祈りの花束

Jesus Prayer

聖書の祈りの中で私たちがもっとも必要としている祈りは、おそらく、「パリサイ人と取税人」のたとえにある「神さま。こんな罪人の私をあわれんでください。」(ルカ18:15)でしょう。これは、古代教会で、"Lord Jesus Christ, Son of God, have mercy on me, a sinner."(「主イエス・キリスト、神の子、罪人の私をあわれんでください。」)という祈りとなりました。これは "Jesus prayer" と呼ばれ、呼吸とともに祈られる祈りとなりました。つまり、息を吸うときに "Lord Jesus Christ, Son of God"(「主イエス・キリスト、神の子)と祈り、ave mercy on me, a sinner"(「罪人の私をあわれんでください。」)と祈ったのです。

この祈りはもっと短く "Jesus"(「イエスさま」)とだけ祈ることもできます。イエスの御名には救いの力があります(ローマ10:12)。イエスの御名を声に出して、また、心の中で呼ぶことによって、私たちはイエスご自身に近づくのです。