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も ど る
あきらめないで! 現代は、なんでも「すぐに」手に入り、「忍耐」ということが忘れられている時代です。以前は、子どもたちが、誕生日やクリスマスまで待たなければならなかったものも、今では「欲しい」と言えばすぐに買ってもらえるようになりました。その結果、今の若者たちはすぐに「切れて」しまったり、物事を投げ出してしまうようになりました。 しかし、「あなたがたが神のみこころを行なって、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です。」(ヘブル人への手紙十章三十六節)と、聖書が言っているように、本当に良いものは、簡単には手に入りません。それらを手に入れるためには、なによりも「忍耐」が必要なのです。偉大なことを成し遂げた多くの人は、天才的なひらめきによってではなく、失敗しても、あきらめず、忍耐と努力によって、成功を収めました。 ウルワースは最初、四つ店を開きましたが、三つは失敗して閉店しなければなりませんでした。しかし、彼は、あきらめないで、後に、全米にチェーン店を持つまでになりました。ペリー提督は七回、北極を目指しましたが、すべて失敗しました。しかし、あきらめないで八回目に北極点に到達しました。エディソンは電球のフィラメントを見つけるのに、なんと1600もの材料を試しました。オスカー賞で有名なオスカー・ハマスタインが「オクラホマ」で成功するまで、六回のショウはすべて失敗でした。しかし、「オクラホマ」は2,248回ものショウを重ねることになったのです。ベーブ・ルースは714本のホームランを打ちましたが、その倍以上の空振りをしています。 「キリストにはかえられません」の賛美歌で有名なジョージ・バーナード・ショウは子どものころ、まったくスペルができませんでした。ベンジャミン・フランクリンは算数が苦手で、アインシュタインは「勉強についていけない子」と思われて学校から追い出されたことがありました。ユリシーズ・グラントは、軍務についている時に酒を飲み、酔っ払ったため、軍を辞めさせられました。それでビジネスをしましたが、失敗し、農業も試してみましたが、それも失敗しました。彼は、働き盛りの四十代に、薪ひろいをし、それを道端で売っていたのです。しかし彼はあきらめませんでした。そして、彼は、その「忍耐」によって、アメリカ大統領にまでなったのです。 たとえ、新年の決心が「三日坊主」で終わってしまったとしても、それであきらめてはいけません。投げ出してはいけません。神さまは、私たちが、一回や二回の失敗であきらめるのを望んではおられません。神さまは、私たちを何度でもゆるし、立ち直らせてくださいます。神さまの愛を信じて、何度でもやり直し、神さまの約束を自分のものにしようではありませんか。 (2002年1月)
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