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喜びを知らせる イエスさまがお生まれになった夜、ベツレヘムの野に天使が現れ、羊飼いに「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。」(ルカの福音書2:10〜11)と告げました。これを聞いた羊飼いたちは、飼い葉桶に寝ておられた、生まれたばかりのイエスさまを見て、この出来事を町中の人々に伝えました。 イエスさまが復活された時も、空っぽの墓の側に天使が現れ、イエスのおからだに香油を塗るためにやってきた女性たちに「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中で捜すのですか。ここにはおられません。よみがえられたのです。」(ルカの福音書23:5〜6)と言いました。そして、女性たちはイエスさまの復活を使徒たちに告げ知らせました。 神は、救い主の誕生や復活を天使によって人間に知らせましたが、それを多くの人々に知らせたのは、羊飼いや女性たちでした。神は、救いの喜びを知らせるのに、救いの喜びを体験した人々を用います。確かに天使は神のメッセンジャーですが、彼らには罪がありませんから、彼らは体験を通して救いの喜びを人々に伝えることはできないのです。キリストによって罪から救われた人間だけが、キリストが人間をその罪から救うために来られたということを喜びをもって伝えることができるのです。 神は私たちの人生に五つの目的を与えてくださいました。「礼拝」、「交わり」、「弟子訓練」、「奉仕」と、ステップをひとつひとつ登ってきた私たちは、次のステップ、「伝道」に進み、「救い主が生まれた!」「キリストはよみがえられた!」という喜びの知らせを人々に伝え行く者になりたいと思います。 (2005年12月)
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