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Streams of Living Water Celebration of Discipline を書いた Richard Foster が霊性を歴史的に考察したのがこの本です。彼は霊的伝統の流れを「瞑想的」「ホーリネス」「カリスマ的」「社会正義」「福音的」「受肉的」の六つにわけ、それぞれに、次の代表人物をあてて、その伝統を解説し、それぞれにその長所と短所をあげています。 1. Contemplative - Anthony of Egypt\ 2. Holiness - Phoebe Palmer\ 3. Charismatic - Pietro Bernadone\ 4. Social Justice - John Woolman\ 5. Evangelical - Aulerius Augustine\ 6. Incarnational - Susana Wesley\ 人物伝から教会の歴史や神学、また霊性を学ぶのは、とてもとりかかりやすく、そのアプローチは良いのですが、代表人物の選定は著者自身が言っているように、やや主観的です。各章のはじめに、それぞれの伝統にかかわった歴史上の人物年表がありますが、その分類も適切とは思えないものがあります。 第六の伝統に "The Incarnational Tradition: Discovering the Sacramental Life" とつけられているので、私は、カソリック教会が守っているサクラメント、とくに聖餐を通しての霊性という意味かと思いましたら、そうではなく、「日常生活の霊性」のことでした。第七の伝統として、「サクラメントを通しての霊性」というものがとりあげられて良いのではないかと、私は思っています。 付録に歴史上の主要人物の短い解説があります。C. メラー著、加藤常昭訳の『魂の配慮の歴史』(全12巻)にも、主要人物の解説が牧会学的な立場からまとめられており、Streams of Living Water の付録にとりあげられている人物について学ぶのに良い本です。 Foster がとりあげた六つの伝統にそったワークブックが HarperSanFrancisco から A Spiritual Formation Workbook として出ています。 {著者|Foster, Richard J. 書名|Streams of Living Water 出版社・出版年|HarperSanFrancisco, 1998 ISBN|978-0-06-062822-2/0-06-062822-7}
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