって、説教のほうがはるかに大変です。ある牧師が一回の説教の準備に18時間はかかるといいましたが、私もそれぐらい時間がかかりますので、これから気持ちを集中してとりかからなければいけません。(USA Diary を書いている場合ではないのですが…つい、つい、書いてしまいます。)
1月21日(金)今日は私の誕生日。5?歳になりました。昔は「人生50年」といいましたから、もう人生を使い果たしてしまったのかもしれませんが、まだまだ気持ちは20年くらいは若いので(それだけ未熟だということなのですが…)、まだまだ新しいことにチャレンジしていきたいと思います。今日の誕生日に、私の出した市民権の申請書が受理されたとの通知がきました。プロセスに一年はかかるそうです。「365日以内に連絡します」とありました。気の長い話です。
1月22日(土)私のクレディットカードの請求書が来たので、チェックしましたら、ウェブホストの会社からなんと24ドルもチャージされているではありませんか。教会も教団もどちらも同じ会社ですので、どうなっているのだろうと思って、調べてみたら教会の方でした。計算してみたら、使用できるスペースが120MBまでなのに、それを60MBオーバーしており、10MBごとに$4とられていることになります。私が申し込んだときは、「容量無制限」というふれこみでしたし、去年まではチャージされていなかったのです。きっとポリシィが変わったのでしょうが、不幸なことに、私のEメールの登録が古いままだったので、連絡が届かなかったです。スペースを食っているファイルの殆どが説教のリアル・オーディオファイルですので、古いものを全部削って、これからは、二ヶ月分だけアップロードしようと思っています。
1月23日(日)ワールド・フィルム・フェスティバルという番組で日本のムービーをやるというので、録画しておいたら「子連れ狼」が入っていました。随分昔のフィルムで、俳優がどれも若かったです。「子連れ狼」の子どもの役をしていた人が、悪いことをして逃げているとか聞きました。映画やテレビで華々しく活躍していた人も、その後の人生で失敗している人も多いのでしょうね。本当の人生の勝利者とは、誰なんだろうと、考えてしまいます。
1月24日(月)Windows 2000 のプレリリース版をためしています。おおむね軽快ですが、いままで動いていたいくつかのアプリケーションは動きません。Win2000対応のアプリケーションをまた買わせる戦略なのでしょう。もう、DOSウィンドウなんてないのかと思ったら、ちゃんとMSDOS7というのが入っていて、DOSプロンプトが使えるのがうれしい。私のプログラミングはDOS環境でしかできないのですから。それにしても、マイクロソフトは、Win98 の次は Millennium と言っていたのに、ここにきて、Win98 と NT を合体させたような Win2000 を持ってきました。当分は Windows に付き合わなければならないので、2月18日の Win2000 の発売日には、どうしょうか考え中です。
1月25日(火)牧師リトリートで、マリブのリトリートセンターに行きました。今年は、昨年までよりも食事が良かったような気がします。けれども、月曜日の検査のために食べてはいけないものがあったので、全部を楽しむことはできませんでした。それに、せっかく散歩しようと思っていたのに、あいにくの雨で、できませんでした。でも、部屋で本を一冊読むことができて、それはそれで、有意義でした。
1月26日(水)マリブの山から、星がきれいに見えました。地質学にくわしい牧師が、天文学にもくわしくて、私に、星の名前を教えてくれました。双子座、プレアデスなど、聖書にも出てくる星座をしばし見つめていました。やはり、冬は星がきれいに見えますね。
1月27日(木)午後6時少し過ぎにはリトリートから、帰ってくることができました。もうひとりの牧師に、私の車に乗ってもらったので、カープール・レーンを走ることができましたし、日本の歌の CD を聴いたり、おしゃべりしたり、楽しく運転することができました。運転を代わってもらったわけではありませんが、ひとりで運転するよりは、疲れないので、とても楽でした。
1月28日(金)娘のコンピュータに WinY2K をインストールしょうとしたら、CD-ROM ドライブがおかしい。それでハードディスクからインストールを試みたのですが、うまくいかず、ハードディスクをフォーマットしてしまって、もういちどと思ったら、WinY2K の setup.exe は Windows プログラムで、DOS からはだめなんですね。インストールディスクを作ってなんとかすればいいのでしょうが、やっぱり CD-ROM からインストールすることにして、明日、CD-ROM ドライブを仕入れてくることにしました。
1月29日(土)明日は、スーパーボール。フットボールの優勝戦です。今年はセントルイスとテネシーの戦いで、アトランタで行われます。いつも英語礼拝は長引くのですが、明日は早く終わるだろうねと、家内と話していました。家内は、木曜日にレギュラードクターに診てもらって、マイルドな薬をもらい、だいぶよくなってきました。エマージェンシーのドクターにもらった薬が強すぎて、下痢をしたり、かえって具合いを悪くしてしまったのです。家内の前のドクターは、ユダヤ系の女性医師で、ベスト・ドクターに選ばれた人でした。そのあとは、アフリカ系の医師ですが、ふたりともとても見立てが良く、丁寧に話を聞いてくれます。HMO は何かと評判がわるいのですが、良い医者に恵まれたのは感謝なことです。
1月30日(日)スパーボールは、セントルイス・ラムズの勝利に終わりました。(別に見ていたわけではありませんが。)ところで、スーパーボールと何の関係もない話ですが、今、日本で、アメリカのクォータが高値で買われているそうですね。実は去年から2008年までの10年間、一年に5個づつ、アメリカ各州のクォータ・コインが出るのです。その順序は州の創立順で、去年は、デラウェア、ペンシルヴァニア、ニュージャージ、ジョージア、そして、コネティカットのコインが出ました。私も、50枚全部を集めようと、コレクション・ホルダーを用意してあります。日本ではクォータ1個に150円ぐらいの値がついているそうです。全部そろっていれば、日本に行く時、いいおみやげになるでしょう。2009年に日本に行く時には、何セット持っていけるでしょうか。私は、今までコレクションらしきものを持ったことがないのですが、今回は、クォータのコレクションをしてみようかと思っています。
1月31日(月)今日は、暗いニュースが飛び込んできました。ヴェンチュラ沖に、アラスカ航空の旅客機が墜ち、乗員、乗客88名の命が絶望視されています。機体の調子が悪く、LAX に緊急着陸しようとしていた矢先のことでした。家族を空港に出迎えに行った人たちが、「その飛行機は墜落しました」と空港で聞かされたら、いったいどんな気持ちになるでしょうか。
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