Linux Memo

【Open Office 2.1】1-8-2007

Open Office 2.1 日本語版がリリースされましたので、さっそくインストールしました。
```
# rpm -ivh *.rpm
```
とすると
```
/opt/openoffice2.1
```
ができあがり、

/opt/openoffice2.0

Open Office 2.1 ではスプレッドシートから正確な html ファイルを出力できるとのことで、試してみましたら、Java のヴァージョンが古いと言われました。jre1.5.0_09 が入っているのですが、jre1.5.0_10 が必要らしいので、http://java.com から rpm 版をダウンロードしました。jre1.5.0_09 と違って、/usr/java に rpm を移動しなくても、どのディレクトリーでrpm を実行しても /usr/java にインストールされるようになりました。
Open Office を起動し、ツール→オプション→Java で jre1.5.0_10 を選択し、Open Office を再起動してから ods ファイルを読み込み、ファイル→エクスポートとすると、今度は xhtml ファイルができあがりました。firefox で表示して確認しました。ソースコードを観るとスタイルシートで表の列や行が細かく指定されていました。

【AdobeReader 7.0.9-1.】1-15-2007

AdobeReader 8.0 が出ていないかと、ftp.adobe.com をのぞいてみましたが、まだでした。そのかわり AdobeReader_jpn-7.0.9-1.i386.rpm がアップロードされていましたので、
```
# rpm -Uvi AdobeReader_jpn-7.0.9-1.i386.rpm
```
で、AdobeReader をアップデートしました。
使ってみましたが、以前のバージョンとほとんど変わっていませんでした。2006年12月25日の記事で書いたバグもそのまま残っていました。どんな変更があったのかはわかりませんが、8.0 が出るのをもうしばらく待つことにしました。

【Flash Player 9 plugin】1-22-2007

Linux 用の Flash Player 9 plugin のリリース版が adobe.com にありました。flash-plugin-9.0.31.0-release.i386.rpm をダウンロードして
```
# rpm -ivh flash-plugin-9.0.31.0-release.i386.rpm
```
とすると、/usr/lib/firefox-2.0/plugins に libgalshplayer.so のシンボリックリンクができていました。しかし、私は ~/firefox に導入した firefox で flash-plugin を使いたかったので、/usr/lib/flash-plugin/libflashplayer.so のシンボリックリンクを ~/.mozilla/plugins に置きました。プラグイン導入後、ブラウザを再起動して、プラグインが有効であることを確認しました。

【マウスが固まった時】1-29-2007

私は XFCE 4.4 RC2 をデスクトップに使っています。原因はわからないのですが、マウスが固まって動かない時があります。やむなく [Control] + [Alt] + [Backspace] で X をシャットダウンしないと、マウスの動作が回復しないのですが、そのような時に、保存していない書きかけの文書があれば悲惨です。
何度かそういう目に遭ってから、[Alt] + [Tab] で編集中のウィンドウを出して、キーボード操作でそれを保存すると良いことに気付きました。私の文書作成はたいていマウスパッドを使っていますが、このようにしてキーボード操作をしているうちに、マウスがもういちど使えるようになったことがあります。GIU のアプリでもキーボード操作を覚えておくと、なにかと便利です。

【XFCE 4.4.0 登場】2-5-2007

xfce.org をチェックしましたら、1月21日、XFCE 4.4.0 の正式リリース版がアップロードされていました。ホームページも更新され、一部が日本語化されていました。
http://www.ca-us.xfce.org/archive/xfce-4.4.0/installers/ から xfce4-4.4.0-installer.run (24.3M) をダウンロードし、実行属性をつけて、起動しました。 Xfce GTK+ engine and themes Xfce Icon Theme Xfce Utility Library Xfce MCS Library Xfce GUI Library Xfce MCS Manager Extension Library Mousepad Text Editor Terminal Emulator Xfce Utilities Xfce MCS Plugins Xfce Panel Thunar File Manager Xfce Calendar Application Xfce Appfinder Xfce Volume Control Xfce Session Manager Xfce Desktop Manager Xfce Printing Support Xfce Window Manager Xfce Window Themes Software Uninstaller が導入されました。
X を再起動して、新しい XFCE を試してみました。今までの設定ファイルで、どのアプリケーションも問題なく動きました。以前 thurnar-archive-plugin-0.2.2 や thunar-media-tags-plugin-0.1.1 を導入したのですが、新しい thurnar でもそのまま使うことができました。
先週報告した「マウスが固まる」現象が XFCE 4.4.0 でも起こるかどうかは、まだわかりません。

【Polaroize】2-12-2007

http://hiroyuki12.ameblo.jp に http://lab.rails2u.com/polaroize/Polaroize が紹介されていました。このサイトに行って、好みの画像をアップロードすると、写真枠のついた画像が返されてきます。にポラロイド風な枠線と影をつけるサービスです。gif, jpg, png で試してみましたが、どれももとの画像形式で加工された画像を返してくれました。ruby で動いているようです。

【audacious 1.3.0】2-19-2007

audacious-1.3.0-0vl0.0alpha4.1.i386.rpm が Vine Seed Plus にアップロードされていました。日本語の ID3 タグに対応しているということで、audacious-plugins-1.3.0-0vl0.0alpha4.1.i386.rpm とともにダウンロードしました。インストールしようとしたら「oniguruma が必要」というメッセージが出たので、Vine Seed Plus のサイトから onigruma-4.5.1-0vl1.i386.rpm をダウンロード、インストールしましたら、導入に成功しました。
日本語タグのついた mp3 ファイルを試してみましたら、ちゃんと日本語でタグが表示されました。ただし、これは、audacious からファイルを開いた場合で、ファイルマネージャからドラッグ・アンド・ドロップした場合は、タグが表示されませんでした。それは、まだアルファ版だからなのか、それとも「仕様」なのかはわかりません。
Beep Media Player の場合は、プレイリストにフォルダーをドラッグ・アンド・ドロップすると、フォルダー内のファイルをプレイリストに表示しますが、audacious ではそれができません。これも「仕様」なのかアルファ版の制限なのかはわかりません。Beep Media Player でもさして不便はしていませんが、audacious は頻繁にアップデートされていますので、今後を期待しています。

【Vine 4.1】2-26-2007

2月22日、Project Vine の鈴木大輔さんから Vine 4.1 のお知らせをもらいました。

Vine Linux 4.1 を本日公開しました。
4.0 に対して Errata の適用と、一部バグフィックスパッケージの
更新を行ったマイナーアップデートバージョンです。
まだミラーサイトにはいきわたってはいないと思いますが、4.0 か
らの apt によるアップデートはすでに出来るようになっていると
思います。(昼ごろからオープンになっていましたが、一部作業途中
の影響で壊れたパッケージが混ざっていたかもしれません)
4.0 からのアップグレードは、
apt-line (/etc/apt/sources.list) の 4.0 の部分を 4.1 に変更
したうえで、
# apt-get update
# apt-get dist-upgrade
で行うことができます。
VinePlus は 4.0 と同一のものが使われます。
4.0 を御利用の方は 4.1 へアップグレードされることを推奨します。

上記のとおりに実行しましたら、私のシステムでは、次のようなメッセージが出ました。

以下のパッケージがアップグレードされます:
  915resolution TrueType-sazanami Vine-manual apt emacs evince glib2
  glib2-devel gnome-menus gnome-utils hwdata initscripts man
  namazu_VineDocsdb rp-pppoe rp-pppoe-gui samba-client samba-common
  samba-libsmbclient tgif tsclient vine-keyring vine-release vutils
以下のパッケージが削除されます:
  openoffice.org-base openoffice.org-calc openoffice.org-core09
  openoffice.org-core10 openoffice.org-draw openoffice.org-gnome-integration
  openoffice.org-impress openoffice.org-math openoffice.org-writer
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libicu34
アップグレード: 24 個, 新規インストール: 1 個, 削除: 9 個, 保留: 0 個
64.1MB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に 41.5MB が解放されます。

アップグレードは15分ほどで完了しました。

【Open Office の再インストール】3-5-2007

Vine Linux を 4.0 から 4.1 にアップグレードしましたら、/opt/openoffice.org.2.1 にインストールした Open Office 2.1 が使えなくなりました。Vine Linux のアップグレード時に
```
以下のパッケージが削除されます:
  openoffice.org-base openoffice.org-calc openoffice.org-core09
  openoffice.org-core10 openoffice.org-draw openoffice.org-gnome-integration
  openoffice.org-impress openoffice.org-math openoffice.org-writer
```
というメッセージが出ていたのを思い出しました。それで上記のファイルをインストールしましたら、ふたたび使うことができるようになりました。どうして上記のファイルが、アップグレード時に消えたのかわかりません。

【電波妨害にご注意】3-12-2007

我が家のワイヤレス LAN で、家内のコンピュータは、ワイヤレス・ルータから一番離れたところにありますが、普段はなんとかつながっています。ところが最近、時々つながらないという苦情があり調べましたら、私が使っている二台目の古いコンピュータが原因であることが分かりました。このコンピュータには Windows が入っていて、必要な時だけ使っているのですが、これを使うと、ワイヤレス LAN の電波を妨害することがわかったのです。安物のケースに入れてあるからなのか、メインボードそのものに問題があるのかわかりませんが、自作コンピュータの場合、電波妨害を出すコンピュータを作ってしまいやすいので、要注意であることが分かりました。

【OpenSUSE 10.2 のインストール】3-19-2007

ノート PC に入れてあった FC6 がアップデートしたら挙動がおかしくなりました。それで、Vine も 4.1 になったことだし、ネットワーク関連が大丈夫になったかもしれないと思い、Vine 4.1 に入れ替えました。ノート PC は Vine 4.1 で動いてくれたのですが、やはり、ネットワークがとぎれて回復できないという症状は以前と同じでした。
それで、今度は OpenSUSE を試すことにしました。以前の SUSE ではグラフィックスカードが認識されず、インストールがうまくいきませんでしたが、最新バージョンならハードウェアのサポートも大丈夫だろうと思ったのです。
OpenSUSE をインストールするのに、巨大な DVD イメージをダウンロードしたり、CD を何枚も焼くのが嫌だったので、ネットワーク・インストールを選びました。まずは、opensuse.org から 10.2のリリースページに行き、そこから「ミラー一覧」に進みました。このページは日本語化されていませんので、英語ページ（http://en.opensuse.org/Mirrors_Released_Version）を参照しました。私に一番近いサーバーは ftp://mirrors.kernel.org でしたので、そこにある x86 用の Start-CD-Image をダウンロードしました。わずか 44MB でしたので、ダウンロードも、CD 作成もあっという間に終わりました。この時、同じ表の中にある Intallation Repository をクリックして、そのディレクトリが opensuse/distribution/10.2/repo/oss/ であることを確かめておきました。
この CD からノート PC を起動させ、最初のメニューで F4 を押し、インストール先を FTP に変更し、FTPサイトに mirrors.kernel.org を、ディレクトリに opensuse/distribution/10.2/repo/oss/ を指定して、インストールを開始しました。何度かカタログの取得に失敗しましたが、やりなおしているうちに、無事に FTPサイトにつながり、インストーラが導入されました。あとは、通常のインストール作業が続きました。2時間ぐらいかかりましたが、無事にインストールが完了しました。
GUI には Gnome を選びましたが、ルックスは FC や Vine とは全く違っていて、システムができるだけ隠される、デスクトップ・ユーザ向けの設定になっていました。アプリケーションはほとんど試していませんが、USB ドライブの自動認識や電源のシャットダウンはもとより、サスペンドまできちんと対応してくれていました。ワイヤレス接続は試していませんが、有線での LAN 接続は Vine のように接続がとぎれることがなく安定していました。

【OpenSUSE で無線 LAN】3-26-2007

OpenSUSE 10.2 はノート PC に搭載された Atheros 無線カードを認識し、madwifi ドライバもインストールしました。ところが、無線 LAN を設定しようとしても、Atheros カードが登録されていません。調べてみましたら、カーネル・モジュールが必要とのことで、madwifi.org/suse/10.2/i386 から、私のカーネルにあったモジュール、madwifi-kmp-defult-0.9.2.1_2.6.18.2_34-0.1.i586.rpmをダウンロードし、インストールし、再起動しましたら、自動的に無線 LAN が設定されていました。madwifi.org はアクセスが集中するためでしょうか、接続されないことが多いのですが、私が試した時はたまたま一回でつながりました。なかなか
LAN の設定は、Gnome パネルの右下にある NetworkManeger アプレットで行うことができます。マウスの第1ボタン（左クリック）で、利用可能な無線 LAN が表示されますので、それを選べば、アプレットのアイコンがバー表示に変わり、信号強度を示してくれます。第2ボタン（右クリック）で「接続情報」を見ることができ、通信速度などが表示されます。接続情報に「ネットワークの設定」ボタンが表示されますので、それをクリックすると、くわしい設定ができます。無線の場合、ルータから少し離れると 12Mb/s に落ちてしまいます。安定した接続には 100Mb/s の有線のほうがいいですね。
OpenSUSE 10.2 には「キーリング」機能があって、無線 LAN の WEP キーを記憶してくれます。いろんな無線 LAN に接続する場合、いちいちキーを打ち込むのは面倒ですから、この機能もなかなか便利です。キーリングの参照はコントロール・パネルの「キーリング・マネージャ」で行うことができます。

【OpenSUSE と AdobeReader】4-2-2007

OpenSUSE 10.2 では、Adobe の FTP サイトからダウンロードした Reader の日本語版が起動しません。それで、SUSE の non-oss レポジトリから acroread をインストールしました。しかし、これは、英語にしか対応していないので、
```
http://www.adobe.com/products/acrobat/acrrasianfontpack.html
```
から JPNKIT をダウンロードして導入しました。そのとき、Acrobat の導入先を聞かれましたので、
```
/usr/X11R6/lib/Acrobat7
```
と入れました。これで、日本語が表示されるようになりましたが、縦書文書では括弧や小文字が表示されませんでしたし、フォントもきれいではありませんでした。そこで、AdobeReader 日本語版の Resource ディレクトリーをそのまま、オリジナルの Resource ディレクトリと入れ換えてみました。そうしたら、縦書の日本語 PDF も、今までどおり表示されるようになりました。ただし、このような改変はEULA（使用許諾契約）に違反しないかどうか確かではありませんので、実験的には成功したというレポートにとどめます。
OpenSUSE のオリジナルのシステム・フォントは、きれいではないので、non-oss レポジトリにあった IPA フォントをインストールすることにしました。IPA フォントを入れるには grass が必要なのでこれもインストールしました。IPA の五つのフォントを rpm コマンドで一括してインストールしました。警告メッセージがでましたが、/usr/share/fonts/truetype にインストールされました。システムをリブートしましたら、フォントがアンチ・エイリアスの効いたゴシック体に変わっていて、とてもよいルックスになりました。その後、Vine の VLゴシックの二書体を /usr/share/fonts/truetype にコピーし、フォントの調整をしましたら、さらに見栄えが良くなりました。VLゴシックではバックスラッシュが￥記号にならないで、正しく表示されるので、Perl のプログラミングなどに好都合です。

【OpenSUSE の Anthy】4-9-2007

OpenSUSE 10.2 に搭載されている Anthy で、単語登録をしようとしても「霞」が動きませんでした。また、簡単なことばでもうまく変換できませんでした。Google で調べてみましたら、http://made-in-tomo.jugem.jp/?eid=102 に有益な情報がありました。「OpenSUSE 10.2 の Anthy-7917 に不都合があるので、古いバージョン、Anthy-7307 と入れ換えれば良い」とのことでした。
そこで、OpenSUSE 10.1 用の anthy-7307-14.i586.rpm を rpm.pbone.net で探してダウンロードしてから、インストールされている anthy を
```
rmp -e --nodeps anthy-7917
```
として、依存を無視して削除しました。あとは、
```
rmp -ivh anthy-7309.i586.rpm
```
で、インストールしました。
これで、「霞」が動いてくれました。

【SciTE を試す】4-16-2007

SciTE は、プログラミング用のエディターで、数多くの言語に対応しており、キーワードがカラー表示されます。それだけでなく、ブロックを折り畳む機能があり、便利です。Perl なら sub の部分をすべて折り畳んで、プログラム全体を見通しよくすることができます。HTML でも <table> ... </table> や <ul> ... </ul> などを折り畳んだり、ひろげたりが自由にできます。括弧の一致も検出してくれ、エラーを防ぐことができます。ラインコードも、[LF] あるいは [CR] が表示され、オプションで、ラインコードの変更が簡単にできます。それに、検索・置換で正規表現が使えるのは、なによりです。
いいことづくめなのですが、日本語は UTF-8 でしか扱えず、EUC-JP が使えないのが、残念です。もちろん、ファイルを変換すれば良いのでしょうが、EUC-JP をいったん UTF-8 に変換し、またもとに戻すというのも、面倒な作業なので、SciTE が多種文字コードをサポートしてくれるか、マクロで対応するかできればと願っています。
SciTE のインストールは次のようにしました。
1. sourceforge.org から scite172.tgz をダウンロード
2. 解凍すると scintilla と scite のふたつのディレクトリができる
3. cd scintilla/gtk として、そのディレクトリで make を実行
4. 次に cd scite/gtk として、そのディレクトリで make と make install を実行
実行ファイルは /usr/bin/SciTE で、アイコンファイルは /usr/share/pixmaps/Sci48M.png です。
SciTE は「サイテー」と読みますが、「サイテー」どころか「サイコー」のエディタです。

【Sokoban 復活】4-23-2007

Vine Plus のパッケージ一覧を眺めていましたら syasokoban-2.0-0vl1.src.rpm というのがありました。SYA というのは "Still Yet Another" という意味だそうで、David Joffe さんの作品です。http://scorpioncity.com/sokoban.html がホームページで、そこでスクリーン・ショットを見ることができます。Vine + Gnome で使うことのできる倉庫番ゲームが姿を消していましたが、ふたたび見つけることができ、ハッピーでした。
```
# rpm --rebuild syasokoban-2.0-0vl1.src.rpm
```
でコンパイルしてみました。いくつか警告が出ましたが、rpm ができあがりましたので、起動させてみました。昔の Sokoban にくらべて格段に画面がきれいで、とても気に入りました。でも、長く Sokoban をしてこなかったので、以前できたはずのステージができなくて、あせりました。

【Thunderbird 2.0】4-30-2007

Thunderbird 2.0 が Linux 用にもリリースされました。Vine 用の rpm も apt-get で手に入るようになりました。けれども、私のシステムでは、フリーズしてしまってうまく動いてくれませんでした。また、数々の新機能を搭載したと謳われていますが、私にはかえって複雑に思えました。Thunderbird のヴァージョンがあがってトラブルなく使えるようになるまで当分は 1.5 を使うことにします。Eudora のオープンソース版がリリースされたら、試してみたい気持ちもあります。

【wvWare の導入】5-7-2007

多くの人が MS Word の添付ファイルを送ってきます。これをいちいち openoffice で開くのも面倒なので、MS Word ファイルをテキストファイルにコンバートしてくれる wvWare を導入しました。wvWare は実際の変換には、
```
wvAbw wvCleanLatex wvDVI wvHtml wvLatex wvMime wvPDF wvPS wvRTF WvWml
```
などのコンバータを使います。他に文書の情報を調べる wvSummary、文書を作成した MS Word のバージョンなどを調べる wvVersion というコマンドがあります。
私は wvText 以外は試していません。テキストファイルへの書き出しは
```
$ wvText test.doc test.txt
```
とするだけでできます。ただし
```
Could not find required program 'elinks', 'links', or even 'lynx'
Using wvWare -x wvText.xml. Ouput will be pretty bad.
```
というメッセージが出ました。このメッセージが出るのを防ぐため lynx を入れてみましたが、日本語ファイルが正しくコンバートできませんでした。それにまだ「elinks あるいは links がありません」というメッセージが出ました。次にelinks をソースから入れてみましたら、メッセージは出ませんでしたが、日本語のファイルをコンバートできないのは lynx と同様でした。
Vine には日本語に対応したテキスト・ブラウザ w3m が入っていますので、wvWare が w3m を使ってくれれば良いのにと思いながら、lynx も elinks も削除してしまいました。

【wvText を使った添付ファイルの参照】5-14-2007

wvText を使ってメールに添付された MS Word 文書を参照するため、ROX filer の AppRun に次のスクリプトをつくり wvText という名前で登録しました。
```
#!/bin/bash
wvText $1 /tmp/wvText.txt
leafpad /tmp/wvText.txt
```
私は wvText のアイコンをデスクトップに置いてありますので、ファイラーからドラッグ＆ドロップで MS Word ファイルを参照できるようにしました。また、ROX でファイルを開くオプションに「wvText で開く」を追加しました。
Thunderbird でも同じように MS Word ファイルに対して、ファイルを開くプログラムを wvText に指定しました。これで Thunderbird の添付ファイル欄に示される MS Word ファイルがクリックふたつですぐに表示できるようになりました。

【libxine1 のアップデート】5-21-2007

私は http://cambuca.ldhs.cetuc.puc-rio.br/xine/ から libxine1-x.x.x-xxxxxx.k7.rpm と xine-ui-x.xx.xcvs-xxxxxx.i586.rpm をダウンロードして xine を導入、アップデートしています。今まで libxine1-1.1.3 を使っていたのですが、この rpm パッケージが 3月15日にリリースされた libxine1-1.1.5 に変わっていましたので、これを入れてみました。そうしたら、
```
xine: /lib/i686/libpthread.so.0:versin-'GLIB_2.3.3' not found
```
というエラーが出ました。libpthread.so.0 はちゃんと /lib/i686/ に入っているのですが、xine が期待しているライブラリは、Vine のものとはバージョンが違うようです。それで sourceforge.net から xine-lib-1.1.6.tar.bz2 をダウンロードしてコンパイルしました。ついでに xine-ui もソースからコンパイルしました。ずいぶん時間がかかりましたが無事に動きました。libdvdcss は古いままにしておきましたが、市販 DVD も再生することができました。

【メモリードライブの防水能力】5-28-2007

メモリードライブをズボンのポケットに入れたまま洗濯機で洗ってしまいました。あわや「データ損失！」かと思いましたが、ためしてみたら大丈夫でした。メモリードライブにどのくらいの防水能力があるのかわかりませんが、私のような失敗をしでかす人のためには、ある程度の防水能力が要求されても良いかもしれません。ドライヤーに入れる前だったのが幸いでした。ドライヤーの中で熱されたのではメモリーがダメになってしまうでしょう。そのうち、耐熱耐水のメモリードライブが販売されるかもしれませんが、同じ失敗をくりかえさないため、首にかける紐をとりつけておきました。

【アンテナ・スタンド】6-4-2007

私はワイヤレス・ルーターに Linksys 社の WRT54G を使っていますが、Windows マシンからの電波障害がありました（2007年3月15日の記事）。ひさしぶりにコンピュータショップに行く機会があったので、ネットワーク関係のところを見ていたら、このルーター用のアンテナ・スタンド AS2TNC というのをみつけました。6 フィート（1.5 m）のワイヤーがついていて、本体のアンテナを取り外してここにつけると、アンテナを電波のよく届きそうなところにとりつけることができます。ためしてみたら、電波障害は改善されました。もうすこしワイヤがながければ、私の部屋から外へつけることができるのですが、残念ながら延長コードは売っていませんでした。アンテナをもっと大きいものに替えればもっと効果的で、HGA7T というハイゲイン・アンテナも売っていたのですが、ちょっと高かったので、買いませんでした。セールの時に値引きされていたら買ってもいいかなと思っています。

【Thunderbird 2.0 のインストール】6-11-2007

ノート PC に Thunderbird 2.0 を入れてみたらうまく動いたのでメインマシンでも試してみました。私は Thunderbird をホームディレクトリに展開したのですが、以前の ~/thunderbird を完全に消さないで、そこに上書きしてしまったので、最初やったときにうまくいかなかったのではないかと思い、古いディレクトリを完全に削除してから新しく入れ直したら、うまくいきました。
アドオンの「拡張機能」に「Bug 309566 暫定パッチ 1.0 受取人のメールクライアントによって添付ファイル名が正しく表示されない問題を修正します」は Thunderbird 2.0 に対応していないとのメッセージがあり、これを削除しました。
私は Firefox のテーマに Azerty III を使っているので、Thunderbird のテーマにも Azerty' mail を使いました。テーマのインストールはアドオン画面から「新しいテーマを入手」をクリックし、指示に従えば簡単にインストールできます。
英語のスペルチェック用の辞書は、アドオン画面から「新しい拡張機能を入手」→「Thunderbird 用アドオン」→「スペルチェック用辞書」→「英語（アメリカ）」をクリックしても Firfox 用にインストールされるだけで Thunderbird にはできませんでした。できなかったので、「多言語対応ベータ版サイト」へのリンクをクリックしたら、English と書いたダウンロード用リンクのバーがあらわれたので、それを右クリックし、「名前をつけてリンク先を保存」をえらび、デスクトップにダウンロードしました。そして、Thunderbird のアドオン画面から「インストール」をクリックして、デスクトップから united_states_english_dictionary-2.0.0.6-fx+zm+tb.xpi を選びました。
テーマや拡張機能が動いているにもかかわらず、アドオン画面には「アドオンを追加する必要があります。ユーザ保護のために無効化されています。」というメッセージが出ます。このメッセージの意味がよくわかりません。誤訳でしょうか。それともなにか重要な意味があるのでしょうか。
サーバへの問い合わせ中にフリーズしてしまうことがあり、そうなったらシステムの再起動しか方法はなく、私のシステムではまだ不安定です。

【xine のその後】6-18-2007

私の totem では DVD を観ることができません。シノ・バーさんの記事を参考に libdvdcss-1.2.9-1.nosrc.rpm で libvdcss-1.2.9-1.i386.rpm を作り、それをインストールしたのですが、totem で DVD を観ることができませんでした。
その後 xine で root で起動しないと libdvdcss が動かなくなりました。xine をいちいち root で起動するのは面倒ですので、xine の総入れ替えをすることにし、xinelib、xine-ui、libdvdcss のすべてをソースからコンパイルしてインストールしました。Vine 4.1 を使い続けているうちに必要なライブラリーがそろってきたのでしょうか、今までソースからコンパイルできなかったものができるようになりました。xine で市販の DVD も問題なく観ることができました。ソースからのコンパイルには時間がかかりますが、これでこれからは最新、最適の xine を使うことができそうです。

【Firefox と IE】6-25-2007

友人のために CGI でブログ風のページを作りました。ブラウザ上でテキストファイルだけをいじればいいので、HTML の知識がなくてもウェブページを作成できます。画面の左にメニューを置き、右に本文を置くというクラシカルな配置にしましたが、それは次のようにスタイルシートで定義してあります。
```
<style type="text/css">
div.pinmenu {
    position: fixed;
    float: left;
    margin-top:  1em;
    margin-left: 1em;
    width: 13em;
    background-color: #ffffd0;
    }
div.page {
    margin-left: 16em;
    margin-right: 2em;
    }
</style>
```
この設定だと、本文をスクロールしてもメニューがそのまま固定してくれるので、メニューから記事を選ぶのが楽になります。けれどもメニューが長くなって画面からはみでるとその部分は選択できなくなるので、私はメニューを分割するようにプログラミングしました。
もうひとつの問題は、position: fixed; が Firefox では有効になるのですが、IE では無効になるということです。「Firefox で観てください」とページに入れてありますが、Firefox が Windows の標準にならないかぎり問題は解決しません。Linux でウェブページを作成していると IE でのチェックを怠りがちです。IE 用のスタイルシートや HTML を別途用意すれば良いのでしょうが、今のところそこまではできないので、Firefox の宣伝に励んでいるところです。


Home	First	Prev	Next	Last


Home	First	Prev	Next	Last

Linux Memo 2007年1～6月分