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Light from the Christian East Orthodox Church の多くは共産圏にあって長い間苦難の道を通ってきました。しかし、今、息を吹き返し、リバイバルが起こっていると言われています。Bradley Nassif が Christianity Today のインタビューに答えて「21世紀は Orthodox Church の時代」と言ったのは誇張ではないと思います。世界には2億5千万人の Orthodox クリスチャンがおり、著名な福音派の牧師が Orthodox の司祭になったりもしています。私は、アメリカに来てはじめて Orthodox Church の礼拝(Divine Liturgy)に参加し、とても感銘を受けました。Orthodox Church はクリソストモス(345-407)の時代の礼拝を今にいたるまで守っているのです。カソリック教会には東方礼典をそのまま残してローマ教皇のもとにある教会がありますが、その信徒のひとりが「西方礼典も素晴らしいですが、東方礼典はハイデフィニション・テレビのように、もっとくっきりと信仰の奥義をあらわしています。」と私に話してくれましたが、確かに Divine Liturgy にはそのような魅力があります。 私は、Orthodox Studay Bible から Orthodox Church のことを学びましたが、さらに学びたいと思っていたときに、IVP Academic シリーズからこの本が出るというので、出版前に予約してすぐに送ってもらいました。プロテスタントのクリスチャンにとって、アイコンがいちばんの躓きだと思いますが、この本にはアイコンが偶像礼拝にはならないことが丁寧に説明されていました。 私にとって興味があったのは、Orthodox の「聖化」に対する考え方と、それを追求するための「祈り」の生活で、そのことについても、いくつかの示唆を得ました。福音的なプロテスタントはたしかに聖書の中心的な教えを保ってはいますが、Orthodox や Catholic が長い歴史を通して大切に守り通してきた霊的資産のいくつかを捨ててきたように思います。「産湯といっしょに赤ちゃんを捨てる。」ということわざがあるように、宗教改革のとき、教会の腐敗を捨てようとして、霊的なものまでも捨て去りはしなかったと、このごろ思うことが多くあります。 この本は Academic シリーズのひとつですが、決して専門用語が並べ立てられている難しい本ではなく、わかりやすく、丁寧に、しかし、正確に Orthodox Church を紹介しようとしている本です。みなさんに一読をおすすめします。 {著者|Payton, James R. Jr. 書名|Light from the Christian East 出版社・出版年|InterVersity Press, 2007 ISBN|978-0-8308-2594-3}
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