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定 期 点 私がいつも通る道に消防署があります。消防士が消防車を点検しているのを見かけます。消防車を点検しているのを見るのは、月に何度かですが、消防署では、おそらく毎日消防車を点検しているのでしょう。エンジンやブレーキ、タイヤの状態はもちろんのこと、ライトがつくか、ホーンが鳴るか、車体に傷や汚れがないかなど、念入りに調べることでしょう。このように毎日点検しているからこそ、いざという時にすぐに出動できるのでしょうね。 私はこれを見ながら、私たちの人生でも、消防車と同じように、毎日点検する必要があると思いました。クリスチャンの多くは、一日のはじめに聖書を読み、祈り、また、夜休む前に聖書を読み、祈ります。祈る時には、まず、神さまを賛美し、神さまの恵みを感謝し、神さまの前に罪を悔い改め、どんなことでも神さまに願い、他の人のためにとりなしをささげます。どんなに忙しい時でも、五分あれば、祈りの時を持つことができます。朝、夕の十五分を祈りにあてることができたら、充実した一日、一日を送ることが出来るでしょう。朝、夕にどうしてもそうした時間が持てない方は、お昼休みに、静かな場所を見つけて黙想するのもいいと思います。 車の点検には、普段の点検のほかに、三千マイルごとのオイルチェンジ、五千マイルごとのタイヤのローテーション、三万マイルごとの点検など、特別な点検の時があります。そういう点検をおこたらないでいると、車は十万マイルを越えても、調子よく使えると言われています。それと同じように人生の節目、節目でも、自分を振り返ってみるひと時が必要です。サンクスギヴィングやクリスマス、新年などは良い機会です。ひとりで静かに聖書や、聖書にもとづいた書物をお読みになるのもいいでしょうし、教会においでになって、神のことばに耳を傾けるのもいいでしょう。一日のうちのほんのわずかな時を祈りのために、一週間のうちのほんの一時間を教会での礼拝のために費やすことは、決して時間の無駄にはなりません。それは、かならず、あなたの人生に何倍にもなってかえってくるのです。 「主に感謝するのは、良いことです。いと高き方よ。あなたの御名にほめ歌を歌うことは。朝に、あなたの恵みを、夜ごとに、あなたの真実を言い表わすことは。」(詩篇92:1-2) (2001年11月)
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