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Giving Church Another Chance 著者 Todd Hunter は Calvary Chapel から Vineyard Christian Fellowship に移り、その代表を務めた人ですが、今は Epistcopal Church に属して、Deacon として働いています。私は著者の経歴を読んで、この本に興味を持ちました。Todd が聖公会に感じた魅力は、礼拝堂の環境と静かな祈りでした。私もある年齢に達して、その魅力を感じ、またその大切さが分かるようになりました。彼はそれを礼拝の「序曲」(プレリュード)であると言っています。しかし、最近の礼拝は、神の前に自らを整え、神のみわざを深く思い見、神に期待するというプレリュードの部分が欠けているように思います。この本では、この「プレリュード」から「ベネディクション」までの「頌栄」、「聖書朗読」、「説教」、「献金」、「聖餐」、「祝福」などのひとつひとつを考察しています。 「礼拝式」を「リタジー」と言いますが、このことばは、ギリシャ語では「民の公けの努め」という意味があります。礼拝は神の民の聖なるつとめであり、礼拝はクリスチャンのライフスタイルにならなければなりません。礼拝は、クリスチャンがこの世にあってキリストの使節となっていくための霊的訓練の場です。礼拝を信者のためではなく、未信者のためのものとする風潮がはびこり、礼拝の形が壊れている今日、この本は、礼拝の本来の役割を再認識させてくれる本です。この本の結論は、「教会をそこで人々が神の国のために生きる場所にするように」ということにあるように思いました。私も、教会がたんなる「Doing」(活動)の場でなく「Living」(生きる)場所であるようにと願っています。 {著者|Hunter Todd D. 書名|Introverts in the Church 出版社・出版年|InterVarsity Press, 2010 ISBN|978-0-8308-3748-9}
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