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も ど る
光はやみの中に 冬時間になって、日が暮れるのがとても早くなりました。五時ごろにはもう暗くなってしまいます。春分の日は昼の長さと夜の長さが同じで、春分の日を過ぎると夏至まで、どんどん昼の長さが長くなります。夏至をすぎると、昼の長さが短くなり、秋分の日にふたたび同じになります。秋分の日から冬至まで昼の長さがどんどん短くなりますが、冬至をすぎると、ふたたび昼の長さが増してきます。 クリスマスはこのように、日の光が長くなり始める時に祝われます。それは、世の光であるイエス・キリストがこの世においでくださったことを覚えるのにふさわしい時節だと思います。一年のサイクルでは夏至からふたたび日の光が短くなりますが、キリストの光は、どんなに時代が暗くなろうと弱まることがなく、ついには、神の国が完成して、私たちは永遠の光の中に招き入れられるようになります。クリスマスには、さまざまなイルミネーションで、木々や家を飾りますが、それはキリストの光を表わしているのです。 「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」(ヨハネの福音書1:5)この聖書のことばは、ブッシュ大統領が9月11日を記念してのメッセージで引用した箇所です。9月11日のテロとそれに続く一連の出来事を思う時、時代は、今、暗さを増していることを感じます。しかし、キリストは世の光として、すでにこの世に来てくださっています。私たちのたましいを照らし、私たちの行くべき道を示すキリストの光は今も、輝いているのです。やみは光に勝つことはできません。時代が暗ければ暗いほど、私たちに光が必要です。世の光キリストを信じ受け入れ、このお方を大いに喜ぶ、光り輝くクリスマスを迎えたく思います。 (2002年12月)
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