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パンだけでは… 「天高く馬肥ゆる―食欲の秋」がやってきました。現代は、飽食の時代、美食の時代と言われています。おなかの出っ張りを気にしながらも、食べ過ぎるのをやめられない、一品数万円もするような料理に惜しみなくお金をつぎ込む、でも、そんなふうにしても心は満たされないのです。心の病いになると食欲が湧かなくなる場合もありますが、逆に、ひっきりなしに何かを食べていないと落ち着かないということもあります。ある人はストレスがたまると、ポテトチップスの大袋を一晩でいくつもたいらげてしまうと話していました。しかし、そんなにしても、その人の心にはなお満たされないものが残るのです。 イエス・キリストの言葉に、「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる」(マタイによる福音書四章四節)というのがあります。ある人が、これを茶化して、「パンだけでなく、バターもジャムも要るものな!」と言いましたが、イエスが言おうとしておられるのは、もちろん、そんなことではありませんね。イエスが言おうとしておられるのは、人間には、肉体の食物ばかりでなく、魂の食物も必要だということです。 人間のからだはさまざまな栄養素やミネラルを要求します。肉食ばかりではからだに悪いでしょうし、ミネラルのうちポタシアムが不足すると、心臓にトラブルが起こります。どんなに他のものをたくさんとっても、あるひとつのものが欠ければ、それによって命をうしなうこともあり得るのです。あなたには、神のことばという栄養素が欠けていないでしょうか。私たちの心には、神のことばでしか満たされない空白があります。あなたも、神のことば、聖書を学んでみませんか。 (2000年10月)
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